「Late-Hack―遅刻をハックする―」はRUNTEQ卒業生の白石さんが作成した「待ち合わせなどへ遅れてしまいそうな人に、オリジナルの遅延証明を発行したり、怒られないためのテクニックを教えてくれるアプリ」です。いわゆるクソアプリを作りたいと考えて1日1個は案を出し構想を練ったそう。白石さんがQiitaで「Late-Hack」について書いた記事も大きく話題となり、このアプリが就職活動の面接でどのように役立ったのかについても詳しく教えてもらいました。【卒業生ポートフォリオ紹介vol.4】
みなさんこんにちは、RUNTEQです!
RUNTEQでは、就職サポートの一環でポートフォリオ制作のサポートを行っています。RUNTEQ卒業生のポートフォリオは、他のスクールでは見られない個性的なものが勢ぞろい!
毎回大好評のポートフォリオ紹介vol.4として、遅刻をしてしまう人を救済するサービス「Late-Hack―遅刻をハックする―」をご紹介します!
今回は「Late-Hack」を制作したRUNTEQ卒業生の白石さん(@shira_hici)にお越し頂き、企画から実装までのお話を伺いました。
遅刻は文化!? ユニークな遅刻許容サービスとは?
まず、「Late-Hack」がどのようなサービスなのか教えてください!
遅刻は誰にでも起こりうるトラブルですよね。
もし遅刻の理由が電車の遅延なら、相手も納得してくれるでしょう。
しかしただの寝坊なら……? きっとなかなか相手に言い出しづらいですよね。
そこに着目した白石さん、なんと逆手にとって遅刻を許容するアプリを作ってしまいました!
それがこの 「Late-Hack」 です!
「Late-Hack」で「今すぐ診断する」を選択して、出発地点と到着地点を入力すると……
診断結果が表示され、到着地点までに起こったハプニングの遅延証明が出てきました! お婆ちゃんを助けたり、拾った財布を交番に届けたり……
それでも相手が納得してくれない場合は、相手に怒られないテクニックとして遅延情報や、
話をそらすための最新ニュースや、
到着地点近くの飲食店の紹介や、
前泊用のホテルの案内までしてくれます!
アイデアは毎日1個の壁打ちから
想像以上に多機能なアプリですね!
白石さんは、どうしてこのようなサービスを作ろうと思いましたか?
いわゆるクソアプリを作りたいと考え始めました。
また、プログラミングスクール合同ポートフォリオコンテストである「editch vol.1」のRUNTEQ内予選を視聴した際、先輩方が楽しそうにユニークなポートフォリオを紹介していた姿も印象に残っていたそう。
煮詰まってしまった時に先輩に相談して、毎日1個必ずSlackにアイデア出しをして反応がよかったものにしよう!と決めました。
「Late-Hack」はとても良い反応を頂けて、自分のアイデアも膨らんだのですぐに取り掛かりましたね。
ちなみに、ボツになってしまった他のアイデアも伺ったところ、「にんにくを食べたことを事前に申告しておくアプリ」や「夜道が怖い人と怖くない人をマッチングさせるアプリ」など実にユニークでした♪
多種多様なAPIの実装で多機能さを実現
では、実装段階で苦労したところはありますか?
基本は自分で調べながら取り組んで、本当に困った時に講師陣に質問して実装しました。
使用されたAPIは、Google maps JavaScript API、Places API、Geolocation API、Direction API、鉄道遅延情報のjson、News Api、ぐるなびAPI ※2021.6.30で無料APIサービスの提供を終了予定)、楽天トラベルAPIなど、本当に多様です!
これらのAPIのおかげで、多機能なサービスが実現したのがよく分かります。この多機能さは最初から考えていたのでしょうか?
面白さを狙ったわけではなかったんですが、この無駄な多機能さが結果面白さに繋がって良かったなと思います。
一見ユニークさに特化したアプリに見えますが、白石さんの様々な努力がぎゅっと詰まった結果だったことが分かりますね。
今までRUNTEQで学んだことだけで満足せず、積極的に新しい技術を取り入れようとした点が評価に結びついて良かったです!
リリース後は900LGTMの大反響!
そして満を持して公開された「Late-Hack」!
公開後の反応はいかがでしたか?
「Late-Hack」自体では、マップの表示リクエスト数が3000回を超えました!
多くのユーザーに利用して頂けたことを嬉しそうに話す白石さん。
エンジニアにとって、自分が作ったサービスを使っていただけることは何より嬉しいことですよね。
また、白石さんがQiitaで「Late-Hack」について書いた記事も大きく話題になったばかりです!
「出発地点と到着地点を同じにするとマップ処理が上手くいかない」などの具体的なコメントも頂き、今も適宜修正しています。
就職活動の面接では、ポートフォリオについて話題になることはありましたか?
面接は誰しも緊張するものですが、個性がたっぷり詰まったポートフォリオで自分が話しやすい場を作ることも、面接が上手くいくテクニックのひとつかもしれません。
万人受けより誰か1人に刺さるサービスを!
色々とお話を聞いてきましたが、どれも興味深いお話ばかりでしたね!
白石さん、実際に企画から実装・運用までされてみていかがでしたか?
もしかしたら万人受けはしないかもしれませんが、刺さる人はきっといるので、ユニークな方向性でポートフォリオを作るのもありかなと思います。
ポートフォリオを制作するに当たって、ある程度ターゲットを絞ることは大切です。ターゲットが絞れるとサービスの掘り下げがしやすくなり、具体的な機能も考えやすくなりますよ!
今後もサービスについてはアップデートしていく予定ですか?
今はとりあえず1回使って終わりみたいなユーザーさんが多く、Twitterにツイートしてくれる人もまだ30人ぐらいと少ないことが課題だと感じています。
今後はツイート関連の機能を充実させて、もっとサービスが拡散されるような仕組みを実装したいと思います。
ますます多機能にパワーアップしそうな「Late-Hack」から、今後も目が離せませんね! 白石さん、お忙しい中ありがとうございました!
編集後記
いかがでしたでしょうか?
「Late-Hack」は、確かな技術力に支えられたユニークなサービスでしたね。
そして何より、白石さんが楽しんで制作した様子が伝わってきたかと思います!
白石さんのように自身が楽しんで制作したサービスほど、ユーザーに響き、就職活動で高く評価されます。
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