「プロゲートでプログラミング学習を始めたけどうまくいかない」
「とくに道場コースが難しくて挫折しそうです…」
プログラミング学習サービスとして有名な「Progate(プロゲート)」ですが、学習を進めていくなかで難易度が増すため、行き詰まる方も多いでしょう。
とくに難関だと感じるのがプロゲートの道場コースです。ほぼほぼ自分の力だけで1からコーディングをしないといけないため、挫折してしまった経験がある人もいるはず。
そこで今回は、下記の内容について解説していきます。
- プロゲートの道場コースでつまづきやすい3つの理由
- プロゲートの道場コースを乗り越える5つの方法
- プロゲートを攻略したあとにやるべき4つの行動
今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつもWeb系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールを運営している弊社が、プロゲートでの学習方法やその後にやるべきことまで網羅して解説します。
この記事を最後まで読めば、プロゲートの道場コースを乗り越える方法がわかり、効率的に学習を進めることができますよ。
プロゲートを通して確実にスキルアップしていきたい方はぜひ最後まで読んでくださいね!
プロゲートの道場コースとは?
プロゲートは、手を動かしながらプログラミングを学べる学習サービスです。
スライド形式で1つずつコードを解説してくれたり、開発環境の構築などもしなくていいため、初心者でもすぐに学習できるのがメリットです。
プロゲートの中でも難易度に合わせて以下の2つのコースがあります。
- 学習コース
- 道場コース
まずはコース別の特徴について解説していきますね。
プロゲートの学習コースとは
プロゲートの学習コースは、プログラミングの基本をスライド形式で学べるコースになっています。
- スライドを通して学習内容を理解する
- ヒントに従って学んだコードを書いていく
- 正解すれば次の講義に進める
内容としてはシンプルで、スライドで学んだことをコードに書くだけなので初心者でもスラスラ進めるでしょう。難しいと感じた場合でも、直前のスライドを復習すれば理解できるのでつまづくことはありません。
プログラミング初心者のために、1つずつ理解でいるように講義は小分けされているため、ストレスなく学習を継続できるようなコースになっています。
プロゲートの道場コースとは
プロゲートの道場コースは、いままでの学習コースを一通り終えたあとにやる力試しのようなコースになっています。
- 用意された仕様書に沿ってコーディングする
- ヒントはないためつまづいたらスライドを確認
- 書いたコードが正解すれば次に進める
プロゲートの道場コースはかなり難しいでしょう。プログラミングの経験が全くない人からすれば、挫折する可能性もかなり高いです。
なぜなら、学習コースとくらべて求められるレベルが急激に上がるから。
イメージとしては、プログラミングの基礎を抑えながら学習を続けているなかで、急に抜き打ちテストを始められるようなもの。
しっかりとした学習の基礎ができていないのに、実力を測っても手も足も出せずに苦戦してしまいますよね。
これまで学んだことの総復習になるため、プロゲートの道場コースは学習コースとくらべてかなり難しく感じるでしょう。
プロゲートの道場コースでつまづきやすい3つの理由
「プロゲートは簡単」と言われていますが、実際のところプロゲートの道場コースはかなり難しいことを先ほど解説しました。
この章では、道場コースが難しい理由をより具体的に深掘りしていきます。
結論から言うと、以下の3つの理由になります。
- 学習コースと違ってヒントが少ない
- 問題解決の仕方がわからず苦戦する
- 見本通りにならず不正解でも具体的な説明がない
順番に解説していきます。
1.学習コースと違ってヒントが少ない
プロゲートの学習コースは、講義形式で1つずつ課題をクリアしながらサイトやアプリを開発する過程を学ぶ基礎的なコースになっています。
学習コースでは、ついさっき学んだスライドに戻りながら学習できますが、道場コースはヒントを見ることができません。
- 仕様書だけ渡されて1から作らないといけない
- ヒントは見れないままアウトプットを求められる
- 知識が定着していないので「何がわからないのか」がわからない
スライド通りにコーディングすれば進める学習コースと比べて、ざっくりとした仕様書しかないため、難易度はかなり高くなるでしょう。
自分のペースで進められる学習コースから、自力での作成を求められるギャップが難しいと思われる理由です。
2.問題解決の仕方がわからず苦戦する
道場コースを攻略するには、自力で調べたり解決する能力が求められます。学習コースのようにわからなくても解決してくれる状況でないため、自己解決する意識がなければ挫折してしまうでしょう。
- 1人で解決方法を探す
- アドバイスをもらえなくても乗り越える
道場コースで行き詰まっても、独学しながら意地でも乗り越える気持ちがあれば乗り越えられるでしょう。しかし、始めたばかりの初心者の場合、つらくなりフェードアウトしてしまうのが関の山。
問題解決の手段がわからず、検索してもエラーが解決できない状態に慣れていないため、全く進めない現状にイライラしてしまいます。
問題解決の仕方がわからない始めた手の状態では、自力で理解するのは難しいでしょう。
3.見本通りにならず不正解でも具体的な説明がない
道場コースでは1から自分なりにコードを書く必要がありますが、ほぼ見本通りのコードを書くことができません。
いまいち理解せずに書いた自分のコードがたまたま正解になる場合もあり、結果的に次に出される課題で書いたコードの正解に影響が出ることもあります。
さらには、解答した後の解説も抽象的でエラー箇所がわかりづらいといった感想も。
- プレビュー画面でだいたいの修正箇所に印をつける
- 具体的に間違っているコードを指摘してくれない
解決するには、間違っているコードをくまなく探すために何度もトライ&エラーしないといけません。そのため、どこが間違っていて、どこが正解なのかわからず混乱してしまうでしょう。
自力で解決しようとトライしてみても、答えが明確でなければ行き詰まってしまいます。
プロゲートの道場コースを乗り越える5つの方法
プロゲートの道場コースが難しすぎて「プログラミングは向いてないや…」とパソコンを閉じてしまいそうになりますよね。
そんなあなたに、プロゲートの道場コースを乗り越えるための方法をお伝えしていきます。
具体的には以下の5つの方法を意識してみてください。
- 「できなくて当たり前」精神を持つ
- 答えを見ながら1個ずつ理解する
- 学習コースを2〜3周ほどくり返す
- 完璧主義よりも完了主義で取り組む
- プログラミングを始めたきっかけを思い出す
気合いで乗り切ることは難しくても、プロゲートを学習する上で意識するべきマインドを身につければ、道場コースのクリアも現実的になります。
1つずつ解説していきますね。
1.「できなくて当たり前」精神を持つ
プログラミングに挑戦することが初めてであれば、最初からすぐに理解できることはありません。「なんでできないんだろう…」と落ち込むのではなく、最初はできなくて当然だと考えましょう。
プロゲート自体は簡単だと言われますが、道場コースだけは力試しのモードのため難易度はかなり高くなっているからです。
- 最初はできなくて当然だと割り切る
- 自己嫌悪に陥らないようにする
- 道場コースは自分以外にも苦戦していると知る
いまでは上級者のプログラマーやエンジニアでも、初心者のころは何時間もエラーと格闘していた話も聞きます。
自分だけが特別に理解できないわけではなく、誰しもが通る道なので安心してくださいね。
なにごとも失敗の連続から学ぶしかないので、最初はできなくて当然だと思っておきましょう。
2.答えを見ながら1個ずつ理解する
道場コースでは答えを見ることもできるため、どうしてもわからないときは1個ずつ確認しながら進んでいきましょう。
自分1人で答えを見ずに完成させたい気持ちが出てきても、30分ほど経ってもわからない場合は潔く答えをなどの自分ルールを決めておくのも大事です。
- ある程度考えてもわからない場合はずっとわからないことが多い
- 答えを見たとしても次は自力で解決すればいい
- そもそも現役エンジニアでもエラーは調べながら解決する
答えを見たとしても、その答えがどのように書かれていて、どのような意味があるのかを考えれば次に活かせます。
答えを見ないことにこだわりすぎずに、理解することを前提にしましょう。
3.学習コースを2〜3周ほどくり返す
プログラミングの理解を深めるためには、何度も手を動かしながらくりかえし知識を定着させるしかありません。
学習コースの1回目が終わったら、理解できているか確認する意味も込めて、2周目3周目を復習していきましょう。
英単語帳を何度もめくりながらくり返せば、どんどん回答スピードが上がるように、プログラミングも何度も書きながらくり返せば理解度が深まっていきます。
何度やってもわからない箇所が明確になれば、苦手の把握や集中して学ぶべき箇所がわかるようになります。そのため、くり返しながら学ぶことを意識してみてください。
しかし、注意すべきこともあります。
- 10周や20周など数をこなすことを意識しすぎない
- ある程度理解が深まったら道場コースにもどる
学習コースをくり返しても、自分の力でやらなければ実力にはなりません。最終的には、道場コースに再挑戦したりポートフォリオの作成などアウトプットすることが大事になります。
何度も学習をくり返すことは大切ですが、目的を見失わないようにしましょう。
4.完璧主義よりも完了主義で取り組む
完璧を求めすぎたり意地でも完成させようとすると、時間だけ過ぎていってしまうので注意してください。
そのため、すぐに完璧を求めずに「わからなくても次に進もう」という意識を持ちながら取り組むといいでしょう。
- こだわりすぎると学習が進まない
- プログラミングは一朝一夕で身につかない
- 勤務先でもコードの完璧は求められない
極端な話ですが、100個のうち1個の不明点にウンウンと頭を悩ませていても仕方がないですよね。
体系的に学ぶことで以前わからなかった点を理解できたりと、プログラミングの理解度は二次関数的に伸びていくため、そこまで完璧にこだわる必要はありません。
そのため100%を目指す「完璧主義」よりも、とりあえず完成させる「完了主義」でどんどん次に進む意識を持ちましょう。
5.プログラミングを始めたきっかけを思い出す
どうしても道場コースで挫折してしまい先に進めないときは「なぜプログラミングを始めたのか?」を振りかえってみましょう。
- 好きな場所や好きな時間に働きたい
- スキルを身につけて稼ぎたい
- 満員電車に乗りたくない
- 会社での人間関係に縛られたくない
- 月に50万円以上稼ぎたい
プログラミングを始める理由は人それぞれですが、少なからず何か目標があって学習し挑戦している方が大半でしょう。
「目標がすぐに叶うことはないから、コツコツ努力するしかない」そういった気持ちで、地道に頑張ろうとモチベーションを維持できると辛くても頑張る気持ちが湧き出てきます。
プログラミングは難しいため、参入障壁も高いです。しかし言い換えれば、ライバルが少なくなるため継続して学習し続けた者だけが目標を叶えられます。
モチベーション論になりますが、挫けそうなときはプログラミングを始めた目標を思い出すのも一つの手です。
プロゲートを攻略したあとにやるべき4つの行動
プロゲートを卒業した状態では、より実践的な内容を勉強していくことがおすすめです。具体的には以下の4つの行動でより知識を深めていきましょう。
- 開発環境の構築を学ぶ
- テキストエディタに触れてみる
- Ruby on Railsチュートリアルを学ぶ
- ランディングページの模写コーディングをする
具体的に1つずつ解説していきますね。
1.開発環境の構築を学ぶ
プロゲートではすぐさまプログラミング学習を始められましたが、実際にはプログラムを動かすためのローカル開発環境の構築が必要です。
プログラムやソフトウェアを稼働するためには、この手順が必要なため覚えておきましょう。
具体的に、開発環境の構築を学ぶならドットインストールがおすすめでしょう。
プロゲートにはない「開発環境を構築するための講座」があります。無料で受けられてWindows版/Mac版の解説もしているため、開発環境の構築もしっかりと学んでおきましょう。
2.テキストエディタに触れてみる
開発環境を整えたあとには、プログラミングを書く場所も用意する必要があります。これをテキストエディタと言います。
- Visual Studio Code
- Sublime Text
- Atom
本格的にプログラミングをするには、自分に合いそうなテキストエディタを選んでインストールしておきましょう。
使いやすいものを選べばいいですが、無料で使えて日本語対応のあるAtomがおすすめです。いろいろとテキストエディタに触れながら、自分に合ったものを選びましょう。
3.Ruby on Railsチュートリアルを学ぶ
バックエンドエンジニアを目指すなら、Webサービス開発の基礎知識を学べるRuby on Railsチュートリアルを勉強することがおすすめ。
- 本格的なWebサービスを開発できる
- 無料教材よりもレベルの高い内容が学べる
- Progateでの基礎固めのあとにワンランク上の学習ができる
Ruby on Railsチュートリアルでは、開発環境の構築からアプリ作成まで幅広くWebサービス開発について学べます。中級者向けで難易度は上がりますが、身につければスキルアップにつながるでしょう。
また、効率的に学びたいならプログラミングスクールもおすすめです。
弊社が運営しているプログラミングスクール「RUNTEQ」では、Ruby on Railsの基礎から応用まで網羅した学習カリキュラムを用意しています。
- 開発現場でも活躍できるための1,000時間以上のカリキュラム
- 就活や学習面などオンライン面談で不安を解消できる
- 挫折しないためのコミュニティもあり交流できる
プログラミングスクールに通えば、わからない点もすぐに質問できるため、効率的に学習を進めることができます。
RUNTEQでは無料のキャリア相談会を実施しております。
4.プログラミングスクールへステップアップする
Progateの道場コースを終えてもエンジニア転職ができるレベルには到達しません。
- 環境構築できるスキル
- 適切な質問力
- データベースを設計するスキル
- 自分で調べて実装できる自走力
これらが必要です。
このようなスキルを独学だけで身につけるのは至難の業です。質問する相手もいなければ、全てのエラーを自力で解決する必要があります。
人に質問できる環境があるのとないのとで、プログラミングの習得スピードが天と地ほど差があります。
5.ランディングページの模写コーディングをする
Web制作に興味がある場合は、HTML/CSSの知識を使ってランディングページの模写コーディングを行いましょう。
参考になりそうなサイトを見つけて、同じように作れないか試行錯誤しつつコーディングすればプログラミングの実力は一段階上がります。
- 自分が好きな商品ページを模写してみる
- LPを実際に作成してみる
模写コーディングをする際はかなり難しく感じるでしょう。
そのため、最初は1カラムでシンプルなランディングページなどの模写から始めると負担が少ないです。慣れてきてから、レスポンシブデザインに対応したコーディングなど段階的にレベルを上げるといいでしょう。
Web制作ではコーディングがメインになるため、コードの写経や模写コーディングの量を積み重ねて実力をつけると良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、プロゲートの道場コースを突破する方法から学習後にやるべき具体的な行動について解説しました。
- 学習コースと比べて道場コースは高難度なためできなくて当然
- 完璧主義ではなく完了主義で量をこなして慣れよう
- プロゲートで基礎を抑えた後は目的に応じてスキルアップしよう
道場コースはかなり難しいですが、初心者が乗り越えるべき1つ目の壁としてはいい練習になります。
プロゲートでプログラミングの理解を深めたあとは、Web制作やWeb開発など目的に合わせた学習を継続していきましょう。
弊社では、開発現場が求めるエンジニアになるためのプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営しております。この記事を読んで少しでもWebエンジニアに興味を持った方は、ぜひ無料のキャリア相談会へ足を運んでくださいね。