Webエンジニア

フリーランスのWebエンジニアの年収や案件獲得法を紹介!【未経験でも可能?】

「Webエンジニアとしてフリーランスになった場合、年収はどれくらいになる?」
「フリーになったとして、どうやって案件を取っていけばいい?」
「未経験からフリーランスのWebエンジニアを目指すのは難しい?」

組織に属さず、一人でもやっていける自信を持ったエンジニアが選ぶ道の一つとして、「フリーランス」という選択肢があります。

会社から給料をもらうのではなく、自分で営業して仕事を取り、報酬の交渉をする、というような働き方です。

しかしフリーランスという働き方には、メリットもデメリットも存在するため、どうすべきか迷っているエンジニアの方も多いと思われます。

そこでこの記事では、以下のような点についてわかりやすく解説していきます。

  • Webエンジニアがフリーランスになるメリット
  • 「フリーランスになるのはやめとけ」と言われる理由
  • Webエンジニアがフリーランスになった時の年収事情
  • フリーになった時の案件の獲得方法
  • 未経験からフリーランスのエンジニアになることは可能か

Webエンジニアがフリーランスになるメリット

フリーランスのメリット

フリーランスという働き方には、多くのメリットが存在します。
サラリーマンエンジニアにはないフリーランスの魅力は以下の通りです。

実力次第で年収が跳ね上がる

サラリーマンである以上、年収というのはある程度の範囲で推移します。
どんなに優秀であろうと、どんなに努力をしようと、入社して2~3年で年収が1,000万円を超えるようなことはまずあり得ません。

しかしフリーランスならば、実力次第で年収が青天井となります。
エンジニア歴が何年目であろうと、上限なしで高い年収を実現できる可能性があるのです。

もちろん、そう簡単に単価の高い案件を獲得できるわけではないですが、群を抜いた営業力や開発力があれば、サラリーマンではなかなか到達できないような年収を達成するのも夢ではありません。

1,000万円以上の年収も、充分に達成可能となります。

好きな場所で働くことができる

フリーランスという働き方の場合、どこで仕事をするかは完全に自由となります。

  • 自宅
  • ファミレス
  • オシャレなカフェ
  • 共用のワークスペース

どこであろうと、パソコンさえ使えれば仕事ができます。
短時間ならば、充電環境のない公園のベンチのような場所ですら仕事が可能です。

特に、自宅で仕事ができるということに魅力を感じる方は多いでしょう。
朝、目が覚めたら目の前にあるデスクにつき、すぐに仕事ができるのです。

出社にかかる時間を完全にカットできるのは、大きなメリットです。

時間を自由に使える

会社員の場合、出社時間と退社時間が決まっており、どんなに眠くとも決められた出社時間までには行かなくてはいけませんし、「気分転換にカフェで仕事がしたいなぁ」と思っても退社時間までは会社にいなければなりません。

Webエンジニアの場合はある程度自由であることも多いですが、最低限の縛りはあるため、自由にも限界があります。

しかしフリーランスならば、そんな縛りは一切ありません。
いつ仕事をしようが、いつ寝ようが、いつ遊びに行こうが、すべてが完全に自由です。
請け負った仕事の納期さえ守れれば、何をしていようが問題ないのです。

自己管理を徹底できるならば、これほど快適な環境はないでしょう。

人間関係がシンプル

組織に属すと、いろいろなしがらみが生まれてしまいます。
例えば、相性の悪い上司と毎日のように会わなければならなかったり、行きたくもない無意味な飲みの誘いに応じなければいけなかったり。

ところがフリーランスの場合、基本的に他のメンバーとは会わずに好きな場所・好きな時間に仕事をしているため、わずらわしい人間関係に悩まされる機会が激減します。

仮に、案件を受注している会社の担当者とどうしてもソリが合わなければ、案件終了後に今後は仕事を請けないようにすることも可能なのです。

サラリーマンに仕事を選ぶ自由はありませんが、フリーランスにはそうした自由が与えられます。

「フリーランスのWebエンジニアになるのはやめとけ」と言われる理由

フリーランスになるメリットだけでなく、デメリットについてもしっかりお伝えさせていただきます。

Web上では、「Webエンジニア フリーランス やめとけ」というキーワードで検索されることが多いですが、なぜこんなキーワードでの検索が多いのでしょうか?

それは、以下のような理由があるからです。

年収の保証がない

「フリーランスなどやめとけ」と言われる最大の理由は、年収の保証がまったくないという部分でしょう。

「年収に上限がない」というメリットがあるのがフリーランスですが、同時に下限もありません。
極端な話、1円も稼げないということもあり得るわけです。

しかしサラリーマンとしてエンジニアをしていれば、一定の年収が保証されます。
会社によってバラバラではありますが、サラリーマン2年目からは400万円以上の年収も充分目指せますし、3年目からは600万円以上を目指すことも可能です。

参考までに、フリーランスと会社員の給料の違いをまとめてみました。

フリーランスの場合

■月単価:50万円
■年商:600万円(50万×12か月)
■経費:年間100万円
■年収:500万円

会社員の場合

■1年目の年収:300〜400万円
■2年目の年収:400〜500万円
■3年目以降の年収:600万円〜

フリーランスは月の単価が高い場合もありますが、案件が切れてしまったり、単価を下げられてしまったりすれば、年収が安定しません。

対するサラリーマンの場合は、未経験の1年目からでも年収300万円台以上からのスタートが珍しくありません。
また、3年目以降でマネジメント職やテックリードなどになれば、700〜800万円も目指せます。

らんてくん
らんてくん
会社員も、フリーランスに負けないくらいの年収を目指せるんだな!

こう考えると、フリーランスを目指さず、毎月安定的に給料が入り社会保険などの福利厚生が整っている会社員になる方が得だという意見もあります。

自己管理が難しい

フリーランスの場合、好きな時間に好きな場所で働くことができますが、その分厳しい自己管理能力が求められます。

多くの人は、完全な自由を与えられてしまうとうまく自己管理ができなくなり、納期を守るのに苦労することになります。

一人で仕事を進めることが多いため、モチベーションの維持も大変です。

営業に時間を取られる

フリーのエンジニアとして活動していく場合、案件を獲得するための営業も自分でこなさなければなりません。

  • クライアント探し
  • 案件を振ってもらえるような魅力的なプレゼン
  • 単価の交渉
  • 納期の交渉

こういった、エンジニアとしての仕事以外にもやることが多いため、開発や勉強にかけられる時間が減ってしまいます。
そうなると当然、スキルアップを望むのも難しくなってきます。

その点サラリーマンならば、案件は会社が取ってきてくれるため、エンジニアとしての仕事に集中することが可能ですし、スキルアップのための勉強時間も確保しやすいです。

裁量権がないため挑戦できない

会社員とフリーランスを比べた時に、「裁量権がない」というのも大きなデメリットとなります。

フリーランスは仕事の範囲が完全に決められており、あまり挑戦的なことができません。
クライアントから求められた通りのことをやるしかないのです。

フリーランスと会社員の違い
  • フリーランス :
    裁量権がないため、任された範囲の仕事しかできず経験を積みにくい
  • 会社員 :
    裁量権があるため、サービス全体に関わりながら経験を積める

フリーランスとして活動する場合、クライアントから業務委託の形で仕事を任されることがほとんどでしょう。
つまりは、必要な部分だけ仕事として発注されているため、仕事の範囲は限定的になってしまいます。

そうなると、範囲外の仕事に関わるチャンスは少なくなり、幅広い経験を積むことは難しくなります。

会社員でエンジニアをしていれば、依頼されている仕事以外にもサービス全体に関われる機会が少なからずあるでしょう。

結果的に幅広い経験を積むことができるため、会社員とフリーランスエンジニアには能力に差が出てきてしまうことがあります。

キャリアが積み上がらない

フリーランスエンジニアではキャリアを積むことができない、という点もデメリットの一つです。

フリーランスになれば、自分で仕事を選べるためストレスフリーで働けますが、それ以上の経験やスキルは自ら身に付けていかないとキャリアは積み上がりません。

たとえば、マネジメント職に就くのがイヤで開発現場だけで活躍したいという思いで独立した場合、技術力は磨き続けられますが、マネジメント経験は積めなくなります。

若いうちはよいですが、その後40代や50代でマネジメント経験が必要になってくる場合があれば、そこから経験を再度積み上げないといけません。

会社員としてあらゆる経験を積み重ねればキャリアの選択肢を広がられますが、フリーランスエンジニアはそういったキャリアを積みにくい環境にいるため注意が必要です。

フリーランスエンジニアの年収

らんてくん
らんてくん
フリーランスエンジニアの平均年収がどのくらいなのかすごく気になるぜ…

結論から言うと、フリーランスエンジニアの平均年収は636万円ほどです。

  • 世代別フリーランスエンジニアの平均年収
  • 業界別フリーランスエンジニアの平均年収

年代や業界によって異なるため、1つずつ解説していきます。

世代別フリーランスエンジニアの平均年収

年代別に平均年収を見ると以下の通りです。

20代:約700万円
30代:約800万円
40代:約860万円
50代:約630万円
出典:『IT人材白書2016』「フリーランスの年収と企業IT技術者の年収」

会社員エンジニアの平均年収はおおよそ550万円と言われている中、フリーランスならば上記のような高い年収が期待できます。

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の調査では、30代以下のフリーランスエンジニアの約9%が年収1,000万円以上というデータもあります。

フリーランスの世界には、会社のような年功序列制度がないため、実力がそのまま収入に直結することがわかるかと思います。

もちろん実力主義の世界になるため、高い年収に到達するには営業力や技術力を磨き続ける必要があります。
会社員と違って個人で全て決められるため、年収のバラつきが大きくなるのが特徴です。

フリーランスエンジニアの場合、社会保障がなかったり、パソコンなどのデバイスを会社に負担してもらうことができないので、その分経費はかかります。

業界別フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアの場合、業界や職種によっても平均年収は変わります。

開発系・Web系エンジニアの平均年収
  • Web開発系エンジニア:792万円
  • フロントエンド・マークアップエンジニア:720万円
  • ゲームプログラマー:792万円
インフラデータベース系エンジニアの平均年収
  • クラウドエンジニア・データアナリスト:816万円

どの職種でも、フリーランスエンジニアの平均年収は比較的高めに設定されています。

また、下流工程に携わるプログラマーと比べると、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなどの上級工程の方が単価が高くなるため、経験を積んでマネジメント職などにキャリアアップできれば、さらなる収入アップも目指せるでしょう。

フリーランスエンジニアの案件の獲得方法

フリーランスエンジニアが案件を獲得してくためには、人脈が必要不可欠になります。
なぜなら、基本的に良い案件は人脈を生かして獲得できることが多いからです。

そのためには、営業力を磨いたり人との関わりを増やしていく必要があります。

  • いろいろな人に出会う機会を増やす
  • 飲みや会合の誘いを断らない
  • ビジネスマッチングサービスを利用する

年間800〜1,000万円ほど稼いでいるフリーランス経験者の方の中には、人脈を広げるために、今でも上記のようなルーティンを守っている方もいます。

フリーランスエンジニアとして独立した場合にぶつかる人脈の壁は、コツコツと人との関わりを増やす行動から築き上げていくしかありません。

フリーランスとして案件をもらえるようになるコツは、とにかく人脈の幅を広げていくことを強く意識することです。

未経験からフリーランスのWebエンジニアになることは可能?

結論から言えば、フリーランスエンジニアになることは誰でも可能です。
未経験者であろうと、最寄りの税務署に行って個人事業主としての開業届を提出すれば、その時点でフリーランスになれるからです。

ただし、フリーランスになれることと、継続的に案件をもらえてお金を稼げることとは別です。

継続的に案件がもらえるようなエンジニアになるには、以下の2つが重要になってきます。

  • 営業力と技術力
  • 実績づくり

しかし未経験者の場合、どうしてもスキルや実績の面で不利になってしまいます。

従って、未経験でもフリーランスとして働いていくことは可能ではありますが、並々ならぬ努力をしないと案件の獲得や継続は期待できない、と考えておいた方がよいでしょう。

それでは以下にて、フリーランスエンジニアに必要な要素について解説していきます。
未経験の場合は、特に強く意識してください。

フリーランスに必要なのは営業力と技術力

単刀直入に言えば、フリーランスエンジニアに必要なのは営業力と技術力の2つです。

  • 営業力:仕事を受注するスキル
  • 技術力:受注した仕事をやりきるスキル

会社員でエンジニアをする場合は、会社から仕事をもらえるので仕事に困ることはないでしょう。

しかし、フリーランスエンジニアになれば話が変わります。
なぜなら、自分で仕事を取ってくる必要があるからです。

会社員がお金をもらえるのは、会社が築き上げてきたブランド力やクライアントとの関係から仕事を継続的にもらっているからです。

フリーランスエンジニアとして独立した場合は、いわば自分一人で会社をやっているようなもの。
そのため、1から会社を作るように自分の価値を高めて、営業しながら1つずつ仕事を取ってくる必要があるのです。
だからこそ、まずは営業力を身につけなければなりません。

もちろん、仕事を受注した後は、その仕事を確実にやり遂げるための技術力も必要不可欠です。

フリーランスを目指すなら実績づくりが必須

未経験からフリーランスエンジニアになるには、コツコツと実績を作っていくことも大事です。

正社員であれば、サービスを育てていく事業へのコミットが求められますが、フリーランスは単純に技術のみを求められます。
ですので、スキルが高くないと話になりません。

フリーランスのエンジニアとして働くには、ポートフォリオや実務経験をアピールできるようになっておく必要があります。

発注者側の視点に立った時に、実績として「何ができるか」「何が得意か」「今までに受注した仕事」が分かれば信用でき、仕事も依頼しやすくなります。

しかし、実績がなく1回も仕事を受注していないフリーランスに仕事を任せるのは怖いものです。

このように、未経験からフリーランスエンジニアを目指すことは不可能ではありませんが、非常に難しいというのが現実です。

ですので、おすすめの方法としては、まずは3〜5年ほど正社員として業界で経験を積むことです。
実務経験が増えれば、それに比例して技術力も上がりますし、社内・社外問わずに人脈も増えていきます。

未経験の場合は、いきなりフリーランスを目指さずに、まずは焦らず経験と実績を作っていくことを第一に考えた方がよいかもしれません。

なお、未経験からWeb系エンジニアへ転職したい人向けにロードマップを作成しましたので、是非参考にしてみてください。

まとめ

今回の記事では、フリーランスエンジニアの特徴や業種別の平均年収まで幅広く解説しました。

今回の記事のまとめ
  • フリーランスにはメリットも多いがデメリットも多い
  • 年収面で見れば、フリーランスの方が上
  • 未経験でもフリーランスにはなれるが、まずは正社員として経験を積むべき

フリーランスエンジニアは自由である分、自ら営業して人脈を作る必要があったり、スキルアップへの自己投資をしないといけないため、完全に未経験な状態ですと大変です。

しかし、会社員で3〜5年ほど技術力を磨きながら人脈なども作れれば、独立した後も活躍することができます。

従って、まずはWeb系エンジニアとして就職し、会社員として経験を積んでいくのがベストだと言えます。

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