「プログラミングに才能って必要なの?」
「自分には才能がないからプログラミングに向いていないと思う」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
この記事を読んでいる方のなかには「プログラミングができる人=才能がないとできない」といったイメージを持っている方も少なからずいるでしょう。
プログラミングと検索すると「才能がない」といった記事もヒットするため、エンジニアを目指そうとしている方であれば、才能がない自分には向いてないかもしれないと不安になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、下記の内容を解説していきます。
- プログラミングに才能は必要ない
- 初学者の時点でプログラミングの才能があるかわからない
- 天才じゃなくても仕事にできる
今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつもWeb系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールを運営している弊社が、プログラミングは才能がないと上達しないのかという悩みに対して解説していきます。
この記事を最後まで読めば、才能の有無に関わらずプログラミングスキルを上げるために必要な本質がわかるようになります。プログラミング学習を検討している方には有益な情報なので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
プログラミングに才能は必要ない

プログラミングができる人ってなにか特別な才能があるように見えますよね。しかし結論から言うと、プログラミングに才能は必要ありません。
なぜならプログラミングも学校の勉強と同じように、ある程度の基本要素を勉強して身につけたり、反復練習で書いたり使い込むほど慣れてできるようになるからです。
たとえば子どものころに自転車に初めて乗ろうと思ったとき、自転車に乗れる気がしないから諦めることはしないですよね。そして乗れば乗るほどコツが掴めて補助輪が外れて、最後には自走できるようになります。
プログラミングも同じで、学び初めは難しいと感じる場面が多くても、学習時間をしっかり確保して積み重ねればスキルが身に付きます。
特別な才能がなくても、地道にコツコツと練習すればエンジニアとして活躍できるレベルまで到達可能です。
もちろん世界を股にかけるようなレベルのエンジニアであれば、圧倒的な努力が必要だったり独特なセンスなどが必要になるかもしれません。
しかし、副業で5万円を稼いだり未経験からエンジニアになるレベルであれば、才能よりも日ごろの努力の積み重ねによる慣れで到達できます。
プログラミングが向いている人

勉強を継続できる
学生時代に勉強に熱中できた方にはプログラミングが向いている可能性が高いでしょう。
あらゆることに興味を持ちながら学習することが苦でない性格が、プログラミングを学習する上で非常にマッチするからです。
というのもIT業界では最新技術やAIの台頭などつねに動向をチェックする必要があります。プログラミングを学習する上でも、自己解決するべき場面が多いため、勉強することが楽しければプログラミングの学習も継続しやすいです。
学生時代の勉強が好きで継続することが得意な方は、長期間コツコツと学ぶ必要のあるプログラミングなどの専門職との相性が高いでしょう。
論理的な思考が得意
プログラミングでは多くの場面で論理的思考が求められます。論理的思考とは、どのような理屈でどういう結果になったのかの筋道を考える能力のことです。
プログラミングはエラーの解決を調べる時間が長いため、論理的に原因究明できる思考が必要になります。
もう少し具体的に言えば、エラーメッセージが出たときに、以下のような思考を持って考えられるかが大事になります。
- なぜエラーが起きたのか?
- どうしたらエラーが起きないのか?
- 原因はどこにあるのか?
- どうすれば解決するのか?
わからない箇所やエラーが出たときに感覚的に対処すれば同じミスをくり返してしまいます。論理的思考を持って「なぜ?」「どうして?」を突き詰めて考えられると役立ちます。
長時間作業できる集中力がある
プログラミングは一朝一夕に身に付くスキルではありません。未経験からエンジニアになるためには1,000時間ほどの学習時間が必要とされています。
そのため、コードを書いたりエラーを解決するなどの地道な作業に対しても、辛抱強く長時間作業できる集中力が必要になります。
プログラミングを学ぶときは基本的にデスクでパソコンと向き合い続けるため、長時間作業していても高い集中力をキープできる方には向いています。
過去にゲームに熱中した経験がある
ゲームとプログラミングは別物ですが、過去にゲームに熱中した経験がある方はプログラミングに向いている可能性が高いです。なぜなら、以下のような能力が身に付いているからです。
- 最大効率を考えて行動できる
- 試行錯誤をする習慣がある
- 物事の全体を俯瞰して見られる
ゲームに熱中した経験を思い出すと「どうすればうまくいくのか?」を自然と試行錯誤する回数が多かったと思います。ここでも「なぜ?どうして?」を考えられれば論理的思考も育ちます。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、寝食を忘れて物事に取り組む姿勢がプログラミングに当てはまれば、スキルもより早く身に付きます。
自発的に調べたり解決できる
プログラミングは独学でもエンジニアとして現場で働くときでも、なるべく1人でやり抜く問題解決能力や自走力が必要不可欠です。
1人でパソコン作業をしている時にエラーが出たとしても、誰かが助けてくれない状況であれば、自ら問題を解決するしかありません。
疑問を持ったときに、常日頃から自己解決するために調べる習慣があれば挫折しそうになった時も乗り越えられる可能性が高くなります。
もちろん困ったときは相談できる環境があれば好ましいですが、1人で解決できるくらいの自走力や問題解決能力があれば、より安定的に学習できるでしょう。
プログラミングが向いていない人

プログラミングが向いていない方の特徴としては以下のような特徴が挙げられます。
- パソコン操作が得意でない
- 英語や数学が苦手
- 学習意欲がない
先ほど紹介した向いている人の裏返しの特徴ではありますが、パソコンを触ったことがなかったり、英語や数学を見るだけで目まいがするような人であれば、プログラミング学習に対して挫折してしまう可能性が高いでしょう。
プログラミングはパソコン操作が主体であり、言語によっては数学的な要素が必要になるからです。また分からない場面がでたときも、調べて自発的に学習を進めていかなければ、独学でもスクールでもつまづいてしまいます。
しかし現状はそうであっても、苦手要素を1つずつ克服しやれることを増やしていくことで、プログラミングを習得することもできます。あくまでも現時点では向いていない人の特徴なので、気持ちを切り替えるつもりで学習を進めるとよいでしょう。
初学者の時点でプログラミングの才能があるかわからない。

プログラミングには才能が重視されると思いますが、結局は学習することによる慣れによって大体は解決します。
もちろんプログラミングの参考書を読んでも始めたばかりではサッパリ理解できずにつまらないと感じることもあるでしょう。そして、わからないから才能がないと決めつけてしまう方もいます。
しかしプログラミングは専門職であり奥が深いため、最低でも1年以上継続しないとわからない状態のままになってしまいます。逆に言えば、しっかり学習すればわかることも増えてエンジニアとしての能力も上がっていきます。
才能があるかどうかは、プログラミングを初めて3ヶ月でわかるようなものではありません。
プログラミングの才能というのは知的好奇心の高さだと思っています。出来る人は分からないことを分からないままにしておけず、調べると更に分からないことが増え、結果ずっと勉強しているだけです。
プログラミングの才能がないと諦めている方は、まず分からないことを放置する癖をやめましょう。— ひさじゅ@Web系就職に強いプログラミングスクールRUNTEQ (@hisaju01) April 5, 2021
本当の意味での才能とは、知的好奇心を持ちながらわからないことを楽しみながら解決できる状態でしょう。このような気持ちで学習に臨めば、楽しく継続できていつの間にかプログラミングができるようになっています。
才能があるかを考える前に、いかに楽しみながらプログラミングを勉強できるかを中心に考えれば、ストレスなく学習を続けることができます。
天才じゃなくても仕事にできる

プログラミングの天才にならなくても、仕事にできるため安心してください。もちろん天性のプログラミングスキルがあれば、立派なエンジニアになれるかもしれません。
たとえばSI業界のエンジニアであれば、クライアントの求めているものを納期に合わせて作ることができればお仕事として成立します。
何も世界に1つしかないシステムを作ると言うわけではなく、会社のシステムやアプリなどを学んだ知識の中で組み立てればいいのです。未経験の状態からでもしっかりと学習時間を確保して取り組めば、お仕事ができるレベルまでは到達できるのです。
地道な学習の積み重ねが必要になりますが、これはプログラミングならではの特徴です。
大変に感じるかもしれないですが、わからないことを調べて学習を継続していけばプログラミングでも十分食べていけるレベルにはなるため、天才である必要はないのです。
おわりに
今回の記事では、プログラミングには才能が必要なのかを解説しました。
- プログラミングはしっかりと学習すれば身につく
- 論理的思考や集中力があるとプログラミングに向いている
- 天才レベルのプログラミングスキルがなくても仕事は獲得できる
プログラミングを始めるにあたって才能がないと尻込みする方も多いですが、大事なのは地道にコツコツ努力する姿勢です。
いまでは独学やスクールなど、プログラミングを学ぶための選択肢はたくさんあります。そのなかでも、自分に合った方法で学習を続ければエンジニアになれる道は開けるので安心してくださいね。
弊社では、開発現場が求めるエンジニアになるためのプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営しております。この記事を読んで少しでもWebエンジニアに興味を持った方は、ぜひ無料のキャリア相談会へ足を運んでくださいね。