新卒で入社した会社で働きながらRUNTEQ(ランテック)で未経験からWebエンジニア転職を目指した卒業生Funna(ふっな)さん(@ryota_chocolat)を取材しました。独学では現場で通用するレベルが分からずに受講を決意、難しいカリキュラムをこなした後作成したポートフォリオがQiitaで700LGTMを取得しました。転職後RUNTEQで身につけた自走力を活かしてプログラミングを楽しんでいる様子もお届けします。※RUNTEQ学習期間は2020年3月-9月の6か月。
Webエンジニアへの原動力「もっと面白いことをしたい」
Q. 経歴とエンジニアを目指すきっかけを教えてください。
大学卒業後に金融機関に新卒で入社し、法人融資の審査業務を約2年間行ってきました。
様々な業界を見れる企業だったので、良い経験になりましたし面白かったですね。
エンジニアになろうとしたきっかけにネガティブな理由はなくて、最初はプログラミングの知識を身につけておきたいくらいの気持ちで勉強していたんです。
しかしそれが思いの外楽しくて、仕事以外の時間は毎日プログラミングに没頭していました。
それからWeb系という業界があることを知って「どうせなら今の仕事よりも面白いと感じるプログラミングを仕事にしてみたい!」と思い、Webエンジニアを目指すことにしました。
Q. どうしてRUNTEQに入学を決めましたか?
独学でやっていても「自分の学習内容は現場でも活かすことができるのか」「実際に現場ではどのような技術が使われているのか」など分からないことが多く、遠回りしている感じがしました。
そこで学習のロードマップを的確に提示してくれるスクールに通いたいと思いました。
RUNTEQはまず現役エンジニアの人が質問対応をしてくれるところが良いなと感じました。
それと、入学前の面談と教室見学(※現在はオンラインコースのみのため開催なし)をした時に、和気藹々としているカジュアルな雰囲気が自分に合っているなと感じたので入学を決めました。
RUNTEQだからこそ出来た、就活で活きるポートフォリオ
Q. 実際にRUNTEQのカリキュラムに取り組んでいかがでしたか?
率直に言うと、難しいですね。
RUNTEQの課題は与えられた要件をもとに自分の頭で考えないと解けないので、その過程でエンジニアに必要な自走力や質問力が身に付いたなと感じました。
Q. 講師陣の対応はどう感じましたか?
いい感じに飴と鞭を使い分ける印象です。
僕も最初は質問の仕方が分かっていないせいで、丸投げしてしまったこともありました。
そんな時、講師の方は考え方のヒントをくれますが、答えを全部教えてくれるわけではありません。「あれ? 答え見せてくれないな?」と思いました(笑)
でも答えを全部教えてもらえないことで、自分で答えを考える余地がありますし、ヒントに沿って自分でやることでもっと深く学ぶことができたため、講師陣のレベルが高いなと思いました。
Q. 他の受講生との交流はいかがでしたか?
僕はかなり高頻度でSlackに学んだことを投稿しています。
投稿すると、先輩や講師陣から「それいいね」「これはこうじゃない?」とか、様々な意見を頂きました。
そういう交流があるとやる気が出ましたね。Slackでのコミュニケーションは大きかったです。
あとは、RUNTEQの運営以外でイベントを開いてくれる受講生の方がいるのも助かりました。
受講生主体のイベントは参加するハードルも下がったり、盛り上がれたりして楽しかったです。
Q. 学習中に一番苦労したポイントはありますか?
学習当初の頃ですが、エラーが発生した時は何が起きているのか分からず苦労した記憶がありますね。
その際はエラー文を正しく読んだ上で、問題を切り分けながら原因となっているであろう箇所を徐々に特定するようにしました。
これもRUNTEQに通ったことで身に付いた力だと思います。
精神面では、僕は学習中にあまり不安定になる時期がなく、モチベーション高く学習を進められました。
もともと流行りものや新しいことを学ぶことが好きだったので、常に新しいことが出てくるプログラミング学習が単純に楽しかったことも大きかったです。
あとは時間を決めずにダラダラと学習していても転職できないという意識は常にありました。
苦労した点を挙げるとするなら、やはりポートフォリオですかね。
ポートフォリオはカリキュラムの課題でやってないAPIなどの技術を取り入れるのが大変で、自分でその都度調べつつ頑張りました。
「RUNTEQに通う前だったら絶対できなかっただろうな」と思いながら取り組んでいましたね。
Q. ポートフォリオの制作を通して一番大変だったことを教えてください
ある程度色々な人に刺さるアイデアを考えるのが大変でした。
最終的に僕はすべての食べ物をゼロカロリーにするカロリー管理アプリ「Zerorie(ゼロリー)」というサービスを作りました。
ゼロリーは自分が食べることが好きなので楽しんで作ることができましたし、Slackにアイデアを投稿した段階から他の方からの反応が明らかに違いましたね。
でも、案自体は5~10ぐらい出していて、他の人にアンケートを取ってニーズのリサーチもしました。
個人的に好みの案が他にありましたが、リサーチしてみると多くの人にニーズがあるわけではないことが分かって、そちらは採用しませんでした。
ポートフォリオの制作で特にこだわった点は、フロントデザインのところです。
いくら良いアイデアや技術を取り入れていたとしても、アプリのデザインが良くなければユーザーに触ってもらえないと思っていたからです。
Semantic UIというフレームワークを利用するなど、色々な技術を学びながら作成したので、ポートフォリオの完成まで約2か月ぐらいかかりました。
Q. ポートフォリオに対する周囲の反応はいかがでしたか?
自分はポートフォリオが完成した後、editchというプログラミングスクール合同ポートフォリオコンテストに出場させて頂き、 審査員賞を受賞しました。
30回以上、自分で撮影しながらプレゼンの練習をしたかいもあって、本番はポートフォリオの面白さを伝えきれたかなと思います。
また、editchの1週間後にQiitaにポートフォリオの記事を書いたら、700LGTMを頂きとても驚きました。
就活でも企業さんからポートフォリオについてはかなりいい反応がありました。
面接でも話題にして頂くこともありましたし、Wantedlyにポートフォリオのことを記載したところ、様々な企業さんからお褒めの言葉も頂きました。
面接で現役エンジニアがポートフォリオを高評価
Q. 卒業後のキャリアを教えてください
特化型ECを運営する自社開発企業のWebエンジニアとして働いています。業務では主にPHPを使用して開発を行っています。
Q. 就職活動はどのように行いましたか?
ポートフォリオが食を題材にしたものだったので、Wantedlyでフードテックを中心に応募しました。
ポートフォリオのおかげもあってスカウトも頂きましたし、企業のホームページから直接応募することもありました。
Q. 面接では何が評価されたと感じましたか?
まずはポートフォリオを評価して頂いたと思います。
内定を頂いた企業さんでは、エンジニアメンバー全員でeditchのプレゼン動画を見て頂いたらしく、発表もハキハキと話していて好印象だったとと伺いました。
あとは面接では基本ニコニコしていたので、ファーストインプレッションは良かったんじゃないかと思います。
書類通過し面接まで行くことができた後は、面接官の方に「一緒に働きたいかどうか」を見られている感じがありました。
入社1週間で先輩に実力を褒められる
Q. 実際に業務を始めてみていかがですか?
業務が始まって2か月半経ちましたが、日々楽しく業務にも慣れてきました。
最初はその会社の開発フローを掴むためにフロント部分の小さなタスクをこなし、それからサーバーサイドの開発を中心に取り組むようになりました。
完全に一人で開発を行うのではなく、先輩が先に設計してくださったものをタスク分解しチームで分担して開発しています。
先輩がしっかりレビューしてくださるので安心して開発を進められていますね。
最近は主に新規機能の開発や既存機能の改善に取り組んでいます。あとは負債改修にも携わらせて頂いています。
Q. 入社してからの技術のキャッチアップはどのように行っていますか?
RUNTEQではRailsを中心に勉強しましたが、実務ではPHPを中心に扱い、フレームワークにはCakePHPやLaravelを使用しています。
業務外の学習時間は週に10~20時間程度確保しています。平日に1~2時間、土日は多くて6~7時間ほどですね。
PHPもRubyと同じくサーバーサイドの動的型付け言語なので、初めてRubyやRailsを勉強した時よりもキャッチアップには苦労しなかったですし、実務で分からないところはその都度調べて理解を深めています。
また入社後2か月の間ですが、業務時間のうち2時間を技術のキャッチアップに使える制度がありました。
僕の場合は個人開発でアプリを作成しながら新しい技術を学習していましたが、将来的に業務で使用する可能性がある&静的型付けの利点を知ってみたいという好奇心からGolangの学習に時間を充てています。
また保守性や可読性の高いコードを書けるようになるためにレイヤーの切り分けなどを意識しつつ、先輩エンジニアにコードレビューをして頂いていますね。
Q.実際に働き始めてからプログラミングに対する気持ちに変化はありましたか?
今までは個人開発でプログラミングの学習を行なっていましたが、やっとエンジニアとして働くことができて嬉しいですし、仕事でプログラミングが出来ることの楽しさを実感しています。
また、スクールのカリキュラムや教材とは違って、実務のプログラミングでは事業ドメインの理解が必要であると感じました。
私は特化型ECを運営する企業に入社したのですが、その業界やEC事業、物流に関する業務知識の理解が仕様の把握や開発スピードの向上に繋がることを実感しました。
Q.入社後で嬉しかったことはありますか?
入社して1週間程でサーバーサイドの開発に着手した時の話です。
元々そのタスクには過去の負債から生まれたバグがあったのですが、デバッグを行いながら原因を特定しその調査内容をSlackに書き込みました。
その投稿を見てくださった先輩から「入社1週間の段階でここまで調査できるのは凄い」と褒めて頂けたことは嬉しかったです。
このバグの原因を特定し解決する力はRUNTEQのカリキュラムを通して身に付けられたものだと思っています。
RUNTEQのカリキュラムを解く際にはプログラムの処理を止めてどんどん深い階層のコードの処理を確認したり、GoogleChromeの検証ツールでHTTPリクエストやレスポンスの中身を確認することを行なっていたのですが、業務でもまさに同じことを行なっています。
RUNTEQで身に付けたデバッグ力、自分で調べる力、質問力などは実務で本当に役に立っているなと実感しています。
Q. 最後に今RUNTEQの入学を検討している方へアドバイスをお願いします!
自分がやりたいこと・楽しいと思ったことを大切にしてください。
エンジニアに転職することは皆さんにとっても大きな決断かもしれませんが、今やりたいことを叶えられて僕は本当に楽しいです。ぜひ頑張ってください!
編集後記
「面白いことがしたい!」というポジティブな理由でWebエンジニアを目指したFunnaさん。
カリキュラム受講中も、転職されてからも楽しんでプログラミングを学習していた様子が伝わってくるインタビューでしたね。
また、今回は転職して業務を開始されてからのお話も聞くことができました。
RUNTEQのカリキュラムを通して身に付けた力が、実際の現場で活きていると聞き、運営一同大変嬉しく思います。
FunnaさんはYouTubeでもインタビューをさせていただきました!
こちらも合わせてぜひご覧ください。
RUNTEQでは答えを教えないカリキュラム方針を採用しています。
もちろん現場エンジニアの講師があなたの学習をしっかりサポートいたします。
しかし、現場に出て通用するレベルにするには分からないことがあったら自分で調べて仮説を立てて試してみる、という過程を身につけることも重要です。
現場に近い実践的なカリキュラムで実力をつけ、本気でWebエンジニアへの転職を目指したい!
とお考えの方はぜひRUNTEQのキャリア相談会にお越しください。運営一同ぜひお待ちしております! https://runteq.jp/
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