「フィヨルドブートキャンプの料金は高い?」
「フィヨルドブートキャンプは初心者には難しい?」
プログラミングスクールを検討中の人でフィヨルドブートキャンプについて気になっている人も多いのではないでしょうか?
最近ではいろいろな形態のスクールが増えているので、どこが自分に合っているのか分かりませんよね。
フィヨルドブートキャンプは、プログラミングスクールではめずらしい月額29,800円のサブスク型の料金体系となっています。
そこで、今回は以下の内容について解説します。
- フィヨルドブートキャンプの特徴
- フィヨルドブートキャンプの料金体系
- フィヨルドブートキャンプの評判や口コミ
- フィヨルドブートキャンプとRUNTEQの比較
本記事を読めばフィヨルドブートキャンプの詳細について把握でき、他のプログラミングスクールとも比較しやすくなるので、自分に最適なスクール選びができるでしょう。
開発会社兼Web系エンジニア向けのプログラミングスクールを運営する弊社が、フィヨルドブートキャンプの料金や評判について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
フィヨルドブートキャンプの特徴

フィヨルドブートキャンプは、プログラマーとして就職を目指せるレベルのスキルが身につくスクールです。
特徴は以下の通り。
- 現役プログラマーのメンター
- 現場目線のカリキュラム
- 基本的に誰でも参加可能
- 完全オンライン学習
- 就活に使える成果物
- 質問方法が豊富
ここでは、6つの特徴について解説していきます。
現役プログラマーのメンター
フィヨルドブートキャンプのメンターは、現役プログラマーが務めます。
アルバイトや講師専門の人を雇っているスクールもありますが、現役で仕事をしている人をメンターに迎えることで現場目線でのアドバイスやRubyコミュニティでの文化などを伝えています。
フィヨルドブートキャンプの講師陣は、RubyやRuby on Railsが好きな人や実際に仕事で使用している人が多いので、Ruby好きの人やプログラマー志望の人に向いているでしょう。
現場目線のカリキュラム
フィヨルドブートキャンプでは、仕事を想定したチーム開発など現場目線のカリキュラムが充実しています。
学習内容は以下の通りです。
- Macの基本
- HTML/CSS
- Linux
- Ruby
- Ruby on Rails
- Git&Git Hub
- Javascript
- HTTP
- Nginx
- データベース
- Webアプリケーション
- 自動テスト
- オブジェクト指向プログラミング
- Vue.js
- Webセキュリティ
- システム開発
最終的に自分で作ったサービスを公開するのが目標ですが、それまでに必要なフロントエンドやバックエンドの学習も行います。
また、「現場で即戦力になる」を目標に掲げているので、以下のような実践力も身につきます。
- オンライン上での質問の仕方
- チーム開発のやり方
- ペアプログラミングのやり方
- ユーザー目線に立ったWebサービスの考え方
チーム開発が経験できるスクールは少ないので、コミュニケーションのとり方や開発の進め方が学べるのはとても貴重です。
基本的に誰でも参加可能
フィヨルドブートキャンプは、条件を満たせば基本的に誰でも参加可能です。
具体的な参加条件は以下の通り。
- ネット環境があれば場所の指定なし(住所の制限なし)
- 性別・国籍・学歴・年齢不問
- 日本語が問題なく使え、多少の英語が読めればOK
- 全くの初心者でもOK
- クレジットカードが必要(Visa・Mastercard・American Express・Discover・Diners Club・JCB)
- 自分のパソコンがある(Mac・Windows・Linuxの最新OS)
- 必要な教材・機材を購入できる(カリキュラムで必要な書籍代約15,000円・カメラやマイク付きでないパソコンの場合、外付け用を購入)
また、以下のような特殊な状況にある人でも参加が可能となります。
- 就職までの間学習したい
- 転職は考えていないが、スキルアップのためプログラミングの勉強がしたい
- 大学生で学校に通っているけど参加したい
- 誰にも知られたくないので匿名で参加したい
- イベントで顔出ししたくない
必須条件である「日本語・多少の英語・クレジットカード・パソコン・教材や機材購入」を満たしていれば基本的に問題はないでしょう。
完全オンライン学習
フィヨルドブートキャンプの学習は、完全オンラインとなっています。
学習の流れは以下の通りです。
- フィヨルドブートキャンプオリジナルのオンライン学習アプリを進める
- アプリを使って日々の日報を書く
- 分からないことは質問をして解決する
- 日報にコメントしたり、チャットで雑談をしてコミュニケーションをとる
- 成果物をメンターに確認してもらい、クリアしたら次の章に進む
- ①〜⑤を繰り返し、すべての項目を終えたら卒業となる
基本的にはオリジナルのオンライン学習アプリを使ってのやり取りとなるので、ネット環境さえ整っていれば大丈夫です。
日報や質問、チャットなどで積極的に発信することで、プログラミングスキル以外の「解決力やコミュニケーション能力」も身につくので、得られるメリットが多いでしょう。
学習以外にオンラインを活用した取り組みとして、以下の6つが挙げられます。
- 飲み会
- 卒業式
- 受講生が主催の勉強会
- 受講生が主催の発表会
- 質問タイム
- 雑談会
このように、なにかしらのイベントが毎日のように開催されているので、コミュニティとしてに活用できます。
就活に使える成果物
フィヨルドブートキャンプは成果物の提出が多く、実際に作成したものは就活の際に利用できます。
実際に就活に使える成果物としては、以下の3つが挙げられます。
- 学習の記録である日報
- 学習項目ごとにある提出課題
- チーム開発・自主制作したサービス
サポート体制が充実しているスクールでは、ポートフォリオ作成支援がありますが、フィヨルドブートキャンプではカリキュラムの一貫としてサービス開発を行います。
日々の日報や提出課題をまとめておくことで「自己研磨できる人」というアピールにもつながるので、就活の際に役立つでしょう。
なお、フィヨルドブートキャンプで紹介される就職先の一部は以下の通りです。
- 株式会社ラグザイア
- 株式会社ネクスウェイ
- 株式会社万葉
- 株式会社てへぺろ
- GMOペパボ株式会社
- ピクシブ株式会社
- 株式会社レスラク
- 株式会社estie(エスティ)
- 株式会社 Fusic(フュージック)
- 株式会社永和システムマネジメント
オンライン学習アプリは卒業生も見れるので、卒業生の就職先企業からスカウトが来ることがあるのもメリットです。
質問方法が豊富
フィヨルドブートキャンプは、質問の仕方が5種類あるので自分に合った方法で質問できます。
- 日報に質問を書く
- 学習アプリのQ&A機能を使って質問
- 質問用のチャットのチャンネルで質問
- 質問タイムでビデオチャットで質問
- メンターにペアプログラミングを依頼
フィヨルドブートキャンプは、質問することもプログラマーにとって重要な要素と捉えているので、質問力を鍛えるためにいくつもの方法を用意しています。
「質問するのが恥ずかしい」
「相手に思っていることを伝えるのが苦手」
このような人も多いですが、現場で質問ができなければミスを繰り返してしまったりと、相手に悪い印象を与えてしまうので今のうちに克服しておくことがおすすめです。
フィヨルドブートキャンプの料金体系は月額制

フィヨルドブートキャンプの料金体系は、月額29,800円のサブスク型となっています。
前項でクレジットカードが必須と説明しましたが、決済に関する具体的な内容は以下の通りとなります。
- 3日間のお試し期間あり(無料)
- お試しだけの場合もクレジットカードの登録が必要
- クレジットカードの登録が完了した時点でフィヨルドブートキャンプが利用できる
- お試し期間終了後に最初の1ヶ月分の料金の引き落としが発生
- 退会した月も日割りでの請求ではなく、その月の利用料金1ヶ月分を支払う
- 最大3ヶ月まで休会が可能
自分がプログラマーに向いているか分からない人でも、無料お試し期間でいろいろ触れてみることで「プログラミングってこんな感じなんだ」と肌で感じることができるでしょう。
もし、学習を続けていて向いていないなと感じても、一回で数十万〜数百万の費用を支払っているわけではないので、損を最小限に抑えることができます。
仕事をしながらでも学習は可能ですが、時間がかかればかかるほど料金も高くなってしまうので、一月の料金が安いからといってダラダラと続けないことがポイントです。
40代の転職は難しい

「30代や40代で未経験から転職するのは難しい?」
このような声もありますが、実際のところ30代であればあまり不利にはならないでしょう。
しかし、40代以上となると転職した人はいるものの、かなり厳しい状況と言えます。
学習期間は人それぞれですが、プログラミング未経験の場合で1,200時間くらいかかる人が多いです。
実際に、1,000時間以上もの時間を作るとなると
- 1日1時間×30日×33ヶ月以上
- 1日3時間×30日×11ヶ月以上
- 1日5時間×30日×6ヶ月以上
プログラミング学習だけで、このくらいの期間がかかります。
また、転職するとなるとプログラミングスキルは最低条件で、付加価値として今までのキャリアで培ってきた経験や実績などが求められます。
そのため、40代以上の人はまずは転職エージェントに相談し、自分の持っているものが企業にどのような点で価値提供できるか分析することから始めましょう。
フィヨルドブートキャンプの評判や口コミ

フィヨルドブートキャンプと検索すると、「挫折・難しい」などと出てきますが、実際のところどうなのか評判や口コミをまとめてみました。
良い口コミと悪い口コミがありますので、参考までにご覧ください。
良い口コミ
フィヨルドブートキャンプの良い口コミは以下の通りです。
- 内容がガチ過ぎてすごい
- これで月3万は安い
- 取り組みへの熱量がすごい
- Exclがギリ使えるレベルだったのがGASで自動化できるレベルになった
- 平均で1,000時間以上勉強すれば卒業して就職できている
多くの受講者が、自分のブログやTwitter、アドベントカレンダーでフィヨルドブートキャンプについての情報発信をしているので、基本的に良い口コミのほうが多いです。
アドベントカレンダーとは、フィヨルドブートキャンプの在校生や卒業生が技術情報や日々の思いをアウトプットする場です。
そのなかで良い口コミを見てみると、「内容の充実度・コスパが良い・熱量が高い・成長できる・就職できる」という意見が多くあります。
「フィヨルドブートキャンプで学んだことで無駄なことはなに一つなかった」という声もあるので学習内容に関する評判は高いと言えます。
悪い口コミ
フィヨルドブートキャンプの悪い口コミは以下の通りです。
- とにかく課題が難しく卒業までに1,000時間もかかる
- 基礎を手取り足取り教えてもらえない
- 早めに脱落してしまう人が多い
- 答えにつながるような具体的なことは教えてもらえない
- プレゼンが苦手な人にとっては大変
悪い口コミは少ないのですが「課題が難しい・学習期間が長い・挫折する・答えを教えてくれない・コミュニケーションが大変」といった意見があります。
総合的に見ると、充実したカリキュラムについていける自走力がある人や積極性のある人に向いている印象です。
基本的に自己学習がメインとなるので、プログラミングに興味を持っている人でないと継続するのは難しいでしょう。
フィヨルドブートキャンプとRUNTEQの比較

Webエンジニアを目指せるプログラミングスクールとして人気のRUNTEQとフィヨルドブートキャンプ。
同じRubyやRuby on Railsが学べるスクールとして比較したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
フィヨルドブートキャンプ | RUNTEQ | |
---|---|---|
料金 | 月額33,000円(税込) 入学金 0円 ※専門実践教育訓練給付金対象コースあり (給付金制度適用時、総費用746,218円(約2年分の受講費)に対し、実質負担額149,244円となる可能性があります。) |
550,000円(税込) (分割月々22,917円~ ※24回払いの場合) 専門実践教育訓練給付金利用で 実質110,000円~ (最大80%給付の場合) |
コース | ・Webエンジニアコース(Rails) ・フロントエンドエンジニアコース (給付金対象コースあり) |
・Webエンジニア転職コース |
学習内容 | HTML・CSS・Ruby・Rails・JavaScript・SQL・Git・Linux・Docker・React・Next.jsなど | HTML・CSS・Ruby・Rails・JavaScript・SQL・Git・Docker・React・開発手法など (任意でPHP・Laravel) |
受講期間 | 人による(平均10ヶ月〜1年半程度、学習時間1000時間以上が目安) ※給付金対象コースは24ヶ月 |
約6ヶ月~9ヶ月(1000時間) |
コミュニティ | あり | あり |
質問回数 | 無制限 | 無制限 |
オンライン学習 | 可能 | 可能 |
講師 | 現役エンジニア | 現役エンジニア |
ポートフォリオ作成 | ・自作サービスリリースが最終課題 | ・アイディア出しからサポートあり ・オリジナルアプリコンテストあり (卒業制作としてWebアプリ開発) |
就労支援 | 提携企業紹介 合同企業説明会 キャリアカウンセリング(無制限) |
自己分析サポート 書類添削 面接練習 企業探しサポート 提携企業紹介 (就職決定まで無制限サポート ※条件あり) |
両スクールともRuby on Railsを中心に学べる点は共通していますが、「料金総額や給付金制度の使いやすさ」と「コミュニティ」の2つのポイントで大きな違いがあります。
ご自身の状況や目指す姿と照らし合わせながら、最適なスクール選びの参考にしてください。
1. 料金体系と支払いやすさ:総費用と給付金活用の違い
フィヨルドブートキャンプは月額33,000円のサブスクリプション型が基本です。
一方、RUNTEQは総額固定制(分割払い可能、月々26,400円~ ※24回払いの場合)で、計画的に学習費用を管理できます。
両スクールとも専門実践教育訓練給付制度の対象ですが、利用時の条件や負担感に違いがあります。
給付金利用時の条件 | フィヨルドブートキャンプ | RUNTEQ |
---|---|---|
対象コース支払総額 | 746,218円 (約2年分の受講料として) |
550,000円 (Webエンジニア転職コース) |
支払い方法 | 一括払いのみ (銀行振込) ※まとまった初期費用が必要 |
分割払い可能 (例: 月々22,917円~ ※24回払いの場合) ※初期費用を抑えられる |
給付適用後の 実質負担額 |
149,244円~ | 実質110,000円~ (最大80%支給の場合) |
給付金利用の しやすさ(初期費用) |
一括払いが求められるため、まとまった初期費用を準備する必要があります。 そのため、一括での支払いが難しい方にとっては、給付金制度活用のハードルが高いと感じる可能性があります。 |
分割払いが可能なため、初期費用を大幅に抑えながら学習を開始できます。 計画的に給付金制度のメリットを享受しやすく、多くの方が利用しやすい点が特徴です。 |
本記事を執筆している私自身も、プログラミングスクールに通っていた際、何度も挫折しそうになった経験があります。
いつでも解約できるサブスクリプションモデルは、「自分には向いていないかもしれない」と感じた時にすぐに学習を中断できる点がメリットと言えるでしょう。
しかしその反面、学習の壁に直面した際に踏みとどまることなく、早期に「向いていない」と判断し、諦めてしまうことにも繋がりやすいという側面があります。
実際、現役エンジニアとして活躍している方の中にも、「自分は本当にエンジニアに向いているのだろうか?」と一度は自問した経験を持つ方は少なくありません。
このような点を考慮すると、学習環境の選択は非常に重要です。
「いつでも学習を中断できる柔軟性」を重視するならフィヨルドブートキャンプが、一方で「目標達成まで集中してやり遂げられる環境」を求めるならRUNTEQが、それぞれ適していると言えるでしょう。
なお、RUNTEQでは、所定のカリキュラムを修了し条件を満たすことで、支払った受講料の最大80%が支給される専門実践教育訓練給付金制度を利用できます。
この制度は、分割払いで受講料をお支払いの場合でも対象となるため、現時点でまとまった費用のご準備が難しい方にとっても、学習を始めやすい仕組みとなっています。
フィヨルドブートキャンプも同様に専門実践教育訓練給付金制度の対象コースがありますが、給付を受けるためには、対象コースの受講料746,218円を一括で銀行振込にて支払う必要があります。

この点がフィヨルドブートキャンプとRUNTEQのスクールの大きな違いと言えるでしょう。
フィヨルドブートキャンプをご検討されている方は、学習内容が近くコミュニティも充実しているRUNTEQもあわせてご検討することをおすすめします。
- 2025年で4年連続国内プログラミングスクールランキングNo.1※mybest比較
- 教育訓練給付金対象者は受講費用の80%を支給され、実質110,000円
- 1,000時間超の質・量ともに充実した、現場で通用する実践的カリキュラム
- Web系開発企業への高い内定実績を継続(※Web系企業就職率94%を達成)
- 自走力を徹底的に鍛える課題解決型カリキュラムと、質の高いオリジナルポートフォリオ作成サポート
- 活発な学習コミュニティと、卒業後も続くキャリア支援体制
RUNTEQは、業界内でもトップクラスの学習量と充実したサポートのもと、開発現場で必要とされるようなWeb系エンジニアを目指すスクールです。
- プログラミング学習だけでなく、就転職までのサポートもしてもらいたい!
- 自己学習だとポートフォリオ作成で挫折しそうだから徹底的なサポートがあると安心!
- 働きながら学習をしていてエンジニア転職までどのくらいの時間がかかるかがわからない!
このような人は、自己学習ベースのフィヨルドブートキャンプよりRUNTEQのほうが合っているでしょう。
ご自分が学習に充てられる時間や現状のスキルの状態によってどちらを選ぶか決めると良いでしょう。
フィヨルドブートキャンプはお試しカリキュラムの期間、RUNTEQは無料無料カウンセリングがありますので、どちらもお受けしてみることをおすすめします。
Web系エンジニア転職向けスクールRUNTEQの詳細はこちら
まとめ
今回は、フィヨルドブートキャンプの料金や評判について解説しました。
- フィヨルドブートキャンプは、月額29,800円で始められるサブスク型のプログラミングでスクールである
- 卒業までに1,000時間以上の学習が必要だが、充実したカリキュラムをやり遂げれば未経験者でも成長できる
- 自己学習がメインなので挫折する人もいるが、学習内容の評判は良いので自走力のある人におすすめ
フィヨルドブートキャンプは、プログラミングスクールではめずらしいサブスク型のスクールですが、カリキュラムが充実しているので、卒業するころには現場で即戦力となるレベルになれるのが特徴です。
基本的には自己学習がメインとなるので、プログラミングに興味があり、積極的に学べる人に向いています。
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