【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.83】
※RUNTEQ学習期間は2024年1月~2024年10月
スキルの壁を感じ、バックエンドの学習を決意
Q. これまでのご経歴を教えていただけますか?
はい。私は介護福祉士の専門学校を卒業後、34歳まで約14年間、介護福祉士として働いていました。
30歳を過ぎた頃から将来のキャリアについて悩み始め、ダブルワークを試すなど試行錯誤していました。そんな中、SNSでWebエンジニアという働き方が注目されているのを知り、プログラミング学習に興味を持ちました。
実は当時、今の妻にアプローチしていて、「エンジニアになるために努力している姿」を見せることで、自分をアピールしたいという思いもありました(笑)。
最初は外部教材で独学していましたが、すぐに限界を感じてプログラミングスクールに通うことにして、そこで1年ほど学び、フロントエンドエンジニアとして転職しました。RUNTEQに入学する直前は、フロントエンドエンジニアとして4年目を迎えようとしているタイミングでした。
Q. すでにスクールに通い、エンジニアとして活躍されていた中で、なぜ再度プログラミングを学ぼうと思われたのですか?
フロントエンドエンジニアとして働く中で、正直、明確な「壁」を感じていたからです。
当時の職場では主にVue.jsを使っていましたが、バックエンドの知識が乏しく、実務でPHPのコードを見てもなかなか理解できませんでした。
特に、フロントエンド中心の業務だとデータベースに触れる機会が少なく、バックエンド側の仕組みが分からないことにコンプレックスというか、悔しさを感じていました。
以前通っていたスクールはPHPを扱っていましたが、実務レベルでの理解には至っていなかったんです。
そこで以前から興味のあったRUNTEQで、バックエンド開発のスキルも含めて学び直すことを決意し受講を決めました。
Q. 数あるスクールの中で、RUNTEQを選んだ決め手は何でしたか?
以前通っていた別のスクールは、コミュニティがなく、常にひとりで勉強しているような状態でした。
会社にもエンジニアはいますが、フルリモート勤務だったため関わる機会がほとんどなく、次第に「一緒に頑張れるエンジニア仲間が欲しい」と思うようになり、RUNTEQのコミュニティの存在がとても魅力的に映りました。
あと、RUNTEQのことはサービス開始当初から知っていて、ずっと「入りたいな」と思っていました。代表のひさじゅさん(菊本さん)のことも存じ上げていて、その人柄やRUNTEQの「実践的なスキルが身につきそう」な雰囲気に魅力を感じていたんです。
ただ、一度スクールを卒業している身で、再度高額な費用を払って通うことには抵抗がありました。
RUNTEQのYouTubeチャンネルなどを見ては「RUNTEQいいな」「RUNTEQ素敵だな」と憧れを抱きつつも、なかなか一歩を踏み出せずにいました。
転機となったのは、RUNTEQが教育訓練給付金の対象講座になったことです。
これなら費用負担を抑えられると思い、妻に相談したところ、なんとか承諾を得ることができました(笑)。
長年の憧れだったRUNTEQに、ようやく入学することができました。

仕事・育児と両立!コミュニティをフル活用した1000時間
Q. RUNTEQに入学してみて、ギャップはありましたか?
はい、想像以上にありましたね(笑)。
まず、いい意味で受講期間中が忙しく、カリキュラムも思っていたより難しいと感じました。
エンジニア経験がある私でも難しいと感じる内容を、未経験の方々がどんどん進めていくのには本当に驚きました。周りを見渡せば優秀な方ばかりで、刺激を受ける毎日でしたね。
そして、コミュニティの活発さにも驚きました。SlackのtimesやX(旧Twitter)での交流、頻繁に開催されるイベントなど、入学前から知ってはいましたが、想像以上に文化として根付いていて、完成されているなと感じました。
Q. お仕事や子育てがある中で、どのように学習時間を確保されたのでしょうか?
私の場合は、大きく2つパターンがあって、朝メインか夜メインで学習時間を捻出していました。
朝メインの場合、朝5時に起きて7時まで学習、7時から家庭の用事の時間で子どもに朝ご飯や着替えを行い、幼稚園に行かします。9時から18時までは仕事をし、21時までは子どもの食事、お風呂、遊んであげたり、寝かしつけをします。
21時から22時までもう1時間だけ勉強して寝る。
夜メインの場合は、朝の2時間を夜に持ってくるので1時くらいまで勉強したりしていました。
いずれにしても、1日合計で3時間は学習時間を確保しないと、カリキュラムについていくのは難しいと感じています。RUNTEQ中心の生活を送っていましたね(笑)
Q. イベント主催など、コミュニティ活動にも積極的に参加されていましたが、そのモチベーションは何でしたか?
RUNTEQでの目標が3つあったんです。
1つ目はバックエンドスキルを身につけること、2つ目はエンジニアの仲間を作ること。
そして3つ目が、リーダーシップを身につけることでした。
私は30代後半なので、今後エンジニアとして長く活躍していくためには、技術力だけでなく、リーダーシップのようなスキルも必要になるだろうと考えていました。
正直、リーダー経験はほとんどなかったので、RUNTEQのコミュニティを「練習の場」と捉え、「リーダーならどう動くか?」を常に意識して、イベント主催などにも積極的に挑戦していました。
インフラに関する勉強会を主催した際は、準備が大変でしたが、40名近くの方が参加してくださり、良い経験になりました。
Q. RUNTEQでの学習を乗り越える上で、「攻略法」のようなものはありましたか?
これは特に未経験から入学される方に伝えたいのですが、「優秀な同期や先輩・後輩を見つけて、その人たちに食らいついていくこと」が重要だと思います。
RUNTEQには本当に優秀な方々がたくさんいます。その人たちと積極的に交流し、仲良くなって、彼らがどんな学習をしているのか、どんなことに取り組んでいるのかを間近で見るんです。
正直、彼らのレベルについていくのは、自分のコンフォートゾーンを超えるような「しんどさ」があるかもしれません。でも、その「しんどさ」には必ず価値があります。
そういった方達に積極的に関わっていくことが、RUNTEQを最大限に活用する一つの「攻略法」だと個人的には思っています。
Q. 学習期間中に挫折しそうになったことはありましたか?
RUNTEQの受講期間中は、不思議となかったです。
それは、すでにある程度プログラミング経験があり、「プログラミングを楽しむ」フェーズに入っていたからだと思います。
壁にぶつかることはあっても、それを乗り越えるプロセス自体を楽しめていたので、精神的な負担はあまり感じませんでした。
ただ、初めてプログラミングスクールに通った時は、もう何度も挫折しかけましたね(笑)。
当時は「100回挫折したら諦めよう」と決めていて、実際に30回くらいまでは数えていました。結局100回挫折する前に乗り越えられたので、もし今、0回挫折するまでは諦めない!」という気持ちで続けてみてほしいなと思います。
経験者でも実感!RUNTEQで得られた確かな成長
Q. RUNTEQでは、どのようなWebアプリを作成されましたか?
私は、プログラミング初学者をサポートするスマホ学習アプリを開発しました。
このアプリは、「PCの前に座れないと学習が進められない」というハードルを下げることを目的としています。
私自身、仕事と育児の合間にRUNTEQで学習を進めていたのですが、限られた時間の中でまとまった学習を確保するのは難しく、同じような悩みを持つ受講生の声も耳にしていました。
そこで、「スマホで、短時間でも気軽に学習できるアプリがあれば、もっと継続しやすくなるのでは?」と思ったのが開発のきっかけです。
具体的には、SQLの基礎問題をスマホ上でポチポチ解ける内容になっていて、コード入力ではなく選択形式にすることで、電車の中や家事の合間などでも使えるように工夫しました。
デザイン面では、私が1年間使い続けて効果を感じた語学学習アプリ「Duolingo」から着想を得て、“学習の継続性”にフォーカスしたUIを意識しています。
このアプリは、私自身が学習の途中で感じた「孤独感」や「時間の壁」を超えるための一歩でもあり、同じように学習に悩む誰かを、少しでも支えられたらと思って開発しました。
▼ゆずさんが作成されたWebアプリ▼


Questory(クエストーリー): https://questory.pages.dev/
アプリ開発時の想いはこちら
Q. 卒業制作以外に、取り組んだ学習はありますか?
上記のアプリを作成後、ちょっとした燃え尽き症候群のような状態になってしまい、コーディング以外のことに取り組みたくなりました。(笑)
その流れで興味を持ったのが、インフラ寄りの技術やサーバー構築です。
当時、他の受講生が「Render」という手軽にデプロイできるホスティングサービスを使っている中で、自分はあえてより難しい領域にチャレンジしてみたいという思いがあり、以下のような技術を学習していました。
この頃には以下の内容を学習しました
- Docker
- VPSを使ったサーバー構築
- CI/CD
- nginx
- バックエンドとフロントエンドを分けた開発手法
- APIサーバーの構築方法
- APIドキュメント作成
卒業制作を終えたのは5月上旬だったのですが、そこからカリキュラムとはほとんど関係のない(※一部は発展編に登場します)“寄り道学習”をスタートし、気がつけば8月頃まで続いていました。
ちなみにまだカリキュラム応用編を、ほぼ丸々残して寄り道しています。(笑)
結果9月に死ぬほど大変な思いをして卒業することになるのですが、この寄り道経験はとても大きかったと思っています。
卒業頃に気づいたのはRUNTEQはバックエンド開発を学ぶスクールではなく、Web開発について学ぶスクールだったということです。
RUNTEQで自走力を身につけることができたため、自分が学びたい内容や必要な領域を自分の力で学ぶ力が付き、上記の学習うまくもできたと思っています
寄り道したおかげで、Webエンジニアとしてより広い視野が手に入り、勘所がよくなりました。プログラミング学習の様々な部分で、すべてのつながりを意識できるようになったのもこの頃からでした。
Q. RUNTEQを受講して、スキル面でどのような変化がありましたか?
現職のバックエンドはTypeScriptとexpress.jsを使っているのですが、受講前はほとんどコードを読めない状態でした。
エンジニアの仕事って、エラーやログを読んで原因を突き止められれば解決できるけど、読めなければ本当に手も足も出なくなってしまうんですよね。
RUNTEQで学んだことで、コードを読む力が身につき、読める範囲がかなり広がったと実感しています。
また、バックエンドの実装にもチャレンジし、以前よりも処理の流れや仕組みを理解できるようになったことで、デバッグの幅が広がり、問題解決までのスピードも上がりました。
さらに、学んだ知識を活かして、社内でJavaScriptやTypeScript、Node.jsに関する勉強会を主催するなど、アウトプットの機会も増えました。
Q. RUNTEQならではの良さをひとつ挙げるとしたら何ですか?
やはり、「コミュニティが活発なこと」に尽きると思います。
頻繁に開催されるイベントは、交流を深めるだけでなく、技術的な理解を深める絶好の機会です。
以前通っていたスクールは動画コンテンツ中心で、どちらかというと独学に近い感覚でした。もちろんそれも一つの学習スタイルですが、RUNTEQのように、分からないことをコミュニティや講師の方々に気軽に質問でき、すぐに解決できる環境は本当に貴重です。
特に印象的だったのは、「推しメソッド」という自分の学習した内容を共有できるイベントです。自分なりに深く学習したことを自信を持って共有する場なら、知識がつき勉強になるなと感じました。
誰もが安心してアウトプットでき、学びを深められる場が用意されている点も良かったなと思います。
経験者にも未経験者にも。成長を求めるすべての人へ
Q. これからスキルアップやエンジニア転職に挑戦したい方へ、メッセージをお願いします!
エンジニアとして成長を求めている方にとって、RUNTEQは本当に最適な場所だと思います。
給付金制度などを活用すれば、費用負担も抑えられながら学習できます。
スキルアップはもちろん、一生ものの仲間と出会えるチャンスでもありますのでぜひ検討してみてください。
編集後記
介護福祉士からフロントエンドエンジニアへ、そして更なる高みを目指してRUNTEQでバックエンドのスキルを習得されたゆずさん。
仕事や家庭と両立しながらの学習は決して簡単ではありませんが、ゆずさんのように明確な目標と強い意志、そして仲間との繋がりがあれば、必ず乗り越えられることを示してくれています。
RUNTEQは、未経験の方はもちろん、ゆずさんのように「もっと成長したい」と願う現役エンジニアの方にとっても、最高の学習環境とコミュニティを提供しています。
本気でWebエンジニアとしてのキャリアを築きたい、スキルアップしたいとお考えの方は、ぜひ一度、無料キャリア相談会にお越しください。
あなたの挑戦を全力でサポートします!
ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。
https://runteq.jp/