「エンジニアが土日に副業は可能?」
「休日に副業をするときの注意点はある?」
「副業を探す際におすすめのサイトは?」
エンジニアとして、技術的なスキルと専門知識を活かして、休日に副業を始めたいと考えている人もいることでしょう。
プログラミングスクールの講師や、個人でWeb開発をして納品するなど、エンジニアの副業の種類はいくつもあるため、その中から自分に合うものを選ぶことができます。
結果的に、収入を増やしつつスキルを磨けるため、キャリアの幅を広げる機会にも繋がるでしょう。
しかし、副業をしたことがないエンジニアにとっては、どのようにスキルを活かしてお金を稼げばいいのか悩んでしまう方も多いと思います。
そこで今回の記事では、エンジニアが土日のみで取り組むことができる副業の種類と、それを行う際のメリットや注意点について詳しく解説します。
副業に関心のあるエンジニアや新しいキャリアの道を模索している方々にとって、この情報は参考になると思いますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
エンジニアが土日のみでできる副業
エンジニアが週末だけで実践できる副業を3つ紹介します。
- プログラミングスクールの講師
- 小規模な開発案件の受注
- 技術ライター
プログラミングスクールの講師
エンジニアが土日を利用して行える副業の1つとして、プログラミングスクールの講師が挙げられます。
この副業は、自分の専門知識を活かし、初心者や中級者にプログラミングの基礎から応用レベルを教えることがメインの仕事内容になります。
PythonやRubyのような人気のプログラミング言語を教える場合もあれば、Web開発やデータサイエンスなど特定の分野に焦点を当てたものまで様々です。
スクールによって特化している内容は異なるため、自身の得意分野をメインに教えられるスクールを選ぶとよいでしょう。
この仕事の魅力は、仕事で積み重ねてきた知識を共有することで、自身も新しい観点で学び直すことができ、改めてスキルアップに繋げることができる点です。
教えることでコミュニケーション能力や指導力も養うことができるため、マネジメント職などを検討している方にとっては、将来のキャリア形成に大きく役立つでしょう。
また、プログラミングスクールの需要が高まっているため、土日のみの勤務でも安定した収入源になるといったメリットもあります。
小規模な開発案件の受注
エンジニアが週末のみで副業を考える際、小規模な開発案件の受注を行うこともできます。
この方法の場合、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスや、知人・友人の紹介を通じて、短期間で完了できるプロジェクトを見つけることがおすすめです。
例えば、Webサイトの開発やアプリケーション内への小さな機能追加、データ分析など特定の分野の細かい業務です。
この種の仕事は、大規模なプロジェクトと比較して時間の縛りが少なく、自分のスキルや興味に合わせて案件を選べるため、プライベートの時間を大切にしながら副収入を得ることができます。
さまざまな小規模プロジェクトを経験することで、新しい技術や業界のトレンドに触れる機会を得ることができるので、自身のスキルの幅を広げることも可能です。
土日を利用して、自分のペースで働きつつも、新しい知識を吸収することができるため、エンジニアにとって小規模開発案件の受注は理想的な副業と言えます。
技術ライター
エンジニアが土日のみで行える副業として、技術ライターをやるという方法もあります。
プログラミングの知識を活かして、技術関連のWebサイトやブログ、オンラインメディアに記事を提供することがメインの仕事内容になります。
具体的には、プログラミングや開発ツール、各言語の特徴などに関する記事を執筆します。
この仕事の魅力は、自分の専門知識を共有し、他のエンジニアに役立つ情報を提供することで業界に貢献できる点です。
また、技術の進歩や新しいプログラミング言語、フレームワークについて学び続ける必要があるため、自然と自身の知識やスキルが常に更新されることになります。
さらに、自宅で作業できるため、時間の管理がしやすく、フルタイムの仕事と両立しやすいのも大きなメリットです。
ただし、駆け出しエンジニアの方がすぐに副業の案件を獲得することは非常に難しいのが現状です。ゆくゆくは副業を行いたい方は、まずは現場での実務経験を積んでから副業にチャレンジするようにしましょう!
土日のみの副業をするメリット
土日のみの副業は、エンジニアにとって副収入を得ることができると同時に、新しい技術や業界の動向を学び、キャリアやスキルを磨く絶好のチャンスです。
このようなメリットがあげあれます。
- 本業に悪影響を及ぼしにくい
- スキルアップに繋がる
- プライベートとの切り分けができる
本業に悪影響を及ぼしにくい
エンジニアが土日のみで副業を行う大きなメリットは、本業に悪影響を及ぼしにくい点にあります。
平日の仕事終わりに副業を行うと、長時間労働になりがちで、疲労感が蓄積されることがあります。
これにより、翌日の本業への集中力や生産性の低下を引き起こすといったリスクがあります。
一方、土日のみの副業ならば、平日は本業に専念することができるため、体力やメンタルを削ってでも無理をする必要はありません。
土日のみの副業は、エンジニアが本業に影響を与えることなく、追加の収入を得ながら、自己成長を図るための効果的な方法と言えます。
スキルアップに繋がる
スキルアップに直接繋がることも大きなメリットの1つになります。
通常、エンジニアは技術の進歩に追いつくために、常に学習を続ける必要がありますが、土日にプログラミング関連の副業を行うことで、実際のプロジェクトに取り組みながら自然と新しい技術や手法を学ぶことができます。
このような実践的な学習は、単なる学習よりも深い理解に繋がるため、問題解決能力を高める効果があります。
また、異なる環境や要件に関わることで、柔軟な思考や臨機応変に対応する力も養われます。
さらに、新しいプロジェクトや技術に取り組むことは、自身のキャリアパスを広げる機会にもなります。
これにより、エンジニアは土日の副業を通じて、本業にもプラスとなるスキルと経験を得ることができるのです。
プライベートとの切り分けができる
エンジニアが土日のみで副業をすることで、プライベートとの明確な切り分けが可能になるといったメリットもあります。
土日を副業に充てることで「副業をする時間」と「休みの時間」を区別しやすくなり、平日の夜は趣味や友人との時間を自由に楽しむことができます。
これにより、エンジニアとしてのワークライフバランスが保ちやすくなるでしょう。
また、副業を土日に限定することで、本業に対する影響を最小限に抑えることができます。
平日は本業に集中し、仕事の質を保ちながら、週末に別のスキルや興味を追求する時間を確保できるのです。
このような時間管理は、ストレスを減らし、エンジニアとしての総合的な生産性を高める効果があります。
土日のみの案件を探せるおすすめサイト
土日のみの案件を探すことができる最適な副業プラットフォームを、それぞれ紹介していきます。
- ITプロパートナーズ
- シューマツワーカー
- リモートビズ
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、エンジニアにとって土日のみの案件を探すのにおすすめのサイトです。
このサイトの特徴として、週2~3日で働くことができる案件が多く、フリーランスだけでなく、副業を探している方にも利用しやすい環境が整っています。
案件は仲介会社を挟まないエンド直の契約であるため、月単価40〜60万円と高単価のものが多く、限られた時間でも効率的に稼ぎたいエンジニアにおすすめです。
出典:https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズは、スタートアップ企業やベンチャー企業の案件などが多く、トレンドの技術を扱う案件が多いため、最新の技術に触れる機会も豊富です。
シューマツワーカー
シューマツワーカーは、システムエンジニアやデザイナー向けの副業仲介サービスで、IT分野で活躍するパラレルワーカーやフリーランスに適した案件が豊富に揃っています。
公開されている主な案件としては、フロントエンドとバックエンドの開発、スマートフォンアプリの開発、WebやUI/UXデザイン、プロジェクトマネジメント、Webマーケティングなどが含まれます。
案件の単価は時給2,000~2,500円で、週10時間〜の案件が多く、自身の都合に合わせて柔軟に選ぶことが可能です。
出典:https://shuuumatu-worker.jp/
また、専属の副業コンシェルジュが案件選びや業務遂行をサポートしてくれるため、初めての方でも安心して利用できるサービスです。
リモートビズ
リモートビズは、特にフリーランスのエンジニアやデザイナー、ディレクター、プロジェクトマネージャー向けの副業案件を提供する専門エージェントです。
このサイトの特徴は、リモートワークが可能で、週2日から参加できる柔軟な働き方が可能な案件が豊富であることです。
土日だけの参加も可能なため、本業との両立を図りながら収入を増やしたいフリーランスの方に適しています。
また、リモートビズでは、案件のほとんどが直接クライアントからのものであり、高単価であることも大きなポイントでしょう。
案件の単価としては、フルリモート可能なフロントエンド・バックエンド開発の時給として3,000円〜5,000円ほどとなっているため、短期集中で稼ぎやすいものが多いです。
出典:https://remobiz.jp/
エンジニアが土日に週1-2の副業をする際の注意点
土日を使った副業で収入を稼ぎたいと考えている場合は、適切なプロジェクト選びと時間管理ができるかがポイントなります。
週末に副業をする際に直面する課題と、それらを乗り越えるための方法について解説していきます。
- プログラミング初心者のメンターになるのは避ける
- 規模の大きな案件を受注しない
- 副業に充てると決めた日は遊ばない
- リモート案件にこだわる
プログラミング初心者のメンターになるのは避ける
エンジニアが土日を使って副業を行う際の注意点として、プログラミング初心者向けのメンターになるのは避けることが重要です。
初心者のメンター役は、常に付きっきりで継続的なサポートや指導が必要とされます。
特にプログラミング学習は疑問や問題が生じやすいため、定期的なサポートが求められることが一般的です。
土日のみの副業では、週の大部分をカバーできないため、学習者に対して最適なサポートを提供するのが難しいのです。
そのため、土日のみの副業を検討する際は、初心者のメンターは避け、他の副業を模索することが望ましいです。
規模の大きな案件を受注しない
エンジニアが土日を利用して週1や週2の副業をする場合、規模の大きな案件の受注は避けるのが無難です。
大規模なプロジェクトは多くの時間とエネルギーを要するため、週末だけの作業では期限内に完了させるのが困難になる可能性があるからです。
例えば、大規模なWebサイトの開発や複雑なシステムの統合など、長期にわたるコミットメントを必要とするプロジェクトは、土日のみの副業では対応が難しいでしょう。
代わりに、小規模なWebサイトの更新やバグ修正、小さな機能の追加など、短期間で完了可能な案件を選ぶことがおすすめです。
これらの案件は、限られた時間内で効率的に取り組むことが可能であり、副業としての負担を最小限に抑えることができます。
副業に充てると決めた日は遊ばない
エンジニアとして継続的に副収入を稼ぎたい場合は、副業に充てる日を決めたら、遊びなどの予定を入れずに仕事に専念することが重要です。
例えば「土曜日を使って週1で副業」と決めたら、その日は計画通り副業に専念し、遊びの誘惑に負けないようにする必要があります。
このように割り切ることができないと、「今日は遊びたいから副業は平日にやろう」と考えるようになり、その結果メリハリを失ってしまい、平日も副業に追われることになりかねません。
副業をする際は専念する日を決め、そのルールをしっかりと守ることで、仕事もプライベートも充実させることが可能になります。
これにより、副業から得られる収入や経験のメリットを最大限に活かすことができ、本業にも良い影響をもたらすことに繋がります。
リモート案件にこだわる
エンジニアが土日を使って週1や週2の副業をする際には、リモート案件に特に注目することが重要です。
その理由としては、土日にまで出社する必要があると、月曜日からの本業に悪影響が出てしまうリスクがあるからです。
リモート案件を選ぶことで、移動時間を減らし、自宅や好きな場所で作業することが可能になります。
これにより、作業環境をコントロールしやすくなり、仕事をより効率的に進められる他に、メンタルの負担も軽減することができます。
またリモートワークは、副業と本業のバランスを保ちやすくするため、時間管理や自己管理が容易になります。
自宅で作業することにより、家族との時間を確保しやすくなることや、仕事の疲れを家庭で癒やすことができるため、ワークライフバランスも維持しやすいでしょう。
よくある質問
ここでは、エンジニアの副業に関して寄せられるよくある質問についてもご紹介します。
エンジニア何年目から副業できる?
未経験の方は案件を獲得することが難しいですが、2-3年以上の経験があればエンジニアの仕事内容や開発の流れが見えてきますので、副業も可能となってきます。
副業で得られる収入額の相場は?
副業の場合の平均時給は求人媒体や案件によって変わります。ただし全体としては、3000~4,000円程度の時給が一般的な相場です。
エンジニアの技術力の判断基準として、実務の経験年数があげられます。
経験年数ごとの時給目安は下記の通りです。
1日何時間まで副業できる?
本業と副業で可能な労働時間は、労働基準法第32条では以下のように定められています。
使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。
使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について8時間を超えて、労働させてはならない。
上記の通り、労働者は原則として休憩時間を除き、1日8時間もしくは1週間に40時間までしか働けないことになっています。
そのため、仮に本業で平日5日間(休憩時間を除き1日8時間)働いている場合、すでに法定労働時間分は働いていることになりますので、土日に行う副業は法定時間外労働となります。
また、あらかじめ使用者と労働者の代表との間で労働基準法第36条で定めた協定(36(サブロク)協定)を締結していれば、法定労働時間を超えて、労働時間外に就業することは可能となりますので事前に合意を得ておく必要があります。
労働基準法における副業の注意点に関しては、こちらの記事もご参照ください。
まとめ
今回の記事では、エンジニアが土日のみでできる副業の種類とそのメリットに加えて、実際に取り組む際の注意点まで幅広く解説しました。
その中でも、本業への影響を避けるために大規模な案件を避ける点は重要です。
大規模案件は時間とエネルギーを大量に消費し、副業が本業に悪影響を与えるリスクがあるため、自分のスキルと無理なく取り組める時間を考慮し、バランスの取れた案件を選ぶことが大切になってくるでしょう。
- エンジニアの副業には、プログラミングスクールの講師、小規模開発案件、技術ライターなどが挙げられる
- エンジニアが副業することで、自身のスキルの棚卸しやキャリアアップに繋がるいい機会になる
- ただし、エンジニアになったあとすぐに副業を行うことは難しいので、まずは実際の現場で経験を積むことが大切
- 副業をする際には、本業への影響を避けるためにワークライフバランスを崩しすぎない案件に挑戦しよう
なお、弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ(ランテック)」は、未経験からのエンジニア転職に強いスクールで、特にWebエンジニアの育成に力を入れています。
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