「キャリアチェンジって何歳までにすればいいんだろう?」
「年齢制限があったり歳をとるほど不利にならないですか?」
「年収を下げるのに抵抗はあるものの、今の仕事に将来性を感じない…」
キャリアチェンジは非常に悩みが多いです。
前向きな転職を考えていても、年齢で門前払いされないか不安に思ったり、適切な転職のタイミングを見つけるのは難しいと思います。
そこで、本記事ではキャリアチェンジにおける悩みを解決できるよう、以下の内容をお届けいたします。
- キャリアチェンジとは?
- キャリアチェンジには年齢の限界がある?
- 35歳以上のキャリアチェンジが不可能ではない2つの理由
今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつもWeb系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールを運営している弊社が、キャリアチェンジは何歳までにすればいいかについて解説していきます。
この記事を最後まで読めば、キャリアチェンジや転職に対する不安を解消することができるでしょう。
キャリアチェンジを検討している方は、ぜひ最後まで記事を読んでくださいね!
キャリアチェンジとは?
キャリアチェンジとは未経験の業界や職種に転職することを言います。たとえば、3年ほど介護業界で働いていた人が、未経験のIT業界に転職する流れはキャリアチェンジと言えるでしょう。
こちらもよく聞く言葉ですが、明確に意味が違います。
- キャリアチェンジ:未経験の業界や職種に転職すること
- キャリアアップ:経験のある業界や職種で上のポジションを目指すための転職をすること
業界そのものを変えて新しいキャリアを積むのか、今までのキャリアを活かして専門性を高めていくのかにより意味合いが変わります。
キャリアチェンジは未経験業界での転職になるので、不利になると感じる方も多いでしょう。
しかし、未経験職種でも優位に立ち回れるスキルがあれば活躍できる可能性は上がります。いままで培ってきた経験やスキルが、これからの業界や職種に具体的にどう活かせるのかを考えることが大事です。
キャリアチェンジには2パターンある
キャリアチェンジには2パターンあります。それは、自己都合か自己都合でないパターンかのどちらかです。
- 自己都合のパターン:自分の意思での独立・異動・転職
- 自己都合ではないパターン:ジョブローテンションなどによる会社の命令
会社側の都合でのキャリアチェンジは、自分の意志と反したタイミングでくることも多いです。そのため、いつ来ても大丈夫なようにスキルを高めておくなどの準備が必要です。
自己都合のパターンであれば、前職の経験が活かされるような職種を選び、さらに活躍できるためのプラスのキャリアチェンジができるといいでしょう。
- 希望する職種への理解
- 自己分析のためのスキルや経験などの棚卸し
- 資格取得や独学などで仕事の知識を深める
職種や業界を変えることがキャリアチェンジとされていますが、難易度の高さも下記の2つで大きく変わります。
- 同業界異職種
- 異業界異職種
同業界異職種は、同じ業界内ではあるものの職種のみ変えるパターンです。例えば、IT業界のエンジニアから営業や企画に移ったりと、大枠は変わらないまま職種が変わるケースです。
このパターンは、業界全体の知識や流れを理解しているため、前職の経験を活かしやすいというメリットがあります。
異業界異職種は、前職とは別の業界でかつ初めて挑戦する職種のパターンです。エンジニアから建築業界の設計をしたり、住宅関連の業界から自動車業界のディーラーになるなど、まったく未経験の仕事に挑戦する流れが多いです。
このパターンは、他の中途入社の比べて即戦力としてアピールする部分が少ないため、難易度が高いことが特徴です。前職での経験を活かすというよりは、新しい業界でも自分がやってみたいことや挑戦したいときに当てはまるパターンでしょう。
このように、キャリアチェンジにはさまざまなパターンがあることを覚えておくといいでしょう。
キャリアチェンジには年齢の限界がある?
キャリアチェンジを考えるときに誰しも悩むのが年齢です。一般的には、20代と比べて30代や40代の方が、転職が難しいイメージがあるでしょう。
キャリアチェンジでも一定の年齢を超えると難しくなる説もあります。そこで今回は、それぞれの年齢別でキャリアチェンジの年齢の限界がある説について解説していきます。
- 28歳限界説
- 32歳限界説
- 35歳限界説
1つずつ順番に解説していきます。
28歳限界説
年代別にキャリアの考え方は異なってきます。
- 20代:向いている仕事や可能性を探す探索期
- 30代〜40代半ば:専門性を高めて自身の価値を高める確立期
- 40代半ば以降:職業的地位の安定を築いてキープする維持期
上記をもとに考えたとき、30代からの確立期に入るためのキャリアの見直し時期として、28歳が一つの節目でないかと考えられています。
新卒から社会人経験を3−4年積んだ人材は、中途採用でも企業側からニーズが高いため、転職をするならこの年齢で一度考えてもいいといった意味で、28歳限界説と言われています。
とはいえ、限界というよりは可能性が高い年齢でもあるため、キャリアチェンジには最適な年齢とも言えるでしょう。
32歳限界説
32歳限界説と言われる理由の1つとして、上司が年上になるギリギリの年齢になることが挙げられます。
早い人だと20代の後半からですが、多くの人は30代前半から半ばにかけて役職に就いて上司になる可能性が高いです。
その際に、32歳を超えていると自分の上司が年下になることも多いため、その状態を危惧して32歳限界説と言われたりします。
キャリアチェンジ自体は十分可能な年齢と言えるでしょう。
35歳限界説
35歳限界説が1番多く聞くと思います。35歳での転職が大変だと言われる理由はさまざまです。
- 35歳での転職は定年の60歳までの25年でキャリアアップに不利
- 体力的な衰えなど新しい環境での業務に支障が出る可能性もある
- 上司が年下になる可能性が高い
このように35歳以上だと転職が難しいと言われる説があります。実際に35歳を超えるとキャリアチェンジは大変です。
しかし、業界によっては成果主義で評価してくれる会社があったり、人手不足の業界では重宝されることもあるでしょう。
35歳以上のキャリアアップは不可能ではないが、35歳までにキャリアチェンジできている方が望ましいでしょう。
35歳以上のキャリアチェンジが不可能ではない2つの理由
35歳以上のキャリアチェンジが難しいという印象が強いですが、不可能ではありません。ここでは、その理由について解説していきます。
- 年齢よりも実務経験やスキルが優先されるから
- 各業界で人材不足になっているから
順番に解説していきます。
年齢よりも実務経験やスキルが優先されるから
企業側の目線に立ったときに大事になるのは、年齢よりも企業にどのようなメリットがあるかでしょう。
つまり、実務経験やスキルが申し分なければ35歳以上でも採用したいと思われます。
たとえば、IT業界に未経験で入社するとしても、マネジメント経験が豊富で管理職に就ける人であれば重宝されるでしょう。
パッとみた感じの年齢ではなく、実務経験やスキルが伴っていれば35歳からのキャリアチェンジも不可能ではありません。
各業界で人材不足になっているから
各業界で人材不足になっている背景があるため、年齢が理由で採用を見送られるとは限りません。
例えばIT業界では、2030年までに最低でも16万人のIT人材が不足するというデータもあります。(参考:IT人材需要に関する調査 経済産業省)
IT技術者は不足している一方で、技術の進化スピードは早く、それに対応できる人材は不足しているのです。
業界にもよりますが、比較的若い人が好まれるIT業界でも、しっかり知識やスキルを身につければ35歳以上で成功する人は存在します。
キャリアチェンジは何歳までにするのがベストか
キャリアチェンジは35歳が限界だと思っておくと良いでしょう。
もちろん、40代でキャリアチェンジに成功している人も存在しますが、少数ですしその人のこれまでのキャリアにもよります。
しかし、誰でもできるわけではなく、相当頑張らないといけないのが現実です。
20代では採用後の活躍を期待したポテンシャル採用が多いですが、30代後半の転職はリーダーシップやマネジメント経験など、会社に対してどう貢献できるかを重視される傾向に多いからです。(参考:DODA 転職成功者の平均年齢調査【最新版】)
おわりに
今回の記事では、キャリアチェンジをするなら何歳までを目安にするべきかを解説しました。
- キャリアチェンジは未経験の業界や職種に転職すること
- キャリアチェンジを成功させるには業種の理解やスキルの棚卸が必要
- 35歳以降は不可能ではないが難易度は上がる
今回の記事を読むまではキャリアアップとキャリアチェンジの違いがわからない方も多かったのではないでしょうか。
年齢別に求められる経験やスキルが変わるため、未経験でも採用されるよう常日頃のスキルアップは欠かせません。努力をすれば、35歳以降のキャリアチェンジも夢ではありません。
とはいえ、20代の方が有利なことに変わりはないため、検討している人は35歳を目安に考えてみてください。
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