「Best Gifter」はRUNTEQ卒業生の仲村さんが制作した「新郎新婦向けの結婚祝いのギフト選びをサポートしてくれるサービス」です。友人の結婚でギフト選びに悩んだ実体験からポートフォリオのアイデアに展開。動きのあるアンケート機能の実装やAWSでのデプロイへも挑戦し、カリキュラムの集大成となる作品に仕上がりました。未経験エンジニアが見落としがちなユーザー目線の開発について学べる記事となっています。【卒業生ポートフォリオ紹介vol.15】
結婚祝いを選ぶサポートサービス
さっそくですが、「Best Gifter」はどのようなサービスでしょうか?
トップページからギフトを検索できるところがとてもシンプルです!
いざ結婚祝いを贈ろうと思ってもなかなかすぐには思いつかないですよね。
そんな時にぴったりなのが「Best Gifter」です。
「Best Gifter」には2つの機能があります。
まずは、「商品検索」機能です。
「なにを」「いくらで」購入したいかはもちろん、なんと画面左側のメニューから「相手との関係性」で絞り込み検索を行うことができるようになっているんです!
レビュー件数や評価数での検索も簡単にできます。
贈り物の候補は思いついているけれど、最適な一つが選べない…!という方にも「Best Gifter」はおすすめです。
実はこのサービス、「アンケート」機能も備わっており第三者に結婚祝いに関するアンケートをとることも出来るんです!
ギフトを贈る方との関係性や、年齢、性別などを記入し、迷っているギフトを3つまで候補として選び投稿すると……
このように匿名でアンケートがとれるのです。
最終的な候補まで絞り込んだけど選べない!というときには、重宝しそうですね。
ギフト選びが難しい!実体験がアイデアの種に
ユーザーの欲しかった機能が盛り込まれている「Best Gifter」ですが、仲村さんご自身がギフト選びに苦手意識をお持ちだったのでしょうか?
当時僕自身が24歳で周りに結婚した方が少なかったこともあり、ギフト選びが非常に難しいものだと感じたんです。
なので、さくっと調べられるサービスがあったら良いなと思い「Best Gifter」を作りました。
後日、仲村さんと同世代のご友人たちも同じような悩みを持っていることが判明し、ギフト選びをもっとわかりやすくしたいというお気持ちから制作に着手なさったそうです。
「Best Gifter」のアイデアに至るまでには、他の案も出ていたのでしょうか?
考えに考え、何個かふわふわと頭の中に思い浮かんだアイデアはありました。
いくつかアイデアが思い浮かんだとおっしゃっていましたが、最終的に「Best Gifter」を選んだのはなぜなのでしょうか?
僕自身も含めてとても仲の良い友人たちに「Best Gifter」を紹介したら絶対に使ってくれるだろうなと確信を持てました。
ポートフォリオ制作において、抜けがちなユーザー視点を企画段階で想定されていたのですね。
機能実装とデプロイは助けを借りつつクリア
さて、開発期間中のお話もお聞きしたいのですが、「Best Gifter」はどのくらいの期間で実装したのでしょうか?
Herokuにしておけば、もっと早く終わったのにな~と思いました(笑)
インフラ周りで時間がかかってしまう受講生さんは、本当に多いですよね。
デプロイ周りで手こずってしまい辛いときもあったと思うのですが、どのように対処していましたか?
そうすると頭の中が整理されますし、講師の方からもアドバイスをいただきました。
しまいにはRUNTEQ校長の菊本さんが、直々に1on1で2時間ほど画面共有しながらデプロイを手伝ってくださり、とても助かりました。
困っていることをはやめに発信することは、仕事でとても重要ですよね。
他の方に助けを求めつつ開発を進めた「Best Gifter」、こだわりはどのような点なのでしょうか?
「Best Gifter」を使ってくださる方の目的は商品を買うことですので、購入までの動線を極力シンプルにしたかったんです。
ユーザーの行動に負担がないようUIにこだわったのですね。
仲村さんは他の方々のポートフォリオを見て、最初のトップページにサービス概要を書いているケースが多いと感じ、概要を見なくても直感で操作がわかるサービスにしたかったとお話してくださいました。
それでは、技術面で大変だったところはありますか?
Vue.jsのライブラリを使ってTwitterのような見た目を作りたかったのですが、gemのREADMEを見てもロジックがわからなかったんです。
インターネットで調べても同じような実装をしている記事がなかなか見当たらず、やっとの思いで記事を見つけ作成者に連絡しても返信がいただけず……非常に苦労なさったのだそうです。
そうしたら、できたんです!
RUNTEQカリキュラム応用編のコードリーディングの経験が活きました。
RUNTEQのカリキュラムで学んだことを思い返しながらポートフォリオを作成してくださって、まさに集大成ですね。
ユーザーに工夫が伝わるサービスへ
リリース後は、どのくらいの方に「Best Gifter」を使っていただけましたか?
たった2ヶ月でユーザー数が300人を超えたのですね!
ギフト購入までの動線を極力シンプルにしたいというユーザー目線での開発があったからかと思います。
フィードバックで嬉しかった声はありますか?
ギフト選びに困るのは女性のほうが多いのではないかと思い、見た目にも気を配りました。
ロゴマークは高校の後輩に頼んで描いてもらったんです。
親しい後輩に作ってもらったものを綺麗だと褒めていただけたことも嬉しかったです!
愛着のあるポートフォリオを作ることができてよかったですね!
素敵なエピソードがたくさん詰まった、仲村さんらしい作品だと思います。
改善に関するフィードバックはいただきましたか?
サービスを運用して感じたことはありますか?
仲村さんはポートフォリオコンテスト「editch」へ出場し審査員賞を受賞なさいましたね!
出場なさったときの記事はこちらです。
審査員からはどのようなアドバイスをいただきましたか?
「Best Gifter」を使用しギフトを買った方からはどのような声をいただきましたか?
ジャンルと値段が決まっているので「ワンクリックですぐに商品へたどり着くことができたから買っちゃった!」と言ってくれて、とても嬉しかったですね。
仲村さんが工夫して取り組まれたところが、ユーザーにしっかりと伝わったのですね……!
今後「Best Gifter」をどのように展開させていきたいですか?
ただ、購入後に本アプリに帰ってきてコメントをつけてくださる方がどれほどいるか分からないのでまだまだ考える余地があるなと感じています。
体験談があると、アプリを使うハードルがぐっと下がりそうですね!
たくさんの機能を追加していきたいとおっしゃっているので、「Best Gifter」のこれからにも期待が高まります。
さいごに、仲村さんが新しく作りたいと思っているサービスはありますか?
最近花を飾るという新しい趣味を始めたので、花言葉から逆算して「いまのあなたにぴったりな一輪」を探してくれるようなアプリもいいなと思っています。
お花は季節によって種類も価格も変わるので、提案してくれるアプリがあったらとても身近に感じることができそうですね!ぜひ使ってみたいです。
仲村さん、いろいろなお話をお聞かせくださりありがとうございました!
今後のご活躍も応援しております!
編集後記
いかがでしたでしょうか?
仲村さんが制作された「Best Gifter」は、制作全体でユーザーファーストの考え方を大事にされていました。
ポートフォリオ制作では、ただ自分のアイデアを実現させるのではなく、いかにユーザー視点を盛り込んだ機能・デザインができるかも重要になってきます。
RUNTEQではポートフォリオ開発に必要なマインドも学べます。
企画段階のレビュー、開発中のエンジニア講師のサポート、リリース後の運用を通して、みなさまのポートフォリオのブラッシュアップをお手伝いしていきます。
RUNTEQに少しでもご興味のある方、未経験からWebエンジニアを目指そうとお考えの方は、まずは一度無料キャリア相談会へお越しください! https://runteq.jp/
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