「Progateの学習コースや道場コース終了後に何をすればいいの?」
「Progateが終わった後の具体的な行動を知りたいです!」
このページを読んでいる方の多くは、Progateでの学習を一通り学習した後の行動プランに迷っているのではないでしょうか。
実際にプロゲートを終わった後にやるべき行動が明確になっていないと、右も左もわからずに悩んでしまいますよね。
そこで今回は、下記の内容を解説していきます。
- Progateを繰り返しても意味がない理由
- プロゲートの後にやるといい3つの行動をご紹介
- とにかくアウトプット優先でスキルアップを目指そう
今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつもWeb系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールを運営している弊社が、プロゲートでの学習後にやるべき具体的な行動プランについて解説していきます。
この記事を最後まで読めば、プログラミング初心者を卒業でき、現場でも活躍できるエンジニアに一歩近づくことができます。
プロゲートでの学習が終わったばかりの方にとって、今後のプランを考えるいいキッカケになると思いますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
Progateを繰り返しても意味がない理由
プロゲートはプログラミングの入門から基礎までを学べる初心者向けのWebサービスです。初めてのプログラミングで知識に触れるのには最適です。
しかし、基礎を固めたあとには繰り返しても成長が遅くなります。
結論から言うと、より効率的に実力を身につける方法があるからです。具体的には以下の通りになります。
- 基礎文法を覚えても実力は上がらない
- 暗記しなくても大丈夫だから
- 問題解決によってエンジニアとしてのスキルが上がるから
1つずつ解説していきますね。
基礎文法を覚えても実力は上がらない
プロゲートは初心者向けの学習内容であるため、スライドで楽しく学べる簡単な難易度になっています。逆に言えば、実践的な内容は少ないのでスキルアップなど実力を上げることが難しいと言えるでしょう。
たとえば、英単語を何個も覚えても英作文は書けないように基礎だけを集中的に学んでもそれ以上には進めません
プログラミングを学ぶゴールは基礎文法を覚えることではありません。学んだ知識をもとにステップアップして学習を深めたり、Webアプリやサービスを作ったりとさらに先の目標があるはずです。
実際にプログラミングのコードを書いている中で、徐々にプログラミングの基礎知識が身についてくるようになるからです。
基礎文法を覚えるだけでは実力も上がらずゴールに辿り着くのも遅くなってしまいます。
暗記しなくても大丈夫だから
Progateを何度も繰り返して文法を暗記しようとする方がいますが、その勉強方法はあまりおすすめできません。なぜなら、文法の暗記はさほど大切ではなく非効率だからです。プログラミングを学ぶには以下を意識することが大切です。
- インプットよりもアウトプットを優先する
- 自己解決力を育てる
- 考える力を養う
開発現場でエラーが出たときは、自分で検索して問題を解決する場面が多いです。現役エンジニアでも1個ずつ全ての文法を丸暗記している人はいません。
何度も確認しながら書いていると、自然と覚えてしまった人がほとんどです。
問題が起きたときに対処する力を身につけることが大事になるでしょう。
また、プログラミングの基礎部分も実際に自分で考えながらコードを書いているときに、徐々に腑に落ちてくることも多いです。
基本的な文法を確認しているだけではなかなかできなかった部分も、実際に自分で実装している間に徐々に理解できるようになってきます。
プログラミングの勉強に暗記がいらない理由は以下の記事でさらに細かく解説しています。勉強方法に迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
問題解決によってエンジニアとしてのスキルが上がるから
プロゲートのレベル上げに没頭するよりも、実際に手を動かしながらアプリを作成する方が効率的です。
その理由としては、問題解決を中心とした学習方法であればエンジニアとしてのスキルが上がるからです。
この方法は問題解決型学習と言われ、プログラミング教育現場でも導入されています。
問題解決型学習:生徒自身が問題点を見つけて解決することで、同じような問題点に対しても解決する能力を身につける学習方法のこと。
プロゲートで指示された内容をくり返す学習方法よりも、アプリを実際に作りながら実装するために試行錯誤する方がプログラミングスキルが身につきます。
そのほかにも、問題解決型学習を用いることで以下のようなメリットがあります。
- 自分の頭で考える力が身に付く
- 調べることで知識が定着しやすい
- 問題解決力が高まる
能動的に手を動かすことで従来の学習方法にはないメリットを享受できるのです。とくに、問題解決力が上がることは開発現場に出ても役立つスキルになります。
机上の空論で考える前に、実際に作りながら学ぶことを意識していきましょう。学習定着度も高く実践的なスキルも身につきますよ。
プロゲートが終わった後にやるべき3つの行動をご紹介
ここでは、プロゲートで学習を進めた後にやるべきおすすめの行動を解説していきます。結論を言うと、プロゲートで学んでいないことを重点的に行うのがおすすめです。
具体的にやるべきことは以下の3つになります。
- 開発環境の構築を学ぶ
- テキストエディタの使い方を学ぶ
- サンプルコードの写経を始める
- オリジナルアプリの作成をする
どれも大切なことなので上から順番に解説していきますね。
1.開発環境の構築を学ぶ
プロゲートでは最初からプログラミングを書ける状態になっています。しかし、自らプログラミングを書くにはプログラムを書くための準備をしないといけません。それが開発環境の構築になります。
- 「ローカル開発環境の構築方法」をドットインストールで学習する
- 「コマンドプロンプト」や「ターミナル」にコードを書く
開発環境の構築はプログラミング初心者にとって難しいと感じる1つの壁になっています。そのため、最初は無料で学べるプログラミング学習サービス「ドットインストール」を視聴しながら全体像を掴むのがいいでしょう。
1つずつ作業しながら手順を教えてくれるため初めての方でも安心です。学んだ後は、自分のパソコンで開発環境を構築できるか試してみてください。
2.テキストエディタの使い方を学ぶ
プログラムを書くときに使うツールとして「テキストエディタ」があります。プロゲートは最初から親切に用意してくれていますが、本来は自分でテキストエディタも準備しておく必要があります。
- Visual Studio Code
- Sublime Text
- Atom
ここで紹介するもの以外にもテキストエディタの種類は豊富なため、デザインや機能性から自分が使いやすいものを選んで操作してみるといいでしょう。
無料で使いながら肌に合うものを見つけることも可能です。エンジニアにとって必要不可欠なものなので、しっかりと準備しておきましょう。
3.サンプルコードの写経を始める
プロゲートでの基礎学習が終わった後は、サンプルコードの写経を始めてみましょう。サンプルのコーディングを見ながら真似しつつ書くことで多くのメリットがあります。
- 実際のWeb制作の流れをつかめる
- 基礎文法や構文を理解できる
- 自分の頭で考えながら成果物を作る練習になる
いっけん意味のない写経ですが、1文字ずつコーディングをすることでコードの意味や目的を考えることができます。
- なぜそのコードを書くのか
- 自分と比べてどう違うのか
などを頭で考えながら写経をしてみましょう。
4.オリジナルアプリの作成をする
転職でも活かせるレベルまで到達するには、オリジナルアプリを自ら開発するのもおすすめです。
- 発想力が鍛えられる
- 論理的思考力が身に付く
- 自分の頭で考えたり調べるクセがつく
写経よりも難易度は上がりますが、自分の力で1から制作物を作ればプログラミングスキルが1段階上がり、ポートフォリオとしても使えます。
ポートフォリオとは、一言で表すと自分のスキルや実績を伝えるための作品集のことです。
オリジナルでアプリを作ることは自分のプログラミングの実力を上げることにも役立ちますし、エンジニア転職でも役立ちます。
Web系エンジニアへ転職で高評価を得やすいポートフォリオの作り方について下の記事で詳しく書きましたので、こちらをご参考にしてください。
プロゲートが終わった後はアウトプット優先でスキルアップを目指そう
プロゲートは指示に従ってコーディングをするため、どちらかと言えばインプット中心の学習方法でしょう。プロゲートの学習が終わったら頭を切り替えてアウトプットを中心的に行うことが大事になります。
ここでは、プロゲートが終わった後に意識してほしいことを解説していきます。
- 座学で学ぶことと実際に作ることは全然違う
- 目的に応じてアウトプットする
- 既存のアプリを作ってみる
どれも大切なことなので、順番に1つずつ解説していきますね。
座学で学ぶことと実際に作ることは全然違う
プログラミング初心者の中には、プロゲートを何周も繰り返したりレベル上げに勤しむ方がいます。しかし、座学で学習してても実力は身につきません。
なぜなら、座学で学ぶよりも実際に作ることの方がはるかに経験値が高いからです。
- 自分の力で1から作る力を身につけられる
- つまづきやすいポイントなど課題がわかる
どれだけ基礎文法を繰り返しても、アウトプットしないと実力も付きづらく問題点もあいまいになるでしょう。
テニスで例えると、教本を読んで知識を入れるだけの状態と近いです。実際にボールを打ったり試合に出ないと課題も解らなければ実力も把握できませんよね。
プログラミングも同じで、座学に限らずポートフォリオの作成などのアウトプットを中心的に行うことが大事になってくるでしょう。
まずは手を動かしながら積極的に知識を身につけることが大事です。どれだけ基礎文法を覚えているかではなく、どんなスキルで何ができるかを中心に考えましょう。
目的に応じてアウトプットする
プロゲート学習後には、なりたいWebエンジニア像を長期的に考えて目的に合わせたアウトプットをしていきましょう。
Web制作→ポートフォリオを作成する
Web開発→RailsチュートリアルやRuby on RailsでWeb開発の基本を学ぶ
Web制作の場合は、模写コーディングをしてサイトの構造を掴んだり、簡単なサイト制作をしながらポートフォリオを作っていきましょう。1カラムのサイトや2カラムのサイト、レスポンシブデザインを実装したりと数をこなせばポートフォリオも充実していきます。
Web開発の場合であれば、中級者レベルのRailsチュートリアルで実力をつけていくのもおすすめです。基礎固めをした後は、どのような道に進みたいかを明確にしつつ、アウトプットを中心とした学習を続けていきましょう。
既存のアプリを作ってみる
既存に存在しているアプリを作ってみると良いです。すでにあるアプリだとネット上に答えを公開されていることもあります。
自分で再現することがプログラミングの理解を深めるにはうってつけで、プログラミング上級者の中にも過去に実力をつけるために既存のアプリを再現していた人も多いです。
- ToDoリスト
- ブログ
- メールフォームなど
簡単なように見えても、1から作るとなると大変に感じるでしょう。しかし、慣れてくればアウトプットもうまくいき実力も身に付きます。
独学で難しいならプログラミングスクール「RUNTEQ」へ!
独学が難しいと感じるならプログラミングスクールでの学習も考えてみてください。弊社が運営しているプログラミングスクール「RUNTEQ」では以下のような特徴があります。
- 1,000時間ごえの圧倒的カリキュラム
- 就職後に必要なポートフォリオをサポート
- RUNTEQ生徒限定のコミュニティ
プログラミング初心者の壁としては、どれだけ調べても答えがわからないことでしょう。エラーの解決方法が分からずにパソコンを閉じたくなってしまう経験は誰しも1回はあるのではないでしょうか。
最速でWebエンジニアになりたいのに、時間だけ過ぎてしまい独学の途中で挫折してしまうことが1番もったいないと思う方も多いはず。
独学でぶつかる壁を乗り越えるのには、経験者に相談できるような環境に身を置くことが1番効率的でしょう。自分では10時間考えても分からないエラーの解決方法をエンジニア歴が長い人から見ればたった10分で解決できることもあります。
この記事を読んで少しでもWebエンジニアに興味を持った方は、ぜひ無料のキャリア相談会へ足を運んでくださいね。
おわりに
今回の記事では、プロゲートの学習後にやるべきことを解説しました。
- 基礎文法にこだわりすぎずアウトプット優先で行動しよう
- Web制作ならポートフォリオ作成をしてWeb開発ならRailsを勉強する
- 効率的にWebエンジニアになるならプログラミングスクールといった選択肢もある
基礎を繰り返しても実践的なスキルは身に付かないため、自ら手を動かして何かしらの制作物を作ることが大切です。
作るうちに自分の弱みがわかってきたり、軌道修正を繰り返しながらポートフォリオを充実させていくこともできるでしょう。
最初は大変ですが、質の高いポートフォリオを作成できれば企業へのアピールポイントとしても武器になります。
この記事を読んで少しでもWebエンジニアに興味を持った方は、ぜひ弊社プログラミングスクール「RUNTEQ」に足を運んでみてくださいね。