プログラミング

エンジニアの転職理由ランキング!面接のコツや転職理由の伝え方も紹介

転職理由

「エンジニアの転職理由を知りたい」
「実際に転職する際に意識すべき具体的な面接のコツも把握したい」

ビジネスの現場で活躍するエンジニアですが、キャリアパスを形成する上で、転職は重要な選択の1つとなっています。

そこで今回の記事では、エンジニアの転職理由のランキングTOP10を紹介しつつ、面接のコツ、さらには転職理由のベストな伝え方を具体的に解説します。

転職を考えているエンジニアの方、またはこれから転職を考える可能性がある方にとって役立つ記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。

エンジニアの転職理由ランキングTOP10


この項目では、エンジニアの転職理由として多いものを10個取り上げ、解説していきます。
ランキングの根拠は、転職エージェントであるレバテックキャリアの情報を参照しています。

収入を上げたい

多くのエンジニアは自分の成果や努力に応じて適切な報酬を受け取りたいと考えています。

しかし職場環境によっては、エンジニアの努力や成果が上司や組織に正当に評価されないことも少なくありません。

このような状況下では、ずっと給与が上がらないと感じ、自分の価値を正当に認められていないと感じてしまうエンジニアも多いでしょう。

結果として、自分のスキルや経験を正当に評価してくれる新しい職場を求め、転職を検討するエンジニアが増えてきています。

今後のエンジニアを取り巻く環境の中で、企業側もエンジニアの実力や成果を正確に評価し、適切な報酬を提供することが求められていると言えます。

今の会社や業界に不安を感じた

エンジニアとしてのキャリアを築いていく中で、一定のスキルや知識を持っているにも関わらず、現在の会社や業界の将来に不安を感じる瞬間が訪れることがあります。

この不安は、技術の進歩に対する会社の取り組みの遅れ、業界全体の低迷、あるいは経営状況の不安定さなど、さまざまな要因から生じることが考えられます。

特にエンジニアは、常に最新の技術トレンドやツールを学び、それを仕事に活かすことが求められる職種であるため、自分の技術が時代遅れになるのではないか、という不安も抱きやすいのです。

また、業界の変動や会社の経営状況によっては、職を失うリスクが増大することも考えられ、これが転職を考える大きな要因となることもあります。

このような背景から、安定した経営基盤を持ち、技術革新を積極的に取り入れる企業を求めて転職を検討するエンジニアも増えています。

キャリアアップのため

エンジニアにとって、技術的なスキルや経験を積むことは非常に重要です。

そのため多くのエンジニアは、自分がより成長できるステージを見据えて転職を検討していることがあります。

しかし、ある環境や組織では、成長の機会が限られていることがあるため、キャリアアップのために新しい環境を求めるエンジニアも少なくありません。

この「キャリアアップ」とは、単に給与アップや昇進だけを意味するものではなく、新しい技術や手法を学ぶ機会、大きなプロジェクトを任されるチャンス、専門性を深めるための教育や研修など、多岐にわたる要素を含むものです。

エンジニアとしてのスキルセットを充実させたい、あるいは特定の領域での専門家としての地位を確立したいと考える人にとって、そのような成長の機会が豊富に存在する企業や組織を選ぶことは、自らのキャリアをより充実させるための1つの方法となるのです。

また、技術的なスキルアップだけでなく、マネジメントやリーダーシップといったスキルの習得も、キャリアアップを目指すエンジニアにとって魅力的な要因となり得ます。

最終的には、自分自身のキャリアビジョンを明確に持ち、それを実現するための環境を選ぶことが、エンジニアとしての長期的な成功につながるでしょう。

今の会社ではスキルが伸ばせないと感じた

エンジニアの仕事において、技術の習得やスキルの向上は日常の中で不可欠な要素であり、キャリアを通じて自身のスキルを継続的に伸ばしていくことが期待されます。

しかし、ある会社やチームの環境においては、自分の技術やスキルが十分に伸ばせないと感じる状況に直面することがあります。

このような感覚は、現在の業務が単調で新しい技術を導入する機会が少ない、または教育や研修の機会が限定的であることなどから生じることが多いです。

エンジニアとして働く魅力の1つは、技術の進化とともに新しいことを学び続け、それを実務に応用することであるため、その機会が制限される環境ではモチベーションの低下を招くことも考えられます。

このような背景から、自らのスキルを更に高め、新しい技術や知識を吸収できる環境を求めて転職を検討するエンジニアが増加しています。

休日出勤や残業が多い

エンジニアの仕事は、プロジェクトの進行や納期の都合上、高度な専門性や集中力を必要とするタスクが多いため、時には休日出勤や長時間の残業が求められることがあります。

しかし、このような働き方が長期にわたって続くと、エンジニアの身体的・精神的な健康やプライベートの時間が犠牲となり、ワークライフバランスが崩れる恐れが出てきます。

エンジニアとしての技術や知識を深めるための自己学習の時間も確保できなくなり、キャリアの中長期的な成長に影響を及ぼす可能性もあります。

また、休息不足やストレスの蓄積は、エンジニアのクリエイティブな思考や問題解決能力に悪影響を及ぼすリスクも招きかねません。

これらの事情から、健康や家庭、趣味などプライベートな時間を大切にし、より良いワークライフバランスを求めて転職を検討するエンジニアもいます。

他にやりたい仕事が見つかった

エンジニアとしての職務を続ける中で、技術的な成長やプロジェクトの進行を経て、新しい興味や熱意を抱く領域が出てくることも珍しくありません。

キッカケに関しては、新しい技術の動向、業界の変化、あるいは研修やセミナーでの情報収集など、さまざまな機会から生まれるものです。

現在の職場やプロジェクトが、この新たな興味やスキルを十分に追求することをサポートしきれない場合、エンジニアは新しいフィールドや職務にチャレンジするための環境を求めるようになります。

例えば、インフラエンジニアがWeb業界に興味を持ち、Webエンジニアへ転身したいと考えるケースもあるでしょう。

また、技術的な領域だけでなく、プロジェクトマネジメントやエンジニアとしてのリーダーシップの役割に魅力を感じ、それを追求したいと考えるエンジニアもいます。

このような背景から、自らのキャリアの方向性を見直すことで、新しい道に挑戦したいと考えるエンジニアも多いのです。

職場での人間関係でトラブルが発生した

エンジニアの業務は、高度な技術や専門知識を要する一方で、チームでのコミュニケーションや協力が不可欠な要素となっています。

このような職場環境の中で、人間関係のトラブルはエンジニアのモチベーションや生産性に大きな影響を及ぼすことがあります。

トラブルの原因はさまざまで、コミュニケーションの不足、役割や責任の不明瞭さ、価値観の違いなど、細かい問題から大きな対立まで幅広く存在します。

長期にわたる人間関係のトラブルは、業務の遂行だけでなく、モチベーションにも悪影響を及ぼし、キャリアの停滞や成長の妨げとなるリスクも考えられます。

対人関係の不安や悩みが解消される見込みがない場合、最終的にエンジニアは、健全な職場環境や新たなチームでのスタートを求めて転職を検討することもあるでしょう。

会社から正当に評価してもらえない

エンジニアは、その専門的なスキルや経験を活かして、プロジェクトや業務を推進し、会社の価値を高める存在です。

そのため、自らの業績や貢献度に見合った評価を受けることは、キャリアの成長やモチベーションの維持において非常に重要です。

しかし、一部の企業や組織では、エンジニアの実績や能力、貢献を十分に認識し評価する体制が整っていない場合があります。

長期にわたってこのような状況が続くと、「わざわざこの職場で働く意味がない」とエンジニアの自己実現の欲求やキャリアの成長意欲が阻害され、ストレスが溜まってしまうこともしばしばあるでしょう。

そうした状況下で、自分の価値や能力を適切に評価し、成長の機会を提供してくれる新しい職場や環境を求めて、転職を検討する流れになるのは自然な流れです。

会社都合で退職を求められた

エンジニアのキャリアにおいて、会社の業績悪化や組織再編、事業の方針転換など、さまざまな要因から会社都合での退職を求められることは稀ではありません。

このような状況は、エンジニアの業務遂行やスキルセットに問題があるわけではなく、企業の事情や経営環境の変化に起因します。

会社都合での退職を求められることは、多くのエンジニアにとってショックであり、キャリアにおける大きな岐路となります。

しかしながら、これを新しいチャンスや転機と捉え、自らのスキルや経験を再評価し、新たなキャリアパスを模索することで、より良い職場や環境に出会う可能性も広がります。

友人や知人から転職の誘いを受けた

エンジニアとしてのキャリアを築いていく中で、友人や知人、かつての同僚などから新しい職場への転職を誘われることは珍しくありません。

このような誘いは、新たなプロジェクトやチームでのポジションを埋めるための人材を探していること、あるいはエンジニアのスキルや経験を高く評価しているために生じることが多いです。

友人や知人からの誘いは、企業文化や業務内容、職場の雰囲気など、普段は知り得ない詳細についても理解しやすいため、多くのエンジニアにとって魅力的です。

また、既に信頼関係が築かれているため、新しい職場での人間関係の構築やチームワークの形成がスムーズに進行する可能性も高まります。

一方で、友人や知人との関係性をビジネスの場でどのように築くか、また仕事の問題がプライベートな関係に影響を及ぼすことはないかといった懸念も存在します。

しかし、キャリアの観点から考えると、新しい環境での挑戦や成長の機会、そして信頼できるタイプの人と行う仕事は、エンジニアの能力をさらに伸ばす大きな刺激となるでしょう。

面接における転職理由の伝え方

面接における転職理由の伝え方は、多くの転職希望者が直面する難題の1つです。
正直かつ説得力のある答えを用意することで、志望企業への適性や、やる気をアピールするチャンスとなります。

面接における転職理由の伝え方
  • 漠然とした理由は避ける
  • 転職理由はポジティブな内容にする
  • 将来のビジョンを明確にする
  • 企業のカルチャーに合わせる

上記に挙げたような具体的なテクニックやポイントを押さえることで、面接を有利に進めることができます。

漠然とした理由は避ける

面接において転職理由の伝え方は、採用側が応募者の動機やキャリアビジョンを評価する上で非常に重要な要素となります。

「なんとなく前の会社が嫌だった」というような漠然とした理由ではなく、具体的かつ明確な問題点や改善したい部分を伝えることで、あなたの意思がしっかりしていることをアピールできます。

その他にも、以下のような内容であれば、ネガティブな印象を与えずに素直な意見を伝えることができます。

転職理由の伝え方
  • 技術習得の機会が少なかった
  • 自分の考えたアイデアを形にする機会が欲しかった
  • キャリアパスが明確でなかった

このように理由を明確にすることで、あなたの成長意欲や今後の展望を面接官に理解してもらいやすくなります。

ただし、前の会社の批判やネガティブな点のみを強調するのはNGです。
それに対してどのようなアクションをとったのか、どのような経験を積んできたのかも併せて伝えることが求められます。

転職理由を伝える際は、自身の成長やキャリア形成に繋がる前向きな回答を意識しつつ、具体的な事例や経験を交えて説明することで、より説得力のある回答をすることができます。

転職理由はポジティブな内容にする

面接における転職理由の伝え方として、転職理由はポジティブな内容にするというアプローチが有効です。

なぜなら、面接官は応募者のモチベーションや将来のビジョン、そして新しい環境でどのように貢献しようとしているのかを理解したいと考えているからです。

そのため、過去の職場に関する不満や愚痴を中心に話すのではなく「新しい技術を習得したい」「更なるキャリアアップを目指したい」といった意欲や希望を中心に伝えることがおすすめです。

実際、転職の背景には様々な事情や問題点があるかもしれませんが、それをネガティブな形で伝えることは、自身のイメージを悪くするだけでなく、新しい職場での適応力や協調性に疑問を持たれるリスクも増してしまうため要注意です。

将来のビジョンを明確にする

面接における転職理由を伝える際に、将来のビジョンを明確にすることも重要です。
転職を希望する理由は人それぞれですが、その背景には独自のキャリアプランや将来の夢、目指す姿があるはずです。

このビジョンを面接時に明確に伝えることは、自身のモチベーションの高さや、新しい職場での展望を具体的に示す上で非常に効果的です。

例えば「この会社の中でもトップのエンジニアになりたい」といった長期のキャリアビジョンや、「新しいプロジェクトを牽引して、会社の成長に貢献したい」といった短期の目標などです。

具体的な将来像をしっかりと描き、それを実現するためのアクションプランを伝えることで、面接官に将来性をアピールすることができます。

企業のカルチャーに合わせる

エンジニアが転職をする場合、企業側は、自社の文化や価値観と合致するかチェックされることも多々あります。

そのため、転職理由を伝える際には、企業のカルチャーを十分にリサーチし、それに基づいて答えることが求められます。

例えば大企業の場合、多くは既存の体制や伝統を重んじるカルチャーが根付いていることが多いです。
そういった企業に対して「古い体質を変えたい」というような発言をすると、相手は戸惑うか、あるいは不快に感じることもあるでしょう。

一方スタートアップ企業ならば、変革や挑戦を求める文化があるので、そこでは変革の意欲をアピールすることがプラスに働くでしょう。

このように、企業の文化や価値観を理解し、それに基づいて転職理由を伝えることで、相手に良い印象を与え、自身が志望企業にマッチしていることをアピールすることができます。

エンジニア転職を成功させるためのコツ

エンジニアとしての転職は、単に新しい職場を探すだけではなく、キャリアの方向性や将来のビジョンに合った企業を見つけるプロセスでもあります。
そのため、成功させるためのコツや戦略が必要となってきます。

エンジニア転職を成功させるためのコツ
  • カルチャーフィットを意識する
  • ネームバリューを信用しない
  • 転職エージェントを上手く活用する

これらのポイントをさらに詳しく解説していきますので、エンジニアとしての転職を考えている方は参考にしてください。

カルチャーフィットを意識する

カルチャーフィットを意識することは、面接を通過する上では大切な考え方です。

カルチャーフィットとは、自身の価値観や働き方、考え方が企業の文化やチームの雰囲気と合致しているかどうかを指します。

ただし、このカルチャーフィットを面接で効果的に伝えるためには、その企業の文化や価値観、働き方についての徹底した企業研究が不可欠です。

企業ごとのカルチャーを調べる方法
  • 企業の公式Webサイト
  • SNS
  • 求人情報
  • 企業のミッションやバリュー
  • 社内の取り組み
  • イベント
  • 過去のインタビュー
  • セミナー
  • 情報発信活動など

上記の方法でリサーチを行うことで、企業のカルチャーや取り組みを把握することができます。

これらの情報をもとに、自身のキャリアや転職理由、そして求める環境との整合性を確認し、面接時に伝えるストーリーを構築します。

このように、カルチャーフィットを意識して転職理由を伝えることで、自身がその企業でどのように貢献できるのか、また、どのような環境やチームで働きたいのかを明確に伝えることができます。

ネームバリューを信用しない

転職活動の際には「企業のネームバリュー」に関して注意が必要です。
高い知名度やブランド力を持つ企業が、必ずしもすべての人に合うわけではありません。

言い換えれば、一流とされる会社であっても、自身のキャリアや働き方、価値観とマッチしていないことも考えられます。

「知名度があるから素晴らしい会社なのだろう」という安直な考え方は避け、自身がその企業での業務やチーム、環境で本当に成果を上げられるのか、また自身の成長やキャリア形成に繋がるのかを真摯に検討することが求められます。

面接官も、応募者が単に企業の名前だけを信用して選んできたのか、それとも真剣に自分のキャリアと企業の方向性を照らし合わせて選んできたのかを見極めようとします。

したがって、ネームバリューだけを頼りにせず、自身のキャリアビジョンや求める環境、企業の文化や働き方が合っているのかをしっかりと考慮し、その上で転職理由を伝えることが重要です。

転職エージェントを上手く活用する

1人での転職活動には限界があると感じることも多く、特に面接の際には、自らの経験やスキルをどのようにアピールすれば良いのか、どのポイントを強調すれば良いのかという点に悩むこともあるでしょう。

そのような時は、転職エージェントを活用してみることをおすすめします。

エージェントを活用することで、転職市場の動向や面接のノウハウはもちろん、企業の内情を熟知している専門家の力を借りて、自己PRや転職理由のブラッシュアップをすることができます。

さらに、エージェントは面接官の期待やニーズ、企業のカルチャーや求める人材像を知っているため、具体的な転職理由の伝え方についても的確な指導が受けられます。

まとめ

今回の記事では、エンジニアの転職理由ランキングや、面接での転職理由の適切な伝え方について紹介しました。

面接での転職理由の伝え方としては、なるべくポジティブな言い回しをすることや、志望企業へのカルチャーフィットをアピールすることが大切です。

また、1人ではなかなか転職活動をうまく進められない方は、転職エージェントなどのプロの力を活用しながら、効率的に進めていくといいでしょう。

今回の記事のまとめ
  • エンジニアの主な転職理由としては「収入を上げたい」「今の会社や業界に不安を感じた」「キャリアアップをしたい」がランキング上位に入る
  • 転職理由はなるべくポジティブに伝えつつ、前向きな姿勢を見せることが大切
  • エンジニア転職においては、カルチャーフィットも重要なため、事前のリサーチをしておくことが推奨される

弊社では、IT業界未経験の状態から、自社開発企業への就職を目指すプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営しております。

現場で活躍できるエンジニアになりたい方は、ぜひ弊社の公式HPより無料のキャリア相談にお越しください。

この記事を読んだ方にオススメ