「Webエンジニアが増えているけどこれから目指すのは遅い?」
「Webエンジニアの将来性ってありますか?」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
昨今ではプログラミングスクールが台頭し、ITエンジニアの情報発信者も増えたことで人気のある職業の1つになったWebエンジニア。しかし、エンジニアが増えるほど競争率が高くなり、これからの将来性が気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、下記の内容を解説していきます。
- Webエンジニアが増えすぎて仕事に辿り着けなくなる?
- 未経験からWebエンジニアへの転職のハードルは低くない
- 業務未経験からWebエンジニアへの転職のやり方
今回の記事では、Web系の開発企業としてWebエンジニアの採用をしており、さらにWeb系エンジニアを育成するためのプログラミングスクールRUNTEQを運営している弊社が、これからのWebエンジニアの需要や将来性について解説していきます。
この記事を最後まで読むことで、これからWebエンジニアに転職したい方の参考になる情報を知ることができるでしょう。
Webエンジニアの今後の将来性について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね!
Webエンジニアが増えすぎて仕事に辿り着けなくなる?
Webエンジニアの人気が出るほどライバルが増えて「仕事が無くなるのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。しかし、Webエンジニアが増えても需要は高く仕事が無くなることはありません。その理由としては以下の3つになります。
- WebエンジニアなどIT人材の不足は進む
- 選べるキャリアが幅広い
- ライバルが多くてもスキルがあれば採用される
これらの理由をしっかり理解しておけば、Webエンジニアが多くなっても不安に思うことはありません。1つずつ解説していきます。
WebエンジニアなどIT人材の不足は進む
WebエンジニアなどのIT人材は徐々に必要になってくると言われています。具体的な数字で言えば、2030年までには最低でも16万人が不足する予想であり、需要が高くなった場合は最高で約79万人が不足する試算がされています。(参考:IT人材需給に関する調査)
しかし、人によっては以下の内容を危惧している方もいるでしょう。
- ノーコードサービスの台頭
- AIに仕事を奪われる
- エンジニア35歳定年説
ソースコードを書かずにソフトウェアを開発するノーコードやAIが仕事を奪う可能性が高いのでは?と思う方にお伝えしたいことがあります。
それは、ノーコードやAI自体もエンジニアが開発するということです。新しいサービスが生まれても保守・運用の仕事は無くなりません。結果的に、Webエンジニアの仕事は無くならないのです。
IT業界において35歳定年説も囁かれています。
IT業界の35歳定年説とは:プログラミングの技術進歩や、激務だと言われる過去の労働環境に付いていけないエンジニアが多くなるため、エンジニアは35歳で定年になると言われていた説
しかし、最近では35歳以上のエンジニアの採用決定者も増えています。実際に、ITエンジニア向けの転職・就職プラットフォーム「paiza」の「40歳以上のITエンジニアの転職動向調査」によると、2021年の40歳以上エンジニアの採用決定者の割合は16.4%にものぼります。
2013年までは40歳以上の採用実績は0だったので、40歳以上の採用も積極的になっていることがわかります。以上の理由から、Webエンジニアは今後も需要が高くなるため仕事がなくなることはないでしょう。
選べるキャリアが幅広い
Webエンジニア自体のキャリアの幅も広いため、仕事がなくなる可能性は少ないでしょう。Webエンジニアと言っても、担当する職種と働き方に分けるとキャリアの選択肢は多岐に渡ります。
- バックエンド
- フロントエンド
- サーバーサイド
- インフラ
- ITアーキテクト
- ITスペシャリスト
- ITコンサルタント
- プロダクトマネージャー
- 正社員
- フリーランス
- 副業
- 複業
Webエンジニアの職種は多岐に渡るため、スキルを極めてスペシャリストになったり、マネジメント経験を積んでPMになったりと選択肢は幅広いです。
働き方で言えば、Webエンジニアとして正社員やフリーランスなども選べます。副業でエンジニアの案件をクラウドソーシングサービスから受注することもできます。
数多くの選択肢があれば、エンジニアが多くなって仕事が取りづらくなった場合でも、キャリアアップやキャリアチェンジがしやすい職種と言えます。
ライバルが多くてもスキルがあれば採用される
Webエンジニアが多くなった結果、採用されづらくなったという意見もあります。しかし、結論から言うと就職で落とされてしまう理由はスキル力の不足です。
なぜなら会社側にメリットがある志望者かどうかを判断するには、応募者のポートフォリオのレベルで判断するしかないからです。
- ×:応募者が増えているから倍率が上がり採用されない
- ◯:スキルが高く企業の利益を上げられそうな人が採用される
厳しい話ですが企業に採用してもらうためには、スキルを磨いて質の高いポートフォリオを作成するしかありません。
逆に言えば、周りの応募者よりもスキルを高めることでライバルが増えても採用されるエンジニアになれるでしょう。就職で落とされてしまう場合は、ライバルが多いからではなくスキルを高めることで乗り越えられると認識しておくといいでしょう。
未経験からWebエンジニアへの転職のハードルは低くない
Webエンジニアの需要は今後も高まっていくでしょう。しかし、誰でも簡単になれるわけではありません。ここでは以下の内容について解説していきます。
- 誰でもエンジニアになれるわけではない
- Webエンジニアに求められるハードルは上がっている
- RUNTEQではエンジニアを育てるために1,000時間を設けています
需要のあるWebエンジニアになるためには企業が求める昨今のエンジニア像を理解するほかありません。1つずつ順番に見ていきましょう。
誰でもエンジニアになれるわけではない
いまではWebエンジニアの数が増えているため、誰でもWebエンジニアになれるのではないかと思う方も多いと思います。
しかし、ハッキリ言いますが誰でもエンジニアになれるわけではありません。先ほども解説したように完全未経験から応募はできても採用されないことがあるからです。
いくらIT人材が不足しているとはいえ、企業側も会社にとって利益がある人を採用したいと思っています。そのため、志望すれば絶対採用されるわけではありません。
Webエンジニアに求められるハードルは上がっている
Webエンジニアに求められるハードルも以前よりは上がっています。なぜなら、2022年現在でリモートワークなど自由な働き方により、エンジニア自身が自立して働くことが求められているからです。
- 上司の指示がなくても自ら動く姿勢
- ある程度のスキルがあり仕事ができる状態
- 少し難しいタスクも1人で実装できる自走力
働き方が自由になると言うことは、その分自身が責任を取るということ。エンジニアの教育体制が充実している会社ばかりではないため、自ら率先して動ける人材でないとついていくのが難しいかもしれません。
そのためには幅広い知識やスキルが必要になり、企業が求める人材にならなければいけません。Webエンジニアが増えても求められるハードルは上がっているのです。
業務未経験からWebエンジニアへの転職のやり方
業務未経験の方がWebエンジニアに転職するためには王道の方法があります。具体的には以下の3つのステップを辿ることで、未経験から転職できる可能性を上げられるでしょう。
- 最低限のスキルを身につける
- ポートフォリオを作成
- 志望する企業を見つける
1つずつ順番に解説していきます。
最低限のスキルを身につける
Webエンジニアを完全未経験で目指そうと思った場合には、最低限のIT知識などのスキルを身につける必要があります。Web系企業では慢性的なIT人材不足が起きているため、ある程度は1人でこなせるスキルが必要不可欠になってくるでしょう。
- 環境構築ができる
- プログラミングの基本を学習している
- Ruby on Railsなどフレームワークを用いた開発
- エラーログの理解やバグ修正
全てを1人でこなす必要はありませんが、先輩に付きっきりで教えてもらうことはできません。未経験であっても、就職した後に大体の作業は1人でこなせるレベルの準備は必要になるでしょう。
ポートフォリオを作成する
エンジニアが就職活動に臨む際に大事になってくるのがポートフォリオ作成です。ポートフォリオとはエンジニア業界の中で「自分の技術力を証明するためにつくる作品集」です。
面採用時にチェックされるため、どれだけ質の高いポートフォリオを作れるかが大事になってきます。
- 書類選考が通りやすくなる
- プログラミングスキルの実力を伝えやすい
- 企業に対しての熱意をアピールできる
ポートフォリオで評価される点としては、問題意識に目を向けてユーザーの不安点を解消できているか、またユーザーの声を聞いてブラッシュアップしているかなどがポイントになっています。ライバルに差をつけるためにもポートフォリオはしっかり作り込んでおきましょう。
志望する企業を見つける
最低限のスキルと質の高いポートフォリオを作成できたら、志望したい企業を見つけていきましょう。コツとしては以下の3点を意識することです。
- 作りたいサービスで決める
- 理想の働き方で決める
- なりたいエンジニアで決める
Webエンジニアと言っても、多種多様です。そのため、上記のポイントから「自分はどんなエンジニアになりどう働きたいか」を逆算するとミスマッチも防げるでしょう。
例えば、Web開発をやりたいのであればWebエンジニアを目指す必要があります。ネットワークに強いエンジニアになりたいなら、ネットワークエンジニアに必要な知識を深める必要があるでしょう。
目標から逆算して考えれば、必要なスキルも把握できて志望する企業の選択肢を絞ることができます。企業選びの基準やポイントに関しては、以下の記事でより細かく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
WebエンジニアになるためにSESで経験を積むべき?
WebエンジニアになるためにSESで経験を積んだ方がいいという意見があります。結論から言うと、経験を積むためにSESに行くのはおすすめできません。理由としては以下の3つが挙げられます。
- プログラミングの仕事ができない
- Web系の仕事に繋がらない
- 研修制度がない
厳しい話ですが未経験の人がSESに行く場合はWeb系企業に入れないケースが多いです。そのため、未経験者を募集しているSES企業は上記のような特徴を持っています。
大量採用をしている下請け企業に派遣された場合は、そもそもプログラミングの仕事ができない可能性も高いです。企業によっては研修制度にコストをかけないところもあるため、エンジニアとしての経験も積むのが難しい状況です。
そのような事態にならないように、未経験でも最初からWebエンジニアを目指すべきです。Webエンジニアになることができれば、開発業務ができないことはあり得ないからです。就職のハードルは高くなりますが、未経験からでもWebエンジニアを目指しましょう。
おわりに
今回の記事では、Webエンジニアを目指す人が増えた場合の将来性について解説していきました。
- 2030年までIT人材の需要は右肩上がりになる
- Webエンジニア採用のハードルは上がっているためしっかりスキルを身につけて対策する
- 未経験からWebエンジニアを目指すならスキル・ポートフォリオ・適切な企業選びが大切
Webエンジニアはこれからも増えますが、IT人材の不足人数も多いため需要はますます上がります。しかし、求められるのは未経験でも主体的に動けるスキルを持っているエンジニアです。
未経験からのハードルは高くなっていますが、しっかり準備することで将来性の高いエンジニアになることができるでしょう。
弊社では、開発現場が求めるエンジニアになるためのプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営しております。この記事を読んで少しでもWebエンジニアに興味を持った方は、ぜひ無料のキャリア相談会へ足を運んでくださいね。
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