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企業インタビュー

株式会社ムーブ様【企業インタビューvol.8】

ムーブ様アイキャッチ

今回は、Webシステムの受託開発をメインに、幅広い業界のクライアントを技術力で支えている、株式会社ムーブ様にインタビューさせていただきました!

同社は、Webシステムの開発・保守、さらにはコンサルティングまで手がけ、豊富な開発実績で培ったノウハウを活かして、クライアントの課題を解決しています。
今回はエンジニアの伊藤さん、唐津さん、採用広報の千葉さんにお話を伺いました。

さらに、RUNTEQの卒業生の唐津さんにRUNTEQでの学びが実務でどのように活かされているのかについてもお聞きしました。ぜひご覧ください。

未経験からでも成長できる、手厚い教育体制と挑戦できる環境

――本日はよろしくお願いいたします。まず、貴社の事業内容について教えていただけますか?

伊藤さん:株式会社ムーブは【受託システム開発事業】【自社システム開発事業】【システムコンサルティング事業】の3つの事業を展開しております。受託開発と自社開発がメインで、その中でも受託開発が9割以上を占めています。
これまでの開発事例としては、某広告代理店での社内売上管理システムやプロジェクト管理システム、レンタルバイク予約サイト、アルバイトの応募システムなど、多岐にわたります。

また、サーファー向け波情報サイトの保守運用を10年以上担当させていただいているほか、月間50億PVを超えるブログシステムの保守運用も手がけています。
Webシステム開発であれば業界や業種を問わず、幅広くお受けできるのが当社の強みですね。

伊藤さん(エンジニア伊藤さん)

――ありがとうございます。事業が好調に成長されている中で、エンジニア採用も通年で行っていると伺いました。現在募集している職種を教えてください。

伊藤さん:
募集している職種は、サーバーサイドエンジニアです。主な業務内容は、Webシステムのアプリケーション開発になります。
ただ、弊社の場合はそれだけでなく、要件定義などの上流工程のほか、保守・運用などに加えインフラ構築まで、開発に関わるすべての業務を担当していただきます。最終的には、「Webシステム開発のすべての工程に携わる」というのが業務内容になりますね。

――未経験で入社された場合の教育体制について教えてください。

伊藤さん:
はい、弊社に入社いただくと、まず約1ヶ月間のマンツーマン研修を受けていただきます。ここでWebシステムの基礎や業務を進めるうえでの考え方を学んでもらった後、OJT形式で実際の案件に入っていただきます。
弊社の特徴的なところは、未経験の方にも最初から他のメンバーと同じように責任ある業務をお任せする点です。もちろん、一人で抱え込ませることはなく、先輩社員がサポートしながら、ある程度の範囲をしっかり責任を持ってやっていただき、業務に慣れてもらうような方法をとっています。

――未経験の方でも早い段階から、実際の業務に携われる機会があるのですね。

伊藤さん:そうですね。特に、弊社の場合はエンジニアがお客様と折衝してプロジェクトを進めていく機会も多いので、そういった部分も最初から経験していただきます。

例えば、文章ベースでお客様とやり取りする場合は、最初は先輩がチェックした上で送っていただくなど、サポートはしっかり行います。慣れてからではなく最初から実務に取り組んでいただきます。少人数の会社なので、すぐ隣に先輩がいるからこそできる手厚いサポート体制で、何かあったときは先輩が責任を取るので「まずはやってみましょう」というスタンスを大切にしています。

――エンジニアチームの雰囲気や文化について教えてください。

伊藤さん:代表が25年以上のキャリアを持つ現役のエンジニアで、一緒に案件に入って開発をしているので、相談しやすい雰囲気です。何かあった時は、代表も交えながら活発にコミュニケーションを取っています。

一方で、普段は個々で開発しているので、雑談をしながらワイワイ仕事をするというよりは、みんなで集中してコードを書いています。

(株式会社ムーブの代表と社員の皆様)

「スクール卒業後も学び続けているか」を重視

――続いて、採用活動についてお伺いします。貴社が未経験者採用を実施している背景を教えてください。

伊藤さん:弊社のような十数人の小規模な会社が、採用を考えた時にスキルも経験も豊富なエンジニアだけを採用しつづけるのは簡単ではありません。過去に何名かの採用実績もありますが、市況的にも難しいのが実情です。そこで、「ポテンシャルのある若手を採用し、将来的に戦力となっていただく」という長期的な視点で見ていこうと考えました。

――未経験者を採用する中で、特に重視されているポイントはありますか?

千葉さん:プログラミングスクール卒業生の場合、「卒業後も継続的にコードを書いているか」という点は重視しています。あとは、社風に合った柔軟性や素直さ、前向きに頑張れる姿勢があるかどうかもみています。

RUNTEQ卒業生の方のスキルレベルは、一定基準に達していると感じているため、「卒業した後も何を目指していくのか」「どういうことに挑戦しているのか」といった点を見ています。卒業から数ヶ月が経過していれば、その間の努力や取り組みを伺い、そこから人柄やエンジニア適性を判断しています。

(採用広報 千葉さん)

伊藤さん:私も同様に、RUNTEQ卒業生の場合は、スキルは一定水準が担保されている印象で、逆に差が付きにくいと考えています。そこで重視しているのが、卒業後も自発的に学習・開発を続けているかという点です。

就職活動で忙しくなるとコードを書かなくなる方もいますが、それではせっかく習得した知識を忘れてしまいますよね。そのため、GitHubをみる時はポートフォリオに加えて継続的に開発を続けているかという点を重視しています。実際にRUNTEQ卒業生の唐津さんは、カリキュラムを早期に終えた後も、継続して開発を続けていたので、頑張りが感じられましたね。

人柄の面では特に「素直さ」を大切にしています。
今はプログラミングの知識を学ぼうと思ったら、本やインターネットで調べれば多くの情報を得られる時代だと思っています。開発においても様々なアプローチがありますが、知識があるがゆえに「本にはこう書いてあったので、このやり方でやりたい」と自分の考えに固執してしまう方もいます。もちろん自分の意見を持つことは素晴らしいですが、「まずは言われたことをやってみよう」という素直さがある方のほうが、結果として成長スピードは速いと感じています。

――技術スキル以外で未経験エンジニアに期待するソフトスキルはありますか?

伊藤さん:弊社ではテクニカルスキルを第一に評価していますが、同じくらいヒューマンスキルも重視しています。弊社の場合は、エンジニアが直接お客様と折衝したり、ミーティングで説明したりする機会が多いため、コミュニケーション能力は欠かせません。

特にやりとりするお客様のほとんどは、企画職やディレクターの方々です。エンジニアの方にありがちですが専門用語だけで話すと、まったく意図が伝わらないことがあります。
常に相手に寄り添って、分かりやすく説明することで、信頼関係を築けると考えています。

さらに、AIの発達によって「コードが書けるだけのエンジニア」では将来的に生き残るのが難しくなると思っています。だからこそ、思考力やコミュニケーション力を備え、ビジネス面でも価値を発揮できるエンジニアであるかという点は重視しています。

――RUNTEQ卒業生にはどのような特徴や強みを感じられますか。

伊藤さん:先ほどもお伝えしましたが、RUNTEQの卒業生は、ポートフォリオ(Webアプリ)のクオリティが一定水準以上に整っているという印象を強く受けます。知識のレベルやコードを書いている量が確保されているのがRUNTEQ生の強みかなと思いますね。GitHubを拝見しても、どの方も一定レベルが担保されており、カリキュラムがしっかりしているのだと感じます。

採用に至った唐津さんや先月入社した方も、卒業後も継続して開発していて、分からなくても自分なりに解釈しながら手を動かした点でプログラミングが好きなんだろうなと思っていました。

RUNTEQで培った「自走力」が、今の業務に活きている

――RUNTEQ卒業生の唐津さんは、入社から3年が経ちますね。現場ではどのようにご活躍されていますか?

伊藤さん:唐津さんの強みは、何といっても 「まずはシステムが動くところまで頑張る」ことです。
分からないことがあっても、まずは自分で調べて、動く形まで持っていく力があります。理解するのに時間をかけるより、「まずは動かすまで頑張り、あとから理解していく」ためにひたすらコードを書く、それがムーブの考えです。直近では、未経験の言語で開発を行っていて最初は相当苦戦していましたが、自力で調べながら、完璧かは分からないながらもある程度実装を終えた段階で、私のところまで相談にきてくれました。

この姿勢は、入社当時から変わらず感じている唐津さんの強みですね。未経験ではじめた唐津さんの成長スピードは、周りのメンバーにとてもよい刺激となっていると思っています。

――素晴らしいですね!唐津さんの中で何か意識していることはありますか?

唐津さん:分からないことやエラーの原因調査に時間をかけ過ぎないようにしています。30分考えても解決できなければ周囲に相談するようにとアドバイスを受けてから、特に意識するようになりました。調査は大切ですが、時間をかけ過ぎても効率が落ちるので、自分で調べても解決しなければ早めに質問するようにしています。

――現在の業務で、RUNTEQでの学びが活かされていると感じることはありますか?

唐津さん:RUNTEQで鍛えられた「自走力」が一番役立っています。カリキュラムを進める中で、分からないことがあればまず自分で調べ、それでも解決しなければ質問するという習慣が身につきました。この「調べて試行錯誤する力」が、今の業務の土台になっています。

――現在の業務で、やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

唐津さん:自分が実装した機能がユーザーの役に立っていると実感できたときです。開発中は「これで本当に大丈夫かな」と不安になることもありますが、リリース後にユーザーの方から「使いやすくなった」などのお声をいただくと、頑張ってよかったと感じます。最初は全く分からなかったことでも、日々継続していくことで少しずつ理解できるようになり、着実にスキルが身に付いていくところもモチベーションに繋がっています。

その点ムーブでは、今の自分のレベルより少し難しいタスクを任せてもらえるので、成長の機会が多いと感じています。

(株式会社ムーブの社員の皆様)

――エンジニアとして働く中で、入社前のイメージとのギャップはありましたか?

唐津さん:入社前は、エンジニアはひたすらコードを書いているイメージでしたが、実際はそれだけではありませんでした。クライアントのやりたいことに対して、適切な仕様や設計を提案したり、分かりやすく説明するなど、伊藤さんがおっしゃっていた「ヒューマンスキル」が本当に重要だと実感しています。

――現在の自己学習や継続している学習習慣があれば、教えてください。

唐津さん:自己学習では、業務中に分からなかった用語や、実際に使っている技術をその都度調べて理解を深めています。

さらに、毎週水曜の朝に社内で開かれる勉強会にも参加しています。勉強会では、最近話題の技術や便利なツールの使い方などを共有してもらえますし、困っていることを相談できるので、とても良い学びの場だと感じています。

――今後の展望や期待することはありますか?

唐津さん:これまで通りテクニカルスキルはもちろん、ヒューマンスキルの重要性も痛感しているため、両方を伸ばして市場価値の高いエンジニアを目指していきたいです。

技術面は、開発だけでなく保守やインフラ構築など、まだまだ学ぶべきことがたくさんあるので、一通りをサポートなしで出来るようになることが目標です。ヒューマンスキルは自分にとってまだまだ課題ですが、お客様に仕様を伝える際にわかりやすく伝えるなど、日々できることを着実に積み重ねていきたいです。

株式会社ムーブが目指す、成長と働きやすさの両立

――最後に、貴社への応募を検討している方に向けて、メッセージをお願いします!

千葉さん:ここまでで、弊社が「成長できる環境」であることはお伝えできたかと思いますが、同時に「働きやすさ」も非常に大事にしています。

基本的には9時から5時の就業時間で残業がゼロというところや、福利厚生も充実していますので、「成長」と「ワークライフバランス」を両立させることができます。このような環境に魅力を持ってくれたら嬉しいなと思います。

さらに、代表自身が現役エンジニアのため、エンジニアが働きやすい環境づくりには特に力を入れています。興味をお持ちいただけた方は、ぜひご応募ください。お待ちしております!

唐津さん

編集後記

今回は、株式会社ムーブの伊藤さん、千葉さん、そしてRUNTEQ卒業生の唐津さんに貴重なお話を伺いました。

少数精鋭で高い技術力を持ちながら、未経験者の育成にも真摯に向き合う姿勢が非常に印象的でした。特に、採用において「卒業後もGitHubを更新し、学び続けているかを見ている」というお話は、これからエンジニアを目指すスクール生にとって、大きなヒントになったのではないでしょうか。

そして、唐津さんがお話しされていたRUNTEQで培った自走力が、今の業務の土台になっている」という言葉から、RUNTEQでの学びを活かして活躍されていることが伺えて嬉しかったです。

もしあなたが、「本気でエンジニアになりたい」「企業から本当に求められるスキルを身につけたい」と考えているなら、一度RUNTEQの無料カウンセリングで話を聞いてみませんか?

あなたのエンジニアとしての第一歩を、心から応援しています。

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