ポートフォリオ

さけぐらむ:性格診断×日本酒おすすめサービス:ポートフォリオ紹介

「さけぐらむ」はRUNTEQ(ランテック)修了生の内海さんが作成した「性格診断に基づいてその人にあった日本酒をおすすめしてくれるアプリ」です。ポートフォリオの運用でAWSに挑戦、移行過程でサービス停止の怖さを思い知ったという内海さん。転職活動の面接でも運用方法は高く評価されました。たった2週間での制作にも関わらず、ユーザー目線で技術を選定した理由はこれからアプリ制作に入る方の参考になります。【修了生ポートフォリオ紹介vol.10】

RUNTEQでは、定期的に修了生が制作したポートフォリオを紹介しています。

今回ご紹介するのは「さけぐらむ」

「さけぐらむ」はたった10問の性格診断に答えるだけで、その人にあった日本酒をおすすめしてくれるサービスです。

全く別ジャンルである性格診断と日本酒を掛け合わせるとは、斬新なアイデアですよね。

「さけぐらむ」は一体どのようにして生まれたのでしょうか?

制作者の内海さんに、作り方・実装の様子・リリース後のお話などを伺いました!

性格診断から日本酒をおすすめするサービス

内海さん本日はよろしくお願いいたします!

さっそく「さけぐらむ」がどのようなサービスか教えて頂けますか?

内海さん
内海さん
性格診断をして、その結果からオススメの日本酒を紹介してくれるサービスです。

サービスへ GitHubのリポジトリへ

大の日本酒好きという内海さん。ご本人もかなり飲まれるそうで……

らんてくん
らんてくん
どれくらい日本酒が好きなんだ?
内海さん
内海さん
そうですね……家に空き瓶が常に2-3瓶あります(笑)
だいたいストックもしていますね。

家で作業しながら飲むなら日本酒ですね。

らんてくん
らんてくん
ほ、本当に好きなんだな……!

せっかくだから好きな日本酒もぜひ教えてくれよな!

内海さん
内海さん
空蔵という、地元神戸の日本酒が好きです。
ぜひ飲んでみてください!

ありがとうございます!
みなさんお酒はほどほどにでお願いしますね。

さて、そんな日本酒を好んで飲まれる内海さんは、日本酒は他のお酒に比べて親しみにくいところがネックだと感じていたそう。

例えば……

  • 銘柄が多くてよく分からない
  • 自分の好みの味が想像しにくい

このような意見は、心当たりがある方も多いのではないでしょうか?

内海さん
内海さん
少しでも日本酒が好きになってくれる人が増えればいいなと思っていたところ、RUNTEQ生の中で性格診断が流行ったんです。

それを見て、身近な性格診断と身近じゃない日本酒を組み合わせたら、日本酒にも親近感を持ってもらえるのではないかと思いつきました。

性格診断×日本酒というユニークな発想は、そのようにして生まれたんですね……!

確かに自分の性格に基づいておすすめされた日本酒なら、飲んでみたいと思う人も多いかもしれません。

らんてくん
らんてくん
ぼくもやってみたい!

そうですね、らんてくんも一緒に診断してみましょう!

「さけぐらむ」のトップページは白を基調としたシンプルでおしゃれなデザインです。

さっそく「診断する」を選択します。

すると以下のような質問が計10問出てきました。

  • Q1. 初対面の人に会うのが好きで、誰とでも会話を楽しむことができる
  • Q2. 他人に思いやりがあり、誰にでも分け隔てなく親切にできている
  • Q3. 物事をきっちりこなし、手際よく効率よく行なっている・・・

回答も至って簡単、当てはまる程度の数字を選んでクリックするだけです!

全て選択し終えたら「診断」をクリックで診断開始。待機中のイラストも素敵なのでぜひご注目ください♪

らんてくん
らんてくん
おおっ! 出てきたぞ!

らんてくんと一緒に診断してみた結果、らんてくんへのおすすめの日本酒は山形県の「松嶺の富士」が提案されました。どんな風味なのか気になりますね!

もちろん性格診断も日本酒に合わせた内容で表示されるので、気にある方はぜひお試しください……!

気持ちが乗った好きなものをサービスに

らんてくんへのおすすめの日本酒が分かったところで、企画段階についても伺おうと思います。

「さけぐらむ」のアイデアを思い付くまでにはどれくらいかかりましたか?

内海さん
内海さん
アイディア自体は2日ぐらいで思いつきました。
らんてくん
らんてくん
2日!?

ちなみにリリースまではどれくらいかかったんでしょうか?

内海さん
内海さん
約2週間ですね
らんてくん
らんてくん
2週間!?!?

歴代RUNTEQ生最短の制作スピードではないでしょうか……

ということは、最初からポートフォリオは「さけぐらむ」でいこうと決めていらっしゃったんですか?

内海さん
内海さん
元々案はいくつかあったんですが、校長の菊本さんに直接Discordで壁打ちして頂いて他の案は綺麗に供養されました(笑)

その後「さけぐらむ」と真面目なサービス案で悩まれていたんですよね。

内海さん
内海さん
本当は就活を見越して真面目なサービスの方を作ろうと思っていたんです。

しかし最終的には、サブでおバカアプリとして作り始めてた「さけぐらむ」を、就活時にメインで使いましたね。

菊本さんに相談したおかげで、自分の好きなところにもっと尖ったサービスの方が良いなら「さけぐらむ」でいこうと思えました。

ポートフォリオは自分の背景や個性が反映されていると、就活でも高評価に繋がる事例が多いです。

らんてくん
らんてくん
流石校長菊本、ナイスなアドバイスだな!

真面目なアプリについても気になります。どのようなサービスだったんですか?

内海さん
内海さん
タイピング練習と暗記カードを掛け合わせるようなサービスを作ろうと思っていました。

しかし、あまり気乗りしなくて……

作ってみたいなとは思っていましたが、モチベーション的にも作りきれる自信がありませんでした。

ポートフォリオは個人開発なので、まずは自分の気持ちが乗るかどうかは重要ですよね。

内海さん
内海さん
Nuxt.jsを触ってみようと思って「さけぐらむ」を作っていたら、面白くてそのまま作り出してしまいましたね(笑)

なるほど!
のめり込んだために、リリースまで2週間というスピード感のある開発になったんですね!

ポートフォリオを作る際は、自分自身が夢中になれるサービスであるかを大事にして開発に取り組みたいですね。

デプロイに苦労した実装の2週間

続いていよいよ実装段階のことについても伺いたいと思います。

リリースまでの2週間は、どのようなスケジュールだったのでしょうか?

内海さん
内海さん
サービスの大枠は一週間で出来ていました。

ただ、デプロイがとてもしんどかったですね。

最初はEC2でデプロイしました。しかし、あんまりよくわからないままQiitaの記事などを見て手順通りやったらデプロイ出来た!というような感じだったんです。

不具合などもあったんでしょうか?

内海さん
内海さん
そうですね。サイト自体がすごく重くて、これがベストな状態のかな?と疑問に思いました。

その後きちんとAWS(Amazon Web Services)を勉強すると、ECS(Elastic Container Service)を使えば処理が高速化できたり管理が楽になるとわかって、再度デプロイしようとしたんです。

が、なかなかデプロイ出来ずに一週間くらいかけてようやくできました

つまり2週間の内訳は、アプリ自体の機能の開発に1週間、デプロイに1週間というわけなんですね。
改めて恐ろしいほどのスピード感です。

らんてくん
らんてくん
デプロイの問題は最終的にはどうやって解決したんだ?
内海さん
内海さん
本を買ってきて調べたり、ネットの記事を見て解決しました。

自分で出来る気はしていたので頑張りました

そこで解決まで持っていけるのが内海さんのすごいところです。

他にもこだわって実装されたところはありますか? ぜひ教えてください!

内海さん
内海さん
「さけぐらむ」に限らず、自分が作ったアプリは全部タッチだけで操作できるようにしています。ユーザーにできるだけ負担をかけたくないからです。

実は内海さんは他にもPepを探して!といったアプリを開発されています。

こちらのアプリも含めて、内海さんの作品は操作がシンプルで分かりやすい印象を受けます。

内海さん
内海さん
特に「さけぐらむ」は日本酒という身近でないものを知ってもらうことがゴールだったので、出来るだけユーザーの負荷を減らして、簡単かつ短時間で出来るアプリが良いなと思いました。

それで「さけぐらむ」にはNuxt.jsを導入して、RailsとNuxt.jsで実装しました。

まさにユーザー目線でのサービス開発!

ぜひポートフォリオに使用する技術を選定する時は、ユーザーの使い心地を基に必要な技術を選んでみてくださいね♪

診断結果の精度をより高めたい

圧倒的なスピート感を持って企画から実装まで駆け抜けた「さけぐらむ」。

リリース後の反応も気になるところです。

内海さん
内海さん
1ヶ月で1,600人の方に使って頂けました。

苦労してデプロイしたサービスが多くの方に使って頂けるのは嬉しいですね!

内海さん自身、リリースしてみて気が付いたことはありますか?

内海さん
内海さん
診断結果の精度については改善が必要だなと思いました。

性格診断と言いますと、サービスの肝となる一番重要な部分ですよね。

「さけぐらむ」の性格診断では「ショートビッグファイブ」という方法を採用して、その名の通り5つの要素に分けて診断をしているそうです。

内海さん
内海さん
診断の結果、外向性が高い人はフレーバーが香り高くて明るいような日本酒がおすすめです、というように結果を表示していました。

しかし、この繋がりは主観的なもので論理的な根拠がありませんでした。

そのため、お酒好きな方が期待するサービスとは少し違うものになってしまったと反省しています。

らんてくん
らんてくん
なるほど~
内海さん
内海さん
もう少し細分化して論理的な提案ができたのかもしれないと考え、今後は精度を高めようと思っています

アップデートすることでより多くの方に楽しんで頂けるサービスになりそうですね! 楽しみにしています!

実際に使ってみた方からは、どのようなお声を頂きましたか?

内海さん
内海さん
フィードバックとして色々な意見を頂きました。

例えば、性格診断の方法についての改善点もありました。

個人的にはたくさんの日本酒の銘柄が登録されている中から、ランダムでひとつ正確にあった日本酒が出てくるのが面白いと思っていました。

しかし、一般的な性格診断は型が決まっていて、その型の人の特徴や特性にあった結果が出るというような方法が多いですよね。

確かに一般的な性格診断は、選択肢を選ぶことでどの型に当てはまるかを特定していくものが多いですね。

内海さん
内海さん
「さけぐらむ」でもこの型の人はこのお酒と提案した方が、もう少し理論的な根拠をつけやすかったり、他の人との比較がしやすかったり、SNSシェアもしやすくなるのかなと思いました。

より診断結果や活用方法の幅が広がりそうですね! ますます楽しみです!

就活でもポートフォリオは活用できましたか?

内海さん
内海さん
コードというより、ECS+Fargateでのデプロイ苦労話が面接でも評価して頂けたと思います。

あと、お酒好きなCTOの方への掴みにもなりました(笑)

らんてくん
らんてくん
それは何よりだ!

運用の怖さを学んだポートフォリオ

「さけぐらむ」の企画から開発・運用まで行ってみて、改めてのご感想をお願いします!

内海さん
内海さん
Nuxt.jsやAWSを自分で1から学ぶなど、やったことはRUNTEQのカリキュラム外のことばかりでしたが全部学びになりました。

ポートフォリオではある一定の自走力が必要となってきますが、内海さんは全てご自身で取り組まれたところが印象的でしたよね。

内海さん
内海さん
あとは、サービスの運用って怖いなと思いました。

自分の初歩的なミスなんですが、お名前.comでドメインを取得したところメール認証がうまくいかず、一時期ドメインが使えなくなってしまいました。

メール認証してドメインは使えるようになりましたが、サービスが使えなくなる期間ができてしまったんです。

また内海さん曰く、AWS周りを見ていた時にも初歩的なところで躓き、2日ほど解決もデプロイも出来なかったために、サービスが使えない状態が続いてしまったこともあったそう。

内海さん
内海さん
いつどんな理由でサービスが止まるか分からないという不安と戦いながら行う運用は怖いなと痛感しました。

現場に出ればエンジニアは常にその不安やリスクと闘うことになります。

ポートフォリオで運用まで行うことで、すでにその不安を知っているのは大きな財産になりますね。

今後このサービスをどうしていきたいと考えていますか?

内海さん
内海さん
まだ改善しきれていない部分なのですが、デザインがまだまだ甘いと感じるので改善していきたいです。

実は「さけぐらむ」には、暗い居酒屋でも使いやすいようにとダークモードが実装されています。

でも、それなら最初から背景画面を黒にしておいた方がいいのでは、とか。

他にも、選択ボタンの文字の大きさも気になっているそうです。

最初は文字も大きい方が見やすくて良いと思った内海さん。

しかし、マテリアルデザインを見ていると「ボタンに対して余白がある方が良い」などといった意見を目にし、今まであまり注力出来ていなかったデザインについて勉強してみたいと思ったとのこと。

内海さん
内海さん
デザインの良さは使ってもらいやすさに繋がると思ったため改善していきたいです。

性格診断そのものだけでなく、デザインについてもまだまだ伸びしろがある「さけぐらむ」。今後のパワーアップに期待が高まります。

内海さん今後もサービス開発は続けていくご予定ですか?

内海さん
内海さん
はい!

クソアプリをもっといっぱい作りたいです!!!

ぜひ世の中におバカアプリを生み出し続けてください!

内海さん、今日は本当にありがとうございました。今後の内海さんのご活躍も応援しています!

編集後記

RUNTEQ修了生の内海さんに、ポートフォリオ「さけぐらむ」の制作秘話について伺いました。いかがでしたでしょうか?

「さけぐらむ」は2週間という短い期間で制作したにも関わらず、ぎゅっと詰まった内容でしたね。

特に「さけぐらむ」の注目すべき点は、ユーザー目線の技術選定が行われていたところです。AWSの移行にも挑戦し運用を経験したところも高い評価に繋がりました。

RUNTEQではポートフォリオが完成したらそこで終わりではありません。

実際にネット上に公開し、ユーザーに使ってもらい、フィードバックを基に改善し、運用をしていきます。

ぜひご自身のポートフォリオをより質の高いものにしたい!とお考えの方には、RUNTEQのサポートがぴったりです。

RUNTEQに少しでもご興味のある方、未経験からWebエンジニアを目指そうとお考えの方は、まずは一度無料キャリア相談会へお越しください! https://runteq.jp/

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