Webエンジニア

Webエンジニアが起業する方法を解説!起業時の落とし穴も事例付きで解説!

「Webエンジニアとして起業するには何から始めればいいんだろう?」
「Webエンジニアの企業の種類を具体的に知りたいです」

このような悩みをお持ちではないでしょうか?

Webエンジニアの需要が上がっている昨今で、エンジニア経験が豊富な人の中にはフリーランスや起業を考える方もいるでしょう。

しかし、Webエンジニアから起業しようと思ってもどんな準備が必要で何から始めればいいのかイメージが難しいですよね。

弊社株式会社スタートアップテクノロジーも代表の菊本久寿がWebエンジニアから起業しました。

現在受託開発と自社サービスの2つの事業を運営している知見から

  • Webエンジニアが起業するメリット
  • Webエンジニアが起業するデメリット
  • Webエンジニアが起業する種類
  • Webエンジニアが起業するときに必要な準備

について解説します。

再現性が高いノウハウとなっておりますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

Webエンジニアが起業する時のメリット

Webエンジニアが起業する時に得られるメリットは以下の3つになります。

Webエンジニアが起業する時のメリット
  1. 初期費用がかからない
  2. 受託開発から学びつつ事業を大きくできる
  3. 他社サービスに携わりながらテストマーケティングが可能

Webエンジニアが起業するメリットは費用面から事業面までさまざまです。企業をする際に参考になる情報も多いため、1つずつ解説していきます。

1.初期費用がかからない

まず1つ目のメリットとしては、初期費用がかからないことです。Webエンジニアが起業する場合は最低でも1人で始められます。たとえば飲食業と比べると、食材などの在庫を抱えるリスクもなく人件費を抑えることもできるでしょう。

Webエンジニアに初期費用が必要ない理由
  • 商品を抱えるリスクがない
  • ビジネスモデルによってはランニングコストをほぼ0にできる
  • 実店舗ではないので設備投資にお金がかからない

目安としてWebサービス企業をするときにかかる初期費用は100万円以内に抑えられるため、起業のハードルが低いでしょう。

Webエンジニア起業した際にかかる費用
  • 法人登記費用
  • パソコン
  • サーバーやドメインの契約
  • 人件費
  • 外注費
  • 広告費
らんてくん
らんてくん
必要最低限のものだけ揃えて、状況に応じてお金を使っていくのが良さそうだな!

そうですね!1つ注意点としては、最初から気合を入れすぎないことです。本格的なWebサービスを考えると自ずと初期費用も上がってしまいます。初めて起業する場合は低予算でできる事業から始めてみましょう。

2.受託開発から学びつつ事業を大きくできる

受託開発として事業を始めることで、さまざまな知識を学びつつ徐々に規模を大きくできます。とくに経営者に必要なビジネス感覚を養うことができる点はWebエンジニアにとって大きなメリットになるでしょう。

受託開発がおすすめな理由
  • 受託開発でBtoB(企業間でのサービス提供)のビジネス経験が積める
  • 営業の経験が積める
  • ノウハウが溜まりやすい

Webエンジニアのなかには、お金を稼ぐ感覚が薄くなっている人もいます。なぜなら、技術力があればお金が入ってくるシステムに慣れているからです。しかし、起業をするなら営業経験やBtoBの経験を積むに越したことはありません。

受託開発をすれば、社内にノウハウも貯まりやすく経営者としてのビジネス経験を積むことができるでしょう。

3.自社サービスをやる上でも受託開発で金策ができる

のちのち自社サービスをやりたいと考えている方は受託開発をしましょう。受託開発であれば仕事をした分お金がもらえるので、会社としてお金が残りやすくなります。

らんてくん
らんてくん
受託開発以外にはSESなどもあると思うけど、それだとダメなのかな?

SESはキャッシュフローがもっと良くなりますが、客先常駐なのでノウハウが溜まりにくいデメリットがあったり、自社サービスとして動きづらいことが欠点です。

以上の流れからSESよりキャッシュフローは良くないですが受託開発にするべきでしょう。

受託開発でも月額制で料金をいただいたり、納品前にお金をいただくなどキャッシュフローをよくする契約をしておくとベストです。

4.他社サービスに携わりながらテストマーケティングが可能

受託開発では他社のサービスに携わることができるため、テストマーケティングができるようになります。テストマーケティングとは、ユーザーに利用してもらう反応を見るお試しの販売のようなものです。

他社サービスに携わるメリット
  • 会社の知見やサービス拡大の感覚を掴める
  • 金策を作りながらさまざまなサービス立ち上げに携われる

たとえば、時間や資金を投入した自社サービスの反応が悪かった場合を想像してみてください。0から始めるとなると、失敗した時に大きなダメージを負ってしまうでしょう。

しかし、他社サービスに携わることで上記のような不安は払拭できるでしょう。資金面の安定とテストマーケティング的視点を身につけられことは大きなメリットです。

Webエンジニアが起業するデメリット

続いてはWebエンジニアが企業することによるデメリットについて解説していきます。具体的には以下のような内容になっています。

Webエンジニアが起業するデメリット
  • エンジニアの給料が高い
  • 収入が安定しない

Webエンジニアが起業したあとに後悔しないよう、上記のデメリットは事前に把握しておくことが大事です。

1つずつ解説していきます。

エンジニアの給料が高い

起業した際には従業員を雇う必要が出てきますが、エンジニアへの給料が高い点がデメリットの1つです。自分がWebエンジニアとして雇われているときは恩恵に預かることができますが、経営者となると立場が変わります。

実際にかかる人件費としては、フリーランスでスポットに入ってもらう場合で1人あたり月額15万円〜25万円ほど必要になるでしょう。Web系の受託開発として事業拡大するときもWebエンジニアは増員しないといけません。

会社の規模が大きくなり組織化する場合は、給料が高いWebエンジニアを雇う必要が出てくることは覚えておきましょう。

社会的信用度の低さ

会社員と比べてフリーランスや起業したエンジニアは社会的信用が低い状態です。なぜなら、毎月収入が入ってくるわけではないからです。そのため、以下のような状態になることもあり得るでしょう。

社会的信用度が低いと起きること
  • 家や車などの各種ローンが通らない
  • 金融機関からの借り入れができない
  • クレジットカードが作成できない

あらゆる制限を感じますが、対策としては起業前にあらかじめクレジットカードやローンを組んでおくことです。できるだけ万全な準備をして対策しておきましょう。

Webエンジニアの起業の種類

Webエンジニアとして起業をする際にはさまざまなケースが考えられます。自分に合った起業方法を理解しておくのが大事です。今回紹介するのは以下の方法です。

Webエンジニアの起業の種類
  • フリーランスエンジニアの延長で起業する
  • 組織を大きくしてWeb系受託開発会社を作る
  • 受託開発を通してさまざまなサービスを立ち上げに携わる
  • 自社サービスを立ち上げる

上から順番に解説していきます。

フリーランスエンジニアの延長で起業する

フリーランスエンジニアの延長で起業する方法があります。企業や団体から受託開発のお仕事をもらいつつ拡大していく流れになります。

エンジニア経験が多い場合は、受託エンジニアとしてサーバーの構築や運用からコンサル業務まで幅広く担当することができるでしょう。

組織を大きくしてWeb系受託開発会社を作る

Webエンジニアであれば少しずつ組織を大きくしてWeb系受託開発会社を作るのもおすすめです。

Web開発の需要は高いためWeb業界で仕事をしてきた人なら、いままで培ってきた人脈から仕事をもらうことも可能でしょう。

受託開発を通してさまざまなサービスを立ち上げに携わる

先ほどもお伝えしましたが、あらゆる受託開発の仕事を通してサービスを考えていく方法もあります。

受託開発から起業するメリット
  • 自社サービスをやりたい場合に受託開発で金策ができる
  • 会社として信用力が身に付く
  • テストマーケティングができる
  • エンジニアに不足しているビジネス感覚が得られる

受託開発から始めることで多くのノウハウが身につくため、0から起業するよりも安全に始めることができるでしょう。

さまざまな起業に携わることでユーザーが求めるものが感覚的に掴めることも大きなメリットです。

自社サービスを立ち上げる

自社サービスを立ち上げて起業する人も多いです。メルカリを作った社長である山田進太郎さんがこのケースになります。自社サービスは1から時代に合うサービスを作るため、やりがいが大きい分難しいとも言われています。

自社サービス立ち上げで必要なスキル
  • 企画力
  • 発想力
  • 社会のニーズを読み取る力
  • トライアンドエラーを繰り返す起業家精神

先ほど解説した受託開発で起業する方法と違い、求められるスキルは幅広くなっています。

とくに大事なのが企画力で、企画そのものが弱いと厳しい状態になります。その理由は以下の通りです。

  • ユーザーが使ってくれない
  • 投資家から資金調達ができない
  • 採用面で人もついてこない

サービスを利用したときの体験をユーザー視点で徹底的に考えたり、魅力的な企画でないと周りの人を巻き込むことは難しいでしょう。

作るサービスによっては、レベルの高いプログラミングスキルが必要ないとも言えます。自社サービスでの起業を考える場合は、プログラミングスキルより企画を生み出す力が大切になるでしょう。

Webエンジニアが起業する流れ

これまでWebエンジニアの企業の種類を解説していきました。これからはWebエンジニアが起業するまでの具体的な流れを説明します。結論から言うと、受託開発事業で起業を始めることをおすすめします。

具体的な流れは以下の通りです。

Webエンジニアが起業する流れ
  1. 必要な資金を集めるための行動をする
  2. 採用をして人材を確保する
  3. 受託開発をしながら自社サービスを考える

順番に解説していきます。

1.必要な資金を集めるための行動をする

まずは起業に必要な資金を集めていきましょう。必要な資本金の目安としては50万円〜100万円ほどになります。より多くの資金が必要だった昔と比べて、現在では起業のハードルも少し低くなりました。

資金を集める方法
  • 政策金融公庫から借入をする
  • コロナ融資などを利用する
  • 貯金から起業資金を捻出する

受託開発をする際にはスタッフの採用などの人件費や外注費がかかります。その際おすすめなのが、政策金融公庫から借入をすることです。無担保で利用できる創業融資制度を活用すれば、500万円〜1000万円の借り入れが可能です。

資本金が少額で起業を開始することはできますが、万が一の場合に備えてお金は確保しておいた方がいいでしょう。

起業当初のキャッシュ面の失敗

受託開発で事業を始めた時に株式会社スタートアップテクノロジーの代表菊本もキャッシュ面の失敗がありました。具体的には、納品が遅れることで社内のお金が足りなくなり、キャッシュフローは黒字なのに倒産する「黒字倒産」の危機に直面したことです。

黒字倒産になる原因
  • 受託開発の納品が遅れる
  • スタッフさんとの仕事や連携がズレて入金が遅くなる
  • 毎月の固定費は払う必要がある

この失敗から、受託開発は納品型ではなく月額制にしてキャッシュを安定させたり、運用資金は多めに持っておくことにしました。

このように、資本金に加えて黒字倒産を回避するための運転資金を社内に持っておくことは大切になります。

2.採用をして人材を確保する

事業が拡大するにつれて人材も確保していきましょう。いわゆる採用活動というものです。しかし、起業当初は経験を積んだエンジニアを雇うことは難しいので注意しておきましょう。

経験者を雇うのが難しい理由
  • 企業の名前が知られていないから
  • 高い人件費は払えないから

経験者は高い人件費が必要になります。起業当初は知名度も低く資金面の調整もあるため、経験者の雇用は難しいでしょう。そのため、基本的には未経験者を雇用して一緒に育てていくことになります。

弊社代表菊本がスタッフを増やした方法
  • 若手のエンジニア支援
  • オフラインイベント
  • 弟子のような形で手伝ってくれる人の雇用

弊社の場合は上記のような形で人材を増やしていきました。採用活動というよりは仲間づくりのイメージで徐々に拡大していく形です。

参考程度に、創業以降で経験者をとれるのは10人ほどスタッフを雇用したタイミングを目安としておきましょう。それまでは基本的に未経験の方を雇っていきます。

3.受託開発をしながら自社サービスを考える

受託開発を上記のような流れで行えば徐々にスケールも大きくなるでしょう。そこで、大事なのが受託開発をしながら自社サービスを考えることです。

弊社代表の菊本も、最初は受託開発を4−5年やりつつ周りの人を幸せにすることを意識した中小企業をしていました。

結果的に、もっと仲間を増やして国内にも価値提供をしていきたい気持ちが出てきたため現在の「RUNTEQ」の立ち上げに至りました。

このように最初は金策やノウハウを受託開発で積みながら、のちのち自分がありたい形を想像して自社サービスに切り替える方法がいいでしょう。

  • 中小企業:自分とその周りを幸せにしたい
  • スタートアップ:世の中に大きな影響を与えたい

ざっくり分けると上記のように中小企業とスタートアップは規模感が分かれます。受託開発をやりつつも、会社や自分のビジョンを明確にして舵を切っていきましょう。

おわりに

今回の記事では、Webエンジニアが起業する方法や流れについて解説しました。

今回の記事のまとめ
  • IT業界であれば他社サービスで知見を深めながら起業を始められる
  • 受託開発で金策を作りつつ自社サービスを考えよう
  • 起業当初はキャッシュの確保が重要になる

Webエンジニアの知見を活かして受託開発を始めれば、リスクを抑えながらノウハウも金策もできます。その流れで、自社サービスの理想をイメージしながら徐々に起業の種類を変えていく流れがおすすめです。

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