ポートフォリオ

Zerorie:食品を0kcalにするカロリー管理サービス:ポートフォリオ紹介

「Zerorie」はRUNTEQ(ランテック)卒業生のFunnaさんが作成した「すべての食べ物のカロリーを0にするカロリー管理アプリ」です。未経験から現役エンジニアに高評価のポートフォリオが制作できたのは斬新なアイデアとAPIという新しい技術への挑戦からでした。GitHub上でのやりとりは転職先のCTOも安心するほど!ユニークユーザー数2,000人超のレベルの高い作品の作り方とは一体?【卒業生ポートフォリオ紹介vol.9】

RUNTEQでは卒業生が制作したポートフォリオをご紹介しています。

今回ご紹介するのは、カロリー管理サービス「Zerorie」です。

この「Zerorie」、なんと全ての食べ物のカロリーを0にしてしまうという、超ユニークなサービスなんです!

制作者のFunnaさんをお招きして、企画から実装・リリース後の話までまるごとお聞きしましたので、ぜひ最後までお楽しみください♪

どんな食べ物のカロリーも0に!?カロリー管理サービス

まずは「Zerorie」のサービスの概要について教えてください!

Funnaさん
Funnaさん
「Zerorie」は、すべての食べ物のカロリーを0にするカロリー管理アプリですね。

GitHubリポジトリへ

らんてくん
らんてくん
カロリーを0にするアプリ!?

みなさん「カロリーゼロ理論」という言葉に聞き覚えがないでしょうか?

そうです、サンドウィッチマンというお笑い芸人さんのネタのひとつで、どんな食べ物も色々な理由をつけて0カロリーにしてしまう……という、とんでもない理論なんです。

「カロリーゼロ理論」という楽しい理論に目をつけたFunnaさん。

この理論を利用して、どんな食べ物でも0カロリーにして罪悪感なく食べることができるアプリを開発してしまいました!

使い方は簡単! 一見おしゃれなトップページからログインをします。

検索機能で食べたいものを探します。
今回はピザで試してみましょう!

画像から検索する機能もありますので、お写真をお持ちの方はぜひお試しください♪

と言っているうちに検索結果が出ました!

堂々と書かれている「ピザ」「0カロリー」に思わず笑いが漏れます(笑)

食べ物の名前をクリックすると、より詳細を見ることができます。

ピザが0カロリーである理由は…

「ピザの丸い形はカロリーゼロの0を表わしている」

からだそうです!(笑)

らんてくん
らんてくん
おかげで夜中に安心してピザが食べられるな!

検索した食べ物を登録すると、マイページから一覧を確認できます。

ここには合計摂取カロリーを見ることが出来ます……が、もちろん0カロリーです!!

食べ物によっては、複数の味やバリエーションが登録されていることも。

Funnaさん
Funnaさん
こだわりポイントです!

ぜひ皆さまも、色々な食べ物を検索してカロリーゼロ理論を楽しんでみてくださいね!

苦戦したアイデアはコミュニティで解決

こんなにユニークなアイデアのポートフォリオはなかなか見ることができません。

元々このアイデアでいこうとお考えだったんですか?

Funnaさん
Funnaさん
それがアイデアにはかなり苦戦しまして……
らんてくん
らんてくん
えっそうなのか!?
Funnaさん
Funnaさん
カリキュラムが終わってポートフォリオの開発に入るまで、約2か月ほどかかりました。

Funnaさんがカリキュラムの応用編が終わったのが2020年5月末。その後は発展課題であるVue.jsの勉強やりながらアイデアを考えていました。7月末にようやくZerorieのアイデアを思い付いて8月頭からZerorieの開発に取り掛かったというのです。

アイデアはポートフォリオ作成の最初の難関ですよね。

特に1人で考えているとドツボにハマってしまいがちと聞きます。

Funnaさん
Funnaさん
そうですね。自分はZerorieを思いつくまでの過程でRUNTEQのコミュニティにかなり助けられました

実はZerorieを思いつくまで他に5~6個ほど他のアイデアがありました。それらをSlackに投稿したところ、受講生さんや運営の皆さんが色々とコメントをくださったんです。

各アイデアに対するコメントの反応の差で面白いアイデアなのかそうでないのか確信を持てましたね。皆さん真剣にコメントをくださるのでウケがいいもの分かりやすかったです。

特に有力だった読んだ本の積み上げアプリについては、なんと運営から真剣なフィードバックがあったそうです。

Funnaさん
Funnaさん
スクロールしないと全部読めないぐらいの長文で、マネタイズまで考えたフィードバックを頂きました。いち受講生にここまでしてくれるのかと感動しましたし、本当に有難かったです。

それまでFunnaさんは本の積み上げアプリを作るつもりでしたが、運営から本当にユーザーがいるのか確かめた方がいいとアドバイスをもらいました。

アドバイスに基づいてニーズ調査のアンケートを行ったところ、計133件の回答が集りました。

結果として一定のユーザーはいたものの、Funnaさんが考えていたニーズはユーザーにとって一番重要な要素ではなかったことがわかりました。

Funnaさん
Funnaさん
他にも技術的に実現可能かどうか、この技術やAPIを使ったら実現出来るんじゃないか?こういう機能があってもいいんじゃないか?など、自分では分からなかったところにアドバイスがもらえて助かりました。

受講生や運営にアドバイスをもらう中、偶然Zerorieのアイデアを思い付いたとお聞きしています。

なぜ最終的に「Zerorie」でいこうと決意されたんでしょうか?

Funnaさん
Funnaさん
本音を言うと、就活の時に刺さるアイデアだと思ったからです。

アイデアを思い付いた段階から、あ、これ行ける!と確信してましたし、正直バズると思ってました(笑)

らんてくん
らんてくん
SlackでZerorieのアイデアを投稿した時、みんなの反応がすごくよかったよな!
Funnaさん
Funnaさん
そうなんですよね、もうこれしかない!となりました(笑)

作っていく段階で不安になりませんでしたか?

Funnaさん
Funnaさん
いいえ全く!
らんてくん
らんてくん
流石だな!
Funnaさん
Funnaさん
これは行けると思っていたので(笑)

でも、もし1人でアイデアを考えて決めていたら変な方向に行っていたと思います。

最有力候補だった本の積み上げアプリは、入社した企業のの技術課題で制作されているそうです。そちらの完成も楽しみですね!

GitHubのやりとりが就活で活きる

実装で苦労したところはありますか?

Funnaさん
Funnaさん
やっぱり初めて外部APIを触って実装したところは苦労しました。

発展カリキュラムでAPIを勉強することはできますが、自分が採用したのがGoogle Cloud Vision APIだったのでカリキュラムとはまた異なる技術でした。

そのため、1から調べて実装したので大変でしたね。

RUNTEQの講師陣は頼りましたか?

Funnaさん
Funnaさん
はい。講師のだいそんさんにたくさん質問しました。

GitHubのプルリクに「今やりたいこと」「出来ていること」「出来ていないところ」「仮説(こうやったら出来ると思ったのですがどうでしょうか?)」

というように書いてやり取りしていました。

なるほど! RUNTEQの質問フォームのようなやりとりを行っていたんですね。

しかもそのやりとりを残しておいたおかげで、就活で役に立ったとか……

Funnaさん
Funnaさん
今の会社のCTOの方が講師とのやりとりを見てくださっていて。

「やりとりを見た感じ、実際うちに入社しても先輩エンジニアと上手くやりとりしながら実装出来そうだ」と判断してくださったそうです。

嬉しいお言葉ですね! しかしGitHubのそんな細部まで見られているとは……!
GitHubに当時のやりとりを残しているそうなので、気になる方はぜひご覧ください♪

サービスでこだわったポイントはありますか?

Funnaさん
Funnaさん
まずはカロリー理論を面白く書くこと、面白いものをつくることですね。
らんてくん
らんてくん
それはもう十分伝わっているぞ!

Funnaさん
Funnaさん
ありがとうございます(笑)

他にはフロントのUIの部分にかなりこだわりました。

いくら面白いアイデアが思い浮かんで作ったとしても、アプリの入り口である見た目がよくないとユーザーは触る気にならないでしょう。

最低限ちょっと触ってみようかな?と思えるようなデザインにすることを心がけました。

なるほど! 確かに第一印象が良いサービスは、よりユーザーの心を掴みやすいですよね。

デザインは全部自分で1から考えたのでしょうか?

Funnaさん
Funnaさん
正直デザインを1から考えるのは無理だったので、既存サービスのUIを見て、良いなと思うものを参考にしながら組みました。
らんてくん
らんてくん
例えばどのようなところを参考にしたんだ?
Funnaさん
Funnaさん
検索フォームやメニューボタンの位置などです。

どこにどんな機能が配置されていればユーザーが使いやすいのか、という点を参考に真似しました。

また一般向けに公開する1週間前に、RUNTEQ生に公開して使ってもらいました。見た目の部分はかなりフィードバックを頂いた記憶があります。

既存のサービスのUIを研究するところから始めたんですね。
確かにユーザーが多い分、何度も改良を重ねられていてとても参考になりそうです。

また事前公開できる場があるのはプログラミングスクールであるRUNTEQならではですね。

未経験エンジニアの方にとっては大きなメリットになっていて嬉しい限りです。

ユニークユーザー数は2,000人突破!

企画段階から「Zerorie」はバズると確信していたそうですが、リリース後の実際の反応はいかがでしたか?

Funnaさん
Funnaさん
反響はすこぶる良かったですよ!

Google Analyticsで計測したユニークユーザー数は2,000人以上、開発過程を掲載したQiita記事は700LGTMを頂きました。

予想通りの圧倒的な反響ですね!流石です!

色々な感想を頂いたと思いますが、その中でも一番嬉しかった声はありますか?

Funnaさん
Funnaさん
一番嬉しかったのは、転職活動の中で頂いた反応です。

入社した会社のエンジニアの方々が、全員で僕のeditch(ポートフォリオコンテスト)の発表Qiitaの記事を見て「面白いなこの人」と言って頂けたのが嬉しかったですね。

他にもTwitterで「ネタアプリなのに見た目こだわっているのがすごい!」というお声も頂いたそうです。

こだわった点に気が付いてもらえるのはエンジニア冥利に尽きますね。

またZerorieのREADMEには、アプリへの思いや掲載記事等がとても詳しく書いてありますよね。

らんてくん
らんてくん
どうしてあんなにREADMEにも力を入れたんだ?
Funnaさん
Funnaさん
未経験エンジニアが就活で最初に見られるのはおそらくポートフォリオだと思っていたからです。

採用担当者の方はどんなエンジニアが作ったどんなアプリなのかを確認するために、アプリのリンク先とGitHubも見るだろうと考えました。

GitHubを見た時に「なんかこの人面白そう」とか、少しでも他の人と違うと思ってもらえるように工夫しました。

確かにGitHubはエンジニアとしての技量が試されるひとつの場です。
アプリの見た目と同じで入口で逃すのはもったいないですね。

ぜひ皆さんもひと工夫してみてください!

最後に感想をお聞きしてインタビューを終わりたいと思います。
企画から実装・リリース・運用という、サービス開発の全てを行ってみていかがでしたか?

Funnaさん
Funnaさん
リリースまでわくわくしながら飽きずに突っ走れたなと思います!

自分の考えをアプリに落とし込んでリリースした時にどんな反応もらえるのかな?
カリキュラムで学んだことをどう上手く活かそうかな?

と考えていたら飽きずに楽しく実装できました。

ありがとうございました!
Funnaさんの次なるサービスのリリースも楽しみですね♪

編集後記

いかがでしたでしょうか?

Funnaさんの制作した「Zerorie」は未経験エンジニアながら、ユニークなアイデアと確かな実績で多くのユーザーをつけることに成功しました。

ポートフォリオを作る過程で直面する問題は、ご自身の力に、そして就活の強みになることが伝わっていれば幸いです。

RUNTEQでは、個性豊かなあなただけのポートフォリオを制作することが出来ます。
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