コロナ禍のリモートMRの台頭がきっかけで未経験からエンジニアを目指した斎藤さんは、前職の就業経験を活かしヘルステックに絞った就活で自社開発企業への転職を成功させました。RUNTEQ(ランテック)では短期集中かつコミュニティを活用しポートフォリオ制作だけでなくチーム開発も行いました。モチベーション管理が上手い彼女だからこそ語れる現状に不安を感じている方へのアドバイスも合わせてお届けします。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.42】※RUNTEQ学習期間は21年1月-9月の8ヶ月間
コロナ禍、リモートMRの台頭でITに興味をもつ
Q. ご自身のご経歴とプログラミング学習を始めた経緯を教えてください
新卒でMR(Medical Representatives)として入社し、約3年ほど勤務。
今年の1月に、退職と同時にRUNTEQへ入学しました。
MRとして働いていく中、新型コロナウイルスの影響で仕事のやり方が変わって来たのを肌で感じました。
IT企業の参入が目立つようになり、リモートMRという形態がどんどん浸透していきました。
その状況を見ていて、IT企業やそれらの技術的な面に興味を持ったことがきっかけです。
昔からものづくりが好きだったので、その点も後押しして、エンジニアという仕事に興味を持ちProgateから学習を始めました。
Q. エンジニアを目指したきっかけはありますか?
MRとしてやりがいはあったものの、Progateから始めたプログラミングの学習が純粋に楽しいと思えたことと、結婚や出産などの将来のライフイベントを考えた時に、外に出る営業という仕事よりも在宅でも仕事ができるエンジニアという職業はいいなと思いました。
Q. RUNTEQの入学を決めたきっかけがあれば教えてください
仕事を続けながら独学で取り組むか、スクールに入って短期間で集中して学習したのちに転職をするか、どちらにするか最初は迷いました。
しかし、会社の都合で今後かなり忙しくなることが予想されていて、そうなると仕事と勉強の両立が難しいと判断。
思い切って仕事を辞め、RUNTEQに入学し短期集中で学習に取り組んで転職をしようと決めました。
スクール選びの情報収集をしていた当時、RUNTEQは受講生もまだ少なくネットで検索しても情報があまり出てきませんでした。
Twitterで検索しても、受講生のコメントも少ないうえにどれも良いコメントしかなかったので、逆に心配だったりもしました。
ただ、費用面は他のスクールに比べると手が届く金額に設定されていて魅力的でした。
そして1番の決め手は受講生に合わせたポートフォリオを作れるという部分です。
他の受講生のポートフォリオを見て「このぐらいの物を作ることができたら、就職にも有利になりそうだ」と思い入学を決めました。
うまく息抜きしつつコミュニティを活用して乗り越えた学習期間
Q. RUNTEQのカリキュラムはいかでしたか?
カリキュラムはすごく難しかったです。
基礎編も応用編もどちらも難しかったですが、どちらかと言うと基礎編が特に難しかったです。
応用編も難しいことに変わりはないのですが、基礎編を習得してコードが読める状態で取り組んだので、わりと大丈夫でした。
学習に煮詰まった時は1時間くらいランニングして気分転換していました。
毎日ではありませんでしたが、RUNTEQに入学する少し前くらいからポートフォリオ作成中も詰まったらランニングしていました。
カリキュラムでつまづいた時も、ランニングすることで体重が減るという結果が出せたのでうまく気分転換をしつつ、モチベーションを保つことができ、学習中の気分の落ち込みはなかったです。
また、卒業生の方の質問履歴がすごく参考になりました。
みなさん同じようなところで詰まっているので、カリキュラムが終わったらそちらの質問を参考にしつつ疑問点を解決していきました。
Q. RUNTEQのコミュニティはいかがでしたか?
最初はあまり活用できていませんでした。
もくもく会に参加したり、Discordを活用したりすることの目的がよく理解出来なかったんです。
ただ、Discordを見ていると「ああこの人はこんなに頑張っているから、もうちょっと自分も頑張ろう」と思えることが多々ありました。
その後、全体懇親会に参加した際に、Discordに入るメリットを教えていただいたり、カリキュラムのことを先輩に相談したりという機会がありました。
同じ境遇の方とお話する機会があるというのは、スクールならではの部分ですし、共感を持ってお話ができてモチベーションアップにも繋がりました。
そこからは積極的にDiscordに入って行くことが出来ました。
Q. 他にRUNTEQで印象に残ったことはありますか?
受講生同士でチーム開発をしたことはかなり印象深いです。
「そう言えばチーム開発ってやったことないよね?」「じゃあ人を集めてやってみよう」というその場のノリで始めました。
私達で先陣切ってチーム開発をやってみて、のちのちRUNTEQ内でチーム開発コンテストをしてみたいなどと話しながら取り組んでいて楽しかったです。
メンバー同士で真剣な意見の出し合いをして、良いものを作るために頑張りました。
あとはコミュニティがすごく温かいことも印象に残っています。
ポートフォリオでデプロイが煮詰まった時、すぐにコミュニティのメンバーがアドバイスくれたり、クローンしてヘルプしてくれたりしてとても嬉しかったです。
ポートフォリオと前職の経験を評価され勝ち取った内定
Q. 就職活動期間と卒業後の進路を教えてください
自社開発のヘルステック企業に入社しました。
バックエンドではLaravel、フロントではVue.jsを触っています。
9社に応募して、3社選考に進み、現在の会社に内定をいただきました。
書類準備から3週間、間でWeb1weekのイベントに参加したので、実質2週間ほど。実際に応募してからは1ヶ月も経たないうちに内定をいただきました。
サーバーサイドとフロント両方さわれる環境の会社を選びつつ、前職のMRの経験を活かすため、ヘルステック企業に絞って応募していました。
Q. 選考ではご自身のどの点が評価されたと感じますか?
ポートフォリオを評価していただきましたが、それ以外にも前職での営業成績が上位だった部分も評価して頂きました。
「前職の経験があるので、営業のサービスを作る時にその目線や知見が活かせますね」と言って頂き嬉しかったです。
Q. RUNTEQの就活サポートはいかがでしたか?
とても良かったです。書類を何度もチェックしていただきました。
最初は応募書類が全然通らなくて、返信ももらえず、ちゃんと就職ができるのか不安でした。
面接に行けるかどうかも分からず心配していましたが、RUNTEQの就活サポートでは何度も書類をチェックしていただいたので助かりました。
他には受講生同士で組んで模擬面接をすることがありました。
その時仲の良い受講生と一緒に組むことになったのですが、普段は仲良く話しているのに模擬面接の時はきちんとしてて、なんだかそれが面白かったです。
入社後も必要な技術を積極的にキャッチアップ
Q. 実際に業務を始めてみていかがですか?
現在は、入社して1ヶ月半ほど経ちました。
最初は簡単な作業から入り、最近はダウンロード機能を作成しました。
ポートフォリオを作っていた時や、カリキュラムの要件に従って一人で学習を進めていた時とは違いを感じます。
実務になるとプロダクトマネージャーやCS、営業さんとお話をしながら進めて行くことになります。
そこにはビジネスサイドの目線や、要件の奥にある目的を確認しつつ、どうやって実装していくのかを一緒に考えながら進めることが必要であり、面白い部分だと感じています。
Q. 入社してからの技術のキャッチアップはどのように行っていますか?
技術研修は一切なく、自分で技術をキャッチアップする必要があります。
ただ、CTOの方が難易度を徐々に上げながらタスクを振ってくださるので、取り組みやすいです。
必要に応じて本で学習したり、Udemyなどで学習したりしながら少しずつ技術のキャッチアップを行っています。
Q. 実際に働き始めてからプログラミングに対する気持ちに変化はありましたか?
エンジニアに対するイメージが変わりました。
RUNTEQの講師の方はコミュニケーション能力が高い方ばかりですが、一般的なエンジニアの方は、もくもくと作業をしていてコミュニケーションが取りづらそうなイメージを持っていました。
今の会社はエンジニアだけをしていた方ではなく、医療系のバックグラウンドを持った方が多く、流暢にコミュニケーションを取れる方が多いので人間関係に困ることがありませんし、同じ志を持った仲間と開発できる環境を非常に嬉しく思います。
Q.入社後で嬉しかったことはありますか?
私が作った機能を褒めていただいたことです。
機能を追加した時にSlackでお知らせを投稿するのですが、そうするとCSの方や営業の方に「便利になりました」「すごくいいですね」などと言葉を頂けてすごく嬉しかったです。
今まで個人で作っていた時は単なる自己満足だった部分が結構ありました。
しかし、そのように褒めていただくと、サービスを大きくしていく過程に自分も携われているという実感もあり嬉しさを感じています。
案件の奥にあるユーザーの思いを汲み取れるエンジニアを目指す
Q. 今後どのようなエンジニアになりたいですか?
要件の奥にある「こうして欲しい」という部分を汲み取り、より良い提案が出来るようなエンジニアになりたいと思っています。
今の会社では、コミュニケーションを取りつつ実装を進めることが多いので、日々の実務を行うことで力がつきそうだと感じています。
Q. 現状に不安を抱えている方に一言アドバイスをお願いします!
不安だったとしても、やってみないとわかりません。
ですので、まずはやってみませんか。
正直私自身エンジニアに向いているかと問われたら、そうでもない気がしますけれど、それでもやりたいからやる。それでいいのではないかと思います。
結局続けられるかどうかも、やりたいと思っているかどうかに関わってくると思います。
ですので、そこは本当に大事な部分だと思います。
編集後記
いかがでしたでしょうか?
斎藤さんは前職では新卒で入社しMRとして勤務されており、トップクラスの営業成績を誇られていました。
しかし、将来を見据え女性特有の様々なライフイベントに対応できるキャリア形成の道としてエンジニアを目指しました。
芯の強さのある自立した女性であることと、コミュニティも上手に活用されており、楽しみながらも意欲的に学習を進めていたことが印象深い受講生さんです。
RUNTEQではエンジニアとしてキャリア形成するための学習面や就活面でのサポートをしっかりと行います。
RUNTEQにご興味がある方、本気でWebエンジニアを目指していらっしゃる方は、まずはぜひ無料キャリア相談会にお越しください!
ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/