「プログラミングに才能って必要なの?」
「自分には才能がないからプログラミングに向いていないと思う」
このような悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?
この記事を読んでいる方の中には「プログラミング = 才能がないとできない」といったイメージを持っている方も少なからずいるでしょう。
Googleの検索窓に「プログラミング」と入力すると、「才能」という予測検索ワードが出てくることからも、エンジニアを目指すのならば才能が必要だと感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、下記の内容を解説していきます。
- プログラミングに才能は必要ない
- プログラミングの才能があるタイプ
- プログラミングの才能がないタイプ
- 初学者の時点でプログラミングの才能があるかわからない
- 天才じゃなくても仕事にできる
プログラミングに才能は必要ない
プログラミングができる人に対して、特別な才能を感じている方もいらっしゃるでしょう。
しかし結論からお伝えすると、プログラミングに才能は必要ありません。
なぜならば、プログラミングも学校の勉強と同じように、基礎からしっかり勉強したり、反復練習をしたりすることで、着実に実力がつくからです。
例えば、子どもの頃に自転車に初めて乗ろうと思った時、すぐに乗れなかったからといって諦めることはしないですよね。
乗れば乗るほどコツが掴めて、補助輪が外れて、最後には自走できるようになることを教えられているからこそ、反復練習をして乗れるようになるわけです。
プログラミングも同じで、学び初めは難しいと感じる場面が多くても、学習を積み重ねていくことで自然とスキルが身に付いていきます。
特別な才能がなくても、地道にコツコツと練習すればエンジニアとして活躍できるレベルまで到達可能なのです。
もちろん、世界を股にかけるようなレベルのエンジニアであれば、才能も影響してくるかもしれません。
しかし、未経験からエンジニアを目指すということであれば、才能よりも日ごろの努力の積み重ねの方が圧倒的に重要となります。
プログラミングの才能があるタイプ
プログラミングに才能は必要ないですが、やはり向き不向きというものはある程度存在します。
以下のような特徴がある人は、プログラミングの才能があると言えるでしょう。
- 勉強を継続できる
- 論理的な思考が得意
- 長時間作業できる集中力がある
- 過去にゲームに熱中した経験がある
- 自己解決能力が高い
勉強を継続できる
学生時代に勉強に熱中できた方には、プログラミングが向いている可能性が高いでしょう。
なぜならば、あらゆることに興味を持ちながら学習することが苦ではない性格が、プログラミングを学習する上で非常にマッチするからです。
IT業界では、頻繁に最新技術が登場したり、AI技術が進化したりと、常に業界の動向をチェックする必要があります。
したがって、最新の情報をキャッチアップするためのアンテナを張り続けなければなりません。
また、プログラミングを学習する上でも、自己解決するべき場面が多いため、勉強することが楽しければプログラミングの学習も継続しやすいです。
自分を高めるための勉強が好きな方は、長期間コツコツと学ぶ必要のあるプログラミングなどの専門職との相性が高いでしょう。
論理的な思考が得意
プログラミングをする際は、多くの場面で論理的思考が求められます。
論理的思考とは、どのような理屈でどういう結果になったのかの筋道を考える能力のことです。
プログラミングはエラーの解決を調べる時間が長いため、論理的に原因究明できる思考が必要になります。
もう少し具体的に言えば、エラーメッセージが出たときに、以下のような思考を持って考えられるかが大事になります。
- なぜエラーが起きたのか?
- どうしたらエラーが起きないのか?
- 原因はどこにあるのか?
- どうすれば解決するのか?
わからない箇所やエラーが出た時に感覚的に対処してしまうと、同じミスをくり返してしまいます。
論理的思考を持って、「なぜ?」「どうして?」を突き詰めて考えることで、問題を解決しやすくなるのです。
長時間作業できる集中力がある
プログラミングは一朝一夕に身に付くスキルではありません。
未経験からエンジニアになるためには、1,000時間ほどの学習時間が必要とされています。
そのため、コードを書いたりエラーを解決したりする地道な作業に対しても、辛抱強く長時間作業できる集中力が必要になります。
プログラミングを学ぶ時は、基本的にデスクでパソコンと向き合い続けるため、長時間作業していても高い集中力をキープできる方には向いています。
過去にゲームに熱中した経験がある
ゲームとプログラミングは別物ですが、過去にゲームに熱中した経験がある方はプログラミングに向いている可能性が高いです。
なぜなら、以下のような能力が身に付いているからです。
- 最大効率を考えて行動できる
- 試行錯誤をする習慣がある
- 物事の全体を俯瞰して見られる
ゲームに熱中した経験を思い出すと「どうすればうまくいくのか?」を自然と試行錯誤する回数が多かったと思います。
こういった場面で「なぜ?どうして?」と考えることで、論理的思考力も育ちます。
「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、寝食を忘れて物事に取り組む姿勢がプログラミングに当てはまれば、スキルもより早く身に付きます。
自己解決能力が高い
プログラミングは、独学で習得しようとする時でも、エンジニアとして現場で働く時でも、なるべく1人でやり抜く自己解決能力や自走力が必要不可欠です。
1人でプログラミング作業をしている時にエラーが出たとしても、誰かが助けてくれない状況であれば、自分だけで問題を解決するしかありません。
疑問を持った時に、常日頃から自己解決するために調べる習慣があれば、挫折しそうになった時も乗り越えられる可能性が高くなります。
もちろん、本当にどうしようもなくなった時には相談できる、という環境があるのが好ましいですが、自分だけで解決できるくらいの自走力や問題解決能力があれば、より安定的に学習できるでしょう。
プログラミングの才能がないタイプ
プログラミングの才能がない方の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- パソコンが嫌い
- 学習意欲がない
- 物事を論理的に考えられない
パソコンが嫌い
プログラミングは、パソコンを使わなければ行うことができません。
そのため、パソコンに触りたくない・パソコンにまったく興味がないという人は、残念ながらプログラミングの才能がないと言わざるを得ないでしょう。
前述の通り、プログラミングに才能は関係ありませんが、パソコンに対してアレルギーがあるような場合はさすがに難しいです。
学習意欲がない
新しいことを身に付けようとするのですから、当然ながら学習意欲は必要となります。
特に、まったくの未経験状態から開発現場で通用するプログラミングスキルを身に付けるには、最低でも1,000時間程度の学習をこなさなければなりません。
したがって、「勉強が嫌い」「そこまでしてエンジニアになりたくない」という場合は、プログラミングの才能がないということになってしまいます。
物事を論理的に考えられない
プログラミングには、論理的思考が必須となります。
物事を論理的に考え、「こういう処理を実現したいのだから、こういうロジックが必要」といったように構築していく必要があるのです。
こうした論理的思考が備わっておらず、行き当たりばったりでしか行動できない人は、プログラミング向きではありません。
初学者の時点でプログラミングの才能があるかわからない
プログラミングの才能がある人とない人の特徴を紹介したことで、「結局は才能が重要なのだろう」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
最初は苦手に思えたとしても、学習を繰り返すことによる慣れによって大体は解決します。
もちろん、プログラミングの参考書を読んでも、学習を始めたばかりではサッパリ理解できずにつまらないと感じることもあるでしょう。
そして、わからないから「自分には才能がない」と決めつけてしまう方もいます。
しかしプログラミングは専門職であり奥が深いため、すぐに諦めてしまっては才能があるのかないのかもわからないまま終わってしまうことになります。
才能があるかどうかは、プログラミング学習を始めてすぐにわかるようなものではありません。
プログラミングの才能というのは知的好奇心の高さだと思っています。出来る人は分からないことを分からないままにしておけず、調べると更に分からないことが増え、結果ずっと勉強しているだけです。
プログラミングの才能がないと諦めている方は、まず分からないことを放置する癖をやめましょう。— ひさじゅ@Web系転職に強いプログラミングスクールRUNTEQ (@hisaju01) April 5, 2021
本当の意味での才能とは、知的好奇心を持ちながらわからないことを楽しみながら解決できる状態でしょう。
このような気持ちで学習に臨めば、楽しく継続できていつの間にかプログラミングができるようになっています。
才能があるかを考える前に、いかに楽しみながらプログラミングを勉強できるかを中心に考えれば、ストレスなく学習を続けることができるでしょう。
天才じゃなくても仕事にできる
プログラミングの天才にならなくても、仕事にできるため安心してください。
例えばSI業界のエンジニアであれば、クライアントの求めているものを納期に合わせて作ることで仕事として成立します。
何も「世界に1つしかないシステムを作れ」と言われているわけではなく、会社のシステムやアプリなど、学んだ知識の中で組み立てればいいのです。
未経験の状態からでもしっかりと学習時間を確保して取り組めば、仕事ができるレベルまでは到達できます。
地道な学習の積み重ねが必要になりますが、これはプログラミングならではの特徴です。
大変に感じるかもしれないですが、わからないことを調べて学習を継続していけばプログラミングでも十分食べていけるレベルにはなるため、天才である必要はないのです。
まとめ
今回の記事では、プログラミングに才能が必要なのかについて解説しました。
プログラミングを始めるにあたって、才能がないと尻込みする方も多いですが、大事なのは地道にコツコツ努力する姿勢です。
いまでは独学やスクールなど、プログラミングを学ぶための選択肢はたくさんあります。
その中でも、自分に合った方法で学習を続ければエンジニアになれる道は開けるので安心してくださいね。
- プログラミングはしっかりと学習すれば身につく
- 論理的思考や集中力がある人は、特にプログラミングに向いている
- 天才レベルのプログラミングスキルがなくてもエンジニアになれる
なお、弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ(ランテック)」は、未経験からのエンジニア転職に強いスクールで、特にWebエンジニアの育成に力を入れています。
未経験から学習を始めた多くの卒業生が、Web系開発企業へのエンジニア転職を成功させています。
今でも需要の高いWebエンジニアですが、今後はさらに需要が高まっていくと言われています。
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