プログラミングスクール

【闇多数】「プログラミングスクールはやめとけ」の理由【無料は特にNG】

プログラミングスクールやめとけのアイキャッチ画像

「プログラミングスクールに通うことを検討していたけど、SNSやYouTubeで『プログラミングスクールはやめとけ』という人がいる…」

「プログラミングスクールには闇があるらしいけど、どういうものなのか?本当に通ったらダメなものなのか?」

「プログラミングスクールに通う時点でエンジニア適性がないって言っている現役エンジニアもいて、エンジニアを目指しても良いものなのか不安になる…」

エンジニア転職を目指してプログラミングスクールを検討している方も多いでしょう。しかし、「プログラミングスクール」と検索すると以下のようなキーワードがGoogleで出てくるでしょう。

[プログラミングスクール 無駄] [プログラミングスクール やめとけ]

このような検索結果を目にすると、プログラミングスクールへの入学を不安に感じる方も少なくないでしょう。

本記事を執筆している私自身も、ある大手プログラミングスクールに入学した経験があり、プログラミングスクールの内情に直面しました

  • 講師に質問しても現役エンジニアじゃないため、まともに質問に答えられない。
  • エンジニア転職で他の志願者との差別化に重要なポートフォリオが全員同じ
  • 「転職保証」があると言われていたが、そのためには週に20件以上応募しなければならない

その後、返金手続きを経て、業界の不正によって被害を受けている人が非常に多いことを痛感しました。
本記事では、プログラミングスクールの闇の実態や「やめとけ」と言われる理由について、プログラミングスクールに通ってプログラミングスクールでマーケターをしている私の実体験をもとに解説してまいります。

以下は弊社RUNTEQのYouTubeチャンネルで同じテーマを扱っている動画です。
動画で視聴したい方はぜひこちらからご視聴ください。

Contents

入学して知ったプログラミングスクールの闇

私が実際に入学した某大手プログラミングスクールの闇の実態を列挙していきます。

プログラミングスクールの講師が現場未経験

「現場即戦力レベルのエンジニアになれる!」
「未経験からたった10週間でプロのエンジニアになれる!」

そのようなキャッチコピーが書かれていたプログラミングスクールに入学しました。
しかし、そのプログラミングスクールの講師は、現場で開発経験のない素人アルバイトでした

そのため、カリキュラムの範囲を少し逸脱した内容について質問しても答えられないことがあり、カリキュラムに沿った内容であっても、回答を得られない場合がありました。

後から気づきましたが、そのプログラミングスクールの講師の求人は以下のような文言でした。

「急成長中プログラミングスクールの講師募集!開発スキル不問です!」

講師自身が現場の実務経験が不足しているにもかかわらず、「現場で即戦力となるエンジニアになれる!」という広告を掲載していることに対して、不信感が高まりました。

転職保証・返金保証が闇

多くのスクールがうたう転職保証や返金保証ですが、その裏には厳しい条件や細かいルールが隠されていることが少なくありません

返金保証を大々的に謳うプログラミングスクールでも、返金を受けるための条件が非常に厳しいため、実際に返金保証の対象となる人はほとんどいないことがあります。

よくある返金保証の条件が以下です。

特に「応募意思がない方」「就職意思がないと判断された方」などの曖昧な指標のものも多く、運営の判断次第では『転職の意思がない』の解釈を拡張することができてしまいます。

上記の方のように週5で働きながら毎週20件も応募していると、どの会社に応募しているかさえわからなくなるでしょう。

らんてくん
らんてくん
返金保証を外れてしまうからどんどん応募しないといけない…

このように転職保証や返金保証は適用される条件が非常に厳しく、実際に返金保証の対象になる人はほとんどいません。
一方で、『転職保証から外れてはいけない』と心理的に追い詰められてしまい、週に何十件もエントリーするという無茶苦茶なスケジュールをこなしてしまう人もいます

特に希望していない会社に就職せざるを得なくなったり、十分な開発経験を積むことが難しい会社への就職が必要となってしまいます。

カリキュラムをやってもWebエンジニアになれない

プログラミングスクールのカリキュラムを完了しても、Webエンジニアとして転職を成功させるための要件に達することができません

その理由として、業務未経験者がWebエンジニア転職に必要とされるスキルは、常に変化しており、多くのプログラミングスクールがこの開発現場の要求するレベルを反映していない点が挙げられます。

これは、プログラミングスクールが開発会社ではなく、教育事業のみを行う企業であるため、実際の開発現場のスキルレベルを正確に把握していないからです。

例えば、現在のWebエンジニア転職に必要なスキルセットとしては、バックエンドの開発スキルだけでなくReactやTypeScriptのようなフロントエンド技術が求められるようになっています。

らんてくん
らんてくん
プログラミングスクールが開発現場を理解できていないから、開発現場で求められているスキルを教えられないんだよな…

このように、プログラミングスクールのカリキュラムを終えて身につけた知識やスキルが、実際の開発現場で求められるレベルに達していないことが多いのです。

ロースキルSES系企業への斡旋が多数

私が入学したプログラミングスクールでは、『時間や場所にとらわれない働き方ができる』というイメージの広告を使っていました。

Web業界のエンジニアは、フルリモートだったり、コアタイムなしのフレックス制度を導入していることが多いです。
だから、Web系自社開発企業やWeb系受託開発企業は未経験からのWebエンジニア転職でも人気が高いですよね。

てっきり、その某大手プログラミングスクールの卒業生の大半はWeb業界のエンジニア(Webエンジニア)として転職成功しているものだと思っておりました。

しかし、実際には卒業生の就職先はロースキルSES企業が大半を占めています。
SES企業では、SI業界での開発作業が主な仕事であり、出社が必須となる場合も非常に多くあります。

また、仕事内容もエンジニアに関係ない仕事ばかりさせられることも多々あります。

ロースキルSESの仕事内容
  • テストだけをやる
  • ひたすらドキュメントだけを書く
  • コールセンター
  • 家電量販店

上記のエンジニアに関係ない仕事に従事しているSES企業もあります。

多くの人がプログラミングスクールに対して持っていた期待と大きく異なり、理想と現実のギャップに直面していることを示しています

プログラミングスクールの収益源は実は「人材紹介」だと気づく

プログラミングスクールは受講費以外にも人材紹介業も大きな売り上げになっている点です。

これ自体はよくあるビジネスモデルなので問題ありません。問題は受講生を育て上げて、良質な開発経験を積むことができるWeb系自社開発企業やWeb系受託開発企業に入れるように育て上げるよりも、適度で学習を終わらせてそれほど開発力が必要ない企業に紹介した方がプログラミングスクールは儲かるという点です。

  • キャリアサポート開始日から182日間が経過したユーザー

上記条項があります。
「卒業後182日以内に決めないといけない」かつ「毎週20件以上応募しなければならない」

つまり半年以内に確実に転職をしなければならないインセンティブが働きます。

こうなると、返金保証という制度のせいで、金銭的になんとか受講費用を工面した人ほど、追い込まれていき不本意な転職をして終わってしまいます。

特に教室があるプログラミングスクールは受け入れ可能な受講生の数に限界があり、回転率を意識せざるを得なくなります。

そのため、一人の受講生にとことん寄り添うよりも、なるべく早く学習を終わらせて、そこそこのプログラミングスキルで受け入れてくれる入社難易度の低い会社に転職を斡旋する方が遥かに利益率が高くなります

人材紹介の方が収益性が高いため、なるべく早く受講生を企業に転職させてしまった方がスクール側の収益性が高くなります。

らんてくん
らんてくん
そのプログラミングスクールは受講生を時間をかけてしっかり育てるよりも、とっととスクールを卒業して斡旋先企業に転職してくれた方がうれしいのです。

このように利益追求のみに走ってしまったプログラミングスクールは、最終的にマーケティングのみに力を入れてしまい、受講生の成長をおざなりにしてしまいます

プログラミングスクールやめとけと言われる理由

ここからはプログラミングスクールやめとけと言われる理由をご紹介していきます。

料金が高額である

プログラミングスクールは、オンライン教材と比べて料金が高額です
最近ではオンラインの教材も充実してきているため、あまりお金を支払わなくても良くなっています。

そのため、プログラミングスクールのオンライン教材としての価値は非常に下がっております。

知識が身に付くことやスキルが身に付くだけではプログラミングスクールとしての価値は低く、転職活動のサポートやオリジナルのポートフォリオ作成、自己分析、コミュニティのような付加価値がないとプログラミングスクールを選ぶ理由がない時代になっています。

昨今では教育訓練給付金制度がございます。そのため、受講料が最大70%オフで受講することができるプログラミングスクールも増えてきました。

そのため、スクール形式の事業の割にはかなり格安で学習することができるようになりました。

質が悪いプログラミングスクールも多い

私が入学したようなプログラミングスクールは、規模拡大のために広告費だけが増えていき、スクールの内部のカリキュラムや卒業生のサポートの拡充に力を入れなかったプログラミングスクールも多く存在します

教育事業は教育の質を高めることは難しいですし、受講生の成長を本気で見守ろうとすると1年近くかかります。

だから、儲けだけに走ったプログラミングスクールは、教育の質を高めることよりも回転率を早めて、なるべく早く簡単に入社できる開発経験がつめるか微妙なSES系企業へ斡旋をし始めるのです。

そのようなプログラミングスクールを選んでしまうと、支払う料金の大半が『広告費』として使われているということになりかねません

過剰なマーケティングと実態のギャップ

過剰のマーケティングと入学後の実態のギャップがあり、それによって「プログラミングスクールやめとけ」という人がいます。

プログラミングスクールの広告は、やりたい放題になっています。

  • 最短10週間でプロのエンジニアになれる
  • プログラミングを学んでフリーランスになれる!
  • 根拠のない「プログラミングスクールNo.1」表記
  • 転職成功率99%

このようにほとんどの人は達成できないようなことを広告のキャッチコピーに使ったり、条件だらけの転職保証制度を使用したりと、多くの人がプログラミングスクールに不信感を募らせる原因となっています。

SESの案件ガチャとは?案件ガチャにハズレた状態から抜けるにはどうする?未経験者からWebエンジニア転職を目指す方に向けSESの案件ガチャを解説。SES、案件ガチャの内容、案件ガチャに失敗したらどうなるのかを詳しく説明します。また、現役Webエンジニアが、案件ガチャから抜ける方法と・Webエンジニアになるために必要なノウハウを丁寧にアドバイスさせていただきます。この記事でSES・案件ガチャ・Webエンジニアに対する基礎知識を学べます。...

カリキュラムが現場レベルでない

プログラミングスクールのカリキュラムが現場で通用するレベルでないことが多いため、「プログラミングスクールはやめとけ」と言われてしまいます。

プログラミングスクールのカリキュラムが現場レベルでない理由
  • 開発現場を把握することなくカリキュラムを作成している
  • カリキュラムを更新する耐性がない

エンジニアリングの世界では変化が速く、時代によって未経験からのエンジニア転職で求められるプログラミングスキルも変わります。

たとえば、現在では数年前には勉強しなくても問題なかったDockerが必須の技術になっています。また、バックエンドエンジニアを目指す人にもフロントエンドの知識、特にReactの学習が推奨されています。

このように、開発現場で求められる技術の変化に応じて、プログラミングスクールで教える内容も進化し、レベルアップする必要があります。

そのため、プログラミングスクール自体が開発現場を理解している開発を行なっている会社である必要があります

らんてくん
らんてくん
せっかく高額を支払ってプログラミングスクールに入学し、カリキュラムを身につけても、カリキュラムが現場レベルに達していないと無意味ですよね…

学習期間が短すぎる

未経験からエンジニアを目指す場合、最低でも1000時間の学習時間が必要となります。

しかし、「最短2か月」「最短10週間」といった、充分な学習をするにはあまりにも短すぎる期間を提示して、「この期間でエンジニアとして通用するレベルに育てます」と謳っているスクールもあります。

エンジニアは高収入が期待できる職業である分、短期間のうちに誰にでも簡単になれるというものではありません。

「強い覚悟」と「地道な日々の努力」がなければ、真っ当なエンジニアにはなれないのです。

本来の教育機関はこの長期間の学習期間をサポートするためのものであるべきです。

一方で、多くのプログラミングスクールでは早く転職をしてもらって、人材紹介料を稼ぎにいってしまいます。そういうスクールほど、「1社目は選り好みせずにどこでもいいから入社するべき」と伝えたりします。

しかし、未経験からのエンジニア転職では「1社目」が最も重要と言えます。昨今では「スキルがあれば良い」わけではなく、採用でカルチャーフィットを重視する傾向があります。

そのため、Web系のエンジニアになりたい人ほど、業界が異なるSESに入社してしまうと、その後Web系への転職が難しくなってしまいかねません。

詳しくは以下の動画でも解説しています。

ポートフォリオが似通ってしまう

スクールによっては、ポートフォリオ作成を全員同じものを提出しているところも存在します。よくあるのが「メルカリクローン」です。

こうなりますと、最終的なポートフォリオについてもどうしても似てしまうというデメリットが生じます

これでは、当然企業の受けはよくありません。
出てくるポートフォリオが同じものばかりでは、人事担当は興味を示しません。もはや「またメルカリのパクリか」とゲンナリしています。

プログラミングスクールのカリキュラムで作成するポートフォリオは現場の採用担当者や面接をするエンジニアから非常に評判が悪いです。

オリジナルでハイレベルなポートフォリオでなければ、Web系企業には書類選考ですら通過できないというのは、真っ当なスクール関係者ならば誰もが知っている事実です。

ポートフォリオのフォローが不十分なスクールでは、希望する会社への就職は厳しくなってしまうでしょう。

らんてくん
らんてくん
ポートフォリオはアイディアの時点で差別化できていないといけないぞ

本サイトのブログ記事でもポートフォリオの制作方法に関しまして解説しております。ぜひこちらも参考にしてみてください。

未経験Webエンジニア向けポートフォリオの作り方【転職で役立つ】

無料のプログラミングスクールは特にやめとけ

無料プログラミングスクールは、生徒から学費を取らない分、生徒たちを企業へ就職させて企業側から紹介料を受け取ることで収益を得ています

これだけならば特に問題はないのですが、まずいのは紹介される就職先です。
斡旋先の企業のほとんど、SES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれる企業となります。

SES系企業とは、システム開発の下流工程を担当する労働力としてエンジニアを求めているクライアントに対し、自社が抱えるエンジニアを派遣して現場に常駐させることで収益を得る形態の会社のことです。

どんな現場に送り込まれるかはまったくの運となってしまい、案件によっては、ただテストや保守といった単純作業を淡々と繰り返すだけになってしまうこともあります。

運悪くこういった現場に派遣されてしまった場合、長年従事したとしても開発スキルがまったく身に付かず、評価されるようなエンジニア経験にもならず、ただ年齢を重ねていくだけということになってしまいます。

また、開発経験を積めないようなSES系企業はブラック企業と化していることもあり、社員たちは、以下のような三重苦を抱えこんでしまうこともあります。

  • 労働時間が長い
  • 給料が安い
  • 単純作業ばかりでスキルが身に付かない

無料プログラミングスクールは、生徒たちを契約先のSES系企業へ斡旋することで収益を得ているため、生徒が勝手に就職活動を行い、スクールと関係がない会社に就職してしまうとまったく利益になりません。

そういった事態を避けるため、無料スクール側は生徒に対して「自分で就職活動を行う自由」に制限をかけます。

具体的には、スクール入学に際しての契約内容に、もし勝手に就職した場合は違約金が発生する、といったような条項が明記されています。

違約金を支払いたくないため、紹介先の企業に行くことになってしまいます。

らんてくん
らんてくん
『タダより高いものはない』ってよく言われるけど、本当に怖いよね…

未経験からエンジニアに転職する際、最初の会社選びがその後のエンジニアキャリアを左右します。そのため、「とりあえずエンジニアになって実務経験を積みたい」と考えるのは危険です。

理想の実務経験を得られなかった場合、最初のキャリアの失敗から立ち直るのに数年を要する可能性があります。

短期的なプログラミングスクールの費用を節約し、数年間のキャリアを無駄にしないためにも、最初の会社に入る前にしっかりとしたスキルを身につけることが重要です。

そのため、無料のプログラミングスクールは避けた方が良いでしょう。

以下の動画では、エンジニアとして転職する際に最初の会社がなぜ重要かについて説明しています。ぜひ、この動画もご覧ください。

プログラミングスクールが無駄になる人

プログラミングを学ぶ目的が曖昧な人

プログラミングを学習する目的が曖昧な人は、プログラミングスクールが無駄になりかねません。

プログラミングの学習では、つまづくことも多々あります。そのため、強いモチベーションや目的意識が必要になります

「プログラミングを学んだら、市場価値が高まるらしい…」
「プログラミングは小学生も必須になったからできるようになった方が良いのかな…」

このような曖昧な目的意識でプログラミングスクールに入ると、カリキュラムをやり切ることができない可能性が高いです。

このような場合は、まずはオンライン教材であるプロゲートpaizaを用いて、オンライン学習から始めてみると良いでしょう。

本業があまりにも忙しい人

本業があまりにも忙しい人は、なかなか学習の時間を取ることができず、プログラミングスクールに通っても無駄になる可能性が高いです。

一方で、完全に仕事を辞めてしまってプログラミングスクールに通うことも非常にリスクが大きいです

弊社プログラミングスクールのRUNTEQの卒業生の天羽さんも、激務だった法人人材営業から事務職に転職をしてからRUNTEQに通われました

<span>天羽さん</span>” width=”80″ height=”80″></div>
<div class=天羽さん
激務の人材会社では仕事と勉強の両立は不可能と判断し、オンオフを分けられる営業事務の会社に転職。まずは独学でProgateにトライしました。

詳しいエピソードは以下の記事からご確認ください。

このように、あまりにも激務だとプログラミング学習が困難であり、プログラミングスクールを卒業することができません。

他の仕事に転職した上で、プログラミングスクールに通うことも検討すると良いでしょう。

完全にプログラミングスクールに依存する人

プログラミングの勉強は知識を詰め込んで覚えれば良いというものではなく、自力で考えて「体得する」ものです。

座学だけであれば、優秀な教師がいればある程度点数が取れてしまうかもしれません。
しかし、プログラミングは実技であるため、本人が努力したりコードを書かないことにはどうしても実力をつけることはできません

よって、プログラミングスクールに完全に依存してしまう人は、プログラミングスクールに入学しても転職することはできません。

「プログラミングスクールに入ったんだから、エンジニア転職させてくれるんでしょ?」
「すぐに教えてくれないと嫌だ!」

というような姿勢で勉強をしてもなかなかプログラミングは身につかず、プログラミングスクールに通っても無駄になってしまいかねません

プログラミングスクールはやめておいた方が良いのか?

結論として、プログラミングスクールは全ての人に最適な選択肢だとは言えません。

現在の仕事を効率化するためだったり、教養目的であれば高額なプログラミングスクールに通うことなくオンライン教材のみで学習も可能でしょう。

ただし、エンジニアとして転職をしたい人にとっては、プログラミングスクールに通うことをおすすめします

なぜなら、最低限以下のようなレベルにまで引き上げる必要があり、ほとんどの人はこのレベルに独学で到達することができないからです

  • 転職活動で採用担当者の目を引くようなポートフォリオの作成
  • 開発現場でのフローの理解
  • 最新のトレンドを把握しキャッチアップ(※今ならReactやTypeScript)
  • 初学者には難易度が高い環境構築

このように未経験から独学でこのレベルまで到達することは非常に難しいです

そのため、転職目的の人はプログラミングスクールに通って実力をつけることをおすすめします。

転職目的ならどこでも良いわけではありません。闇深い転職支援のあるプログラミングスクールも多数あります。

次に「プログラミングスクールの闇」に陥らないためにどのようにプログラミングスクールを選べば良いのかを解説します。

闇に陥らないためのプログラミングスクールの選び方

独学のみに頼るのは危険なため、ケースバイケースでプログラミングスクールの活用も検討するのがおすすめですが、その際に大事になるのが「スクール選び」です。

プログラミングスクールは高額なため、ここまで話してきた『プログラミングスクールの闇』に陥らないための、スクールの選び方を解説していきます。

プログラミングスクールに通う目的を決める

プログラミングスクールを選ぶ前に、プログラミングを学習する目的を決めましょう。

なぜならプログラミングを学ぶ目的によって、学習すべきプログラミング言語学習にかかる期間入学すべきプログラミングスクールが変わってきます。

目的の例
  • 時間や場所に縛られないリモートワークが当たり前の企業で働きたい
  • 今後、需要が高まるスキルを身につけて手に職をつけたい
  • Webサービスに携わりたい
  • 実力主義の会社で頑張った分だけ稼げるようになりたい
  • 大規模な開発に携わりたい
  • スマホアプリ作りに携わりたい
  • データ分析のプロになりたい

上記のような目的によって学習すべきプログラミング言語や技術が決まります。

以下あなたの目的ごとに使用される技術やプログラミング言語になります。

Webエンジニア転職 Web系バックエンドで使われるRubyやPHPでフレームワークはRuby on RailsやLaravel
SES SI業界の案件が多いJava
Web制作フリーランスや副業 HTML・CSSとWebデザイン
データサイエンティスト データ分析でよく使われるPythonやR、SQL
機械学習エンジニア 機械学習モデルのライブラリが豊富に揃っているPythonやR

このように自分の目的を定めることで自ずと学習すべきプログラミング言語が決まりますし、通うべきプログラミングスクールが決まります。

またワークスタイルによっても学習すべき言語が変わりますし、それに伴って入学すべきプログラミングスクールも変わってきます。

自分の目的に合ったサポートを受けられるプログラミングスクールを選ぶ

自分の目的に合ったサポートを受けられるプログラミングスクールを選びましょう。

なぜなら、プログラミングを学習することと、プログラミングを使って仕事を得ることの間には大きな隔たりがあるからです。

転職目的 ポートフォリオのアイディア出しから実装サポート、面接練習、自己分析、技術テストの対策
フリーランス・副業 ポートフォリオのアイディア出しから実装、案件獲得サポート
教養 特になし

転職活動に必要なのはプログラミングスキルだけではなく以下のようなサポートが必要です。これらを独学でやり切るのは非常に大変なので、このようなサポートのためにプログラミングスクールを活用することは非常に有益です。

  • 自己分析サポート
  • プログラミング学習
  • ポートフォリオのアイディア出しから技術的実装までのサポート
  • 面接の訓練
  • 企業の紹介

長期間のカリキュラムがあるプログラミングスクールを選ぶ

プログラミングスクール業界は、『短期間にエンジニア転職を達成する方がすごい』という風潮があります。
しかし、昔は短期間でエンジニア転職ができていたとしても、今は未経験からのエンジニア転職市場もレベルが上がってきていて、どんどん要求ハードルも高くなっています。

未経験OK!たった●週間の学習で年収700万円以上での就職が可能

プログラミングスクールに通ってフリーランスとして自由に働こう!

このような、あまりに非現実的な謳い文句を掲げているスクールは敬遠すべきでしょう。
未経験から学習を始めてわずか数週間で、高収入を得られるような開発会社に就職するための実力を身に付けることは不可能です。

開発経験をしっかり積むことができるエンジニアになるには、最低限現場で自力でタスクをこなせるレベルのスキルを身につけておく必要があります

そもそも、たとえどれだけ頑張ってスクールで勉強しようと、未経験からスタートしていきなり700万円以上といった条件で就職できる可能性はほぼありません。

過去の経験や技術を使って仕事をするフリーランスに、いきなり業務経験がない未経験エンジニアがなることはできません。

エンジニア未経験の方は、「エンジニア = 高収入」というイメージを持っている人も多いため、少しでもリテラシーがあればあり得ないと気付ける上記のような誇大広告でも真に受けてしまう場合があるようです。

こうした情報弱者を狙った悪質なプログラミングスクールのカモにされないよう、充分な注意が必要です。

転職先の企業の割合を確認する

そのプログラミングスクールの転職先の企業の割合を確認しましょう。

もし、あなたがWeb系企業で働きたかったり、自社開発をしたい場合は、転職先がWeb系自社開発企業が多いプログラミングスクールを選ぶべきです。
そういう人が大半がSES企業への職業紹介をしているプログラミングスクールに入学してしまうと、目的が果たせない可能性が高くなります。

人は環境の影響を受けてしまうので、周りの人が自分と同じような目標に向かった努力をしている環境に進んだ方が、自分の目標を達成しやすくなります。

転職保証や返金保証をあてにしない

プログラミングスクールに入学するときに、転職保証や返金保証を当てにするのはやめましょう

繰り返しになりますが、転職保証や返金保証は『職業選択の自由』を奪ってしまう闇深い制度です。
これに釣られて入学してしまった人で、キャリアが詰んでしまった人も多数います。

しっかり開発経験がつめて、市場価値が高まって、自分の理想の働き方ができるような企業に就職するためには、転職保証や返金保証はアテにしないでおきましょう。

特に無料のプログラミングスクールは気をつけましょう。受講生から学費を取らない代わりに、卒業後の進路が限定されることがあります
もし、無料のプログラミングスクールの紹介先の企業に入社しない場合は、違約金が発生する場合があります

「プログラミングスクールの闇」を解消すべく開発会社がスクールを作りました。

弊社は採用する側としてプログラミングスクールの闇を問題視しておりました。

プログラミングスクールで2ヶ月ほど学習して、そのまま開発現場に放り出される側もきついですし、採用側もそのような人を採用して教育に工数をかけることで非常に大変でした。

そこで正真正銘エンジニアが社長の開発会社がプログラミングスクールRUNTEQを作りました。開発会社だからわかる現場で採用されるレベルのカリキュラムを作成しております

おかげさまで、RUNTEQ卒業生はレベルが高く、「プログラミングスクールはやめとけ」と言われるご時世に「RUNTEQ生は採用したい」と言っていただける経営者様や採用担当者様も増えてきました。

他のプログラミングスクールの闇に巻き込まれてしまい、自分のキャリアを踏み外してしまった人が正しくエンジニアになれるようにRUNTEQを運営しています。

もし、プログラミングスクールを検討されているのでしたら、RUNTEQの無料キャリア相談会に一度参加してみてください。

無理に入学を迫ることは一切致しませんし、あなたの今後のキャリアを一緒に考えて最適な選択肢をご提示できればと思います。

この記事を読んだ方にオススメ