愚直に仕事に取り組んできたからこと見えてきた、キャリアチェンジへの道。高校生の時から温めてきた思いを胸に、見事Webエンジニア転職を果たした卒業生の岡本さんにインタビュー。RUNTEQカリキュラムの魅力や岡本さんがスクールで学ぶ際に意識していたことなどを存分にお話いただきました。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビューvol.56】※RUNTEQ学習期間は2021年8月-2022年4月の8ヶ月間
業務改善のために取り組んだシステムづくりがきっかけに
高校を卒業後、約7年間自動車メーカーに勤務していた岡本さん。
入社当時は営業事務に配属され、異動になった生産管理部では新しいシステム開発に携わってこられました。
同僚とのコミュニケーションを何より大切にする岡本さんにとって、良好な雰囲気の職場は、長く勤務することができた一番の理由でした。
業務に専念できたのも、心地よい環境だったからこそです。
営業事務では資料作成の際などの効率化を図るため、業務改善に積極的に取り組み「VBA」を使ってシステム化することを上司に自ら提案したといいます。
高校では情報処理科だったため、プログラミングの楽しさは授業で学んだときにすでに実感していたそうです。
実際に自分がつくったシステムが現場で導入されたのを機に、さらに、プログラミングへの興味が湧いたのは必然だったのかもしれません。
営業事務での業務改善の成果を評価された岡本さんは、生産管理部に異動後上司から「Python」を使ったシステムづくりのお話をいただくことに。
それは、岡本さんの探求心に火がついた瞬間でした。
空いた時間を利用して「Python」を書籍から独学で学び、キーボードとマウスの自動化で仕事の改善に取り組みます。
営業事務の業務改善で使った「VBA」についても、より理解を深めるための勉強に時間を割くことを惜しみませんでした。
同時に、ネットなどあらゆるツールを使いながらも独学で学ぶことに限界を感じ始めていたのもこの頃です。
徹底的にリサーチした先に選んだ「RUNTEQ」
独学に限界を感じた岡本さんは、本格的にプログラミングが学べるスクール探しを始めます。
そして、数あるスクールのなかからすべてにおいて納得して選んだのが「RUNTEQ」でした。
「口コミサイトの評判があまりにも良すぎて、ほんとかなって疑うほどでしたね。Twitterで現役受講生や転職先の企業、エンジニアの方たちの書き込みを徹底的に探して参考材料にしました」
カリキュラムや環境、評判など他のスクールとの比較やTwitterの情報もリサーチして妥協しない姿は岡本さんらしいです。
RUNTEQの学習方法の濃さや学習方法は、まさに岡本さんが求めていたものだったと言います。
また、RUNTEQに申し込みをする以前に、すでに会社を辞めることを決めていたそうです。
当時の岡本さんは、転職活動も同時に進めていましたが、思うような手応えがなくスクール探しに専念することに。数年は働かなくても生活ができるくらいの貯金があったことも、転職活動を潔く辞められた理由だそう。
そして、今がタイミング、25歳という節目の年に退職することを決意。
「新卒の頃からずっとプログラミングをやってみたいという思いがありました。いま会社を辞めて覚悟を決めなければ、絶対に私は一生やらないだろうって思ったんです」
岡本さんは、会社を辞めた理由をこのように話してくれました。
新卒で入社してから業務改善に携わっていくなかで溢れてきたプログラミングへの思いが、岡本さんの背中を押したのです。
プログラミングスクールの印象を変えたコミュニティ
RUNTEQに入学してまず驚いたのが、DiscordやMattermostというオンラインコミュニケーションツールを使用したコミュニティでの会話だったそうです。
「プログラミングスクールのコミュニティは、学習がメインで淡々としているイメージを持っていましたが、RUNTEQは違いました。学習面だけでなく、仕事や日常で起きたことなどの雑談で盛り上がることもあり、友人と同じ感覚で話ができることに驚きました」
岡本さんがこれまで描いていたプログラミングスクールのコミュニティのイメージとは、ずいぶん違っていたようです。
人とのコミュニケーションを大切にする岡本さんにとって、同じWebエンジニアの志を持つ者同士のつながりを持てることは、大きな収穫でもありました。
卒業した先輩方から現場のリアルな話が聞けるのも、RUNTEQのコミュニティならでは。卒業後の働き方などのイメージが膨らみ、学習意欲も高まります。
そんなコミュニティに積極的に参加してコミュニケーションをとっている岡本さんの様子は、講師や他の受講生からみても感心するほどでした。
あとから入学してきた受講生には、カリキュラムをスムーズに進めるためのコツなど、いろいろとアドバイスをする姿も。
オンライン上では人間関係を築くのは難しい面があり、希薄な関係になりがちですが、先輩方からそうしてもらったように岡本さんも積極的に関わります。
「先輩に聞いたり教えてもらったり、プラスになることが多かったので、同じように次につないでいきたいという気持ちはありますね」
他者への思いやりと積極的な行動が、岡本さんの強みであり素敵なところです。
面談がきっかけで学習スタイルに変化
RUNTEQに入学した最初の頃は、問題解決できるまでに時間をかけてやっていくという学習スタイルで進めていたものの、スランプも経験したとのこと。
「なかなか問題解決できないことがあり、ギブアップしたときは面談でヒントをいただいて。そこからやり方が変わったから、振り返ってみると大きな転換期だったと思います」
問題解決や学習方法など試行錯誤するなかで、自分に合ったスタイルを見つけることができたそうです。
「行き詰まってどうしても学習できないようなメンタルの状態のときは、イベントとかDiscordで話だけ聞いて学習した気になる、みたいな感じでした」
自分に合ったモチベーションの保ち方を見つける。岡本さんにように無理しすぎず、ほどほどに頑張ることも続けていくためのコツのようですね。
ポートフォリオのアプリづくりでこだわったこと
RUNTEQで学んだすべてを活かして取り組んだポートフォリオは、苦労も多かったそうですが、ここでも岡本さんの熱意には驚かされます。
「制作したアプリ『CookCost』は、お手軽に栄養価の高い食事がとれるようなサービスをつくりたいという気持ちからできたものです。子どもの頃の貧しかった思い出がヒントになっています。こだわりポイントは、レシピの一覧から簡単に検索ができることです」
本サービスは、材料費と栄養素のデータと照らし合わせ、栄養素がどれくらいとれるのかを調べることができるサービスです。
選択する項目を極力減らし、URLやレシピの一覧から最後まで進められるというのは、ユーザー視点にたって制作したからこそ。
「ユーザーさんの動きを想定すると、どうしても人によって材料名の入力の仕方が違うので、データベースに登録されている材料名とマッチしないものが出てきます。正規表現でパターンを減らしつつ、そこでどうしようもなかったパターンを片っ端から登録している感じでしたね」
アプリの精度を上げるため、ネットスーパーの材料の量と価格をもとに、1g単位で登録するなど岡本さんは決して妥協はしませんでした。
レコードが5000を超えるという気が遠くなるような作業でも、リリース日を意識してスケージュールを組み、作業を進めるあたりもさすがです。
実は岡本さんにとって、これが初めてのポートフォリオ開発ではありませんでした。
カリキュラムの基礎編への理解を確認するために、「CATching」という猫関係のサービス開発にも挑戦していたのです。
本サービスでは、デザインやフロント部分、複数のキーワードで検索可能にすることにも挑戦しました。
このように奮闘しながら二つのアプリを制作し、そのかいあって、フィードバックでコメントをもらえたときの喜びはひとしお。
これまで、自動車メーカーでシステムをつくった際のコメントは上司だけでした。今回は広く意見をもらえたことで改善の余地がある、と次への意欲が湧いたそうです。
仕事に対する思いを軸に本音ベースで挑んだ転職活動
ポートフォリオの制作でフィードバックのコメントをもらった経験は、岡本さんの転職活動の軸となりました。
これまで一人で開発することが多かったため気づかないことが多く、ひとりよがりのサービスになっていないかと課題を感じていたとのこと。
そのため、ユーザーとのギャップを埋めるためには、みんなで意見を出し合いながら開発できる環境がよいと決めていたそうです。
確固たる軸がある岡本さんの行動に迷いはありませんでした。
軸とブレるようなところには応募しないという姿勢、本音ベースで合わないところは辞退するなど、ここでも岡本さんらしさが表れています。
結果、応募した17社のうち、3社面接に進み、1社から内定をいただき、見事にマッチするWeb系の受託開発企業に転職することができたのです。
「就職が決まった企業は業務中の私語がOKで、社員同士で話す機会もすごく多いそうです。内定をいただけたのは、そんな企業さんのカルチャーマッチとしたからかなと思います」
Webエンジニアを目指そうと考えている方へ伝えたいこと
何事にも探求心を持って取り組み、コツコツと努力を惜しまない岡本さん。
RUNTEQへの入学を検討中&在学中の方へのメッセージからは、岡本さんの「次の人たちにつなげていきたい」という気持ちがひしひしと伝わってきます。
「RUNTEQ生活は、ひと言でいうと楽しかったですね。辛いことはもちろんあると思うけど、他の受講生と上手く息抜きしながら、無理しない範囲で頑張ってほしいなと思います。
就職活動で苦戦していても、最終的に決まっている人が多いです。やめてしまったらそこで終了だけど、やめなければ、いずれ決まるという印象があります。
学習にしても就職活動にしても、無理せずゆっくりとあきらめずに頑張ってほしいなって思います」
どんなときでもあきらめず、試行錯誤しながら取り組めば、転職への道につながることをご自身の体験から実感された説得力のあるアドバイスですね。
編集後記
いかがでしたでしょうか?
高校生から抱いていたプログラミングの仕事への思いを、見事転職で叶えた岡本さん。持ち前の高いコミュニケーションスキルと強い探求心、ブレない軸があったからこそですね。
そして欠かせなかったのがコミュニティの存在です。
問題解決に行き詰まったときやモチベーションが上がらないときなど、学習や他の受講生との交流で、積極的に活用して乗り越えた経験は、これからも岡本さんの原動力となるでしょう。
RUNTEQには、岡本さんのように真剣に学習している方と切磋琢磨できる環境があります。
ぜひ私たちと一緒に本気でWebエンジニアを目指しませんか?
Webエンジニアとしての働き方に興味がある方は、ぜひ一度無料キャリア相談会へお越しください。ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております!