卒業生インタビューvol.19は、元都庁の公務員だったおおうらさんを取材してきました。おおうらさんは自分で仕事を選べ、学びが仕事へ直結するWebエンジニアに憧れRUNTEQを受講。なんと企業側からスカウトを頂き、マーケティング関連のWeb系スタートアップ企業へ転職を成功させました! おおうらさんのRUNTEQ学習期間は2020年7月-2021年2月の8ヶ月間です。
7年間の公務員勤務で専門スキルの低さを痛感
Q. 経歴を教えてください。
大学卒業後やりたいことが見つからず、就職活動に身が入りませんでした。
それならモラトリアムを楽しもうと思い、公務員試験の勉強をし無事に合格した後、就業が始まるまでアイルランドに5カ月留学しました。
公務員としては都庁に7年5カ月勤務しました。
都庁を職場に選んだ理由は、区より権限が大きく、国より現場に近いためバランスよく仕事ができるからでした。
一緒に働いていた方々は本当に素晴らしい人ばかりで、今でも尊敬しています。
Q. エンジニアを目指すきっかけを教えてください。
留学中に出会った友人に30代後半でエンジニアに転職に成功した方がいました。
帰国して都庁で勤務し始めた後の2020年にその方とお話する機会があり、エンジニアというお仕事には30代になっても転職できる可能性があることを実感したことがきっかけです。
Q. エンジニアのどのような点に惹かれましたか?
まず、エンジニアとしてスキルを磨けば、業界や業務を通してどういう社会貢献をしていきたいかを自分で選択できる点が魅力的でした。
前職の公務員は社会貢献している実感が湧かなかったことと、人事ひとつで全部振り回されてしまい自分では仕事が選べなかったからです。
また、エンジニアは一生学び続けられて、学んだことを仕事に活かせるというところも魅力的でした。
都庁ではジェネラリストとしての人材が求められていたため、2年ぐらいで必ず部署移動があり、仕事を覚えたと思ったらすぐに移動という環境でした。
何かを極めて学べることはなく、自分に専門性がないことも不安に思っていたため、学びが仕事に直結するエンジニアを目指そうと考えました。
Q. 安定している公務員という職を捨てて、Webエンジニアに挑戦するのは不安はありませんでしたか?
お金の面で多少心配がありました。しかし、計画的に考えればそこまで心配することもないと思えました。
やはり一度しかない自分の人生なので、挑戦してみたいという気持ちの方が強かったです。
実際プログラミングの勉強を始めて、最初の段階のprogateからすごく面白くて夢中になりました。
本当に面白くて10時間はあっという間に経っていて、これほど熱中して取り組めるならエンジニアを目指しても大丈夫だと思いました。
Q. スクールに通おうと思った理由は何でしたか?
いくらプログラミングが面白く感じられても、実際勉強として続けられるかは不安だったので、お金を払い自分を追い込むつもりでスクールに通おうと考えました。
また、独学ではどれくらいのレベルに達したら就職できるのかレベル感が分からなかったので、そういう面でもスクールに通おうと思っていました。
Q. スクールの中でもRUNTEQに入学した決め手は何でしたか?
RUNTEQブログのインタビュー記事で、私と同じ30代以上で公務員からWebエンジニアへ転職を成功させた経歴の方がいました。
それを見て、実績があるなら信頼できると考えRUNTEQに入学を決めました。
1600時間の猛勉強
Q. 学習でつらかったところはありますか?
まずカリキュラムがかなり難しく、基礎編はかなりギブアップしました。
Railsに関してはRUNTEQのカリキュラム以外にも着手し、特に書籍を中心に勉強しました。
そして、ポートフォリオは最初から設計しなければいけなかったので苦労しましたね。
特にテーブル設計に苦戦しました。でもER図などを作った後は講師にきちんとレビューして頂けるので、そこで頂いたアドバイスを元に適宜修正しました。
私はトータルで1600時間程度勉強しましたが、効率が悪かったので時間がかかってしまったと感じます。
今振り返ると技術書をインプットするより、小さなサービスを開発しながら手を動かす勉強法が良いと思います。
Q. どうしてそこまで精力的に学習に取り組めたのでしょうか?
RUNTEQの他の受講生さんと比べて自分の技術が足りてないと感じていて、ずっと自分に自信がなかったからです。
例えば他の受講生さんのSlackのtimesを見ていても何を言っているかわからなくて、比較して落ち込むことがありました。
自分が底辺に感じられる時もあったし、逆にそれがいい刺激になることもありましたね。
(RUNTEQのSlackにおけるtimes文化についてはこちら)
Q. RUNTEQのコミュニティはいかがでしたか?
RUNTEQのコミュニティでは、技術的なイベントによく参加しています。
また、就活の相談を受けるうちに仲良くなった受講生の方とお茶をしに行くなど、卒業後もコミュニティを活用しています。
初めての転職活動をRUNTEQのサポートで乗り切る
Q. 就職活動期間と卒業後のキャリアを教えてください。
就職活動期間は準備に二週間、応募は一ヵ月、合わせて1か月半程度です。
主にWantedlyを使い13社応募しました。また5社からスカウトも頂きました。
3社から内定を頂き、最終的に「企業のマーケティングのサポートを提供する」企業に入社します。
エンジニアとして成長できる環境があるところに惹かれ、内定を受諾しました。
Q. RUNTEQの就職サポートはいかがでしたか?
とても良かったです!
初めての転職活動だったので書類から右も左も分からないところをきちんとご指導いただけて助かりました。
初めて模擬面接をした時は色々とご指摘を頂きました。
ひとりでも模擬面接の時に上手くできなかったところを改善できるよう何度も練習して準備しました。
アドバイス通り素直に取り組んでいった結果、内定に繋がり嬉しかったです。就活で不安な時も話を聞いて頂いて救われました。
Q. 面接で評価されたと感じる点はありますか?
面接で計画的に勉強する姿勢を褒めて頂きました。特にブログ記事は70記事ほど書いていて、学習継続している点で評価して頂けました。
記事の中にはエラーの記録もあり、エラーに対して順序だてて解決に取り組んでいるところが好印象だったそうです。
もちろんポートフォリオも評価して頂けました。ポートフォリオを見て普段はポテンシャル採用はしてないけれど、通したとお聞きしました。
インフラ構成図や、サービスをきちんとリリースし実際にUUがついているところが評価されたように感じます。
目指すはビジネスサイドも身につけたエンジニア
Q. 将来どんなエンジニアになりたいですか?
技術も身に付けつつ、ビジネスサイドにも精通したWebエンジニアになりたいと考えています。
ポートフォリオのサービスのリリースを通して、マーケティングなどの方面にも興味が湧いてきたからです。
Q. いま公務員でWebエンジニアを目指している方へアドバイスをお願いします!
今の働き方に疑問を持っていても、安定した環境を手放して挑戦するのは怖いと思います。
私はいつも「あと3歳若かったら転職したかったな」と過去の自分と現状に不満を持ちつつも、漠然とした将来への不安と年齢のことがあって行動できませんでした。
しかし、現在から過去の自分を見る視点を、未来から現在の自分を見る視点に変えてみました。
10年後の自分と比べると現在の自分はまだまだ若く、「もし今挑戦しなかったら、これからの10年がまた過去を後悔するばかりの生き方になる。それは嫌だ」と思い、挑戦を決断できました。
5年後10年後に後悔する生き方は勿体ないと思うので、周りの声や年齢は気にせず、本当にやりたいことに挑戦して欲しいです。応援しています!
編集後記
公務員からWebエンジニアへ華麗な転身を遂げたおおうらさんのインタビュー、いかがでしたでしょうか。
おおうらさんは年齢や経歴を理由に夢を諦めず、プログラミング学習に真剣に向き合った結果、見事マーケティング関連のWeb系スタートアップ企業に転職を成功させました。
その時間なんと1600時間、ブログ記事も70記事と、おおうらさんのWebエンジニアにかける思いが伝わってきます。
RUNTEQではおおうらさんのように、本気でWebエンジニア目指す方を本気でサポートいたします。
Webエンジニアへの転職を考えているものの、なかなか一歩が踏み出せない方、まずはぜひキャリア相談会へお越しください。RUNTEQ運営一同お待ちしております! https://runteq.jp/
この記事が公務員からWebエンジニアを目指す方の後押しになれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!
本記事を読んだあなたにおすすめ!公務員から転職した卒業生