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IT企業=年収が低いと思われる4つの理由と市場価値を高めるエンジニアになる方法を解説!

IT企業の金欠

IT企業は年収が低いと言われる理由はなんで?
ITエンジニアとして市場価値を上げて年収アップを目指すには?

このような悩みをお持ちではないでしょうか?

専門職で年収も高いイメージのあるIT業界ですが、IT職種の全体的な給料は昨年に比べて減少傾向にあると言われています。(2022年6月現在)

そこで今回は、下記の内容を解説していきます。

  • IT企業職種の給料平均
  • IT企業の年収が低いと言われる3つの理由
  • ITエンジニアの年収を上げるための4つの方法

今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつもWeb系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールを運営している弊社が、IT企業の年収が低いと思われる理由について具体的に解説していきます。

参考データをもとに解説するため、IT企業全体のお金の流れはもちろん、今後活躍できる人材になるための方法も知ることができるでしょう。ぜひ最後まで読んでくださいね!

IT企業職種の給料平均

らんてくん
らんてくん
IT企業職種の給料平均はどうなっているんだ?

パーソルキャリア株式会社による「IT職種の平均年収ランキング2021」によると、IT業種・IT職種ともに平均年収は昨年より減少傾向にあると言われています。

らんてくん
らんてくん
何が原因で年収減少傾向にあるのだろう?

理由の1つとして、年収がまだ低い若年層の新卒採用に企業側が力を入れたことでしょう。 スキルを重視した採用よりも、入社後ののびしろに期待をするポテンシャル採用に比率を高めている企業も多いため、平均年収を下げる要因になっています。

らんてくん
らんてくん
企業が採用活動を進める上で、会社の理念に共感できる人であるかを見極めるカルチャーフィット重視の流れもあったからな!

そうですね!こういった若年層の受け入れ態勢が整っていたため、業界全体では平均年収が下がったのです。反対に、30代40代は各業種で給料アップにつながる結果となりました。

ITコンサルティング 20代平均年収:381万円(前回平均年収:386万円)
30代平均年収:535万円(前回平均年収:506万円)
40代平均年収:621万円(前回平均年収:614万円)
システムインテグレータ 20代平均年収:377万円(前回平均年収:379万円)
30代平均年収:521万円(前回平均年収:521万円)
40代平均年収:634万円(前回平均年収:620万円)
ハードウェア/ソフトウェア/パッケージベンダ 20代平均年収:364万円(前回平均年収:364万円)
30代平均年収:499万円(前回平均年収:494万円)
40代平均年収:607万円(前回平均年収:602万円)
通信/ISP/データセンター 20代平均年収:341万円(前回平均年収:347万円)
30代平均年収:463万円(前回平均年収:447万円)
40代平均年収:551万円(前回平均年収:537万円)

参考:(パーソルキャリア「転職サービス「doda」「IT職種の平均年収ランキング2021」を公開

上記の表を見ると、30代以上では最低でも5万円〜29万円の年収アップになっています。これは、新型コロナウイルスによって、各業界がアナログからデジタルに移行する流れが活発になった背景から上昇したと考えられるでしょう。

デジタル化への意識が高まることにより、システム導入に対応できる即戦力が求められる中途採用が活発化したことで、提示年収の額も大きくなりました。

らんてくん
らんてくん
お金の周りが良くなったこともあるけど、即戦力として経験者に求められるレベルも高くなっているってことだね!

さらに、経験者の中でもマネジメント人材への価値は高まり続けています。

職種名 平均年収 前回平均年収
プロジェクトマネージャー 671万円 664万円
プリセールス 630万円 658万円
ITコンサルタント 585万円 584万円
IT戦略/システム規格 576万円 575万円
研究開発 531万円 544万円
データサイエンティスト 512万円 516万円
システム開発/運用 467万円 473万円

IT職種別年収ランキングの中でもプロジェクトマネージャーの平均年収は高く、今後も管理省の需要は高まると予想されています。

IT企業の年収が低いと言われる3つの理由

先ほどはデータを参考に解説しましたが、IT企業の年収が低いと思われる理由はそのほかにもあります。

IT企業の年収が低いと言われる3つの理由
  1. 企業ごとに年収のバラつきがあるから
  2. 運用・保守やテスターなどの職種が引き下げているから
  3. SI業界では多重下請け構造になっているから

具体的に1つずつ解説していきます。

1.企業ごとに年収のバラつきがあるから

IT業界では職種や会社ごとに給料のバラつきが出るため、企業ごとに大きな差が出てしまいます。

先ほど紹介した「IT企業職種の給料平均」でも、20代と比べて30代以上では年収に差が出てきたり、マネジメント職であるほど高年収であるデータもありました。

  • 20代の採用が多い
  • IT職種全体が幅広い

IT企業の年収が低いのではなく、上記のような要因により全体的な年収が下がっていると考えられます。

IT業界でも職種や会社によって大きく年収が離れることにより、一部企業を見るとIT企業の年収は低いと思われるのでしょう。

2.運用・保守やテスターなどの職種が引き下げているから

IT業界の年収が低いと言われる理由には、運用・保守の仕事やデバッグ・テスターが平均年収を引き下げているとも言われています。

実際にIT職種別年収ランキングTOP20を見ると、下位3つにはこれらの職種があり全体の年収を引き下げています。

この中には顧客からのトラブルに関する対応をするヘルプデスクも入っているため、IT人材のくくりもわかりづらくなっています。

IT企業の年収が低い理由には、これらの職種が全体平均を引き下げている背景もあるでしょう。

3.SI業界では多重下請け構造になっているから

IT業界で問題視されている多重下請け構造も、IT企業の年収を引き下げている理由の1つです。

IT業界では発注された仕事は、元請け企業から二次請け企業、さらにその下の三次請け企業へと流れるピラミッド型の構造をしています。

そのため、3次請け4次請けと下層に行くほど報酬が削られてしまうのです。

企業によっては、委託された開発業務から取り分を引いて丸投げするところもあり、下請け企業は限られた予算のなかでギリギリの人員やスケジュールで動いても望む給料が得られない形になっています。

IT業界の多重下請け構造による影響
  • 労働環境や待遇が悪化
  • SI業界を中心にITに対するイメージが落ちてしまう
  • 結果的に人材確保が難しくなる

仕事内容はほぼ同じでも、多重下請け構造により中抜きされて下流に行くことでお金が残っていないことが原因です。

結果的に、同じIT業界でもSI業界の下流工程だと年収が低く上がりにくいのです。この多重下請け構造により、IT業界全体の平均年収を引き下げていると考えられています。

ITエンジニアの年収を上げるための4つの方法

IT企業の年収が一部減少傾向にある中で、ITエンジニアがやるべきことは自身の市場価値を高めていくことです。ここでは、ITエンジニアの年収を上げるための4つの方法について解説していきます。

ITエンジニアの年収を上げるための4つの方法
  1. スキル標準レベルを上げる
  2. 元請け企業やWeb系企業への就職を目指す
  3. 先端ITスキルの理解を高める
  4. 上位職を見据えてコミュニケーション力を上げる

上から順番に解説していきます。

1.スキル標準レベルを上げる

スキル標準レベルとは、経済産業省によって決められたIT人材に対するスキル体系のことです。IT業界の成長に伴って、高度な専門性を持った人材の価値が高まったことから注目を浴びています。

スキル標準レベルには7段階ありますが、専門技術に加えてコミュニケーションや交渉力などのスキルも求められます。

スキル標準レベル
  • レベル1:情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識があるレベル
    年収平均:437万円
  • レベル2:上位者の指導の下に、要求された作業を担当するレベル
    年収平均:499万円
  • レベル3:要求された作業を全て独力で遂行できるレベル
    年収平均:576万円
  • レベル4:独力で業務上の課題の発見と解決をリードするレベル
    年収平均:726万円
  • レベル5:プロとして専門性が高く社内にてリードするレベル
    年収平均:937万円
  • レベル6:社内だけでなく市場でも認められる経験や実績があるレベル
    年収平均:1129万円
  • レベル7:先進的なサービスの開拓経験があり世界で通用するレベル
    年収平均:1129万円

出典:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果

らんてくん
らんてくん
レベル6やレベル7になると人材としての価値はすごく高いな…!

レベル7を目指す必要はないですが、レベル4であれば30代〜40代の経験を積んだリーダーであれば到達する可能性は高いでしょう。スキル標準レベルの高い人材になるために、経験を積んでいくことが重要です。

2.元請けSIerやWeb系企業への就職を目指す

さきほど業界の多重下請け構造を解説しましたが、ピラミッド型の上部である元請け企業や、金回りのいいWeb系企業への就職を目指すことも給料アップの近道になるでしょう。なぜなら、発注側に近いほど裁量も大きく中抜きもされづらいからです。

下請け企業で雇用されている場合、元請け企業に転職を成功させるには難しいですが、地道なスキルアップによりチャンスを掴むことは可能です。

スキルアップのために意識すること
  • マネジメントスキルを磨く
  • コミュニケーション力を磨く
  • 技術力を高める

元請けSIerの中では、下請けのSEを管理するマネジメントができる人材を求めているケースもあります。

下請けの仕事の中で、マネジメントやコミュニケーション力が身につきそうな仕事に従事したりと、日頃からステップアップするための行動を積み重ねて、転職活動に活かしていきましょう。

ただし、上流工程のSIerの人材採用は新卒一括採用がメインです。中途からの入社のハードルは高くなります。

おすすめはWeb業界で開発ができるようになることです。

3.先端ITスキルの理解を高める

ITエンジニアの年収を上げたいなら、自身の市場価値を高めましょう。その1つとして、先端ITスキルの理解を深めることが挙げられます。

先端ITスキルの一例
  • 人工知能
  • ビッグデータ
  • IoT
  • クラウド
  • DevOps

IT人材の不足が問題視されているなか、テクノロジーの発展は進んでいきます。将来的には、上記に挙げたような先端ITスキルを扱える人材の需要もますます高くなると予想されています。

らんてくん
らんてくん
先端ITスキルを扱える人材以外の需要はどうなんだ?

先端ITスキルに精通していない人材の価値は今後薄くなっていくと予想されています。なぜなら、単純な開発作業が減少すると言われているからです。

これからは、業務の自動化やAIの代用などで仕事が取って代わられる可能性も高いでしょう。いま現在では食っていける人材であっても、長期にわたって稼ぎ続けられるとは言い切れません。

だからこそ、先端ITスキルの知識を身に付け、人材としての価値を高める必要が出てくるでしょう。

4.上位職を見据えてコミュニケーション力を上げる

プロジェクトマネージャーなどのマネジメント職は不足しているため、管理職に近づくスキルを身につけるのは年収アップの近道です。そのため、日頃の業務の中でも上流工程を担当できるチャンスがあれば、積極的に関わっていきましょう。

上流工程の業務内容
  • 要件定義
  • 基本設計
  • スケジュール作成
  • マネジメント

これらの仕事をこなすには、基礎的なスキルはもちろんクライアントとの折衝などでコミュニケーション力や交渉力が必要になります。

また、自分が仕事をこなすだけでなく人に仕事を振ってうまく動かすスキルはどの企業からも欲しがられるスキルと言えるでしょう。

将来的に管理職に就くのであれば、専門的なスキルのほかにヒューマンスキルも身につけていきましょう。

まとめ

今回の記事では、IT企業の年収が低くなる理由について解説しました。

今回の記事のまとめ
  • IT業種・IT職種ともに平均年収は昨年より減少傾向にある
  • 20代のポテンシャル採用やIT業界の多重下請け構造などが理由である
  • 先端ITスキルを学んだりとIT人材としての市場価値を高めよう

IT企業の年収が低いと言われる理由は、コロナの背景やデジタル化によって20代の人材確保に対して前向きにある企業が多いゆえのものでした。

30代以上のキャリアを積み重ねたエンジニアであれば、全体的な平均年収も上がっているため、これからもIT人材への価値はますます高くなるでしょう。

IT業界のなかでも変わりますが、SI業界と比べてWeb業界であれば金回りもいいため、Web系企業への就職を狙ってみるのもいいかもしれません。

弊社では、開発現場が求めるエンジニアになるためのプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営しております。この記事を読んで少しでもWebエンジニアに興味を持った方は、ぜひ無料のキャリア相談会へ足を運んでくださいね。