こんにちは、RUNTEQです!
Webエンジニアへの就職には必須と言われるポートフォリオ。
しかし、転職を成功させた方のポートフォリオを見る機会はなかなかありません。
RUNTEQではエンジニアのポートフォリオを知りたい方へ、卒業生の作品を定期的にご紹介しています♪
今回はインタビューvol.5として、ゲーム感覚でVimが学べる学習サービス「VIMATE」の制作秘話をお届けしますよ!
過去のポートフォリオインタビューもぜひ合わせてお楽しみください!
(記事一覧はこちら)
ゲームでVimの壁を取り払う「VIMATE」
「VIMATE」を制作した田中さんにお越し頂き、お話を伺っていきたいと思います。
田中さんさっそくですが、「VIMATE」はいったいどのようなサービスなのでしょうか?
Vimとは、マウスを使わずに操作することができるテキストエディタです。
一部のWebエンジニアの間で熱い支持を受けており、RUNTEQの校長菊本もVim愛用者です。
ひとつはクイズ形式でコマンドが出題され、そのコマンドを正解することでクリアしていくゲームです。
クイズは全部で20問。一問一答形式で、次々にVimのコマンドが表示されます。指示どおりのコマンドを入力できればクリアです!
なんとレベルも初級から上級まで用意されていて、Vimを始めたての方からベテランの方まで楽しめるコンテンツになっています。
レベルごとで背景が変わるのもこだわりのひとつなんだとか。どんどんコマンドを覚えて、新しいレベルに挑戦するのが楽しみになりますね。
この迷路に挑戦するのはイメージキャラクターのびむ太くん。みなさんはキーボードのH・J・K・Lのみでびむ太くんを操作してゴールを目指します。
これは攻略しがいがありそうだ!!
また、クイズと迷路ともに、診断結果はTwitterに共有することができたり、
ユーザー登録をすると学習記録をつけることができたり……
本当に痒い所に手が届くようなサービスなんです!
ぜひぜひ皆さまも挑戦してみてください!
起業するつもりで企画を練る
続いて、制作秘話についてもお聞きしたいと思います。
田中さんはどうして「VIMATE」の制作に至ったのでしょうか?
Web上でVimを簡単に体験できるような場を作りたいと思い着手しました。
田中さんは周囲の方からもVimが難しいという声をよく聞いていたそうです。
完全なブルーオーシャンで戦いたかったので、競合がいなかった「VIMATE」に決めました。
アイデア出しの期間は、読書や、運営への相談、リーンキャンバスの作成を通して企画を深めたという田中さん。
どうしてそのように企画に時間をかけたのでしょうか?
事業として成り立つぐらいしっかり考えられたサービスの方が、個人的には制作に情熱を注げると思います。
ポートフォリオへの向き合い方は人それぞれです。
企画段階から様々な人に意見を頂きながら練っていく方、田中さんのようにご自身で世界感を深めていく方……どのような方法でも企画にしっかり時間をかけた方ほど、多くの人に愛されるサービスになっています。
こだわりは充実したコンテンツ内容
いよいよ実装段階のお話に入ります。
まずは、サービス面で田中さんがこだわった部分を教えてください!
各レベルでできるようになってほしいことを問題にし、そのレベル感が妥当かどうか検討するのも含めて2日程度かかりました。
なるほど、メインコンテンツであるゲームにはこだわりたいですよね。
実際に使用してみるとその細やかなレベル設定に驚かされます。初心者でも無理なくVimに触れられる、田中さんの配慮が行き届いた問題設定になっているんです。
技術面についてはいかがでしょうか。
「VIMATE」を作る上で、新しくキャッチアップした技術はありますか?
機能に必要な技術は自分できちんと勉強する姿勢、見習いたいと思います。
デザインは全て自分で考えましたが、僕はあまり感覚で作れるタイプではなかったのでインターネットでデザインのロジックを調べながら制作しました。
迷路もロジックを考えるのに難航し、2日程度かかってしまいましたね。
デザイン面でも自走力が活きていたんですね!
プログラミングで身に着けた習慣が、他の分野でも発揮されていて嬉しく思います。
ちなみに、本リリースに先駆けてRUNTEQ受講生がサービスを利用していたという話をお聞きしたのですが……
問題が難しくクリアできないところにはコマンド表示機能を実装するなど、アドバイスに沿って本リリースまでに改善しました。
なるほど、RUNTEQのコミュニティをテストの場として活用された良い例ですね。
RUNTEQでは受講生が日々様々なサービスをリリースしています。そして、そのサービスを真っ先に楽しんで使うのもRUNTEQの受講生です。
活発な意見が飛び交う場だからこそ、リリース前のテストをするにはぴったりな場なのかもしれません。
1か月で3,000ユーザー獲得
熱意とこだわりをもって制作された「VIMATE」、公開後は大きな反響があったと伺っています。田中さんいかがでしょう?
苦労してつくったサービスだからこそ、実際のユーザーに使って頂けることは何にも代えがたい喜びになりますね。
現在「VIMATE」は公開から数か月経ちますが、今でも毎日十数人ユーザーがいるとのこと。
また、「Vim」「学習」「特化」「ゲーム」などのSEOでも上位の掲載位置となり、今後も長く愛されるサービスになりそうです。
面接官の方もほぼほぼ「VIMATE」を使ってから面接に来てくださっていて、面白いと褒めて頂いているうちにアイスブレイクが終わっていましたね(笑)
面接官の方も作り込まれたサービスに驚いたのではないでしょうか。
田中さんの就活については、別記事も合わせてぜひお読みください!(インタビュー記事はこちら)
目指すは新人研修で使用されるサービス
詳しくお話して頂きありがとうございました!
最後になりますが、この「VIMATE」を今後どのように展開していきたいですか?
管理者のページなどを実装して、新人研修などで使っていただけるようなサービスになれるといいなと思います。
研修の場で「VIMATE」の名前を見る日も近そうですね。
幅広い展開が見込めそうなこのサービス、ぜひ皆さまも学習にご活用ください!
編集後記
最後までお読み頂きありがとうございました!
ひとつのサービスを起業する温度感で開発に取り組んだ田中さん。その真摯な姿勢がサービスの質を高め、就活でも高評価に繋がりました。
未経験からWebエンジニアを目指す方にとって、経験者と最も勝負できる場が「企画」です。
日常生活で感じる問題や、周りの人の悩み事など、ポートフォリオのアイデアは皆さまの周りにたくさん散らばっています。どんな小さなことでも大丈夫なので、まずはアイディアをメモしていくところから始めましょう。
RUNTEQではオリジナルのポートフォリオ制作のサポートに力を入れています。
RUNTEQにご興味のある方は、まずはぜひキャリア相談会へお越しください。運営一同、お待ちしております! https://runteq.jp/
「VIMATE」を読んだあなたにおすすめ!テキストエディタVimをもっと詳しく!