転職ノウハウ

未経験から地方でRubyエンジニアに転職できるのか?

こんにちは、RUNTEQです。

エンジニアという職業の魅力の1つとして、パソコンが1台あれば、場所や時間を気にせずに働けることが挙げられます。

現在、手に職をつけて自由なライフスタイルを目指して未経験からエンジニアへ転職を目指す人が増え、RUNTEQへのお問い合わせもありがたいことに増えています。

説明会で「Rubyエンジニアの就職先は地方にもありますか?」というお問い合わせを数多くいただきます。

RUNTEQとしてはこの問いに、「未経験から地方でRubyエンジニアになることは、スタートアップやRubyの仕事がないので大変厳しい」と回答しています。

ただし地方で働くためのキャリアはありますので、地方就職をすぐに諦めることはありません。東京である程度のエンジニアとしてのスキルを身につけてから地方で働く、という選択肢です。

「未経験→地方」ではなく、「未経験→東京→地方」というキャリアであれば将来的に地方で働くことができるかもしれません。

東京に集中するRubyの仕事

Rubyの仕事が実際にどれほど東京に集中しているのかを数字で確認します。

エンジニアが転職する際によく利用する求人サイト「Wantedly」で「エンジニアリング、中途採用、Ruby、地域(東京や大阪など)」というキーワードで検索し、ヒットした会社数を比較します。

東京 : 687件(57.6%)
大阪 : 300件(25.1%)
名古屋: 42件(3.5%)
京都 : 117件(9.8%)
福岡 : 42件(3.5%)
札幌 : 5件(0.4%)

(2020年8月25日時点)

結果を見ると、東京に会社が集中していることが明らかです。

未経験から地方での就職を目指すということは、数少ない仕事を取り合うということになります。地方就職の難しさを数字から読み取ることができます。

ただし福岡は今後増えていく可能性があります。官民の協力でスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」を設立したり、「福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議」がソフトウェア産業の新興に力を入れているからです。

なぜRubyの仕事が東京に集中するのか

Rubyの仕事が東京に集中する理由はいくつか挙げられます。

まずRubyをよく使用するスタートアップ企業を含むIT産業全体が東京に集中しています。

IT産業の従業者の半数が東京に集中しているという報告もあります。他の産業に比べて何倍も東京に集中しています(IT産業の東京一極集中の現状)。

東京で仕事をすることは様々なメリットがあります。

主要な大学が東京に集中しているので、優秀な学生を採用しやすいです。また主要な企業の本社が東京にあるため、顧客への距離を考慮して東京にオフィスを構える場合もあります。国の重要な機関が東京に集まっているということも理由の1つとして考えられるでしょう。

文化も理由の1つになります。

テレビのキー局から音楽、ファッション、美術、出版にいたるまで東京に集まっています。最新のトレンドや新しいアイデアなどをプロダクトに活かすために東京で仕事をするスタートアップが多いと言えます。

将来的に地方で働くキャリア戦略

Rubyでの仕事は東京に集中し、地方には少ない現状を確認しました。

しかし、地方で働くということをあきらめるべきだ、ということにはなりません。適切なキャリアパスを経れば、将来的に地方で働くことも可能でしょう。

それは「東京で十分なスキルを身につけて、地方で仕事をする」というキャリア戦略です。

なぜ東京で働く必要があるのでしょうか? それは地方で仕事をするためにはある程度のスキルが必要だからです。

地方で働くには高いスキルが必要

地方で仕事をすることは「東京の仕事を地方でするか」または「地方にある数少ない仕事を獲得するか」の2つに分類できます。どちらを選択するにせよ一定のスキルがないと仕事に就くことができません。

東京の仕事をリモートで行うには「リモートでも」成果を出せるスキルが必要です。

オンラインのコミュニケーションでプロジェクトを進めるための高い自走力や、オフラインのようにエラーの対処方法を口頭で気軽に尋ねられない分、自己解決力を求められるはずです。

また地方にある数少ない仕事を獲得するにもやはり高い技術力や自走力が必要です。

ただコードがかけるだけではなく、設計や運用の経験やプロジェクトのマネジメント能力などで差別化を図らないと仕事を得ることは難しいでしょう。

東京で就職しましょう

好きな場所と時間で働くことはエンジニアの大きな魅力です。

しかしスタートアップやRubyの仕事が東京に集中している現状を考えると、開発未経験から地方で働くことは現実的ではありません。

とはいえ、未経験から地方就職ができないという理由でエンジニアを目指すことを諦めることはありません。東京でエンジニアとしてのスキルを十分に伸ばしてから、将来的に地方で働くというキャリアパスを検討してみてはいかがでしょうか。

東京でキャリアのスタートを検討される方がいればぜひRUNTEQまでお問い合わせください。

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