情報学科卒業・独学経験を経てエンジニアになるためにはより現場レベルの知識と技術の必要性を感じRUNTEQ(ランテック)で学んだ寺井さん(@krpk1900_dev)。難易度は最適だったと話すカリキュラムでRailsをさらに理解し、転職活動で39社からスカウトを受けましたが業界選びで苦労した一面も。現場で感じた個人開発とチームの違いや、サービス開発の楽しさについても熱く語っていただきました。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビューvol.39】※RUNTEQ学習期間は2020年11月-2021年5月
学習のきっかけは”教師の力になりたい”
Q. ご経歴を教えていただけますか?
大学時代は基礎工学部情報科学科で、いわゆるコンピュータサイエンスを学んでいました。
研究内容は機械学習が専門で、大学時代に学んだ言語はC言語やJava、Pythonなどです。
大学卒業後は新卒で教員になりましたが、退職してRUNTEQへ入学しました。
Q. 大学で機械学習を学ぼうと思ったきっかけは何でしょうか?
子供の頃から教育や学習という分野に関心があって、「最適な学習方法とは一体何なんだろう?」というようなことを考えていました。
浪人時代にコンピュータ将棋がプロ棋士に勝った瞬間をたまたま目にして、コンピュータ自身が学習していることを知り、「コンピュータはどうやって学習しているんだろう」「そもそもコンピュータが学ぶとは一体どういうことなんだろう」という好奇心が湧いたことが一つです。
もう一つは、「コンピュータの学習」を学ぶことで、将来教師になったときに「人の学習」に活かせることがあるのではないかと思ったからです。

Q.なぜ エンジニアになろうと決めたのですか?
教師として働いていたときに学校の制度や今の教育を変えたいと感じたのですが、そのためには既存の仕組みを改善したり新たな仕組みを作る必要性を感じました。
そうすることによって、より根本的な課題を解決できたり、対面では出会えないような規模の人に良い影響を届けることができる点もとても魅力的でした。
Q. 情報学科を卒業なさって個人開発にも取り組んでいた中で、なぜプログラミングスクールへ通おうと思ったのでしょうか?
Web開発のために必要な知識の中には、僕が大学時代に学んでこなかったものもたくさんありました。
最初は独学でWeb開発の学習をしていましたが、実際に世の中の課題を解決して多くの人に使われるようなサービスを作るためには必要なことがまだたくさんあると考えてRUNTEQへ入ろうと決めました。
技術に関しては書籍などを通して自分でも学べますが、サービスを作る上で必要な考え方などは独学で知ることはできなかったのでRUNTEQへ入ってよかったです。
独学経験者でも満足なカリキュラム
Q. RUNTEQカリキュラムの難易度はいかがでしたか?
プログラミング経験者でも物足りないレベルとは感じず、毎回学べることがあるカリキュラム構成でした。
プログラミングが初めてではない自分でちょうど良いと感じたレベルでしたので、RUNTEQで初めてプログラミングに挑戦している受講生の方は継続して立ち向かえていること自体がとてもすごいことなので自信を持って良いと思います。
Q. 積極的にRUNTEQコミュニティへ参加してくださっている印象ですが、いかがでしたか?
他の方と比べるとDiscordやtimes、イベントでの関わりはとても積極的だったと思います。
テキストでは伝えてもらえにくい内容を伝えてもらったり、プログラミングに限らず人生観について意見をもらうこともたくさんあり、とても貴重な時間でした。
こうした中で学べることはたくさんあるので、卒業した今でも変わらず参加し続けていきたいと思っています。
Q. 他の受講生たちから相談を受けることも多いとお聞きしていますが……
他の受講生に教えることで、僕自身もとても良い刺激をもらえています。
僕は自分の人生を通して1人でも多くの人に良い影響を与えたいと考えていて、その目標を実現できる可能性の高い職業が教員だと思い教師になったのですが、これは教師でなくなってもできるということを実感しました。
RUNTEQの中で自分にできることをすることによって力になれたときはとても嬉しいですし、逆に多くのことを学ばさせてもらっています。

就職活動は39社からスカウトを頂くも苦労
Q. 修了後の進路と就職活動期間について教えてください
修了後はヘルスケア関係のWeb系自社開発企業にエンジニアとして就職しました。
初めて企業にエントリーしてから2ヶ月で内定をいただきました。
3月中旬にポートフォリオをリリースし初めてエントリーしたのが5月中旬で、最終的に内定承諾したのは7月中旬です。
応募した会社は30社、カジュアル面談含めて面接した会社が11社で、スカウトをいただいた数は39社ですね。(一同驚愕)
スカウトは情報系の学科を卒業しているところに魅力を感じてくださった企業が多かったためかもしれません。
機械学習の研究をしていたことを評価してくださった企業や、英語の論文を出したことも記載していたので英語でのコミュニケーションが問題ないというところを評価してくださった企業もありました。
Q. とはいえ、寺井さんは就活期間に苦労さなっていらっしゃいましたね…
就活ではいろんなことに悩んでいました。
ご縁があると思っていた企業から不採用のご連絡をいただいて落ち込んだこともありました。
また、最初は教育業界で働くことが自分の強みを最大限活かせると思い込んでいたので、他の業界まで視野を拡げることを決めるまで時間がかかりました。

Q. ご就職先企業での選考で、ご自身が評価されたと思う部分はどのあたりでしょうか?
採用担当の方からお聞きしたところ、僕は自分の作ったサービスを人に届けるためにマーケティング活動もしていたのですが、その行動力や根性を評価してくださったそうです。
「業務に入ったら分からないことだらけだと思うけど、色々なことを自分事に捉えて巻き取ってくれる姿が期待できた」と聞きました。
Q. RUNTEQの就活サポートはいかかでしたか?
僕は前職が教師だったことや勤めていた期間が短かったこともあり職務経歴書や履歴書の書き方で悩んだのですが、何度も相談にのっていただいたり丁寧に添削していただきました。
RUNTEQで学んだ知識もマインドも現場で活用
Q. 入社後、RUNTEQでの経験を生かして力を発揮できている実感はありますか?
就職先の企業では自社サービスの新機能を作ったり機能改修を行なったりしているのですが、カリキュラムで学んだRails関連の知識が活きている実感があります。
また、サーバーサイドエンジニアという職種の垣根を越えてさまざまなことに挑戦している点を褒めてもらえました。
例えば、僕がサービスを使って気になる部分があればデザイナーの方に相談したり、開発以外でも文化づくりや発信、ミーティングやイベントの準備など様々なことをやっています。
Q. 今後のキャリアの展望を教えていただけますか?
より難易度の高いサーバーサイドの実装を行えるようになるために一歩ずつ進んでいくことを今は一番大切にしたいです。
後は、発生した不具合の調査やCSの方からの依頼の対応なども一通りこなせるようになったり、仕様のすり合わせや文化づくりなど部署を超えたコミュニケーションが必要な役割も担っていって、開発者としても組織の一員としても大きな価値を生み出していきたいと思っています。
Q. RUNTEQ検討中の方へ一言アドバイスをお願いいたします!
まず、大学で情報系のことを学んできた僕でもプログラミングスクールは学べることが本当にたくさんある場所だということをお伝えしたいです。
専門機関である大学と比べるとプログラミングスクールはレベルの低いことを教えている場所という偏見があるかもしれませんが、実際には実務で活かせる技術も実務とは関係ないことも学べることはたくさんあります。
それから、ユーザーに自分の作ったサービスを使ってもらう楽しさをぜひ体感してもらいたいなと思います。
僕のポートフォリオ「席替えメーカー」は、実際に教室での席替えで使ってくださる教員の方が増えており、しっかりと価値の提供ができていることが本当に嬉しいです。
いろんな方々に使ってもらえる機会のあるサービスを開発できることは、とても楽しいです。

編集後記
いかがでしたでしょうか?
今回取材させていただいた寺井さんは、情報学科をご卒業のうえ独学経験がある状態でRUNTEQに入学されていましたね。
本編でも話題になっていたように、プログラミングスクールは初学者向けであると思われがちです。
しかしRUNTEQでは、現役エンジニアが現場のレベルに即して作成したカリキュラム、活発なコミュニティ、ポートフォリオの本格的なサポートで、独学の先を習得することが可能です。
プログラミングを仕事にしたいけれど、現場に出るにはどこまで学習をすればいいか分からない。
そんなお悩みをお抱えの方は、まずはぜひRUNTEQの無料無料カウンセリングにお越しください。
あなたのご状況に合わせたロードマップを一緒に考えます!
ご予約はこちらから、ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/
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