介護職から印刷会社を経て、Webサイト制作のコーダーとしてお仕事をされていた清水さん。RUNTEQを卒業後、現在は株式会社RUNTEQに入社をしてフルスタックエンジニアとして活躍されています。
全くの異業種である業界へ転職を成功させた秘訣や、コーダー時代に不安に思っていたこと、さらなる飛躍のためにチャレンジしたことなど、沢山お話をお伺いしました!
【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.76】
※RUNTEQ学習期間は2023年04月 ~ 2024年01月
怪我をきっかけにエンジニアを目指して職業訓練校へ
Q. これまでのご経歴を教えてください。
元々は介護士として働きながら、社会人野球に取り組んでいました。身体介助や夜勤など行いながら、本気で野球に打ち込んでいましたが、練習のしすぎで半月板を損傷してしまい、最終的に野球を辞める決断をしました。
野球を辞めたタイミングで、自分の将来について改めて真剣に考えたときに、「野球と同じくらい熱中してできる仕事に就きたい」と思い、プログラミングに興味を持ちました。プログラミングは、技術を身につけていくことで成長を実感できる点が、野球と似ていると感じましたね。
野球を辞めたタイミングで会社も退職をしていたため、独学で外部教材に挑戦しましたが、しっかり挫折をしました(笑)
そこで、「まずは手に職をつけたい」と思い、職業訓練校に通ってHTML・CSS・WordPressを学ぶことに決めました。
Q. 職業訓練校に通った後は、どのような会社に就職しましたか?
最初は地元の印刷会社に入社しました。
HTML・CSS・WordPressを使用したWebサイトのコーディング業務を担当していましたが、会社の都合でWeb制作業務に携わることができなくなってしまいました。「このまま長く勤めてもスキルアップが難しい」と感じ、再転職を決意しました。
印刷会社の経験と独学でのプログラミング学習を進めていたことで、次の会社ではコーダー兼フロントエンドエンジニアとして入社をしました。そこでは、HTML・CSSだけではなく、JavaScriptやJavaも扱うようになり、新たに学ぶことが多くありました。
特に印象的だったのは、今まで触ったことのない言語を2週間で学習し、アプリを作り上げる先輩の存在です。「エンジニアってこんなにカッコいいんだ!」と感動したのもこの時期です。
※コーディング・コーダーとは
Webデザイナーが作成したデザインをもとに、HTMLやCSS・JavaScriptを用いてWebサイトを構築する仕事、またはその担当者のことを指します。主に静的なデザインの実装を行います。※フロントエンドエンジニアとは
Webサイトにシステムを導入したり、CMSを組み込んだりすることで、動的なサイトを作成するエンジニアのことを指します。
Q. コーダーからWebエンジニアを目指そうと思った理由は何ですか?
1つ目は、AIの存在ですね。
AIの台頭でHTML・CSSを書くことをメインとするコーダーの仕事が減っていくという記事をよく目にするようになりました。これをきっかけに、コーディングしかできない自分に不安を感じるようになりました。将来的に、AIがコーダーの仕事を代替する未来が来ると考え、かなりの危機感を感じていました。
2つ目は、実力不足を感じたからです。
アプリやサービスの全体構造を把握している先輩たちと比べると、フロントエンドしか分からない自分に限界を感じる場面が増えました。特に、データベースとの連携などバックエンドの知識が求められる場面が多く、「このままではエンジニアとしてキャリアを築くのが難しい」と考えるようになりました。
一時期はフロントエンドを極めることも考えましたが、「せっかくなら新しいチャレンジをしたい」と思い、バックエンドのプログラミングを学べるRUNTEQに入学しました。

1000時間の学習とポートフォリオ作成に魅力を感じてRUNTEQへ入学
Q. RUNTEQ入学の決め手は何ですか?
RUNTEQへの入学を決めた一番の理由は、1000時間の学習時間が明確に示されていた点です。当時、一緒に働いていたエンジニアの先輩たちの姿を見て、しっかりとした学習時間の確保が必要だと感じていました。
最初の無料カウンセリングの時から、「しっかりとした学習が必要」と説明してくれた点にも信頼感を持ちました。表面的な説明だけでなく、本質的な部分をしっかり伝えてくれる印象を受けました。
また、ポートフォリオを作成できる点も大きな魅力でした。
独学だとどうしてもモチベーションの維持が難しかったり、作ったアプリを実際に誰かに使ってもらえる機会が少ないと思ってました。そのため、転職を考えるのであれば、実践的なポートフォリオは絶対に必要だと考えていました。
Q. スクールで学ぶ以外に、独学で学習するという選択肢はありましたか?
フロントエンドの学習は独学でしていました。しかし、バックエンドの学習は以前に挫折した経験があり、どこまで学べば実務レベルに達するのか、その基準が分かりにくかったです。
動画教材なども試しましたが、どうしても断片的な知識になってしまい、「体系的に学んで、実務でしっかり活かせる内容を身につけたい」と考えていました。
その点、RUNTEQのカリキュラムは、現場で必要な知識が体系的に組み込まれているので、安心して学習を進めることができました。
実際に入学してみて、自分の選択は間違っていなかったと思いました。正直、独学だけではここまでの理解は難しかったと思います。
Q. 卒業制作で作成したWebアプリ(ポートフォリオ)について教えてください。
野球の個人成績を記録して、友達とランキングで共有できる「BUZZBASE」という野球のアプリを作成しました。
元々野球をしていたこともあり、チームメイトの野球に対するモチベーションを上げるためのアプリを作りたいと思っていました。
前職の自分の経験を活かして、バックエンドはRuby on Railsで、フロントエンドはNext.jsとReactで作成しました。このアプリをポートフォリオとして転職活動にも活用したため、完成させることができて本当に良かったと感じています。
▼清水さんが作成されたWebアプリ『BUZZBASE』▼
https://buzzbase.jp/
Qiita記事:【個人開発】野球歴16年男が「野球の成績を記録して友達とランキング形式で共有できる」サービスを開発しましたhttps://qiita.com/ippei_jp/items/c3a10d7e3142723fae30
経験を積むためにバックエンドエンジニアに絞った転職活動
Q. 転職活動はどのように進めましたか?
会社内で部署異動ができればよかったのですが、「異動後の穴を埋める人員がいないため難しい」と言われてしまいました。
RUNTEQで学習してみて、「アプリやサービスのコアな部分はバックエンドエンジニアが担っている!」と実感し、バックエンドエンジニアとしてのキャリアを諦めることができず、思い切って転職することにしました。
最初は、バックエンドエンジニアのポジションを中心に、使用言語を問わずに応募しました。面接ではこれまでのフロントエンドの経験を評価いただき、フロントエンド寄りの業務担当の内定も多くいただけました。
しかし、「このままでは前職と変わらない」と感じ、バックエンドの業務を担当できる企業に絞って転職活動を進めることにしました。
Q. 最終的に入社を決めた会社について教えてください。
現在は、RUNTEQで講師兼エンジニアとして働いています。
面接ではCTOと直接話をする機会があって、「うちではバックエンドとフロントエンドは明確に分かれてないから、両方の経験を積めるよ」と言われました。
これまでのスキルを活かしながら、新しい経験も積める環境は、まさに理想的でした。
最終的な決め手は、CTO自身がフルスタックエンジニアだったことです。
憧れというか、自分がなりたい姿がそこにあった感じですね。面接で技術の話をしたのですが、それも楽しくて、「この人と一緒に働きたい!」と思いました。
Q. 現在は、どのような業務を担当されていますか?
入社後すぐに、RUNTEQ受講生向けの新規プロジェクトを3つ担当しました。受講生から直接フィードバックがもらえるので、やりがいを感じています。
最初はフロントエンド担当としてプロジェクトにアサインされました。前職の経験があったおかげで、新規プロジェクトに関われるのは良かったです。
その後、すぐにバックエンドの処理も任せてもらえるようになりました。「ここは自分がやります!」と手を挙げると、どんどん仕事を任せてもらえました。
面接で聞いた「バックエンドとフロントエンドの境界がない環境」は本当だったんだなと実感しました。
分からないことがあっても先輩やCTOに相談できるので、新しい分野にも安心してチャレンジできています。毎日が学びの連続で、着実に経験を積めている実感があります。
Q. 実際にエンジニアへ転職をしていかがですか?
以前は「このままでは仕事がなくなるかもしれない」という漠然とした不安を抱えていましたが、RUNTEQで様々な経験を積めるようになり、その不安はなくなりました。
エンジニアになって嬉しかったのは、新規開発の設計にも携われたことです。
CTOから「エンジニアとして成長したいなら、コード書くことだけでなく設計も経験すべき」と言われ、先輩たちと議論しながら設計を考えるのが本当に楽しかったです。
RUNTEQはスタートアップ企業のようなスピード感で開発を進めているので、技術者として成長するには最高の環境だと感じていて、この環境は自分にぴったりだと思っています。
成長を実感できる環境で過ごす毎日
Q. RUNTEQならではの良さをひとつ挙げるなら?
既にエンジニアとして働いているRUNTEQの先輩方とも繋がりを持てることは、大きな魅力の一つです。
RUNTEQはコミュニティが盛んで、もくもく会などのイベントが頻繁に開催されており、参加することで気軽に先輩たちとコミュニケーションを取ることができます。
実際に現場で活躍している方々から直接話を聞くことで、エンジニア職への解像度が上がり、就職活動においても活かすことができました。
年齢の近い方々が既にエンジニアとして働いていることもあり、そういった方々から刺激を受けて「負けたくない」という気持ちになれたのは、すごく良かったと思っています。
また、自分がエンジニアになった後も、他社で働いているRUNTEQ生と気軽に情報交換ができる点も、とても魅力的だと感じています。
Q. これからエンジニア転職に挑戦したい方へひとこと!
最近はIT業界の他分野からWebエンジニアを目指すRUNTEQ生も増えてきていますよね。仕事や将来に不安を感じている方は、ぜひ新しい分野にチャレンジしてみてほしいと思います。
自分の場合、既存の経験を活かしながら新しいスキルを身につけていったことで、自然と自信がついてきました。まずは一歩を踏み出して学習を始めることが大切だと思います。
何より、自分の成長を実感できる環境で過ごす毎日は、本当に楽しいですよ!
編集後記
いかがでしたか?
介護職からコーダーを経験し、今ではフルスタックのエンジニアとして活躍中の清水さん。
着実にスキルを積み上げた結果、RUNTEQのエンジニア兼講師として活躍されております!
RUNTEQではこれまでのキャリアを踏まえ、エンジニアとしてキャリア形成するための学習面や就活面でのサポートをしっかりと行います。
RUNTEQにご興味がある方、本気でWebエンジニアを目指していらっしゃる方は、まずはぜひ無料カウンセリングにお越しください!
ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。
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