携帯会社の代理店でトップセールスとして活躍後、キャリアチェンジを決意したのすけさん。未経験からエンジニアへの道を選び、プログラミングスクールRUNTEQ(ランテック)への入学を決意しました。
今回は、のすけさんがどのように学習を進め、キャリアを切り開いていったのか、そのリアルな道のりについて伺いました。
【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.88】
※RUNTEQ学習期間は2024年1月~2024年10月
数字を追う日々からの転身。顧客と向き合うためにエンジニアへ
Q. これまでのご経歴と、プログラミングに興味を持ったきっかけを教えてください。
大学卒業後、携帯会社の代理店に約3年10ヶ月勤務しました。
最初の1年間は北海道で個人のお客様向けに、その後は旭川と札幌で法人のお客様向けに携帯電話やSaaSサービスの営業を担当しました。
中でも、お客様の課題を深くヒアリングし、ソフトウェアで解決策を提案するスタイルが自分には合っていました。「モノを売って終わり」ではなく、お客様の状況に合わせて価値を提供し続けることに、大きなやりがいを感じたんです。
「この働き方を、もっと突き詰めたい」と思ったのが、キャリアを考え直す最初のきっかけでした。
Q. 未経験からエンジニアを目指そうと決意した理由は何ですか?
営業としてもトップの成績を収めることはできていました。
ただ、営業の仕事はきっかけにすぎず、「もし、自分でサービスを開発できれば、お客様と一度きりの関係ではなく、長期的なパートナーとして伴走できるのではないか。」と考えた時に、専門性を武器に価値を提供し続けるエンジニアという職業が、非常に魅力的に映りました。
AIの台頭を見て、これからは専門性がなければ生き残れないという危機感もありましたし、国の教育訓練給付制度が利用できると知ったことも、大きな後押しになりました。
Q. 数あるスクールの中で「RUNTEQ」を選んだ理由は何ですか?
理由は2つです。
まず、1つ目は、「1000時間」という具体的な学習時間が明示されていたこと。2つ目は、自分が目指していたスタートアップ企業への豊富な就職実績があったことです。
以前、東京で就職活動をした際に見た、自分の仕事や会社に誇りを持って働くスタートアップの皆さんの姿が忘れられず、自分もそうなりたいと強く思っていました。
他のスクールは検討せず、RUNTEQ一択でしたね。

仲間との繋がりが支えに。苦難を乗り越えた1000時間
Q. 1000時間という学習時間をどのように確保し、乗り越えましたか?
仕事を辞めて学習にフルコミットしましたが、それでも1000時間の学習は大変でした…。
プログラミングは全くの未経験だったので、最初は本当に何も分からず同期の進捗に焦りを感じることもありました。
それでも乗り越えられたのは、同期の存在が大きいです。学習初期にグループワークへ積極的に参加したり、「朝一緒にやりましょう!」と声を掛け合ったりすることで、自然と学習習慣が身につき、一人では挫けてしまいそうな時も継続することができました。
実は、学習途中で身内の不幸が重なり、精神的に落ち込んで1ヶ月ほど完全に手が止まってしまった時期がありました。もうダメかと思いましたが、その時も救ってくれたのもRUNTEQのコミュニティでした。
特に、同じ北海道の受講生や卒業生とオンラインで勉強会を企画したことで、「自分が主催者だからやらなければ」と良い意味で自分を追い込むことができ、再び学習へと向かうきっかけを掴めました。
一人きりの学習だったら、きっと心が折れていたと思います。仲間の存在に、本当に助けられました。
Q. 学習はどのように習慣化されましたか?
Discord上で開催されるイベント、特に「朝活」には本当に助けられました。
毎朝6時半から参加することで、生活リズムが整い、学習を軌道に乗せる良い習慣になりましたね。
また、他の受講生を真似て、週ごとの振り返りも実践していました。たとえ進捗が少ない週でも、「今週はこれをやった」と記録し続けること自体が、モチベーションの維持に繋がったと感じています。
Q. Webアプリ(ポートフォリオ)は、どのようなものを作成されましたか?
RUNTEQの講師から「ポートフォリオは、自身の原体験に基づいたものが良い」というアドバイスを受け、前職での経験を活かしたアプリ開発に取り組みました。
また、「なぜ自分がエンジニアを目指したのか」というストーリーが伝わるものにしたいという思いもあったため、ユーザーが店舗に行かなくても自分に合ったスマートフォンを選べるWebアプリ『スマートフォンチョイス』を開発しました。
こだわったのは、単なる診断ツールにとどめず、ユーザー同士が交流できる機能を持たせたことです。アドバイスを受けたり相談できたりする場を提供したいと考えました。
技術面では、講師の方から「API連携に挑戦してみては?」とアドバイスをいただき、楽天とLINEのAPIを導入しました。Hotwireを使ったリアルタイム検索機能など、実践的な技術も盛り込んでいます。
実装に詰まった際、講師の方々から手厚いレビューをいただけたのは、非常に心強かったです。
▼のすけさんが作成されたWebアプリ▼
自分の「ストーリー」を武器に。運命の1社と出会うまで
Q. 就職活動は、どのように進めましたか?
RUNTEQからの紹介求人と自己応募を並行で進めていました。
転職の軸は、RUNTEQ入学当初から一貫して「スタートアップの環境下で、自分の仕事に誇りを持って生き生きと働きたい」というものでした。
「お客様と長期的に伴走するために、開発の経験を積みたい」という想いは固まっていましたが、それを面接の場で自分の言葉として相手に伝えるのは、なかなか難しかったですね。
内定の決め手は、自分のやりたいことと、会社の目指す方向性が一致したからです。
ある企業の面談で利益優先の姿勢に少し違和感を覚えたあと、その翌日、現在の会社の代表とお話しする機会がありました。そこで会社のビジョンや事業への想いを伺い、「ここだ!」と直感しました。
結果的に、しっかりと選考を受けたのは現在の会社1社のみで、RUNTEQ卒業後、約1ヶ月で内定をいただくことができました。
Q. 就職活動で、ご自身が評価されたと感じる点はどこですか?
評価された点は、前職での営業経験と、そこから繋がる一貫したストーリーだと思います。
「なぜ営業からエンジニアに?」「エンジニアになって何をしたいのか?」という問いに対し、「前職でこういう課題を感じ、お客様とより深く関わるために、作る側のスキルが必要だと考えた」というように、自分の経験に基づいたストーリーを語れたことが、評価に繋がったと感じています。
未経験転職では、この「なぜ?」を深く掘り下げ、自分の言葉で語ることが何より重要だと思います。
エンジニアになって手に入れた、理想の働き方と新たな挑戦
Q. 現在の担当業務について教えてください。
エンジニアとして開発業務に携わるのはもちろん、AI活用のコンサルティング、プロジェクトマネジメント、さらには採用や社内制度の設計まで、非常に幅広い業務を担当させてもらっています。上流工程から関われるので、毎日が刺激的です。
まさに、前職の営業経験とエンジニアのスキル、両方を活かせる理想的な環境です。 これまでの経験が今の仕事に直結し、お客様に価値を提供できていると実感できる瞬間に、大きなやりがいを感じますね。
Q. 実際エンジニアになられて変わった部分はありますか?
働き方の自由度が格段に上がりました。
先日も、札幌でのイベントに合わせて1週間帰省し、リモートで仕事を続けることができました。場所に縛られない働き方ができるのは大きな魅力です。
また、東京のスタートアップだからこそ出会える様々なお客様と、ビジネスの最前線で関われることにも面白さを感じています。
加えて、服装などを気にする必要や通勤のストレスもなく、日々の小さなストレスから解放されたことも、エンジニアになって良かったと感じる点です。
Q. 仕事で役立っているRUNTEQでの学びはありますか?
RUNTEQのカリキュラムで求められた「自走力」ですね。
課題に対して自分で調べ、考え、実装するという一連の流れは、そのまま現在の仕事の進め方に活きています。多くの卒業生が「RUNTEQは仕事の延長線上」と言いますが、本当にその通りだと感じます。
また、質問する際に自分の状況や課題を「言語化」する力も、RUNTEQのレビュー文化を通じて鍛えられました。
一方で、反省点もあります。それは、もっと技術的なコミュニケーションを意識すれば良かったということです。前職では専門知識のない方に分かりやすく話すことが求められましたが、エンジニア同士では正確性が何より重要です。
曖昧な表現ではなく、正しい技術用語を使って端的に伝えるコミュニケーション能力は、受講中からもっと磨いておくべきだったと感じています。

エンジニアになって見えた世界と、RUNTEQで得た財産
Q. のすけさんが思う、RUNTEQならではの良さを一つ挙げるとしたら何ですか?
RUNTEQの良さは、「卒業生と繋がれること」だと思います。
正直、スキルを学んでエンジニアに転職するだけなら、他のスクールでも可能かもしれません。でも、エンジニアとしてキャリアをスタートさせた後も、成長し続けられる環境があることがRUNTEQの最大の強みだと思います。
RUNTEQの卒業生は本当に素敵な方ばかりで、いつでも相談できる仲間や目標となる先輩がいるというネットワークは、何物にも代えがたい財産です。
年に一度の大型イベント「RUNTEQ_path」や毎月の懇親会があり、SNSでつぶやけば誰かが反応してくれます。受講中ももちろんですが、卒業した今だからこそ、この繋がりの価値をより一層感じています。
Q. これからエンジニア転職に挑戦したいと考えている方へ、メッセージをお願いします!
エンジニア転職は、未経験だからこそ、挑戦しがいがあるのかなと思います。
これからはAIなどの影響で、自分たちでシステムをつくっていく世の中になると思っています。今までのように、ソフトウェアの知識は専門家だけのものではなく、誰もが必要とするスキルになるはずです。学生がプログラミングを学ぶことが必須になった今だからこそ、エンジニアになるのは大きなチャンスがあると思います。
早ければ早いほどいいですし、RUNTEQは仕事しながらでも学びやすい環境になっていると思いますので、少しでも興味があれば、ぜひ挑戦してほしいです。
また、RUNTEQに入って、心から良かったと思っています。スキルはもちろんですが、大人になってから、こんなにも深く、本気で語り合える仲間と出会えることは中々ないので、何よりの収穫でした。
この繋がりがあるから、これからも頑張れると卒業した今、改めてそう感じています。
編集後記
いかがでしたでしょうか?
「お客様と長期的に深く関わりたい」という一貫した想いを胸に、営業職からのキャリアチェンジを遂げたのすけさん。
学習中の苦しい時期も、RUNTEQのコミュニティという存在に支えられ、乗り越えてこられた様子が印象的でした。
RUNTEQは、のすけさんのように様々なバックグラウンドを持つ方々が、本気でエンジニアを目指せる環境を提供しています。
単にスキルを教えるだけでなく、学習の進め方、モチベーションの保ち方、そして転職活動まで、一人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。
RUNTEQに興味を持たれた方は、ぜひ一度、無料キャリアカウンセリングにお越しください。あなたの可能性を、私たちと一緒に広げてみませんか?
ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。
https://runteq.jp/