「IKEMENTAL」はRUNTEQ卒業生の坂本さんが作成した「メンタルヘルスマネジメントの認知を向上させ、働き方を変えるきっかけをつくるサービス」です。難しい題材を見事ポップなゲーム風アプリに昇華し500UU・1200PVを記録。未経験からエンジニア転職を目指した面接でもこだわりの機能と改善が採用担当者に高評価だったそう。その秘密はRUNTEQのコミュニティで様々な意見を聞き取り入れたこと。初めての個人開発で参考になる内容をお届けします。【卒業生ポートフォリオ紹介vol.18】
RUNTEQブログでは卒業生のポートフォリオを紹介しています。
今回ご紹介するポートフォリオは「IKEMENTAL」です!
「IKEMENTAL」は、制作者の坂本さんが「メンタルヘルスマネジメントの認知を向上させることで、働き方を変えるきっかけを作りたい」との想いで制作されたサービスです。
メンタルヘルスマネジメントはなかなか耳にする機会も少ない分野の方もいらっしゃると思います。なぜ坂本さんは本サービスを作ろうと思ったのでしょうか。
本記事では、制作者の坂本さんに「IKEMENTAL」制作の裏話をお伺いしました!
メンタルヘルスマネジメントの認知向上を目指した「IKEMENTAL」
それでは、さっそくお話を伺っていきましょう!
坂本さん、「IKEMENTAL」はどのようなサービスですか?
メンタルヘルスとは心の健康を指します。
特に生活の長い時間を過ごす職場において、心の健康を保つことは必須!
そんなメンタルヘルスマネジメントをテーマとしたのが、こちらの「IKEMENTAL」です。
百聞は一見にしかず!
サービスを実際に触っていくことで、一緒に勉強していきましょう!
「IKEMENTAL」の機能には、「ゲーム」と「メンタル回復」があります。
「ゲーム機能」では、会社でよくある出来事に対して3択から回答を選び、ゲーム感覚でメンタルヘルスマネジメントを学んでいくことができます。
選ぶ回答によって経験値が上がったりメンタルが減ったりします。
経験値を貯めるとユーザーの役職が昇進し、新たなステージでさらに深くメンタルヘルスマネジメントについて学べます。
ステージで減ったメンタルゲージは、「メンタル回復」から回復させることができますよ♪
すぐに取り入れられるケアの方法や仕事の役に立つ知識も得られます!
社会問題を扱うからこそ、伝わりやすさを重視
メンタルヘルスという言葉は聞いたことがあっても、詳しくは知らない……という方も多いのではないでしょうか?
坂本さんはなぜ「IKEMENTAL」を作ろうと思ったのか気になります。
当事者に話を聞いたときに誰も悪くない場合が多く、もしかしたら企業の風土や教育の問題なのではないかと考えました。
坂本さんは、メンタルヘルスマネジメントという認知度の低い分野を少しでも多くの方に知ってもらうことで、働き方を変えるきっかけを作りたいと本アプリの作成に踏み切りました。
「IKEMENTAL」の他にもアイデアはありましたか?
RUNTEQのバディの方に相談したところ「ニートを題材にしたものより、他の方の悩みを解決できるアプリのほうがよいのではないか?」とアドバイスをいただいたので「IKEMENTAL」を作ることにしました。
メンタルヘルスマネジメントはニッチな分野なので、企画も難しかったのではないですか?
悩んでいる間は、RUNTEQ運営の方に何回も相談してブラッシュアップしました。
参考になったアドバイスなどがあれば教えていただけますか?
真面目なアプリにしすぎてしまうと近寄りがたくなってしまいますし、話題性を重視してふざけた要素を入れてしまうとメンタルヘルスを軽視されてしまう可能性もあるため、アイデアは慎重に考案なさったそうです。
自分は専門用語などもわかりますが初めて見る方は知らないため、文字を使わずに絵やアプリの内容で伝えたいことを伝えられるように工夫しました。
なかなか文字をじっくり見てもらえるケースは少ないですものね。
jQueryのキャッチアップにも挑戦
つづいて、実装段階のお話も伺っていきます。
「IKEMENTAL」は、リリースするまでにどのくらいの時間がかかりましたか?
4月の半ばから企画を練り上げて下旬から実装を始めたのですが、半月ほどPCが壊れて中断していたので実質2ヶ月ほどですね。
ぜひ技術面でこだわったポイントも教えていただけますか?
こだわったポイントは面接でも評価いただけましたか?
こだわった理由を説明できたところが特に高評価だったと思います。
坂本さんはこの他にも絵を外注なさったり、色彩感情を取り入れたり色々なこだわりを盛り込んでいらっしゃったそうです。
特にUI/UX面ではポップでキャッチーな雰囲気を実現させることができたと思います。
こだわった部分が面接でも武器となった
こだわり抜いたサービスをリリースしてみて、反響はいかがでしたか?
興味を持ってもらいやすくするために、ポップでキャッチーな雰囲気を意識したこともあり、たくさんの方に使っていただけましたね!
「IKEMENTAL」に対して、うれしい声はありましたか?
外注して絵を描いてもらうなど細かい部分のこだわりが伝わって、面接官の方にもサービスを使っていただけたそうです。本当に素晴らしいですね!
いただいたフィードバックを受けて改善を行った点はありますか?
具体的には、TOPページに説明や概要がなかったので、パッとみてどんなことができるかを説明するようにしました。
結果的に直帰率はあまり下がらなかったそうですが、面接の際に担当者から「パッとみてわかりやすいことを重視しているので良いですね」と言っていただけたとのこと。
実際にサービスを運用して、なにか感じたことはありますか?
ログイン機能に時間をかけるのであれば、UI/UXを整えた方が良いと思いました。
ポートフォリオの制作を通して何か学びはありましたか?
素晴らしい学びですね!
目的があってこだわったのであれば、ユーザーにも伝わるのですね。
今後は今回学んだことを活かして他のサービスを作りたいとのことですが……
彼女さんがアプリのタイトルを考えてくれたりもしているそうで、とても微笑ましい話をお聞きできました!
楽しみにお待ちしております!
RUNTEQコミュニティでの意見交換がポートフォリオ制作の鍵
最後になりますが、企画から開発・運用までやってみていかがでしたか?
他の人からお話を聞くことで、自分では考えられなかったようなアイデアも浮かびますものね。
さまざまな意見に触れることで、本当にユーザーの求めるものが見えてくるのだと思います。
色彩感情やポップでキャッチーなアプリにするという方向性も、他の受講生からのアドバイスだったとお伺いしましたが……
様々な意見に触れるが故に、ご自身の考えがぶれてしまうことはなかったのでしょうか?
実装していくことで自分の色が出ていくと思うので、自分を信じることも大切だなと思います。
それくらいコミュニティの存在は大きかったです。
初めてポートフォリオ制作をされる方にとって第三者の意見が聞ける場は本当に貴重です。
現状に満足せずコミュニティに飛び込み、積極的にアドバイスを求める姿勢も見習いたいと思います。
坂本さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!
編集後記
いかがでしたでしょうか?
坂本さんの制作した「IKEMENTAL」は、実体験とこだわりをしっかり持って制作されたサービスでした。
また、こだわりに繋がった部分は自分ひとりの思い込みだけでなく、コミュニティを活用し様々な方の意見を取り入れて制作されていましたね。
まさにユーザーファーストの体現です!
RUNTEQでは、コミュニティを活用し就活に強いポートフォリオを制作できます。
もちろん技術的なサポートは現役エンジニアがサポートしますのでご安心ください!
RUNTEQに少しでもご興味のある方、未経験からWebエンジニアを目指そうとお考えの方は、まずは一度無料キャリア相談会へお越しください!
運営一同お待ちしております! https://runteq.jp/
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