0円スクールはなぜ無料？評判・口コミ・就職先についても解説

無料のプログラミングスクールである「0円スクール」では、受講料が一切かからない上に就職サポートまで行っています。

そんな0円スクールについて、なぜ無料でプログラミングが学べるのか、受講生たちの評判や口コミはどうなのか、といったことを知りたい方も多いでしょう。

そこで今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつ、Web系エンジニアへの転職を目指す方向けのプログラミングスクールも運営している弊社が、0円スクールの特徴から、評判や口コミ、通う際の注意点まで詳しく解説していきます。

0円スクールとは

0円スクールは、株式会社ブレーンナレッジシステムズが運営するプログラミングスクールで、入学金・途中退校による違約金・教材費などが一切かからない完全無料のスクールです。
通称「ゼロスク」とも呼ばれています。

最短3ヶ月でエンジニアとして就職することも可能なため、未経験からでもプログラミングを学びやすい環境が整っています。

その他にも、0円スクールには以下の特徴があります。

0円スクールの料金はなぜ無料なのか？

0円スクールが完全無料である理由は、以下のような理念で運営されているからです。

こうした理念のもと、エンジニアを目指す方に対して「最低限のビジネスマナー」や「Javaの基礎～応用」などを教え、エンジニアとして活躍できる人材を育てようとしています。

0円スクールの特徴

0円スクールの主な特徴としては、以下のようなものがあります。

完全無料のプログラミングスクール

0円スクールは、名前の通り「入学金」「受講料」「教材費」などの費用が一切かからない完全無料のプログラミングスクールです。
受講料が無料であり、違約金などのペナルティもないため、誰でも気軽にプログラミング学習を始めるきっかけにできます。

さらに無料のスクールだからこそ、多くの人が参加できるため、受講生同士のコミュニティも形成しやすくなります。
コミュニティがあれば、受講生同士のコミュニケーションが活発になるため、エンジニア転職やIT業界に関する情報交換も大いにできるでしょう。

最短3か月でエンジニア就職が可能

公式HPにも記載されていますが、0円スクールでは最短3か月でエンジニア転職が可能です。

このような疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、ゼロスクでは、同じカリキュラムでも人によって理解力や学習スピードが変わることを念頭に置いています。

そのため、1つずつ理解しないと先に進めないシステムになっており、わからないまま強制的に進むということはありません。

就職先が限定されない

無料スクールのデメリットは、「就職先企業が限定されてしまうことがほとんどで、自由に企業を選べない」という点です。

しかし0円スクールでは、就職先に関するルールは決まっていません。
そのため、プログラミング学習が終わったあとは、やりたい仕事や職種を目指しながら、自由に就職活動を行うことができます。

途中で退校しても違約金がない

無料スクールの場合、途中で退校した場合には違約金が発生することがあります。

しかし、0円スクールではそのような罰則がないため、プログラミング学習を続けられるか不安な方でも安心して受講できます。

通学のみでオンライン対応はしていない

0円スクールではオンライン受講ができないため、各校舎に通学しながら対面で講義を受ける必要があります。

自宅に持ち帰ってカリキュラムを見ることもできないため、通学することが条件になります。

しかし通学のみのプログラミングスクールになるため、この辺りは人によって向き不向きが出てきます。

例えば、人との交流がある方が学習のモチベーションが上がるタイプであれば、通学型のスクールとの相性はいいでしょう。
しかし、時間がなかなか取れない方やスキマ時間で効率的に学びたい方にとっては、通学に対して億劫に感じてしまうかもしれません。

このあたりは、各自メリットとデメリットを照らし合わせて考えてみるのがいいでしょう。

0円スクールの評判や口コミ

この項目では、0円スクールの評判や口コミについて紹介していきます。
実際に受講した方々の声を載せていくので、受講を検討している方にとっては大いに参考になることでしょう。

主な口コミとしては、以下のようなものがありました。

紹介される就職先は一つのみ

0円スクールについて調べてたら、就職先がバンキングシステムしかないことにびっくりした

しかも自社関連会社だった。年収も300万いかないくらい。そりゃ、評判悪いわなって感じだわ

地方都市にもスクールあるとか35歳まで入れるのはメリットだが、デメリットがでかすぎる

おすすめはしませんね

— なう@米株 (@now_weblife) October 1, 2019

90%以上が0円スクール経営の会社に就職するらしい(えぇ)

— p (@p41412) March 25, 2019

口コミの中にある「バンキングシステムズ」とは、現在0円スクールを運営している株式会社ブレーンナレッジシステムズの旧会社名です。

口コミ投稿サイトでも、「就職先として紹介してもらえるのは、株式会社ブレーンナレッジシステムズか、そのグループ会社のみ」といった口コミが散見されたので、上記の口コミは事実なのでしょう。

ただし、入社を強要されることはなく、自分で就職先を探すことも可能なようです。

特定の資格を取得すると入社後に全額補助される

無料で受講できた点は満足しています。
交通費等の支給はないため、その部分は実費負担となります。
選択できる言語がJavaしかありません。
また就職先もブレーンナレッジシステムしかありません。
就職先のブレーンナレッジシステムはSES系企業で0円スクール卒業生は高卒初任給程度で働くことになります。
スクール在籍中にリストアップされている資格を取得すると入社後に試験代を全額補助してもらえる点は良かったです。

引用：コエテコ

前述の通り、0円スクール卒業後に紹介される就職先は、0円スクールを運営する「株式会社ブレーンナレッジシステムズ」やそのグループ企業のみとなりますが、卒業後に紹介された会社へ就職すると、特定の資格については試験代を全額補助してもらえるようです。

受講料も完全無料なので、学習コストについては最小限に抑えることができるでしょう。
実質、教室へ通うための交通費のみを負担するだけで大丈夫ということになります。

当然ながら、株式会社ブレーンナレッジシステムズ以外の会社へ就職した場合は、試験代の補助はありません。

独学とほとんど変わらない

まあ当たり前ですが誰でも通えるわけでもなく 受講後必ずしもバンキングシステムズに入社できるわけでもありません（入社できてもアレですが） 受講はほぼ独学と変わらずカリキュラムも古いものです ハローワークの無料セミナーでも受けていた方がマシかもしれません。

引用：Google口コミ

「スクールなのに独学とほぼ変わらなかった」という口コミです。
具体的にどういった点で「独学と変わらない」と感じたのかが不明ではありますが、おそらく0円スクールが用意した教材を黙々とこなすという形だっと予想されます。

しかし0円スクール公式サイトには、「個別指導を行っている」という記載もあるため、教室ごとに生徒への対応が異なるのかもしれません。

初心者の状態からJavaを学べる

ITとは全く関係のない異業種から完全未経験で入校しました。
Javaの基礎中の基礎から学習できるので初心者でも安心して学習できます。
最終的にはフレームワークを活用した本格的なWEBアプリケーションの作成ができるようになります。
無料でここまでの環境はなかなかないと思います。
自分は30代、年齢ギリギリでのチャレンジでしたが右も左もわからない中でも無事IT業界に就職することができました。
ITに興味がある、勉強方法がわからないという方はぜひチャレンジしてみてください。

引用：GoodCode

完全未経験で学習をはじめ、Javaを習得してIT業界へ転職した、という方の口コミです。
「無料でここまでの環境はない」というほど、充実した学習ができたようです。

Javaは求人数や案件数が多いので、就職した会社でスキルアップしてから、より条件の良い会社へ転職することも可能でしょうし、副業として案件を受注することもできるでしょう。

0円スクールのコース

0円スクールには、2つのコースがあります。

初めてプログラミングを学ぶ方向けの「初心者向けコース」と、ある程度慣れてきた方向けの「開発コース」があります。
それぞれ特徴が異なりますので、順番に見ていきましょう。

初心者コース

ゼロスクの初心者コースでは、プログラミング言語であるJavaを学びながら、エンジニアとしてのスキルアップを目指します。

Javaは、非常に汎用性の高い言語であり、Webアプリ開発から業務システム構築まで、あらゆる場面で用いられます。
初心者コースでは、そんなJavaについて基礎から応用までしっかりと学ぶことが可能です。

また初心者コース限定で、社会人として就職した際に役立つビジネスマナー講座も用意されています。

開発コース

プログラミングの学習経験がある方には、アプリ開発のスキルを習得できる「開発コース」がおすすめです。

初心者コースと違う点は、システム開発の演習ができることです。
その他にも、データベースの設計や単体テスト項目書の作成などを学びます。

手を動かしてアウトプットしながらJavaのスキルを身につけたい方には、開発コースの受講がおすすめです。

0円スクールに通う際の注意点

無料でプログラミングを学べる0円スクールですが、通う際には事前に知っておくべき注意点が5つあります。

受講条件がある

0円スクールでは受講するための条件があります。

これらの条件に当てはまっていない場合、基本的に受講できません。

そのため、0円スクールの受講を考えている場合には、上記の条件に当てはまっているか確認する必要があります。

受講条件に関して不明な点がある場合は、スクール側に問い合わせてみるようにしておきましょう。

週16時間以上通う必要がある

原則として、週16時間以上通うといったルールがあります。

とはいっても半日の場合は4回、終日の場合は2回通えば達成するため、ある程度学習時間を確保できる方であれば問題ありません。

スクール側の視点に立って考えた時に、学習意欲が高く就職する意志がある方でないと、お互いにとってプラスの関係にならないでしょう。
そのため、週16時間以上は継続的に学習できる環境が整ってから受講するようにすべきです。

学習言語はJavaのみ

0円スクールで学べる言語はJavaのみになっています。
そのため、Javaによる開発スキルを身につけたい方にとっては最適ですが、他の言語を習得したいと考えている方には向いていません。

例えば、Web開発を専門にしたいと考えている方ならば、言語はJavaに限らずRubyやPHPなど様々あります。

理想のエンジニアになるためにも、学ぶべき言語を明確にしておく必要があるでしょう。

誰でも入れるわけではない

受講料がかからないのが魅力である0円スクールですが、誰でも入れるわけではありません。
具体的には、入学するために面接があるため、審査に通過することで入学することができます。

これらは、受講生のモチベーションやエンジニアとしての適性を確認するためのものです。
そのため、就職活動のようにしっかり受け答えができるよう最低限の面接練習などは必要でしょう。

また面接で不合格になった場合の具体的な対策法などは、記事の後半で解説していきます。

教室数が限られている

0円スクールにはプログラミングを学べる教室が全国で6校舎あります。
校舎は全国の主要都市にあるため、駅近でアクセスが良いところも多いです。

しかし通学のみでしかプログラミングは学べないため、6つの校舎からあまりにも遠い場所に住んでいると通うことが難しくなるといった欠点があります。

また、面接のほかに募集人数の制限がある可能性もあるため、事前にスクールに確認しておきましょう。

公式ページ

0円スクールの面接に落ちた場合

万が一面接に落ちてしまった場合は、もう一度0円スクールでの受講を考えるか、その他の手段に切り替えるかに分かれます。

面接に落ちてしまった場合に、状況に合わせてやるべき具体的な行動について、1つずつ解説していきます。

問題点を改善して再度選考を受ける

0円スクールの面接に落ちた場合でも、再度選考を受けることができます。

スクールへの入会を諦めたくない場合は、面接を通過できる可能性を上げるために、以下の3つを意識してみるといいでしょう。

転職するための面接ではないため、必要となるのは「継続的な学習ができる」といった考えを正確に伝えられる力です。
自己分析を徹底し、上手にアピールできるようになっておくことが大事です。

面接官とのコミュニケーションも重要なので、自分の意見や考えを自然かつ明確に伝えられるようにもなっておきましょう。

他の無料スクールを検討する

無料のプログラミングスクールは0円スクール以外にもあるため、別の無料スクールを検討するのも一つの手です。
面接や適性検査などがないスクールもあるので、いっそのこと新しい言語を学ぶチャンスと考えてもいいでしょう。

しかし無料のスクールには、問題が多いことも事実です。

無料でプログラミングスクールを運営できる理由としては、企業から紹介料をもらっているということが挙げられます。

その結果、無料スクールから紹介された企業にしか就職ができない縛りがあることが多いため、理想のエンジニアにはなれない可能性も往々にしてあります。

また斡旋先企業の多くはSESになるため、スキルアップが望めない現場に回されてしまうかもしれないという問題点もあります。

そのため無料のスクールを受講する時には、慎重に検討する必要があるでしょう。
無料プログラミングスクールに通う際には、以下の記事を参考にしてみてください。

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有料スクールを検討する

無料ではなく、有料のプログラミングスクールに通うことも検討してみましょう。
なぜなら、無料のプログラミングスクールにはないメリットが多くあるからです。

有料のプログラミングスクールならではの魅力として、就職先が限定されないことが挙げられます。
働きたい企業へいくためならば、学習へのモチベーションも維持しやすくなるでしょう。

また有料のスクールでは、現役エンジニアのメンターによる指導や就職サポートなども充実していることが多いです。
サポート体制が万全なスクールであれば、プラグラミングスキルも自ずと上がるため、就職できる企業のレベルも上がっていくでしょう。

弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ」でも、質の高いカリキュラムを用意しているため、受講生の約98%がWeb系開発企業への転職を成功させています。

より質の高いスキルを身に付けたい方や、自社開発企業への就職を検討している方は、ぜひ弊社の無料のキャリア相談会にお越しください。

まとめ

今回の記事では、0円スクールの受講料がかからない理由や、受講生たちの評判や口コミ、万が一面接に通過できなかった時の具体的な対策法などを紹介しました。

0円スクールという名の通り、完全無料でプログラミングを学べるのが一番の魅力です。
オリジナルカリキュラムが用意されていたり、受講生に合わせた指導をしてくれるため、プログラミングを初めて学ぶ方でも安心です。

弊社でも、IT業界未経験の状態から、自社開発企業への就職を目指すプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営しております。

現場で活躍できるエンジニアになりたい方は、ぜひ弊社の公式HPより無料のキャリア相談にお越しください。