「AIエンジニアに興味があるので、AIジョブカレの評判が気になる」
「AIジョブカレで受講できるコースや受講料金は?」
AIやデータサイエンスを学びたいと考えている方の中には、AIジョブカレに興味を持っている方もいらっしゃるでしょう。
そして、申し込む価値があるのかどうかを知るために、AIジョブカレの良い評判・悪い評判について詳しく知りたいという方もいるはずです。
そこでこの記事では、AIジョブカレの評判や受講コース、受講料金などについて詳しく解説していきます。
AIジョブカレの特徴
参照:https://www.aijobcolle.com/
AIジョブカレの主な特徴は以下の通りです。
- AI(人工知能)専門のプログラミングスクール
- 講師はCTOクラスの現役データサイエンティスト
- 給付金や助成金の利用が可能
- 上場会社が運営するサービス
- 利用対象者は主に法人
AI(人工知能)専門のプログラミングスクール
AIジョブカレは、AIの活用に必要な知識や言語(Python)について特化したプログラミングスクールとなっています。
AIやデータサイエンスに特化したスクールはいくつかありますが、その中でも比較的古株であることが特徴です。
長らくAI分野を専門にスクール事業をしていたこともあり、教材や講師の質については期待できるでしょう。
講師はCTOクラスの現役データサイエンティスト
AIジョブカレの講師陣は、企業のCTO(最高技術責任者)クラスの現役データサイエンティストが務めています。
例えば、以下のような肩書を持った方たちです。
- 高度アナリティクス業務に約15年間従事した、元Yahoo!Japanのデータアナリスト
- 京都大学卒業後、アクセンチュア等でマーケティングサイエンスやデータサイエンス領域のコンサルティング業務に従事し、現在はFacebookのデータサイエンティスト
- 東京大学大学院卒で、現在はソニーでテックリード&CloudAI担当
一流のAI技術者から指導を受けられるというのは、受講生にとって非常に価値のあることではないでしょうか。
給付金や助成金の利用が可能
一定の条件を満たすことで「教育訓練給付金」の対象となり、受講料の最大70%が給付金として戻ってきます。
個人が受講できる「E資格対応パッケージプラン」の場合、受講料金が229,900円ですが、最大で160,930円が給付されるため、実質的な自己負担額は68,970円で済みます。
ただし、受給できるのは「一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)、または一般被保険者であった方(離職者)」となりますので、自分が受給対象かどうかは申し込み前にしっかり確認しておきましょう。
上場会社が運営するサービス
AIジョブカレを運営するエッジテクノロジー株式会社は、2022年2月に新規上場しています。
上場を果たすには厳しい要件が求められ、いい加減な会社では上場が認められません。
財務状況や経営体質はもちろん、問題のないサービスを提供しているかどうかももちろん問われます。
上場会社が運営しているスクールという時点で、一定の信頼はできると言えます。
利用対象者は主に法人
従来までは個人向けサービスがメインだったAIジョブカレですが、個人向けに提供しているほとんどのコースは2023年4月で終了となり、個人で受講できるのは「E資格対応パッケージプラン」のみとなっています。
2023年5月からは、基本的に法人を対象としたAIやDXの研修サービスがメインとなっています。
AIジョブカレの良い評判や口コミ
これまでは個人向けのスクールだったことから、AIジョブカレに関する口コミの多くが個人によるものとなりますが、2023年4月にてほとんどの講座が個人では受講することができなくなりました。
しかし、どういうスクールなのかを知るには個人の口コミも充分参考になると思いますので、ここでは、個人・法人を問わずAIジョブカレに関する良い評判や口コミを紹介していきます。
良い評判としては、主に以下のようなものがありました。
- 現役エンジニアが実務を踏まえた解説をしてくれる
- テキストがわかりやすい
- コスパが良い
- 1つの動画が短く学びやすい
現役エンジニアが実務を踏まえた解説をしてくれる
AIジョブカレ「ディープラーニング講座」の特徴
1.講師は実務経験者
2.誤差逆伝播法等の理論を数式を用いて説明
3.CNN,ResNet等のソースコードを提供して解説
4.講師は論文で最新技術を常にキャッチアップ
5.講座終了後(3ヶ月以内)も、質問に丁寧な回答実務経験を交えた解説が素晴らしい
— しげ@強運のIT一般兵 (@takanarukodou1) August 1, 2020
E資格に向けたAIジョブカレの機械学習講座の第一回を終えた。
内容は簡単だったが、講師の方からちょくちょく出る実務で活きる知識は大変参考になった。
次回以降も講師の方の知識・経験から学びに行く。#e資格 #機械学習
— 109 (@JS_109) February 18, 2020
AIやデータサイエンス、プログラミングなどの学習は、ただ知識を詰め込めばいいというわけではありません。
現場へ出た時に活かせるスキルを身に付けて、はじめて役に立つのです。
したがって、AIジョブカレのように「実務に活きる知識を教わることができる」という環境は大変有意義です。
テキストがわかりやすい
AIジョブカレの「Python+数学講座」と「機械学習講座」、受講しました!!
数学にかなり苦戦しました
機械学習は初勉強でしたが、テキストがしっかりしていたので、わかりやすかったです!勉強時間40時間!
まだ理解しきれていない所もありますが、これからも頑張っていきます— よすけAI、機械学習、Pythonに憧る機械系エンジニア (@yosukesoba) June 26, 2022
いくら高度な内容が学べるとしても、初心者にとってわかりづらい教材が使われていては挫折する可能性が高くなってしまいます。
こちらの口コミによると、苦戦する部分もあるものの、テキストがわかりやすいため学習を継続するためのモチベーションを維持できているようです。
コスパが良い
E検定個人で受けるならコスパ的にジョブカレ一択かな。次回の2月までに間に合うか。今の知識ついたところからなのと、UdemyでAI系講座一通りやって、業務でもツール作っているから、まだ望みはあるか。来週でひと段落するから考えよう。
— (@snufkinliberty) November 11, 2019
AI関連の講座というのは、高額になりがちです。
80万円台、90万円台という料金設定も珍しくありません。
しかしAIジョブカレの場合、個人向けのE資格対応パッケージプランが229,900円な上、給付金が適用されれば実質68,970円まで下げることが可能です。
コスパという面では、かなり良いのは間違いないでしょう。
1つの動画が短く学びやすい
動画の内容がわかりやすく、1動画ごとの再生時間が長すぎないので視聴しやすい
引用:コエテコ
1つの動画教材が長すぎないという点を評価する口コミです。
集中力を切らさずに受講するためにも、1つの動画がコンパクトなサイズに収まっているのは、受講する側からするとありがたいでしょう。
プログラミング学習は、いかに挫折せず継続していけるかが大事ですので、動画を短くして視聴しやすくしているという工夫は評価する方が多そうです。
AIジョブカレの悪い評判や口コミ
これまでは良い評判や口コミを紹介してきましたが、受講を検討している場合は悪い評判についても把握しておくべきですので、ここで紹介していきます。
AIジョブカレについての悪い評判としては、主に以下のようなものがありました。
- 講師の当たりはずれがある
- 問い合わせに対する返信が遅い
- AIジョブカレを修了したのに問題集で解けないものが多い
- 個人向け講座が終了してしまう
講師の当たりはずれがある
自分はAIジョブカレでしたが、非常に満足でした。講師のあたりはずれはあるかもです。
— hiromitsu kigure (@bright1998) November 11, 2019
どれだけ質の高い講師を揃えても、「合う・合わない」という問題もありますし、中には講師に不向きな方もいるかもしれません。
これはAIジョブカレに限ったことではなく、どのスクールにも言えることです。
問い合わせに対する返信が遅い
AIジョブカレ始めようと思ったけど、1営業日以内に来るっていうメールが来ないのですけど。
既に出鼻くじかれた感じ。#AIジョブカレ— せいPh.D,MBA@外資コンサル (@PhD_sei) February 9, 2019
「問い合わせに対して1営業日以内で返信する」という謳い文句が掲載されていたのに、1営業日以内に返信がなく不満、といった口コミです。
AIジョブカレ側に何か事情があったのかもしれませんが、1営業日以内に返信するとアナウンスしている以上、本来ならば徹底して守る必要があるでしょう。
AIジョブカレを修了したのに問題集で解けないものが多い
■ディープラーニングE資格問題集の初見
問題集が解けるかを見極めながら目を通した。聞いたことがある用語は多いが解ける問題が少ない印象。当然だが、AIジョブカレのディープラーニングや機械学習講座の修了試験より格段に難しい。一段階上の知識が必要で、まずは理解しているかどうかを線引きする
— しげ@強運のIT一般兵 (@takanarukodou1) September 4, 2020
「当然ではある」と認識しながらも、AIジョブカレの修了試験より大幅に難しいE資格問題集の内容について戸惑っている様子が伝わってきます。
E資格は、人工知能に関する資格試験で最難関とも言われる試験なので、受講を修了したとしてもまだまだわからないことがあるというのも仕方がないのかもしれません。
個人向け講座が終了してしまう
いまは、AIジョブカレのオンデマンド講習で勉強中。
ただ、4月末でサービス終了って…— phy_ee_g (@11QWtVN74N10898) April 5, 2023
AIジョブカレは、2023年4月をもって個人向けの講座のほとんどが提供終了となりました。
あくまで「新規の受付」が終了するだけであり、現在受講している方は引き続き利用できるようですが、それでも受付終了となったサービスを使い続けるというのは、受講する側としてあまり気分の良いものではないでしょう。
個人で受講可能なコースは「E資格受験対策パッケージプラン」のみ
ここでは、AIジョブカレで受講できるコースについて解説していくのですが、2023年5月以降、個人での新規受講が可能なのは「E資格受験対策パッケージプラン」のみとなっています。
したがって、こちらのコースをメインに解説していきます。
E資格とは
E資格とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施するAI関連の試験で、世界初のAIエンジニア認定資格となります。
試験内容としては、機械学習やディープラーニングに関する知識について問われます。
試験の難易度は非常に高く、国内のAI関連の試験としては最高難度とも言われています。
合格率は約7割と高めですが、これには理由があります。
E資格には受験資格があり、「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」が受験の条件となります。
誰でも受けられるわけではなく、AIジョブカレの「E資格受験対策パッケージプラン」のような専門的な講座を受講した人のみが受験できる試験ですので、合格率が高めになっているのです。
逆に言うと、専門講座を受講しても3割ほどが落ちてしまうほど難しい試験とも言えます。
E資格受験対策パッケージプランの受講料金
受講料金は229,900円(税込)です。
ただし、教育訓練給付金の適用講座となっていますので、最大70%、つまり最大160,930円がハローワークから給付されます。
したがって、最大額の給付を受けることができれば、実質68,970円で受講できるということになります。
なお、給付金を受給するには受給資格を満たす必要があるので、事前にハローワークなどで資格があるかどうかの確認を行うようにしてください。
E資格受験対策パッケージのカリキュラム
E資格対応パッケージプランは、その名の通り、E資格の受験資格を得るために必要なことが学べる講座となっています。
カリキュラム内容としては、3講座の動画受講がセットになっていて、E資格の最新のシラバスや出題範囲、出題傾向が網羅されています。
用意されている3講座は以下の通りです。
- Python+数学講座(全10回)
- 機械学習講座(全8回)
- ディープラーニング講座(全10回)
受講期間は6か月となります。
こちらの講座を修了することで、E資格の受験要件を満たすことができます。
E資格受験対策パッケージの修了要件
ただ漫然と受けていては修了することができず、以下の要件を満たしてはじめて修了となります。
■動画視聴率100%
■課題となっている成果物の提出
■提出した成果物にエラーが出ていない
■機械学習モデルの評価で5割以上の精度がでている(2カ月に1回開発課題コンペを実施)
■ディープラーニングの知識・技術テスト70点以上
■機械学習の知識・技術テスト70点以上
■Pythonテスト50点以上
厳しいラインが求められますが、難易度の高いE資格を受ける以上、こういった要件をクリアできなければ合格は期待できません。
法人で申し込む場合に受講可能なコース一覧
法人での申し込みが可能な受講コースについては以下の通りです。
講座
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対象者
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E資格対応パッケージプラン
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■E資格試験の受験資格が欲しい方
■E資格の受験対策をしたい方 |
機械学習講座
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■AIを実務で活用できるようになりたい方
■機械学習を体系的に学びたい方 ■データサイエンティストになりたい方 |
Python+数学講座
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■未経験の状態から機械学習を学びたい方
■AIエンジニアとしてキャリアアップしたい方 |
ディープラーニング講座
|
■ディープラーニングを体系的に学びたい方
■ディープラーニングエンジニアとしてキャリアアップしたい方 |
SQL講座
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■データアナリストやデータサイエンティストになりたい方
■改めてSQLについて体系的に学びたい方 |
インフラ基礎講座
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■機械学習の分析基盤の知見を身に付けたい方
■クラウド、Docker、データ処理などについて学びたい方 |
実在不動産データを用いた重回帰分析 with R
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■統計分析の基礎だけでなく、実在のデータに公式を適用する方法を知りたい方
■Rの基礎だけでなく、実在のデータの分析方法を知りたい方 |
統計+R講座
|
■統計検定2級に合格したい方
■機械学習やディープラーニングの土台作りをしたい方 |
データドリブン基礎講座
|
■AIジョブカレの各種講座を受けたが、実務に活用できていない方
■データドリブン人材としての活躍を目指す方 |
ケーススタディ実演講座
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■実際のAIプロジェクトと同じ環境で、本番直前の最終リハーサルをしたい方
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Linux実践向け基礎講座
|
■Linux自体にあまり触れたことがない方
■Linuxコマンド操作やネットワークの知識を身に付けたい方 |
G検定直前対策講座
|
■G検定合格に向けて万全の対策をしたい方
■受験前に実力試しをしたい方 |
Python+数学超入門講座
|
■基礎からしっかりプログラミングを学びたい方
■高校数学から学び直したい方 |
統計+Python講座
|
■統計検定2級に合格したい方
■機械学習を用いたデータアナリストの基礎スキルであるPythonを学びたい方 |
AIハッカソン体験講座
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■機械学習や深層学習について学習したが、現場で活用できるかどうか不安を感じている方
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BI/データ可視化講座
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■データ活用のリテラシー向上を目指すビジネスサイドの方
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アジャイル/マインドセット講座
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■アジャイル開発に携わる方
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データ収集講座
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■データ分析の習得を目指す過程で必要となるデータ収集を学習したい方
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なお、法人で申し込む場合の料金については、公式ホームページに詳しい記載がないため、資料をダウンロードして詳細を調べるか、AIジョブカレに直接問い合わせるようにしてください。
まとめ
以上、AIに特化したプログラミングスクール「AIジョブカレ」の評判や受講コース、料金などについて解説してきました。
残念ながら現在では個人向けの新規講座申し込みを受け付けていませんが、法人として利用するのならば従来のコースを受講することができます。
個人であっても、E資格向けの講座のみ受講可能ですので、E資格の受験資格を得たい方や、受験対策の勉強をしたい方は利用を検討してみるとよいでしょう。
- AIジョブカレはAIエンジニアの育成に特化したプログラミングスクール
- 給付金が使えるため、受講料の最大70%が戻ってくる
- ただし2023年5月からは、個人で受講できるコースが「E資格受験対策パッケージ」のみとなった
なお、弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ(ランテック)」は、未経験からのエンジニア転職に強いスクールで、Webエンジニアの育成に特化しています。
AIや機械学習といった分野も非常に将来性が高いですが、Webエンジニアの需要も大変高いため、もし興味がある方は是非お気軽にご相談ください。