卒業生インタビュー

公務員から自社開発のバックエンドエンジニアへ!フルコミット学習で掴んだ転職成功の秘訣とは?

中嶋さんインタビュー

公務員から自社開発企業のエンジニアに転職された、なかじさん。フルコミットで学習に取り組みながら、短期間で内定を獲得。
現在は、エンジニア向けのツールを手がける企業で、バックエンド側のプロダクト開発に携わっています。今回は、なかじさんがRUNTEQでどのような学習期間を過ごしたのか、エンジニアへのキャリアチェンジまでの過程をお届けします。

【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.74】
※RUNTEQ学習期間は2024年01月20日(土) ~ 2024年10月19日(土)

公務員から新しいキャリアへ挑戦したワケ

Q. これまでの略歴を教えてください

新卒から4年間、公務員として税関で働いていました。そのうち3年間は、空港で海外から入国するお客様の手荷物検査を行い、違法な物品が持ち込まれていないか確認する業務を担当していました。

残りの1年間は、航空の輸出入貨物の書類審査や貨物検査を行う業務に従事していました。

Q. なぜ税関で働くことを選んだのですか?

幼少期から空港で働くことに憧れていました。
また、社会の役に立てる仕事をしたいと考えており、薬物の取り締まりなどを通じて社会貢献できる点に魅力を感じ、税関の仕事を選びました。

輸出入という1つのテーマについてさまざまな角度で知見を深めながらキャリアアップできる点が面白そうだなと思いました。

Q. 転職を決意した理由は何ですか?

やりがいや自分自身の成長も感じる一方で、どうしても仕事の性質上、法律に基づいて正確に業務を遂行することが重視され、また失敗やミスが個人の責任に帰属されがちな文化に違和感を感じていました。

自分で仕事の仕方や環境を改善したいと思っても、なかなか変更が難しい状況で、自分で手を動かしてより良くしていきたいという気持ちがありました。

また、異動の希望が通りにくく、異動のスパンも短いなど、自分で選択できる範囲が限られていることにも窮屈さを感じていました。加えて、転勤や通勤に関しても自由度が低く、柔軟な働き方が難しい環境でした。

このままモヤモヤを抱えたまま数十年働き続けるよりも、新しい環境で挑戦したいと考え、転職を決意しました。

Q. エンジニアを目指した理由は?

転職を考えた際にいくつかの選択肢を検討しましたが、その中でプログラミングに挑戦してみたところ、「物事を考えることが苦手ではない」と感じ、興味を持ちました。

中途半端な気持ちで取り組むと、どっちつかずになって後悔しそうだと思い、退職してフルコミットで学習することを決めました。

ただ、プログラミングスクールに入学した後で「全然向いていなかった」となるのは避けたかったため、事前に少し試してみて「これならできそうだ」と感じた上で、入学を決めました。

Q. RUNTEQ入学の決め手は何ですか?

多くのスクールが短期間での学習を提供する中、RUNTEQは9ヶ月と比較的長い受講期間があり、未経験からでも基礎をしっかり学べる環境が整っている点に魅力を感じました。

また、公務員のため給付金を利用できない立場だったことから、受講期間に対して費用が適切である点も重要なポイントでした。

さらに、入学前のキャリア相談会で、コミュニティが活発であることを知り、学習を進める上で良い環境だと感じたため、RUNTEQに入学を決めました。

コミュニティがサードプレイスのような存在に

Q. 1000時間の学習をどう乗り越えましたか?

学習期間中は、ほぼフルコミットで取り組みました。基本的には朝10時か11時頃から夕方18時頃まで学習し、夜も少し勉強するという生活を続けていました。

厳密なスケジュールは決めず、その日の体調や状況に応じて柔軟に調整しながら進めました。睡眠不足は体調に影響するため、睡眠時間を削ってまではやらないようにしてました。

また、「20代のうちに一度くらい、働かない期間があってもいいのでは」と考えていたこともあり、学習だけにとらわれすぎず、運動や旅行を楽しむことでリフレッシュする時間も大切にしていました。そうした楽しみを目標にすることで、モチベーションを維持できたと思います。

また、スケジュール表を見ながら進めることで、「目標通りに終わらせたい」という気持ちがモチベーションの一つになっていました。

Q. 学習途中で辛いなと感じる瞬間はありましたか?

学習を進める中で、「このままで大丈夫なのかな」と不安になることもありました。周りの方が早く卒業していくのを見て焦ったり、「もう無理かも…」とネガティブに感じることもありました。

そんなときに、たまたま学習のために見ていたカンファレンスの動画の中で、言語やフレームワークの枠を超えた技術への深い理解、そしてエンジニアとしての視座の高さをもつ方々の存在を知ったことで視野が広がり、学習への向き合い方も変わりました。

そうした中で、「Rubyの理解が深まれば、Railsももっと楽しくなるのでは?」と思い始めました。そこで、『プロを目指す人のためのRuby入門』(通称チェリー本)を活用し、カリキュラムの中盤からRuby Silver取得に向けた学習を並行して進めることにしました。

卒業認定とRuby Silverの取得を同時期に目指すことで、具体的な目標ができ、モチベーションを維持しやすくなりました。その経験が後から効いてきたと感じています。

特に卒業制作のタイミングでRuby Silverの学習に取り組んだことで、スキルが伸びた実感があり、結果的に良い選択だったと思います。

Q. RUNTEQのコミュニティはどうでしたか?

入学してみると、想像以上にコミュニティが活発で驚きました。オフ会やDiscordには多くの人が集まり、ここまで盛り上がっているとは思っていませんでした。

当初は、一人で黙々と学習を進めるイメージを持っていたため、オフ会を通じて友人ができるとは思っていませんでした。コミュニティへの参加に対するハードルも感じることなく、コミュニティリーダーの方々も分け隔てなくフラットで、良い雰囲気の環境でした。

また、Discordに入ると常に誰かがいて、気軽に交流できる点もモチベーションの維持につながりました。

時間が経つにつれて、コミュニティの存在の大きさをより感じるようになりました。RUNTEQにはさまざまなキャリアの人がいるため、話を聞くだけでも面白く、受講期間が進むにつれて、技術に関する話だけでなく、プライベートなことも気軽に話せる関係になっていきました。まるで友達のような感覚で会話ができたのが印象的です。

働き始めてからも、RUNTEQのコミュニティは自分にとって“サードプレイス”のような存在になっています。仕事で出会うエンジニアとはまた違う関係性があり、今でもRUNTEQで出会った人とランチをするなど、つながりが続いています。

Q. コミュニティで思い出に残っている出来事はありますか?

キャリア系イベントの運営に関わったことが印象に残っています。自己分析のためのワークを行なうイベントで、私はFigJamを使ってワークシートを作成しました。

ワークシートのベースとなるアイデアは、同じチームメンバーのものを活かしながらも、初めて見る人にとって分かりやすいように工夫しました。

そうして作成したものを受講生の方に使ってもらい「良かった」と言ってもらえた経験を通じて、「ものづくりの楽しさ」を実感しました。

「社会課題の解決」を転職の軸に、短期間で内定獲得

Q. 具体的にどんな仕事に携わっていますか?

エンジニア向けのツールを開発する会社で、バックエンド開発を担当しています。

些細な機能改善であっても、自分が実装したものが実際に使われ、役に立っている実感を得られることにやりがいを感じています。

Q. 転職されてギャップや変化を感じる瞬間はありますか?

前職と比べると、全く違いますね。エンジニアは想像以上に働き方が自由で、時間もフレックス制のため、自分の好きな時間に働けるのが大きな変化です。

仕事の進め方については、RUNTEQで学んだ「自分で調べて試した上で質問する」という姿勢を意識して取り組んでいます。その点を「いいね」と言ってもらえることもあり、学習の成果を実感しています。

会社によるとは思いますが、最初は「早くアウトプットを出さなきゃ」と焦りを感じていました。しかし、実際には「そこまで焦らなくて大丈夫」と言ってもらえる環境で、安心して仕事に取り組めているのはありがたいと感じています。

Q. 就職活動について教えてください。

就職活動の期間は1ヶ月半で、5社に応募し、最終的に3社から内定をいただきました。

企業選びの軸としては、技術ブログを継続しているなど、技術的な関心が高い会社を重視しました。日常的に「なぜ?」と考えることが多く、そうした疑問を気軽に話せたり、好奇心を知識として交換できる環境で働きたいと考えていました。

現在の会社を選んだ理由は、就活期間中に「どのようなプロダクトに関わりたいか」を考えた際に、何かしらの社会課題の解決に携わりたいと思ったことが大きかったです。ちょうどその時に受けた会社が、「エンジニアが働きやすい社会をつくる」という課題に取り組んでおり、自分の価値観と合致したため、入社を決めました。

Q. RUNTEQの就職サポートで特に良かったと感じたことは何ですか?

就職サポートチャンネルで毎日ポートフォリオの実装の記録を発信していたのですが、そこにスタンプを押してもらえたのが、個人的にとても嬉しかったです。小さなことですが、学習のモチベーションにつながりました。

また、自己分析をしっかり行うのは新卒の就活以来でしたが、深掘りや壁打ちのサポートをしていただきました。そのおかげで、自分自身への理解が深まり、面接でもしっかり話せるようになったと感じています。

Q. 面接で意識したポイントはありますか?

未経験からエンジニアを目指す場合、ポテンシャルを見られることが多いと思うので、卒業制作でどのように実装を進めたかを具体的に伝え、「実際に現場に出た際にこういう動きをしてくれそう」と思ってもらえることを意識しました。

また、自分が面接で言ったことに対して、しっかり裏付けを持って話せるように準備しました。RUNTEQ受講中は times(テキストで発信できるツール) で自分の状況を発信していたので、その内容を伝えることで、実際にどのように学習を進めていたかを具体的にアピールしました。

特に、就職活動が見えてきたタイミングで、「未経験から転職できる人はどのような行動をしているのか」を考え、それを意識した動きを取るようにしていました。

エンジニア文化を学習中から習得

Q. RUNTEQならではの良さをひとつ挙げるなら?

同期とのつながりが良かったと感じました。

強制されるわけではなく、自然と集まることが多く、毎週13時〜15時まで学習し、その後に雑談をしたり、気軽に話せる環境があったのがとても良かったです。ゆるやかに交流できる場があることで、モチベーションの維持にもつながりました。

また、times の文化も魅力的でした。自分のチャンネルで気軽に発信できるので、自由に情報交換ができるだけでなく、他の人の times を見て新しい知見を得られることも多かったです。この文化に慣れておくことで、エンジニアの現場とのギャップを感じにくくなる点も、大きなメリットだと感じました。

Q. これからエンジニア転職に挑戦したい方へひとこと!

1年で環境が大きく変わることを実感しました。

振り返ってみると、自分が望んでいた方向に物事が進んだなと感じます。意外とやってみれば何とかなるものだと思います。

少しでも興味があったり、悩んでいるのであれば、今の時代だからこそ挑戦する価値のある選択肢だと思います。ぜひ頑張ってください!

編集後記

いかがでしたか?

公務員から、新たなキャリアとしてエンジニアを目指したなかじさん。
学習にフルコミットし、着実にスキルを積み上げた結果、希望するWebエンジニアへの転職を実現しました。

RUNTEQではこれまでのキャリアを踏まえ、エンジニアとしてキャリア形成するための学習面や就活面でのサポートをしっかりと行います。

RUNTEQにご興味がある方、本気でWebエンジニアを目指していらっしゃる方は、まずはぜひ無料カウンセリングにお越しください!
ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。

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