「プログラミングスキルを使って副業したいけど、稼げないって本当?」
「プログラミングで案件って未経験だと取れないの?」
Googleで「プログラミング 副業」と検索すると、候補キーワードとして「稼げない」「やめとけ」といったネガティブな言葉が出てきます。
プログラミングスキルを持っている人は少ないですから、その分副業をすれば稼ぎやすそうだと感じていた人も多いでしょう。
しかし、意外にも逆の意見も少なくないのです。
では、なぜプログラミングの副業は稼げない・やめとけと言われてしまうのでしょうか?
この記事では、そんな疑問を解決しつつ、プログラミングの副業で稼ぐための方法や、プログラミングスキルを使ってできる副業の種類などについて解説していきます。
\RUNTEQのYouTubeはこちら/
プログラミングの副業が「稼げない」・「やめとけ」と言われる理由
ネット上では「プログラミングの副業は稼げない」「やめとけ」という意見が一定数あります。
そういった否定的な意見が出てくる理由としては、主に以下のようなものがあります。
- 高単価案件の競争率が高い
- スキルアップの時間確保が難しい
- 営業のやり方がわからない
- 仕事を獲得し続けるのが難しい
- ストレスが増える
高単価案件の競争率が高い
副業で稼ぐためには、できるだけ高単価な案件を狙う必要があります。
クラウドソーシングサイトなどで探すと、プログラミングに関する高単価案件はたくさんありますが、それ以上に、高単価案件を狙っている人も数多く存在します。
そのため、条件の良い案件には応募者が殺到します。
そして応募者の中から、スキルや経験がずば抜けている一部のエンジニアのみが高単価の仕事を獲得することになります。
したがって、初心者や未経験エンジニアでは高単価案件の獲得はかなり難しくなってしまうのです。
このように、多くの人がなかなか良い案件を掴むことができず、結局「工数はかかりそうなのに報酬が安い」といったような割に合わない案件に応募するしかなくなり、思うように稼げないという状態に陥ってしまうことが往々にしてあります。
スキルアップの時間確保が難しい
初心者や駆け出しの状態から、プログラミングの副業で稼げるようになるには、スキルアップのための学習時間をしっかり確保しなければなりません。
既存スキルだけで対応できることもありますが、多くの場合、各案件独自の知識や技術について学ぶことになるでしょう。
したがって、エンジニアとして働いている人であろうとなかろうと、就業後や休日に学習する必要があるのですが、そうした時間の確保が難しい場合は思うように稼げないことも多いです。
営業のやり方がわからない
副業として開発案件を獲得するには営業スキルも必要となるため、営業経験がない場合、プログラミング以外に営業に関しても勉強しなければなりません。
クライアントに対して自分の強みをアピールし、クライアントから「この人に仕事を任せたい」と思ってもらえるような営業をする必要があるのです。
したがって、営業活動に慣れていない人はなかなか仕事が獲得できないこともあり得るでしょう。
仕事を獲得し続けるのが難しい
一度好条件の案件を獲得できたとしても、その案件が終わったら、また次の案件を獲得するために営業活動をしなければなりません。
しかし、再び良い条件の案件を取れるかどうかの保証はなく、ひたすら営業で消耗し、稼げない状態が続いてしまうことも充分に考えられます。
当然ですが、営業活動に報酬は発生しません。
案件が決まるまでは、無報酬でひたすら動き続けるしかないのです。
このように、安定して仕事を取り続けるのが難しいという点も、プログラミングの副業では稼げないと言われる理由です。
ストレスが増える
本業の後に副業をこなすというのは、体力的にも精神的にもそれなりに負担がかかります。
収入を得るためとはいえ、疲れて帰ってきた後に、また新たな仕事が待っているという状況にストレスを溜めてしまう人も多いでしょう。
また、本業だけでなく、副業の方でも納期に追われる生活となるため、徐々にストレス過多の状態に陥り、副業をやめてしまうケースも考えられます。
このような流れで結果的に稼げなくなることから、「やめとけ」と言われてしまうのでしょう。
プログラミングの副業で稼げるようになる方法
様々な理由から、プログラミングの副業で稼ぐのは難しい側面もありますが、進め方を間違わなければ稼ぎ続けることも可能です。
プログラミングの副業で稼ぎ続けるためには、以下のようなことを意識してください。
- 実務経験を積む
- 無理に案件を詰め込みすぎない
- 営業力を鍛える
- ポートフォリオを磨く
- 案件が多く高単価な言語を習得する
- プログラミングスクールでスキルアップする
実務経験を積む
まずはプログラミングを本業にして実務経験を積む必要があります。
プログラミングを本業にして実務経験を積む必要があります。
プログラミングの副業案件は、以下の2つの人々が獲得して未経験者に回ってくることはほとんどありません。
- 経験豊富なエンジニア
- 実務経験を積んだ後のフリーランスエンジニア
そのため、仮にプログラミングスキルを身につけたとしても、経験者が優先的に案件を獲得していきます。
いきなり副業で稼ごうとするよりも、正社員として開発経験を積んだ方がはるかに副業でも稼げます。
無理に案件を詰め込みすぎない
副業は、無理なく長く続けていくのが理想です。
初心者状態から順調にスキルアップし、条件の良い案件を複数こなせるような状態になったとしても、軒並み引き受けるような行為は避けるようにしてください。
いくら高単価だろうと、プライベートをすべて潰しても終わるかどうかわからないような量の案件を抱えてしまっては、体にもメンタルにも大きな負担がかかってしまいます。
一番やってはいけないのが、副業にリソースを割きすぎて本業が疎かになってしまう、というパターンです。
そうなっては本末転倒なので、細く長く継続できるように、適度にプライベートな時間も確保できる範囲で受注するようにしましょう。
営業力を鍛える
副業案件の獲得は、営業力がなければなかなか実現しません。
しかし、営業はエンジニアの職域ではないので、苦手な方も多いでしょう。
営業力を鍛える最大のコツは、「とにかく数をこなすこと」です。
クラウドソーシングサイトで案件を獲得する場合ならば、案件への応募時に全力で自分を訴求するための文章を作成するようにしましょう。
- 自分の強み
- ポートフォリオ
- アフターサービス
こういった点でライバルたちとの差別化を図り、クライアントに興味を持ってもらえるように意識してください。
そして落選したら、何が悪かったのかを自分で分析したり、友人や同僚に頼んで客観的な意見をもらったりしながら訴求内容を改善していきます。
これを何度も何度も繰り返して数をこなすことで、相手に刺さりやすい営業用の文章に仕上がっていくことでしょう。
ポートフォリオを磨く
ポートフォリオとは、自分のスキルを証明するためのもので、過去の実績や成果物のことを指します。
過去の実績については、案件をこなすたびに溜まっていくのでよいのですが、実績とは別に、スキルを認めてもらうためのサービスやアプリを公開すると効果的です。
自分の力量をアピールするためには、オリジナリティ溢れるサービスを提示する必要がありますが、もちろんそう簡単にはいきません。
初心者の場合、自分一人では難しいということもあるでしょうから、後述する「プログラミングスクールの活用」という方法も有効です。
案件が多く高単価な言語を習得する
すでに実務を経験しているエンジニアならば、業務で使っている言語を副業に活かすのがもっとも効率的ではあるものの、言語によっては案件自体が少なく、稼ぐどころか案件獲得すらままならないということもあり得ます。
また、言語によって単価も変わってきます。
当然ながら、平均単価が高い言語を習得して副業を行う方が稼げますので、高単価案件の多い言語について学習することも重要です。
業務外の言語について勉強するのは大変かもしれませんが、エンジニアとしてスキルが増えるのは良いことですし、いつどういう形で本業の役に立つかもわかりません。
可能であれば、副業で稼ぎやすい言語についても学んでおくべきでしょう。
これから学ぶ言語を選ぶ未経験者の場合は、最初から「稼ぎやすい言語」を意識して選ぶことをおすすめします。
なお、エンジニアの転職支援を行う「レバテック」の調査では、以下のような言語の月単価が高いということが判明しました。
プログラミング言語
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平均月単価
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Go
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888,399円
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Ruby
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876,982円
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Swift
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860,499円
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Kotlin
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860,001円
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Python
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786,969円
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参考:レバテックフリーランス
上記の通り、「Go」や「Ruby」といったプログラミング言語が上位に来ているので、副業で稼ぎたいという方はこういった言語を学んでみるとよいでしょう。
プログラミングスクールでスキルアップする
副業案件に対応するために、プログラミングスクールでスキルアップするという方法も有効です。
プログラミングスクールは、初心者はもちろん、経験者向けのコースも存在します。
こうしたコースを活用してスキルアップし、高単価案件にチャレンジしていくことで、副業で大きく稼ぐことが可能となります。
ポートフォリオについても、スクールに通うことで自然とクオリティの高いものに仕上がる場合もあります。
特に弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ」ならば、ポートフォリオ支援が大変充実しており、アイデア出しの段階からサポートするため、RUNTEQ生のポートフォリオは非常に質が高いと評判です。
またRUNTEQの場合、習得できる主な言語が、前項で紹介した高単価言語「Ruby」なので、副業で稼ぐのに大いに役立つでしょう。
ポートフォリオの質を高めたい方や、Rubyの学習について興味がある方は、是非一度無料キャリア相談会へお越しください。
プログラミングを活かした副業の種類
プログラミングスキルを活かした副業には、以下のようなものがあります。
- クラウドソーシングサイトで案件を獲得する
- プログラミングスクールの講師になる
- メンターを務める
- YouTubeへプログラミング動画をアップする
- 自分でサービスを開発する
クラウドソーシングサイトで案件を獲得する
もっともオーソドックスなのは、「クラウドソーシングサイトを利用して案件を獲得する」という方法です。
クラウドソーシングサイトには、プログラミング関連の案件も多数登録されているため、その中から自分が対応できそうな案件に応募し、当選連絡を待つ形になります。
当選するには、クライアントから「是非この人に任せたい」と思ってもらう必要があるため、実績やポートフォリオを充実させておかなければなりません。
とはいえ、副業を開始した直後では実績もないため、まずは多少割に合わなくとも安い案件をこなしていき、ある程度実績を積んでから高単価案件に応募する、という流れが王道となります。
クラウドソーシングサイトには、常に案件がたくさん登録されており、その中から自由に選んで応募できるため、プログラミングの副業で収入を得るには是非とも抑えておくべき稼ぎ方です。
プログラミングスクールの講師になる
プログラミングスクールでは、現役エンジニアを講師として雇うところも多いです。
案件を受注して一人黙々と作業するタイプの副業ではなく、これからエンジニアを目指す人の手助けをしたいと考えている人には最適な副業と言えるでしょう。
もちろん、一般的な副業と比べれば時給も高いため、効率よく稼ぐことができます。
また、プログラミングスクールを卒業してエンジニア転職に成功した場合、そのスクールの講師になりやすいです。
メンターを務める
プログラミングスクールの講師になるのではなく、プログラミングを学びたいと思っている個人と直接契約してメンターになる、という稼ぎ方もあります。
教えることが好きな人には向いている副業で、SNSで募集したり、「MENTA」のようなマッチングサイトを利用したりして、メンティー(指導を受ける人)を探すとよいでしょう。
YouTubeへプログラミング動画をアップする
自分が持つスキルを活かして、プログラミングに関する教育動画を作り、YouTubeにアップするという稼ぎ方もあります。
YouTubeの動画でプログラミングを学ぼうとしている人も少なくないですし、YouTubeの中で教育関連の動画は成長ジャンルですので、需要は決して低くありません。
ただし、YouTubeで収益化するには「チャンネル登録者数が500人以上」「過去1年間の総再生時間が3,000時間以上」といった規定をクリアする必要があるため、収益が発生するまで時間がかかるという点に注意が必要です。
自分でサービスを開発する
自らサービスやアプリを開発してリリースし、広告料や利用料で収益を得るという方法もあります。
そう簡単に成功する稼ぎ方ではないですが、当たった時には他の副業とは比べ物にならないほどの収入を得ることが可能です。
仮に副収入に繋がらなかったとしても、作成したサービスはポートフォリオとして活用できますし、自分でサービスを開発したという経験はお金に換算できない価値があります。
弊社のプログラミングスクールRUNTEQの卒業生のカツオさんは、エンジニア転職のためのポートフォリオを現在もサービスとして運営されています。
なんと企業にスポンサー契約をもらうほどサービスとして伸ばされています。
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この度Dearliy株式会社様とスポンサー契約を締結いたしました!😊✨
代表のShindoさん自身CAJICOを使ってくださり、スポンサーになっていただけたこととても嬉しいです😊✨Dearliyさんと素敵な機能もリリースしましたのでそれは明日ご紹介します! https://t.co/t7HJwZcpmY
— かつを@家事アプリ「CAJICO」🎉 (@mogurokanezou) November 8, 2023
このように副業として成果が出る確率は高くはありませんが夢のある選択です。
エンジニアの副業に関するFAQ
この項目では、エンジニアが副業を行う際によくある疑問についてまとめました。
副業を行うことに不安な点がある場合には、是非参考にしてください。
未経験エンジニアでも副業可能?
正直、まったくの未経験ではなかなか案件を獲得できないのが現状ですが、ポートフォリオを充実させることで可能性は出てきます。
自分一人でクライアントから評価されるポートフォリオを作成できる自信がない場合は、プログラミングスクールの利用を検討してみてもよいかもしれません。
正社員エンジニアが副業をしても大丈夫?
以前までは副業禁止の会社が多かったものの、最近では、IT企業を中心に副業を許可する会社も増えてきています。
特にエンジニアの場合は、副業によるメリットも多いため、むしろ推奨する会社もあるくらいです。
しかし、正社員の副業が可能かどうかは、会社によります。
法律による規制はありませんが、就業規則によって副業を禁じている会社もあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
エンジニアが副業をするメリットは?
エンジニアが副業をする最大のメリットは「収入の増加」ですが、それ以外にも以下のようなメリットがあります。
- 既存スキルを高められる
- 新しい技術を知ることができる
- 営業力や交渉力が鍛えられる
こうした恩恵を得ることで自社の人材価値が上がると考え、副業を許可する会社が増えています。
エンジニアが副業をするデメリットは?
エンジニアが副業を行うことは、メリットばかりではありません。
「長時間労働になりやすい」「本業が疎かになるリスクがある」といったデメリットもあるため、あらかじめ覚悟しておく必要があります。
上記のようなデメリットがあるからこそ、副業を禁止している会社も少なくありません。
副業の収入が増えてきたら独立すべき?
副業を継続していくと、「本業の収入を超えてしまった」というようなケースもあるかもしれません。
そうなると、独立してフリーランスになった方が稼げるのではないかと考えがちですが、基本的にはあまりおすすめできません。
副収入の方が本業の収入を超えようと、それは一時的なことかもしれませんし、一度フリーランスになってしまうと、サラリーマンエンジニアに戻るのが大変になります。
フリーランスという働き方にはメリットもありますが、デメリットも多く存在するため、正社員としてのキャリアを築けている中でフリーランスへ転向するのは、長い目で見ればあまり得策ではありません。
もちろん、最終的には個人の価値観ですので、どちらの道を選ぶのかについては、フリーランスのメリット・デメリットをじっくり検討した上で判断するとよいでしょう。
まとめ
以上、プログラミングの副業が稼げないと言われる理由や、稼げるようになるための方法、プログラミングを活かした副業の種類などについて解説しました。
プログラミングの副業で稼げるかどうかは、正直「人それぞれ」としか言いようがありません。
副業で稼ぐための努力ができる人は稼げますし、努力の仕方が間違っている人や、そもそも頑張る気がない人はもちろん稼げません。
持っているプログラミングスキルを活かして副収入を得たいという方は、本記事の内容を参考に、稼げるようになるコツを意識しながら動くようにしてみてはいかがでしょうか。
- プログラミング案件は高単価なものが多いが、だからといって誰でも稼げるわけではない
- 稼げるようになるためには、適切な努力が必要
- プログラミングスキルを活かした稼ぎ方にはいろいろあるので、自分に適した形を選ぶべき
なお、弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ(ランテック)」は、未経験からのエンジニア転職に強いスクールで、特にWebエンジニアの育成に力を入れています。
未経験から学習を始めた多くの卒業生が、Web系開発企業へのエンジニア転職を成功させています。
今でも需要の高いWebエンジニアですが、今後はさらに需要が高まっていくと言われていますので、これからWebエンジニアを目指したいという方は、是非一度無料キャリア相談会へお越しください。