企業インタビュー

株式会社ファンリピート様【企業インタビューvol.7】

今回は、 ローコード開発を軸にシステム開発や内製化支援を行い、企業のDXを推進している、株式会社ファンリピート様 にインタビューさせていただきました!

お客様の企業価値をプログラムの力で最大化し、人の可能性と社会の発展に貢献するというミッションのもと、クライアントの業務効率化やDX推進を支援するプロジェクトを多数手掛けています。

今回は、株式会社ファンリピート代表取締役社長 竹村さん、SI事業部/マネージャー 森田さん、採用担当/ 佐藤さん、 SI事業部/エンジニア 飯田さんからお話を伺いました!
さらに、森田さんと飯田さんはRUNTEQの卒業生。RUNTEQでの学びがどのように実務で活かされているのかもお聞きしました!

株式会社ファンリピートの事業内容

ー 貴社の事業内容や提供サービスについて教えてください。
森田さん)株式会社ファンリピートは、『システム開発を通じて、お客様の企業価値を最大化し、人の可能性と社会の発展に貢献すること』を掲げております。
主な事業は大きく二つあり、ローコード開発を主軸に「高速開発」と「内製開発支援」を行っています。

1.高速開発:
最先端の技術スタックを取り入れ、社内に蓄積している効率的なプログラム資産を活用することで、クライアントの要望にスピーディーかつ柔軟に応えます。

2. 内製開発支援:
Power PlatformやAppSheetを活用したローコード開発の内製化を支援しています。自社のグループウェアを活用し、社内でシステム開発・運用を行いたいと考えている企業様におすすめです。

法人向けの研修にも対応しています。

※ローコード開発とは、ソースコードをなるべく書かずにシステムを構築するアプローチの総称で、開発効率の向上などをもとに、導入が広がっています。

ー 貴社の強みを教えてください。
森田さん)弊社は、「1ヶ月でシステム開発を実現し、1年で内製化を支援し、10年で成果を最大化」を目指した支援を強みとしています。
まず、ローコード開発のチームレンタルで、短期間でシステムを作るところを弊社の方で対応し、次にクライアント自身がシステムを開発・運用できるよう内製化を支援します。
さらに、内製化が進んだ後は、成果報酬型のコンサルティングを提供し、クライアント企業内での業務拡大や事業成長をサポートします。

主な活用事例としては、基本的にローコードツールを用いたシステム開発がメインになります。具体的には、社内の業務効率化を目的とした業務系アプリの開発や、BtoC・BtoB向けの売上向上を支援するシステム開発を手がけています。

ー 今後の展望について教えてください。
森田さん)現在、ローコード開発において、未経験エンジニアの方がすぐに活躍できるモデルは確立しつつあります。
今後は、TypeScriptをパフォーマンスの主軸の言語として、フロントエンド・バックエンドの両方の開発に挑戦していきたいと考えています。
また、未経験者の方には、まずローコードツールを活用してシステム開発の基礎を身につけていただき、その後、ローコードツールの開発やプロコードでの開発へとステップアップできる仕組みを整えていく予定です。

ビジネス視点を持つエンジニアが必要なワケ

ー 採用するエンジニアの人物像はありますか?
森田さん)弊社では、単なる開発スキルだけでなく、将来的にPM(プロジェクトマネージャー)やビジネス視点を持てる方を積極的に採用したいと考えています。

代表の竹村も「内製化支援」をより多くの企業へ展開していくことを目指しており、その実現には技術者だけでなく、技術力を備えたPMの存在が必要不可欠です。

また、AIの進化が加速する中でも、顧客折衝が発生する部分はAIでは代替できない重要な要素です。そのため、弊社では、技術力に加え、顧客と円滑にコミュニケーションをとれるPMのような人材を求めています。

ー ビジネス視点が重要とのことですが、採用時にはどのような点を重視して判断されていますか?
森田さん)弊社では、エンジニアも営業のようにKPIを設定し、数字に対する意識や目標達成の姿勢を重視しています。採用面接では、「チームとしてどのように対応するか」といった視点からもお話を伺い、個人としてのスキルや考え方だけでなく、チーム内でどのように貢献できそうかを見ています。

(SI事業部/マネージャー 森田さん)

ー 技術力以外に、マインド面で重要視されている部分はありますか?
飯田さん)そうですね。顧客ファーストやスピード感を大切にできる方が、弊社の環境には合っていると思います。

私自身の経験になりますが、この会社に入りたいと思った背景として、面接時に「なぜローコードをやっているのか?」と質問した時に、「ローコードがやりたいというよりも、顧客目線で考えたときに、結果的に一番早く最適な手法だった」という回答をいただきました。
弊社では、技術を選定する際も「自分が学びたい技術」などではなく、「お客様にとって最適な技術は何か?」という視点で判断しています。
そのため、技術力だけでなく、顧客の課題を的確に捉える目線を持つ方を歓迎しています。

ー 入社後の流れや研修内容について教えてください。
森田さん)まず、入社前に、弊社で作成したローコードツールのチュートリアルを受講していただきます。
入社後は、そのチュートリアルを基にした機能追加など、より実践的な内容の研修を受けていただきます。研修終了後は、実際の案件に参加し、テストや簡単な実装からスタートし、案件を通じて開発の流れを理解を深めていただきます。
最終的には、より高度な機能追加などの実装を担当し、約3ヶ月で独り立ちできるように育成していきます。

ー 今後、PMのポジションを担っていくことになるかと思いますが、貴社ならではのPMの活躍の仕方について教えてください。
森田さん)お客様から見た観点の場合は、どの企業でも理想とされるPM像はあると思いますが、弊社では「指示されたことをこなすだけでなく、より良い選択肢を提案できるPM」になれると思います。

実際のキャリアの進み方としては、PMになる際にシステム開発の基礎を持った上でPMにステップアップする方と、最初からPMとしての役割を担う方の2パターンが考えられるかと思います。
システム開発の基礎を持った場合、将来的には事業部の本部長や、システムコンサルティングなどのキャリアパスなど色々広がっていくかと思います。

1,000時間の学習が生む、企業からの評価と信頼

ー 過去にRUNTEQ卒業生を採用いただきましたが、採用に至ったきっかけはありますか?
森田さん)私自身もRUNTEQで受講していたときに感じたのですが、RUNTEQには、エンジニア志向の方ばかりではなく、コンサルティングや経営視点を学びたいという方が多い印象でした。
実際に入社されたRUNTEQ卒業生も、そうしたビジネス視点やマインドを持っている方が多く、代表の竹村が求める人物像とマッチしていると感じました。

ー 「ここがRUNTEQ生の強み」だと感じられる部分はありますか?
森田さん)RUNTEQ生は、他の候補者と比べて「目の輝きが違う」と感じていて、やる気や熱意が非常に強く、「やってやるぞ!」という意志が伝わってきますね。

飯田さん)それぞれがオリジナリティを持っているのかなと思います。
RUNTEQに通う方々はバックグラウンドが多様な印象で、RUNTEQの卒業制作で作成したポートフォリオ(Webアプリ)では、自分の個性を活かしたものを作成されている印象があります。

佐藤さん)ポートフォリオも作り込まれており、学習してきた担保があるので、技術的な部分も信頼できます。そのため、面接時にあえて技術的な質問をしなくても、その方自身を知る質問に集中できることが多いです。

ー 面接時のコミュニケーションの印象はいかがですか?
佐藤さん)RUNTEQ卒業生は、コミュニケーションが取りやすい方が多い印象です。
また、エンジニアとしてのキャリア観を尋ねると、「エンジニアとしてどう成長していきたいか」というビジョンを持っている方が多く、自分なりの考えをしっかり持たれている印象があります。

また、物腰が柔らかく、明るく自然体で話せる方が多く、人柄の面でも信頼できます。
そのため、「この人をもっと知りたい」と思わせてくれる方が多いですね。エンジニアであってもクライアントワークが求められる場面はあるため、現場でもスムーズに適応できると期待が持てます

長期的なキャリアを見据えたサポートが自信に

ー 実際にエンジニアとして働く中で、RUNTEQでの学びが生きた経験はありますか?
飯田さん)はい、現在の業務でもRUNTEQで学んだ考え方が生かされていると感じます。
特に、
アイディア出しから設計、Webアプリ開発の実装までの一連の流れを経験できたことが大きいですね。その経験によって、実際の実務でも「与えられた業務の先が見える」ので不安を感じることが少なくなりました。

受講中は苦しい期間もありましたが、それを乗り越えて、最終的に自分で一つの成果物を作り上げた経験は、今でも自信につながっています
実務の中でも、学んだスキルや考え方が生かされていると実感しています。

(SI事業部/エンジニア 飯田さん)

ー RUNTEQの就職サポートはいかがでしたか?
飯田さん)私は今まで社会人経験がなかったので、RUNTEQの就職サポートは非常に助かりました。特に、面接対策はアルバイトの面接とは全く異なり、社会人としてのマインドや適切なコミュニケーションの取り方を学ぶ良い機会になりました。

自己分析面談では、ヒアリングをしっかりしていただいたのも良かったですね。
技術を極めることだけではなく、「自分がエンジニアとして何を求めているのか」「どのようなキャリアを築きたいのか」を深掘りする機会がありました。

例えば、「飯田さんはエンジニアを長く続けていく中で、将来的にどのようになりたいのか?」という問いかけを受けたことで、お客さん目線で自分が最大限できることは何かを考えるきっかけになりました。

森田さん)面接練習で担当の方に鍛えられた感覚がありますね。今思い返しても就職サポートは有り難かったなと思います。
コミュニケーションを取りながら丁寧にいろいろ教えていただいて、心配事がなく進めることができました。

ー 働き始めてから、仕事の中で印象に残った出来事やエピソードはありますか?
飯田さん)1番印象に残っているのは、職場のスピード感ですね
スクールでの学習は自分のペースで進められるため、時間をかけてじっくり取り組める環境でしたが、今の職場ではスピードが重要視される場面が多く、その違いを強く感じました。
例えば、ちょっとした部分ですが、ショートカットキーで「5秒かかる作業を1秒にする」といったように、細かな時間短縮の積み重ねが意識されていると感じます。

 

ー RUNTEQに入学する前と後で、エンジニアの仕事に対するイメージに違いはありましたか?
飯田さん)RUNTEQ学習中は、学習自体が仕事の延長のような感覚があったため、大きなギャップは感じませんでした。
ただ、入学前は、エンジニアの仕事はもっとのんびりしていると思っていました(笑)
私が入学した頃はちょうどChatGPT 3.5が登場し、AI技術が注目され始めた時期だったので、「AIを活用すれば簡単に作業ができるのでは?」と考えていました。
しかし実際には、カリキュラムの中で分からないことだらけで、結局は自分で調べながら理解していく地道な作業の連続でした。ただ、その過程が面白く、結果的にはエンジニアになって良かったなと思います。

ファンリピートで得られるやりがいと成長環境

ー 現在のお仕事の中で、どんなときにやりがいを感じますか?
森田さん)私は、エンジニアの期間が短いので、PM目線になりますが、プロジェクトがリリースされたときに、大きな達成感を感じます。
また、開発を進めていく中で、思った以上にスムーズに進んだり、クライアントの業務効率に大きく貢献できたときもやりがいを感じます。

飯田さん)今まで2.3時間かかっていたものが1時間で終わる時は、小さいやりがいを感じます。
会社に入ると、学習期間とは違い、同じ作業の繰り返しが発生することもありますが、1ヶ月前と比べて、自分の作業スピードや精度が向上していることに気づくと、「成長しているな」と感じてやりがいに繋がりますね。

ー スピード感を重視されてらっしゃいますが、このカルチャーの醸成はどのようにされているのですか?
森田さん)基本的な考え方として、スピード感を意識することを繰り返しメンバーに伝えていますね。
また、エンジニアの三大美徳として「怠慢」「短気」「傲慢」がありますが、その中の「怠慢」の部分、つまり「面倒な作業はなるべく効率化する」という考え方が根付いているのも大きいと思います。

ー では最後に、貴社への応募を検討されている方に向けて、一言メッセージをお願いいたします。
代表 竹村さん)弊社はスタートアップというよりも、製造業に近い感覚を持っていて、工程管理や計画を重視し、それをどんどんプログラム化して企業価値を上げています。
エンジニアとしての成長はもちろん大切ですが、それ以上にビジネスパーソンや社会人として成長を求める方により適した環境だと考えています。

エンジニアとしてのスキルを磨きながら、ビジネスの視点も養い、将来を見据えて成長していきたいという方にとって、挑戦しがいのある環境です。

現在も積極的に採用を行っていますので、ご興味のある方はぜひご応募ください!

株式会社ファンリピート(株式会社ファンリピートの社員の皆様)

本日はお忙しい中ありがとうございました!!
御社のさらなるご発展と、皆様のご活躍を心よりお祈りしております!

最後に

今回は、株式会社ファンリピートさんに取材を行いました!

インタビューを通じて、ローコード開発を軸にしたDX推進の取り組みや、未経験エンジニアの採用・育成についても深く知ることができました。
特に、スピード感を持ちながら顧客ファーストを重視し、顧客の成長を長期的に支援する姿勢が印象的でした。

また、RUNTEQ卒業生の皆さんが、未経験から培ったスキルやマインドを活かして活躍している姿も非常に魅力的でした!

技術の進化が加速する中で、ローコード開発を活用しながらDXを推進し、未経験エンジニアにも活躍の場を広げる取り組みは、多くの企業にとって参考になるはずです。

RUNTEQでは、このように 自走力を鍛え抜いたエンジニア を企業の皆さまにご紹介しています。
「未経験でも将来有望なエンジニアを採用したい!」 という企業様は、ぜひ以下よりお問い合わせください!
https://agent.runteq.jp/

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