ものづくりが好きで憧れだったエンジニアになるためにRailsを中心に現場で通用する自走力を養った吉川さんは、見事ポートフォリオコンテスト「BATTLE OF RUNTEQ」の最優秀賞を受賞し計10社からのスカウトを獲得。未経験からのエンジニア就職を成功させました。RUNTEQ(ランテック)のカリキュラムでは特に「答えを教えない」方針が実力を磨く要因になったと語ります。高専を中退、休職経験もある吉川さんが語る転職アドバイスも一緒にお届けします。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.45】※RUNTEQ学習期間は20年11月-21年7月の8ヶ月間
昔からの憧れを叶えるためにプログラミング学習を開始
Q. ご経歴を教えてください
5年制の高等専門学校を中退し、1年半程フリーターをしていました。
その後、高等専門学校時代の知識が活かせる、機械系の分野で仕事を始めました。
1社目は派遣での契約で2年ほど勤務しており、主に図面の仕事をしていましたが、図面だけではなく、もっと製品を取り扱う仕事をしたかったので転職をしました。
2社目も同じく機会系の会社に正社員として入社し、機械設計の仕事を行い、2年ほど勤務していました。
その後1年ほど休職し、その期間中にRUNTEQでの学習を進めました。
現在28歳です。
Q. プログラミングを始めるきっかけは?
HTMLなどに関して言うと「自分のホームページを作りたい」と思い、小学生の頃から触っていたりもしていたので、もともと興味があったんです。
夏休みの自由研究は「ホームページの作り方」を研究テーマにしました。
もともとパソコンが家にある環境でしたので、「面白そうだ」という感じでさわっていましたが、小学生の頃はホームページを作成したところで一旦止まっていました。
しかし、2〜3年ほど前にゲーム作りを始めたことがきっかけで、そこから本格的にプログラミングにはまり込みましたね。
その時は、Unityというプラットフォームを使い、音楽ゲームを作成していました。
自分で遊んだり、家に来た友人に遊んでもらったりしていましたね。
しかし僕自身は、実際にゲームで遊ぶよりも、ゲームを作ること自体が楽しいと感じていました。
ものづくりに興味があり、なんでも「作ってみたい!」と思っていましたね。
時間はかかってしまったりもしますが、作りたいと思ったものはどんどん作っていこうとする性格です。
Q. エンジニアを目指したきっかけはありますか?
当時はあまり転職について考えてはいませんでした。
ただ、その当時の仕事はすごく厳しくもあり、このまま長く続けるのは難しいということも感じていました。
Web系の仕事に対しては小学生の頃から憧れや興味があり、もしそちらの分野に行けるのであれば行ってみたいという気持ちはずっとあったんです。
一方では、Webの仕事に就くためには、情報系の学校に通っていない人には無理かもしれないという思いもありました。
しかし、Web系の仕事への憧れはずっとありましたし、夢をあきらめたくなくて、独学で勉強を開始しました。
最初はチェリー本(Ruby入門)から始めて、そこからRUNTEQの外部教材に取り組みました。
Q. RUNTEQに入学したきっかけは何でしたか?
僕自身は自己管理が苦手なため、どこかスクールに属していればやり通せるのではないか?という気持ちがありましたね。
スクールに属すれば、学習を進めるための指針を示してもらえると思ったからです。
一人で学習をしていたら、次に何をやるべきなのか分からなくなっていたと思います。
また、独学だけで学習を進めてしまうと、学んだことを今後に活かせることができないかもしれないという不安もありましたね。
スクール探しを進める中、どなたかが書かれていたブログでRUNTEQの存在を知りました。
ブログ記事を読んで良さそうだと思ったことと、キャリア相談会でカリキュラム資料を見せていただいた時に、たくさんの学びがありそうだと感じたので、RUNTEQへの入学を決めました。
厳しい時も自分を奮い立たせて自走力を養う
Q. RUNTEQのカリキュラムはいかでしたか?
カリキュラムはすごく難しかったと感じますが、学びになることが本当にたくさんありました。
コードの書き方一つにしても、良くない書き方例を示してもらえたので、正しいコードが書けるように導いていただきました。
また、RUNTEQのカリキュラムは「答え」を出していないので、何でも自分で調べて自分で解決していくという検索力や自走力が身についたと感じます。
カリキュラムの応用編については、ある程度Railsの知識がついた後にそれを使って色々と解いていくという印象でしたので、割と進めやすかったと感じます。
逆に基礎編に関しては、新しいことを次から次にどんどん学び続けていく印象だったので、どちらかというと基礎編のほうが難しさを感じていましたね。
学習時間はまばらでしたが、1日1課題、簡単なものであれば2課題ほど取り組んでいました。
Q. 学習で苦労したところはありましたか?
基礎編が終わってRSpec編に入ったあたりに燃え尽きた感じになってしまったんですよね。
同時に体調も崩してしまったこともあり、少し学習を休んだ期間もありました。
学習に集中してしまうとやりすぎてしまうこともあるので、体調との兼ね合いを見ながら学習を進めるのが少し大変だった記憶があります。
メンタル的にも厳しいと思う部分がありましたが、
「ここで踏ん張らなければ落ちていく一方だ」
「自分の人生で次はないな」
と思い、気持ちを奮い立たせてある意味背水の陣で頑張りました。
カリキュラムに関しては、煮詰まったら相談しようと思っていましたが、相談する前に、他の方の質問を見るようにしていましたね。
質問を見てみると、自分の詰まっていたところがだいたい解決してしまったので、結局講師面談をお願いする機会はありませんでした。
僕の場合はどちらかと言うと目の前にある課題よりも、その先にある就職活動が1番の不安でした。
Q. 他にRUNTEQで印象に残ったことはありますか?
「BATTLE OF RUNTEQ」の決勝に進めたことはとても印象深いです。
決勝へ進んだというご連絡を頂いた時は、もしかしたら就職も大丈夫なのでは?という思もありとても嬉しかったです。
「BATTLE OF RUNTEQ」への参加は、バディ(現キャリアトレーナー)の方から誘っていただいて応募しました。
ポートフォリオが完成するかどうか分からず参加を悩みましたが、応募して本当に良かったです。
せっかく参加するからには、ぜひ決勝まで行きたいと思ったので、ポートフォリオのわかりにくい部分などはかなり資料を作り込んで参加しました。
僕自身はあまり率先して手を挙げるタイプではないのですが、挑戦してみてよかったです。
何かチャンスがあった時は、思い切って手を挙げてみるのは良いことだというマインドに変わりました。
どんなことがチャンスに繋がるのかは、手を挙げてみないと分からないですよね。
「BATTLE OF RUNTEQ」への決勝進出がきっかけで10社からのスカウト
Q. 就職活動期間と卒業後の進路を教えてください
電子契約をメインに、バックオフィス業務の電子化サービスを運用している会社です。
現在のバックオフィスはまだまだアナログな部分があり、紙でのやりとりを電子化して世の中を便利にしていくというサービスを展開しています。
就職活動期間は、書類の準備から含めて2ヶ月半ほどです。
「BATTLE OF RUNTEQ」への決勝進出がきっかけで、合計10社からのスカウトを頂きました。
選考に進んだのは6社で、うち3社からの内定をいただきました。
内定を頂いた企業の中から、自分が求められているパフォーマンスと、自分自身が出せるパフォーマンスとのバランスを見て決定しました。
Q. 選考ではご自身のどの点が評価されたと感じますか?
まず事前に「BATTLE OF RUNTEQ」を見て頂いた上でのスカウトでしたので、ポートフォリオについてはとても評価していただきました。
その上で、実際の面談の際には機能を説明を行ったりもしました。
またサービスに対して、ユーザーもちゃんとついていたので、その部分も評価していただきました。
他には、前職のことや小学校時代までさかのぼって深堀りし、そのタイミングでの判断や選択の理由を聞かれるような面談もありましたね。
Q. RUNTEQの就活サポートはいかがでしたか?
就活サポートに関しては、何から何まで相談に乗っていただいたので助かりました。
就職活動に対してはずっと不安もありましたし、右も左も分からない状態でした。
そんな中、企業とのやり取りや履歴書・職務経歴書の書類添削までサポートしてくださったのでありがたかったです。
模擬面接も何度かお願いしましたがやっぱり不安だったので、企業との面接の後にフィードバックをいただけいただけたのは本当に良かったと感じています。
社会貢献に繋がるサービス作りに携わりたい
Q. 今後どのようなエンジニアになりたいですか?
就職活動する際にも自分の軸として持っていたことなのですが、サービスを通じて社会貢献をしていきたいという気持ちがあります。
自分が書いたコードが世の中の人に繋がり、繋がった人の役に立ち、そのことに誇りを持って仕事をしていきたです。
Q. いま就活を不安に思っている方に一言アドバイスをお願いします!
僕自身は経歴に対してすごく不安がありました。
高等専門学校も中退していますし、休職の期間も1年半ほどありましたので、その部分にはずっと不安を持っていました。
ですが、あきらめずに努力を続けたからこそ、憧れの分野で就職できたと思います。
不安があったとしても、頑張って努力し続ければいつかきっと報われると思います。
編集後記
いかがでしたでしょうか?
吉川さんは高等専門学校を中退し、休職のご経験もあり、ご自身のキャリアに対する不安を常に抱えていらっしゃいました。
しかしその不安を払拭するために、ご自身を奮い立たせ、ひたむきな努力でスキルと自走力を磨き続けられました。
結果、多くのユーザーに支持されるサービスを作り上げ「BATTLE OF RUNTEQ」の決勝への出場をきっかけに、見事憧れのWebエンジニアへの転職に成功されました。
今現在のお仕事に悩んでいらっしゃる方こそ、プログラミングスキルを身につけて新しいキャリアを目指してみませんか?
RUNTEQではエンジニアとしてキャリア形成するための学習面や就活面でのサポートをしっかりと行います。
RUNTEQにご興味がある方、本気でWebエンジニアを目指していらっしゃる方は、まずはぜひ無料キャリア相談会にお越しください!
ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/