未経験エンジニアを採用したWeb系自社開発企業様に、応募者のレベル感や選考で重視した点、入社後の評価について取材しました。RUNTEQ Career(ランテック キャリア)では企業選考カリキュラムに合格した卒業生を提携企業にご紹介しています。株式会社ベストティーチャーの伊藤さんは、採用の窓口を広げるため今回初めてポテンシャル枠を設け、RUNTEQ卒業生の俵さんを採用しました。採用担当者の方に役立つ内容です。
RUNTEQでは就職サポートの一環として、一定の技術試験に合格した卒業生を提携先のWeb系スタートアップ企業へ紹介しています。
今回はそんなRUNTEQ Careerを通してRUNTEQ卒業生を採用された企業さんにお話を伺いました。
取材に応じてくださったのは、「書いて、話す」オンライン英会話「Best Teacher」の運営・開発を行っている株式会社ベストティーチャーの伊藤さんです。
ベストティーチャーさんへは、2020年にRUNTEQの卒業生である俵さんが入社いたしました。
当時の採用事情や、RUNTEQ Careerをご利用頂いたメリット、RUNTEQ卒業生のレベル感などについてお聞きしました。
RUNTEQ Careerの利用のきっかけ
まずRUNTEQ Careerをご利用していただいた経緯からお聞きしたいと思います。
伊藤さんとRUNTEQの校長菊本は、以前からお知り合いだったと伺っております。知り合ったきっかけを伺ってもよろしいでしょうか?
伊藤さんは26歳の頃にIT系中小企業の営業兼技術職をしていて、その頃エンジニアになりたいという気持ちから勉強を開始。
プログラミング関係の勉強会に参加したり、プログラミング言語のPerl(パール)に関するイベント運営をボランティアでお手伝いしたりをしていたそうです。
そんな転職活動の最中、エージェントさんに紹介して頂いたある企業さんの面接を受けた帰り道のことでした。
有難いことに面談の機会を設けて頂き、当時その企業で働かれていた菊本さんと面接でお会いしました。たまたまお互いPerlのイベントが好きで意気投合し、ポテンシャル採用をして頂きました。
なんとも不思議なご縁ですね!
エンジニア界隈は横のつながりが強いとお聞きしますが、大変興味深いお話です。
入社後は菊本さんが部署移動されるまでの半年間、一緒に仕事をされていたそうです。
例えばどのような影響を受けられたのでしょうか?
私も本業以外でWeb技術を使って何か制作してみようと思い立ち、趣味の麻雀に関するLINEbotアプリを作成しました。
おかげさまで多くの方に利用して頂けるサービスとなり、私を界隈の方に知って頂ける機会となりました。
このような個人的な経験からも菊本さんは信頼できる人物だと思っていたため、RUNTEQ Careerの利用を決めました。
当時から校長菊本はサービス作りを大事にしていたのですね。マインドに共感して頂けて、私たちも大変嬉しく思います!
ポテンシャル採用に踏み切った訳
続いて、当時の採用計画についてもお伺いします。
ベストティーチャーさんでは、最初からポテンシャル枠で採用活動を行っていらっしゃいましたか?
私たちの会社では実務未経験者向けに研修制度などを行っていないため、採用しても実務を行うのは難しいと考えていたからです。
それまではベストティーチャーさんでも、エンジニア求人には開発経験2年以上というような基準を設けていたそうです。
しかしなぜ今回はポテンシャル枠での募集に踏み切ったのでしょうか?
そのため今回の採用活動では最初からポテンシャル枠で募集を行うことにしました。
なるほど。採用の幅を広げるためにポテンシャル枠での募集を開始したのですね。
レベルが高いからこそ精査が必要ない
RUNTEQ卒業生は、一定の技術試験である企業選考カリキュラムを突破すると、RUNTEQが紹介する企業へ応募することができます。
提携先の企業は、卒業生が企業選考カリキュラムで書いたコードを確認することが可能です。
俵さん含め、企業選考カリキュラムに合格した卒業生のコードを見ていかがでしたか?
コードは多少似ることも多いですが、完全に一致しているぐらいに近いコードの書き方をされている方がいらっしゃって驚きました。
卒業生と現場のエンジニアが書くコードが近いというのは、とても嬉しいお言葉ですね!
他のスクールからの応募者とも比較されましたか?
応募があったら必ずカジュアル面談をしなければいけないスクールがあり、書類選考で落とすことはできませんでした。
いざ面談を行ってみると、課題で行った制作物にそれっぽい名前をつけて提出したり、なぜかURLではなくIPアドレスをそのまま貼り付けていたりする方もいました。
いかにポテンシャル枠と言えど現場でそのレベルから教えるのは大変そうですね。
ありがとうございます。今後も現場で即戦力となるような卒業生をご紹介できるよう努めます。
ベストティーチャーさんではエンジニアの採用は現場のエンジニアさんが行っているのでしょうか?
カジュアル面談ひとつとっても1時間程度かかり、その間他の業務はできません。私たちのような人事部がなく、採用もエンジニアだけで行っている企業だとかなり業務の圧迫になってしまいます。
その点RUNTEQ Careerでは応募して頂いた方のレベルがある程度一定だったため精査する必要性がありませんでした。
採用に必要以上に時間をかけなくとも質のいい人材と会うことができる点はとても助かりました。
選考では技術面以外でどのような点を見ていますか?
まずどんなに技術がある方でも清潔感がない方とは一緒に仕事をしたいとは思いづらいですよね。
また同じように、優秀な方でもコミュニケーションがとりづらい方はそこで時間を使ってしまうのがもったいなく感じてしまいます。
貴重なご意見ありがとうございます。
エンジニアというと寡黙なイメージを持たれる方も多いですが、実際はチームで開発することが多いためコミュニケーション能力は重要です。
これから選考を受ける方はぜひ参考にしてみてくださいね。
また、コロナ禍ということもあり、選考をすべてオンラインで完結させるという企業も多くなってきました。
今回のベストティーチャーさんの選考もほぼオンラインで行われたと聞いています。
伊藤さんご自身はオンライン選考についてどのようにお考えですか?
ただ応募者の方と実際にお会いした時の自分の感覚を大事にしたいと思いますので、選考の中で一回は会っておきたいですね。
確かに直接対面で会ってみないと分からないことも多くありますよね。
どちらの選考であっても自分自身の思いがしっかり伝えられるよう、準備することが大事そうです。
RUNTEQで身に付けた力で社内でも高評価
採用前後で考え方が変わった点などはありますか?
俵さんは社内の評価も高いです。
コミュニケーション力も高く、遅咲きのエンジニアですがその分努力するような姿勢、質問をする時もきちんと背景も含めて質問してくれるところなどが高評価に繋がっています。
RUNTEQで身に付けた力が現場で活きているようで安心しました。
今後またRUNTEQ Careerを通して、RUNTEQ卒業生を採用したいと思いますか?
特に今はiOSのネイティブアプリを書けるエンジニアが不足しているので、すでに開発経験がある方、これから学びながらやってみたい方、興味がある方がいらっしゃれば……と考えています。
卒業生 俵さんへインタビュー
ベストティーチャーさんに入社した、RUNTEQ卒業生の俵さんにもお話を伺うことができました。
▽就職までのお話はこちら▽
小説を書くために退職した私がエンジニアになるまで
カジュアル面談で初めてベストティーチャーさんのエンジニアさんと直接お会いしたと伺いました。その際の印象はいかがでしたか?
そこでチームの開発メンバー全員にお会いすることが出来ました。
雑談を交えながら、チームの雰囲気を知ることが出来たのでとても良かったです。
実際に業務を始めてみて、何かギャップなどはありましたか?
特に蓋をあけたら…のようなことはありませんでした。楽しく仕事が出来ています。
選考の段階でチームの雰囲気を掴んでおくと、入社後もスムーズにコミュニケーションがとれるようですね。
おふたりとも本日はお忙しい中ありがとうございました。今後ますますのご活躍を楽しみにしております!
RUNTEQ Careerへのお問い合わせ
RUNTEQ Careerを通して卒業生を採用して頂いた、株式会社ベストティーチャーさんに取材を行いました。
ベストティーチャーさんの伊藤さんは、校長菊本と一緒に働いたご経験からサービス作りを大事にするマインドに共感。ご利用のきっかけとなりました。
また入社した卒業生の俵さんは、未経験にも関わらずRUNTEQで身に付けた質問力を活かし社内で活躍されていました。
RUNTEQ Careerでは、このように徹底的に自走力を鍛え抜かれた卒業生をご紹介しています。
未経験でも将来有望なエンジニアを採用したいとお考えの企業様は、是非下記からお問い合わせください。
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