新卒から勤めた証券会社の営業職を退職し、フルコミットの学習を経て、Web系自社開発企業のWebエンジニアに転職成功した大隈さん。RUNTEQ(ランテック)入学後はコミュニティを活用し、同期や先輩と不安点を共有しながら学習のモチベーションを維持しました。趣味の動物園めぐりをテーマにしたWebアプリは面接でも話題になり、キャリアアドバイザーのアドバイスのもと就職した企業はとてもカルチャーマッチしていると言います。そんな大隈さんの入学前から現在の仕事ぶりまでたっぷりとお届けします。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.70】※RUNTEQ学習期間は2023年4月-2024年1月
営業経験から専門性の高いエンジニアの道へ
Q. これまでの略歴を教えてください
大学卒業後、証券会社で3年間の営業経験を積みました。
地元は神奈川県だったのですが、配属されたのは他県でした。そのため、転勤を伴う仕事をしてきました。
証券会社の営業は、最近のネット証券などとは異なり、年配のお客様を中心に、高い手数料をいただきながら営業を行うビジネスモデルでした。
仕事を続けていくにつれこの業界で生き残っていくことについて、将来への不安を感じるようになっていきました。
また、社会人2年目に結婚をしたことをきっかけに今後のライフプランを考え、転勤がない職業への転職を検討するようになりました。
Q. エンジニアを目指した理由は?
最初は具体的な目標がなくて、公務員や鉄道の運転手など、色々な職業を考えており、YouTubeで様々な仕事の動画を見ていました。
そんな中で、プログラミングスクールの動画を見つけ、今後エンジニアの人材が不足するという話を聞いて、興味を持ったのがきっかけです。
そこから菊本さん(RUNTEQ校長)のライブ動画を見た際に、
プログラミングに興味を持ったは良いものの、何も知識がない方は何から始めれば良いか悩んでいるという質問に対して、
「Progateを触ってみて楽しかったら向いているかも!」と回答していらっしゃるのを聞き、私も試してみたらとても面白かったんです!
そこから「エンジニアって面白そうかも」と一気に興味が出てきました。
Q. RUNTEQ入学のきっかけは?
まず、スクールに入るか・入らないかという部分で考えた時に、当時は25歳だったので、30歳までにはエンジニアとして経験を積んでいる自分でありたいなと思いました。
独学だと遠回りになってしまう可能性も考えて、スクールに入ることは決めていました。
どのスクールに入学をするか、ネットで色々な情報を見ていた際に、「300~500時間でエンジニアになれる」「楽に稼げる」などのワードがある中でも、RUNTEQは「1000時間必要」「楽して稼ぐという考えは厳しい」など、あえて厳しい言葉を記事や動画で伝えているのを見て、信頼できるスクールだなと感じ、RUNTEQの入学を決めました。
コミュニティを活用しながらエンジニアを目指す学習の日々
Q. 1000時間の学習をどう乗り越えましたか?
RUNTEQへの入学には、一度退職してフルコミットで臨みました。
最低1日8時間、家族と外出する日も必ず1時間は学習の時間を取っていました。
チャットツールの中のtimes(個人チャンネル)で、同期の進捗報告を見ては、「同期に負けないぞ!」「一番に終わらせるぞ!」という気持ちでいたり、フルコミットで学習をしていたこともあって、仕事をしながら学習をされている方より早く終わらせたいという気持ちもあり、日々頑張っていました。
実際にRUNTEQのカリキュラムに触れてみて、コードを書くことに楽しさを感じつつも、自分の学習スピードに対して、理解が追いつかない、腹落ちしないことが続いて、難しいな、しんどいなと感じることはありましたね。
プログラミング学習は繰り返し対応していくことが大事だと感じていたので、何度もカリキュラムの復習をしつつ、カリキュラムで学んだことで自分で簡単なアプリを開発してみたりしました。
また、学習の中盤では、同期4人でグループ開発を行う機会があったので、みんなで教え合う中で、自分の理解が進むようになりました。
一人で学習することも大切ですが、お互い教えたり教えられたり言語化していく中で、自分の中で理解出来ている・出来ていないが明確になったので安心材料にもなりましたね。
Q. コミュニティはモチベーションに影響しましたか?
コミュニティには同期以外にも後輩・先輩と入学時期が異なる方も多くいるのですが、同期同士では、不安点の共有や難しい課題を共有して安心に繋がったり、後輩が入ってくると、進捗が抜かされないように良い意味でも刺激をもらうことも多かったです。
私は同期の中でもスピードが速かったこともあって、先輩にカリキュラムのコツを教えてもらうことも出来たので、色々な場面でコミュニティを活用することが出来ました。
コミュニティのおかげもあってか、モチベーションも著しく下がることはなかったです。
プログラミングが難しくて、その日に解決しないこともありましたが、翌日に再度頑張って解決できた時の達成感が大きくて、悩んでも解決できる楽しさをモチベーションに変えていました。
そこがプログラミングの楽しさでもありますし、周りではなくて過去の自分と照らし合わせてカリキュラムをこなしていました。
今の仕事でも、大きなタスクを任されることもあるのですが、細かなタスクを少しずつこなすことで、最終的にゴールまで辿り着けたり、前まで難しいと感じることが簡単に感じたりなど、今の仕事でも大きく活かされています。
Q.アプリ開発について
アプリ開発は「ZooMania(ズーマニア)」、動物園に行きたい気持ちを喚起するサービスを開発しました。
これまでのカリキュラムでは、与えられたものを単に開発していきましたが、アプリ開発では、アイディアから全て自分で対応していかなくてはいけないので、技術面談や先輩受講生にアドバイスをもらいながら対応しました。
元々趣味が動物園か水族館に行くことで、自分がユーザーだったらどういう機能が欲しいのか考えながら、アイディアを膨らましました。
こだわりは、スタンプラリーの機能です。
私自身、カードゲームやポケモン図鑑などをコンプリートしたい気質が強いので、同じ動物園に行くだけではなく、新しい動物園に行くきっかけを残したいと思ったところから開発をしました。
実際に一般ユーザーの方にも使っていただきました!
動物園が好きな方はSNSのハッシュタグ検索をする方も多いので、写真投稿時にハッシュタグがつく機能をきっかけに使ってもらうことが増えたのかなと思います。
アプリ開発の内容については面接でも聞かれました。
「今も開発を続けている?」「他の方の意見を取り入れて実装した機能はあるか?」など、ユーザーの意見が取り入れられている点も質問をいただきました。
開発したアプリの中で、他の方に聞いて実装・改良した点を、自信を持って言えたことは評価にも繋がったと感じています。
またチーム開発に対しても評価をされましたね。
自分が書いたコードと他の人が書いたコードが異なることなど、実際の現場に当時から慣れておいたことに対して、とても良い印象を持ってもらえたと思います。
毎日が楽しい!エンジニアの仕事に感じる魅力
Q. 実際にエンジニアとして働いてみていかがですか?
とっても楽しいです!これで給料をもらっても良いのかと思うくらい楽しいですね!
現職は、意欲が高い方が多い中でも、静かな闘志を燃やしている方が多くて、その雰囲気が私にとても合っているなと感じます。
そういう意味で、カルチャーマッチをしているという点も大きいですが、もちろん開発をすることも楽しいですね。
エンジニアの仕事は、机に向かってひたすらコードを書いているイメージがありましたが、実際にはチームになって開発をすることが多いので、職場でも同じチームごと島になって固まって、分からない開発を気軽に聞いたり、時には雑談もしながら仕事をしています。
現在は、月〜木が出社、金曜日がリモートワークで働いています。職場自体、リモートワークの頻度などは自由です。
ただやっぱり出社をすると、開発の際に他の部署とのやりとりも直ぐに出来ますし、社内の人と話しながら仕事をすることで、「自分は会社の一組織の人間なんだな」「事業に貢献していきたい」という気持ちもすごく大きくなるので、楽しみながら勤務をしています。
Q. 具体的にどんな仕事に携わっていますか?
仕事内容は、保守・運用から新規機能の開発までを行なっています。
また並行してGoogleスプレッドシートにgasを活用し、データをまとめたり加工してメールで送信出来るようにしたりなど、社内の方への業務効率化にも携わっています。
開発をしながら分からないことは都度自分でキャッチアップしながら対応をしています。
現職はサービスを持っている会社なので、入社した際に研修制度もあったのですが、エンジニアとしての研修ではなく、自社開発としての業界知識や会社のカルチャー、会社のサービスの使い方を学ぶ研修でした。
入社して直ぐに任された仕事内容は、RUNTEQの応用STEPで学んだカリキュラムと同じように、issueが渡されて、用件ごとに自分で細かくタスクを振り分けて実装をしていく仕事内容だったので、イメージが掴みやすかったです。
時には、他チームの営業の方に、ユーザーの情報も聞きながら開発を行っています。
現職ではGoも使用しているので、転職が決まった際には、入社前に新たな言語のキャッチアップもしていました。そのおかげで転職後もすんなりと開発に入れました。
現役エンジニアになっても勉強をし続ける必要はあるなとは感じていますが、やらなきゃ!という気持ちは全くなくて、この機能を作りたいというゴールから逆算して、記事を書いたり勉強したりしているのでとても楽しいですね。
Q.就職活動で評価された点
先程、現職とのカルチャーマッチのお伝えをしましたが、就活当時は企業軸が全くなかったんです。
キャリアアドバイザー(CA)の方が大学自体から遡って深掘りをしてくださって、自分のやりたいことや向いている方向性が明確になりました。
折角プログラミング学習をしてきたので、開発ができる企業へ就職をしたいという点は大事にしていましたね。
また、ただ言われたことをこなすだけではなく、仕様決めから開発まで一通り挑戦出来る環境も重視をしていました。
実際の就職活動は約1ヶ月半で、最終的に5社応募をしました。
様々な企業を受ける中で、現職は面接してくださった方のお人柄も良くて決めました。
面接の時に一番評価された部分は、コミュニケーション能力だったように感じます。
面接では、自分が一方的に話すだけではなく、面接官が話したことに対して「なるほど」と相槌や反応を示したり、気になることがあれば質問をしたりなど、会話のキャッチボールを意識して話をしていました。
実は面接練習はあまりしていなかったんです。
すごく緊張する方ではあるのですが、キャリアドバイザー(CA)の方に何度か面接練習をしていただいた際に、褒めていただいて自信が持てたことで、本番に挑むことができました。
Q.就職サポートについて
RUNTEQの就職サポートでは、まず就活の軸を決めるためにこれまでの人生について振り返って、こんな企業があっているかもと絞っていただきながら、実際に行きたい企業を決めていきました。
自分自身が受けたい企業もあったのですが、実際に面接に行ったら思ったより自分とマッチしておらず、逆にキャリアアドバイザー(CA)の方と深掘りしていた企業の面接はどこもマッチしていたのでびっくりしました。
RUNTEQのサポートは、一次面接が終わったらサポートが終了する訳ではなく、一次面接の振り返りをチャットツール内のダイレクトメッセージ(DM)に送って、二次面接や最終面接の対策をそれぞれ練ってくださいます。
オンライン面接が初めてだったのですが、CAの方から、「オーバリアクションで反応してみましょう!」など、面接の姿勢をはじめとする様々なアドバイスをしていただいたことを実際に本番で実践した際に、面接官の方にも褒められたりしました。
更に講師の方が技術面接の対策もしてくださって、RUNTEQで準備をした面接内容が大体そのままの形で聞かれました。
私は退職をしていたこともあったので、内定が決まるまでの間のプレッシャーもあったのですが、早く働きたい気持ちが強かったんです。
そこでCAの方に、「スパルタでお願いします」と伝えて、履歴書・職務経歴書の提出納期をタイトに設定していただいていました(笑)
自分一人だとダラダラとしてしまうので、期限を決めていただいたことで、目標とした期間での内定獲得に繋がったと思います。
仲間と共に成長できるRUNTEQのコミュニティ
Q. RUNTEQならではの良さをひとつ挙げるなら?
一番はコミュニティです!
現職でも他のスクール出身者の方がいるのですが、同期の交流や情報交換の場がないということを聞いた時に、コミュニティはRUNTEQならではだなと感じました。
オンラインのスクールなので一人で学習をしている時間が長いと、どうしても孤独感や壁にぶつかることもあるので、同じ思いを共有できる仲間がいることがRUNTEQの良さだなと思いますね。
卒業後もコミュニティが利用できるので、同じタイミングで入社したエンジニア仲間とも情報交換ができる、繋がりが持てることが心強いなと思います。
Q. これからエンジニア転職に挑戦したい方へひとこと!
これからプログラミングスクールに入学を考えている方は、ほとんどの方がプログラミングを全くやったことがない、知識がなくて初めての方が多いと思うのですが、RUNTEQでは基礎知識から応用知識までしっかりと学ぶことができます。
ただ、カリキュラムの目安は1000時間です。
私も就職するまでに1300〜1400時間ほど学習をしているので、地道な努力は必要だと思いますが、1分1秒でも自分が学習したことは無駄にならずにどんどん積み重なっていき全て自分の知識になっていきます!
苦しんだ分、就職後は楽しいエンジニアライフが送れると思いますので頑張ってください!
編集後記
いかがでしたか?
将来への不安から、YouTube動画をきっかけにエンジニアに興味を持った大隈さん。
フルコミットで学習に専念しながら、コミュニティを活用して見事に希望とするWebエンジニア転職を成功させました。
RUNTEQではこれまでのキャリアを踏まえ、エンジニアとしてキャリア形成するための学習面や就活面でのサポートをしっかりと行います。
RUNTEQにご興味がある方、本気でWebエンジニアを目指していらっしゃる方は、まずはぜひ無料キャリア相談会にお越しください!
ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/