インタビュー

開発がやりたい、SIerからWeb系自社開発にエンジニア転身 

設計やマネジメント中心のSIerからWebエンジニアとして開発に携われるWeb系自社開発へ転職を果たした大橋さん(@m_asa_o)。文系卒のため開発はできないことを承知でSI業界に飛び込みましたが、やはり自ら開発がしたいという意欲が高まり、RUNTEQ(ランテック)の現場レベルの実践的なカリキュラムでRailsを中心にコードリーディングやバグ修正を自走できる実力をつけ、作成したポートフォリオはコンテストで技術賞を受賞。就職活動で多数のスカウトに繋がりました。将来を見据えてキャリアアップを検討される方に参考になる内容です。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.46】※RUNTEQ学習期間は20年11月-21年5月の6ヶ月間

SIerからジョブチェンジするためにRUNTEQ入学を決断

Q. ご経歴を教えてください

大学では法学部を専攻し、その後新卒で就職したSIer企業にて3年ほど勤務していました。

SIerでは開発のお仕事をする機会がなく、ジョブチェンジするためにRUNTEQに通い、今年の11月に自社開発企業で働き始めました。

文系の大学を選んだのは数学や理科が好きにも関わらず、国語や英語の成績のほうが良かったことと、当時は将来的になりたい職業がなかったため、選択肢を増やすために法学部に入りました。

就職活動を行う段階になって、自分がどんな職業に就きたいのかということを改めて考えた時に、やはり数学・理科などの計算や頭を使うことが好きだということを再認識したんです。

大学の授業でプログラムを触った時にとても面白いと感じて、ITの仕事に興味を持ったことがきっかけでSIerを中心に就職活動をするようになりました。

SIerでは開発自体はあまりできないことも入社前から分かってはいましたが、文系の大学を出ているので開発メインの実務に就くことは難しかったんです。

入社後はプログラミングではなくマネジメントやシステム設計などの仕事が多くなることは理解しつつも、大学での学びを活かした上でIT企業で働くためにはこの道がベストだと思いました。

しかし3年ほど働いて、やっぱり開発をしっかりやりたいという想いが徐々に強まってきたんです。

Q. RUNTEQ入学前はどのような形でプログラミングに関わってきましたか?

大学の授業では教授が書いたプログラムを使い、パズルのようなものを触っただけでしたが、プログラムを使う事自体が面白く興味を持ちました。

就職してからは、研修でVB.netという言語を使い3ヶ月間ほどシステム開発を勉強しました。

配属されてからもOJTで開発に少し関わることは合ったのですが、1〜2年ほど経つと開発に関わること自体が無くなってしまいました。

設計書を書いたりベンダーさんと調整したり、お客様の要望を聞いたりという業務がメインになってしまいましたね。

最初のうちは仕事を続けながらWeb系の開発の勉強も行っていたのですが、残業が多かったこともあり集中して取り組む時間はあまり取れませんでした。

Q. RUNTEQに入学したきっかけは何でしたか?

もともとSIerで3年近く勤めていたのでそのまま転職することも考えてはいたのですが、転職のエージェントさんに相談してみると、開発の実務経験がないと厳しいと言われてしまいました。

そのような中で転職活動を行ったとしても、選択肢はかなり限られてしまいます。

転職の成功率を上げるために、ポートフォリオとして個人開発でサービスを作ることができればと思いました。

しかしノウハウもありませんし、独学でそこまで行うのは厳しいと感じたため、スクールに通うことを考えました。

評判の良いスクールを探した結果RUNTEQにたどり着きました。

実際に5〜6社のスクールで話を聞かせていただいたのちに最終的にRUNTEQが一番良さそうだと判断しました。

当時のRUNTEQではeditchはまだ無かったものの、卒業生のポートフォリオがとても素晴らしかったんです。

特にエンジニアチェッカーやHashlogなどはすごいと思いました。

「ここまでのサービスが作れるようになるんだ!」と思ったのが決め手にもなりましたね。

確実にスキルを身につけBATTLE OF RUNTEQにおいて技術力賞を受賞

Q. RUNTEQのカリキュラムはいかでしたか?

カリキュラムは本当に良くできていると思います。

現場に入ってからの実務をきちんと見据えて作られていました。

実際にissueがあり、そのissueを解決するためにプルリクを投げるという感じでしたので、実務にかなり近い感じで良いと思いました。

RubyとRailsはまだよかったのですが、RSpecなどはわりと苦労しましたね。

基礎編・応用編で比べてみると、自分は応用編の方に難しさを感じていました。

全く知らないgemや知らない書き方で作られたシステムがすでにある状態で、それをコードリーディングして修正していかなければならず、理解するまでにかなり時間がかかった印象です。

1行ずつ調べながら取り組んでいたので大変だったなと感じました。

学習期間中は、ポートフォリオに入るまでは調べれば解決することが多かったため、講師面談は2〜3回ほどしか使わなかったです。

分からない部分があったとしても「この道筋で調べれば解決しそうだ」というビジョンがあったので自力で頑張っていました。

本当に質問しなければどうにもならないほど詰まることがあまりなく、時間はかかりつつも自分で調べながら解決できることが多かったですね。

Q. RUNTEQのコミュニティはいかがでしたか?

在学中はコミュニティはほとんど参加できていませんでした。

RUNTEQに入学した最初の方はまだ仕事をしていたので、時間もなかなか確保できずコミュニティに参加する機会を逃してしまっていた感じでした。

そのまま基礎編・応用編の学習を進めて、ポートフォリオを作るフェーズになってから変化がありました。

RUNTEQのポートフォリオ進捗発表会をきっかけに、徐々に他の受講生さんとの交流が増えたんです。

BATTLE OF RUNTEQに出場してからはさらに交流が増えました。

RUNTEQのコミュニティはすごく心地よくて、参加できて良かったです。

駆け出しエンジニアからベテランエンジニアまで、いろんなフェーズのエンジニアがいて、熱意を持って学ぼうとしている人たちの集まりなのですごく刺激されます。

Q. 他にRUNTEQで印象に残ったことはありますか?

BATTLE OF RUNTEQに出場できたことです。

過去のeditchは3回ともリアルタイムで見ていて、自分もポートフォリオを作ったらeditchに出たいという想いがずっとありました。

そしてちょうど僕がポートフォリオを作っている期間にBATTLE OF RUNTEQの話が出てきたので自主的に応募しました。

実はポートフォリオの完成のめどが立っておらず、予選までに間に合うかどうかわからない状態での応募だったんです。

紆余曲折あり、ようやく予選の2周間前に案が固まったので、最低限のところまで作成して予選シートを提出しました。

アプリの完成が完全に見えていない状態でダメ元でシートを提出したので、予選を通ったと聞いたときには本当に驚きました。

と、同時にあの状態で通してくださったのだから、本戦までに完成度の高いものを作りあげなければと身の引き締まる思いでした。

そこから本戦までの間は、これまでの人生で一番頑張った期間だったのかもしれないというくらい、毎日寝る間も惜しんで真剣に取り組みました。

BATTLE OF RUNTEQの本戦では、賞もいただけましたし、自分のサービスを知ってくださっている方もたくさんいて、良い反応もいただき、出場できて本当に良かったです。

働き方に対する明確な軸を持って取り組んだ就職活動

Q. 就職活動期間と卒業後の進路を教えてください

不動産関係の自社開発に就職しました。

メインのサービスは元々社長自身が経験した困りごとから生まれたという経緯があり、今現在は企業としてもサービスとしてもすごく成長しています。

会社の問題解決に対する姿勢や考え方にとても共感ができ、社長の人柄にも惹かれ、このスタートアップ企業で働けたらすごく楽しそうだと思い入社を決意しました。

就職活動期間中は、BATTLE OF RUNTEQでのスカウトが7社、リファラルで2社あり、合計9社とカジュアル面談の機会がありました。

うち4社の選考を受け、全て最終面接まで進み、2社から内定をいただきました。

メガベンチャーの子会社とスタートアップで悩んだ末、会社の雰囲気もよく、提供するサービスに共感が持てた今の会社(スタートアップ)に入社を決めました。

Q. 選考ではご自身のどの点が評価されたと感じますか?

前職のSIerにおいて、お客様の要望を叶えるために工夫して動いていたという部分はかなり高く評価していただけたと感じます。

RUNTEQ経由でのお声がけが多かったので、作成したポートフォリオについては、知ってくださっている方が多く、実際に使ってもいただきました。

単純なアプリではあるのですが、自身の悩みを解決する一面もあるため、課題解決への考え方が良いと言っていただけて嬉しかったです。

声の音量を測定するだけではなく、どうしたら声が通るのかを分析し、それを測定するためのロジックを考えるところで紆余曲折あったのですが、最終的に形にして完成させたプロセスを大きく評価していただけました。

また、基本情報や応用情報といった資格や、競技プログラミングの経験も生きて、技術試験でも高く評価していただけました。

Q. RUNTEQの就活サポートはいかがでしたか?

就職活動を始めたときはすごくお世話になりました。

BATTLE OF RUNTEQが終わってすぐに、書類の添削と面接対策でお話させていただき、自分の経歴の書き方や自己PRをブラッシュアップしていただけました。

キャリアトレーナーの方が忌憚のない意見をくださり、改善案を提示していただけたので、自分の中でもどう書いていけばよいのかの道筋を立てられたので助かりました。

自分が進みたいと思える方向を選べたので、就職活動自体は楽しくできました。

会社から期待されていることに一日でも早く応えたい

Q. 実際に業務を始めてみていかがですか?

仕事とRailsとVueを使用していますが、入社してまだ1週間なので、まだ全体像がつかめきれていないのです。

まだ1つ目のタスクなのですが、なぜこの仕様があるのか?なぜこの機能があるのか?などの部分が見えていないため、確認しながら改修を行っている状態です。

Q. 実際に働き始めてからプログラミングに対する気持ちに変化はありましたか?

そこはあまり変わらないです。

ただ、元々SIer業界にいたので「完全未経験としてではなく、自走力を期待している」と面接の際にも言われているので、その期待にしっかりと応えなければいけないというプレッシャーはあります。

期待されている自走力を発揮できるよう、色々覚えていき、早く価値を発揮できればと思っています。

Q.SIerからweb系に転職してギャップを感じていますか?

ギャップはRUNTEQに入学したタイミングで感じました。

web系スタートアップ企業とはこんな雰囲気なのだということを、肌で感じることができましたね。

RUNTEQで学習を進めることと同時に、スタートアップでの実際の働き方を見ることができてよかったです。

まずは技術の足固めをして視座の高いことにもチャレンジしたい

Q. 今後どのようなエンジニアになりたいですか?

サービスをどのように組み立てていくのかを考えながら作るプロセスは楽しいのですが、ユーザーに使ってもらえるサービスを作るという部分もしっかり考えていけるようになりたいです。

そのためには技術面やビジネス知識やマーケティングへの理解も必要なため、学ぶべきことはたくさんあると思っています。

まずはエンジニアとして課題解決できる技術や、アプローチ方法、技術の手札を増やしてしっかりと足場を固めていきたいです。

その後は技術的な部分にとどまらず視座を上げてビジネス知識やマーケティングも理解できるようになりたいですね。

Q. SI業界からの転身を検討している方に一言アドバイスをお願いします!

今ある仕事を辞めてチャレンジをするというのはリスクの高い決断だと思います。

周りから引き止められることもあるかもしれません。

しかし10年後や20年後のご自身の姿を想像した上で、後悔しない最善の選択をしてほしいと思います。

慎重に考えて行動すべきですが、大胆な決断をしたのであれば最後までやりきってください。

RUNTEQは、諦めない気持ちや強い想いがある人をきちんとサポートしてくださるスクールなので、スクール選びに迷ってる方はRUNTEQを選ばれたらいいと思います。

編集後記

いかがでしたでしょうか?

大橋さんは学生時代からずっとやりたいと思っていたエンジニア職へとキャリアチェンジを成功させ夢を叶えました。

勤めていた会社を辞めるのはたいへん大きな決断だったと仰っています。

大橋さんは将来の自分が後悔しない選択をするために、強い決意を持って一歩前へと踏み出しました。

この記事を読む方の中には、興味がありつつもなかなか先に進むことができないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

RUNTEQであなたが後悔しない未来へと続く、大きな一歩を踏み出してみませんか?

エンジニアとしての働き方に興味がある方は、ぜひ一度無料キャリア相談会へお越しください。

RUNTEQではエンジニアとしてキャリア形成するための学習面や就活面でのサポートをしっかりと行います。

ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/

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