「Webエンジニアの副業ってどうやって始めるんだろう?」
「月に数万でもいいから副業で稼ぎたい…!」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
Webエンジニアとしての経験を活かして副業に挑戦してみたいと思っても、案件の見つけ方や副業をするまでの流れがわからない方も多いですよね。
そこで今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつ、Web系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールも運営している弊社が、Webエンジニアの副業について解説していきます。
- Webエンジニアとして副業をするメリットやデメリット
- おすすめの副業案件の探し方
- Webエンジニアが副業を始めるときの注意点
この記事を最後までお読みいただくことで、Webエンジニアが副業を始めた時の具体的なイメージが深まりますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
Webエンジニアの副業の種類

Webエンジニアの副業案件は、大きく分けて以下の3通りになります。
- 開発業務の案件に携わる
- プログラミング教育の講師
- 技術顧問として企業に参画
Webエンジニアの主な副業は開発業務
Webエンジニアの副業として多くの方が想像しているのは、1つ目の「開発業務の案件に携わる」という形でしょう。
開発案件の詳細については、担当する業務によって時給も大きく変わってきます。
- マークアップ開発:時給1,250~2,300円
- フロントエンド開発:時給2,000~2,700円
- バックエンド開発:時給2,500~4,000円
(参考:求人ボックス 2022年4月現在)
フロントエンド開発は、Webサービス内でもユーザーの直接目の触れる部分のことを指します。
たとえば、ボタンをクリックしたりする部分や文字の入力スペースなどが挙げられます。
フロントエンド開発の中でもマークアップ開発は、HTMLやCSSなどを用いてWebサイトのデザイン部分を担当します。
HTML/CSSは学習難易度があまり高くないので、マークアップ開発ならば現場未経験の人でも案件を獲得できる可能性があります。
フロントエンドとは逆に、ユーザーには見えないデータベースのシステム管理などを行うのがバックエンド開発の仕事内容になります。
バックエンド開発の担当領域は広いため、フロントエンド開発よりも高めの単価設定になっているのです。
こういった開発案件の中から、自分のスキルで対応できそうな案件を探して応募していく形となります。
案件の探し方については後述します。
企業側は常に、「Webエンジニアの採用は難しい…」と感じています。
特にスタートアップ企業などでは大手に比べて採用力が乏しいので、副業が可能なWebエンジニアの存在は大変貴重なのです。
熟練エンジニアならば破格の副業も可能
プログラミングスクールの講師の場合、通常は時給2,000~2,500円ほどの報酬となりますが、高いスキルや指導力が認められれば交渉次第で単価をアップさせることも可能です。
なお、難易度はかなり高くなりますが、技術顧問として企業に参画するケースもあります。
技術顧問の場合は、週に1日1時間で時給単価が10万円を超えることもあるほどの高単価となっています。
Webエンジニアとして副業をするメリット

Webエンジニアとして副業をするメリットは以下の通りになります。
- 土日などの空いた時間でお金を稼ぐことができる
- 他社の開発方法など本業以外の学びがある
- スキルアップにつながる
お金を稼ぐことができる
副業をする最大の魅力は、なんと言っても本業の収入に加えて副収入を得ることができるという点でしょう。
土日や祝日を使ってダブルインカムの形を作っておくことは、大変有意義です。
Webエンジニアの経験年数が増えるほど時給も増える傾向にあるため、稼ぎたい金額から逆算することも可能です。
- 未経験:案件を獲得するのは難しい
- 経験1年目:時給2,000〜3,000円
- 経験2〜4年目:時給3,000〜4,000円
- 経験4〜5年:時給5,000円〜
未経験の場合はそう簡単に案件は取れませんが、少ないとはいえ未経験OKという副業案件も存在するため、スキルやポートフォリオに自信があるのならばチャレンジしてみてもよいでしょう。
他社の開発方法など本業以外の学びがある
副業で関わる案件は他社の開発業務であるため、自社では学べないことを知れるチャンスもあります。
- タスク管理方法
- タスクの見積もり方法
- 仕様の決め方など
副業を通して案件に関わることで、普段とは違った見方で仕事ができるため学べることも多いでしょう。
参考になりそうな技術や情報があれば、積極的に吸収していくべきです。
得た技術・知識を本業に活かしたり上司に提案したりすることで評価が上がり、本業の収入アップに繋げられる可能性も出てきます。
スキルアップにつながる
副業を通じてさまざまな案件に挑戦すればスキルアップに繋がります。
本業で学ぶスキル以外も広く学んでおけば、食いっぱぐれにくい人材になれるでしょう。
- プログラミングスキル
- 対人スキル
- 分析力
担当する案件で変わりますが、本業では経験できないスキルが身についたり、Webエンジニアとしての基礎スキルを強化できることもあります。
Webエンジニアとして副業をするデメリット

Webエンジニアの副業にはメリットも多いのですが、デメリットも存在します。
- 本業に影響が出る可能性がある
- 税金の支払いなどの手間がかかる
- 始めるまでに費用や時間がかかる
- 契約によってはブラック労働になることもある
1つずつ解説していきます。
本業に影響が出る可能性がある
副業は1日2〜3時間から始められますが、本業の勤務時間は変えられません。
そのため、残業などで遅く帰ってきた後から新たに仕事をするとなると、肉体的・精神的に負担もかかります。
- 本業中に副業の連絡が入る
- 寝不足などで本業に集中できない
- 案件がさばけずにメンタルが不調になる
本業があっての副業という意識を持ちながら、両立できるように仕事量を調整する必要があるでしょう。
税金の支払いなどの手間がかかる
副業をすれば収入が増えるメリットがある代わりに、税金の負担額も増えることは覚えておきましょう。
まず、副業で年間20万円を超える収入を得た場合は確定申告が必要になります。
ただし、経費を差し引いた上での20万円です。
年間収入が25万円でも、経費が6万かかっていれば実際の収入は19万円になるため、確定申告は不要となります。
ただし、確定申告は不要でも住民税の申告が必要となります。
年間で1円でも副収入があれば、申告しなければなりません。
副業で稼げるようになった時は、税金支払いの手続きも追加で加わることを覚えておきましょう。
始めるまでに費用や時間がかかる
現役のWebエンジニアとして副業を始める場合でも、何の準備も勉強もせずに案件をこなせるというケースは少ないです。
案件をこなすためのある程度の下準備や、時には、その案件で必要となる知識を吸収するために書籍や有料動画を購入しなければならないこともあるでしょう。
未経験の状態からWebエンジニアとして案件を獲得する場合は、さらに多くの費用と時間が必要となります。
- プログラミングスクールなどの費用
- 学習サービスや教材などの費用
- パソコンやインターネット環境を整備する費用
何を始めるのにもそうですが、一定の副収入を得るまでにはコストがかかります。
そのため、副業を始める際は経済的な余裕を作っておくといいでしょう。
契約によってはブラック労働になることもある
開発業務を請け負う際に、契約方法によってはブラック労働になる可能性があります。
- 請負契約
- 準委任契約
請負契約の場合、納品物を提出しないとお金が入りません。
受注先のクライアントが難癖をつけるような企業であれば、納品できずにお金が入らないこともあり、結果的にブラック労働となる可能性もあります。
しかし準委任契約では、働いた分だけ確実にお金がもらえる契約になっています。
成果物を納品してお金が払われるのではなく、単価×時間で報酬が振り込まれます。
請負契約か準委任契約か、どちらがいいかは一概には言えません。
ですが、請負契約の場合はブラック労働になってしまう可能性があることを理解しておきましょう。
Webエンジニアの副業案件の探し方

以下の方法を使って探すのがおすすめです。
- クラウドソーシングサイトを活用する
- 副業紹介エージェントを利用する
- SNSや副業マッチングサービスで探す
- 人脈から探す
クラウドソーシングサイトを活用する
クラウドソーシングサイトとは、発注者と受注者を繋げてくれるオンラインサイトです。
仕事の受注から報酬の振込まで完結して行えるため、安心して使えます。
クライアントと直接契約をするのではなく、サービスが仲介してくれるため、トラブル対応や報酬の未払いも防げます。
案件内容も幅広いため、副業の第一歩にはうってつけでしょう。
副業紹介エージェントを利用する
自分に合う副業を紹介してくれる「副業紹介エージェント」の利用もおすすめです。
希望条件にマッチした案件を定期的に紹介してもらえることが利点です。
- シューマツワーカー(スキマ時間にできる案件が多い)
- ITプロパートナーズ(在宅プログラマー向けの案件が多い)
- workship(リモート案件が多い)
副業エージェントごとに、力を入れている案件が違います。
自分に向いていそうなサイトを探して登録するのがよいでしょう。
SNSや副業マッチングサービスで探す
プログラマー仲間を見つけたりコミュニティに参加しながら、SNS経由で案件を獲得する方法もあります。
たとえば、TwitterなどのSNSを利用すれば、インフルエンサーやエンジニアが直接案件を募集する場面も見かけます。
SNSのようにフランクに使える副業マッチングサービスもあり、以下のような副業マッチングサービスは企業と直接的につながることで案件をもらえることもあります。
内容や条件面は都度変わりますが、SNSや上記のサービスをうまく利用すれば案件を獲得できる確率はグッと上がるでしょう。
SNSなどから仕事を獲得するケースは決して少なくありません。
確実に案件を獲得できる保証はないですが、案件獲得の確率を上げるためにはおすすめの方法です。
人脈から探す
副業の探し方の1つとして、知人経由で紹介してもらう方法があります。
ネットからの案件獲得方法と比べて、リアルの知人経由でもらう案件には以下のメリットがあります。
- 仲介手数料を取られない
- 高単価の案件を紹介してもらえる可能性がある
- スムーズに話が進みやすい
知人経由での紹介では、当たり前ですが仲介手数料などはかかりません。
リアルのつながりからもらえる案件だからこそ、中抜きされる前の高単価案件を獲得できる可能性もあります。
人脈構築には時間がかかり大変な面もあります。
しかし、すでにエンジニアの案件を持っている知人がいれば、積極的に声をかけることで案件を獲得できるかもしれません。
Webエンジニアが副業を始めるときの注意点

すぐに行動するのは素晴らしいですね!
しかし、副業を始める前に注意しておくべきことを3点ほどお伝えさせてください。
- 稼働時間は少なめに設定する
- こまめな連絡を徹底する
- 会社が副業禁止でないか確認する
上記はWebエンジニアとして副業を始める前と後に意識してほしいことです。
これらをしっかり意識することで、トラブルを未然に防ぎ、長く副業を続けていける可能性が上がるでしょう。
1つずつ順番に解説していきますね。
稼働時間は少なめに設定する
「土日もあるし、週に数時間くらいなら問題ないだろう」と軽く考える方もいますが、本業と同時に副業をこなすのは想像以上に負担がかかります。
そのため、自分が想像している稼働時間よりも少なめの時間で副業に取り組むのがいいでしょう。
- 案件を仕上げるまでには想像以上に時間がかかる
- 副業での疲れが本業に影響することもある
- 急用などでタイムスケジュールが崩れる可能性がある
本業での仕事がある場合、想定外のことが起きると余裕がなくなりストレスも溜まってしまいます。
1日の予定を詰めすぎると、いざという時に対応できずトラブルが起きる可能性もあります。
上記の中には自分でコントロールできないものもあるため、余裕を持った稼働時間を設定することが大事になるでしょう。
こまめな連絡を徹底する
副業で開発業務に携わる時は、リモート案件を受注することが多いと思われます。
クライアントはあなたの状況や進捗が見えないため、こまめな報告・連絡・相談を意識しましょう。
- 案件の進捗を共有できる
- こまめな連絡によってクライアントとの信頼関係を築ける
クライアント目線に立った時に、一切連絡がないと不安になりませんか?
こまめな連絡があれば、そういった不安が解消されるため信頼関係も構築されます。
信頼関係をしっかりと築くことが、継続的な案件受注にも繋がるため、定期的に連絡をするようにしましょう。
会社が副業禁止でないか確認する
忘れてはいけないのが、本業で働いている会社の就業規則についての確認です。
勤務先の会社が副業禁止になっていないかどうかは、トラブル防止のため必ず確認しておきましょう。
- 完全副業禁止の会社でないか
- 会社の許可があれば副業が可能であるか
副業が禁止されているかどうかは就業規則の服務規定を確認すると分かります。
「会社の許可なく営利を目的とする業務を行わないこと」といった副業禁止事項の記述がある場合は要注意です。
後でトラブルにならないよう、会社に許可を取ってから副業を始めましょう。
また、先ほどもお伝えしましたが副収入が年間20万円を超えた場合は確定申告の手続きも必要になってきますし、副収入があった時点で住民税の申告が必要となりますので、その点も合わせて覚えておきましょう。
おわりに
今回の記事では、Webエンジニアの副業案件の探し方や、おすすめの案件探しサイト、副業を始める際の注意点などを解説しました。
- 副業を始めることで、収入が安定したりスキルアップできたりと多くのメリットがある
- 会社の就業規定の確認や税金関連など、副収入を得るために必要なことを覚えておく
- 案件獲得ツールを積極的に活用して効率的に副業をこなす
Webエンジニアとしての副業が可能ならば、是非行うことをおすすめします。
注意すべき点だけ意識しながら継続的に取り組めば、高単価の案件に繋がったり本業にも活かせたりと、多くのメリットを享受できるでしょう。
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この記事を読んで少しでもWebエンジニアに興味を持った方は、ぜひ無料のキャリア相談会へ足を運んでくださいね。