独学で個人サービスの運営をしていても就活では実力が通用しなかった経験からRUNTEQ(ランテック)で学び直し、憧れだったゲームメディア企業にエンジニア転職を成功された笠井さん。ただ動けばいいと考えていたプログラミングから現場で本当に必要なRailsの知識を習得してレベルアップし、活発なコミュニティで志を同じくする仲間に刺激を受けたと言います。プログラミング学習を挫折しそうな方への実感のともなったアドバイスは必見です。【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビューvol.37】※RUNTEQ学習期間は2020年11月-2021年5月の6ヶ月間
独学でサービスをリリースするも就活で苦労、入学を決意する
Q. ご経歴を教えてください
高校を卒業した後に地元の会社に就職しました。自動車の金型を作る製造業の会社で5年半勤務していました。
前職を退職して約1年後に同じ自動車業界に転職。そこでは自動車の精密部品を作るラインを立ち上げたり試作品を作ったりという仕事に従事して、3年間勤務しました。
Q. なぜプログラミング学習を始めましたか?
プログラミングに出会ったのは2年半ほど前でした。
もともとゲームが好きで、WordPressでゲーム攻略のブログを個人で立ち上げていました。
その頃はプログラミングのことは全く知らず、WordPressがPHPで作られていることすら知らなかったんです。
ただ「なにかコードが書いているな?」とは思っていて、そのブログがきっかけでプログラミングのことを知りました。
プログラミングができるようになったら、もっと色んなものが作れると思い興味を持ったのでProgateを触り始めました。
触り始めたものの、ブログの方が勢いがついてきたのでProgateを一旦休止して、半年ほど後でブログが落ち着いてきた時にもう一度取り組み始めたのが2年半前のタイミングです。
自分でコードを書いて、それがブラウザに表示されるのがすごく新鮮で刺激的で楽しかったです。
仕事もそうですが、プログラミングでも気持ちが乗ってくると集中して夢中になってずっと取り組んでしまうので、時間があっという間に経つ感じでした。
Q. エンジニアを目指したきっかけはありますか?
エンジニアを目指そうと思うようになったのは、ネット経由でプログラミングを頑張れば仕事にもできるということを知ってからです。
それまでは趣味で、楽しくて取り組んでいましたが、「こんな楽しいプログラミングを仕事にできるんだ!」と、気づいたことがきっかけです。
未経験でも、成果物を持って実績としてアピールしていけば、挑戦することができる入り口があることを知りました。
最初は独学で、就職などは考えずに、ブログの延長線上でゲームを盛り上げるようなサービスを作ってみたいなと思い取り組みました。
Rails・Rubyを学習して、純粋に楽しさと好奇心でサービスを作りました。
この時は本当に「楽しかった」という一言に尽きます。作りたいと思ったものを、自分が作り出せるということが純粋に嬉しかったんです。
とりあえず動いてくれてユーザーに使ってもらえるだけで良くて、それでお金を稼ごうという考えはまだありませんでした。
Q. 独学されていたにも関わらず、RUNTEQの入学を決めたのはなぜですか?
独学で作ったサービスをポートフォリオにして就職活動を4ヶ月ほど行ってみたのですが、書類もほぼ通らず、3社ほど通った会社も面接でうまく行きませんでした。
面接の時に「今の実力じゃエンジニアという職業につくのはむずかしいんじゃない?」と企業の人から言われたことがありました。
自分はまだ就職できるほどのレベルに到達していないんだということに気づいたこと、その面接官の方に「スクールへ通ってみたら?」と勧められたことがきっかけで、スクールに入ることを決めました。
とはいえ、当時の僕はスクールにあまり良いイメージがありませんでした。スクール卒というだけで就活で煙たがられるという噂も聞いていたからです。
しかし色々と情報収集をしているうちに、RUNTEQだけどこか他のスクールとは違う魅力を感じました。
また当時入っていたTwitterのコミュニティ内に、上っ面の情報ではなく業界に詳しく、戦略的に就職活動して成功されていて信用できそうだと思える方がいたんです。
その方とSlackでもコニュニケーションを取らせていただくと、実はRUNTEQの卒業生だったことが分かりました。
他にも大手スクール2社の面談を受けたのですが、卒業生とRUNTEQのキャリア相談会のお話を聞いて、RUNTEQが一番良いと思いました。
何でも正直に話して頂けたことや、現場のことやWeb業界のことをきちんと理解していないとわからないこともちゃんと答えてもらたのが良かったです。
Twitterで他の卒業生の発信を見て、ここのスクールは他とは違うなという印象がありましたし、キャリア相談会で信用できると確信できたのでRUNTEQに決めました。
現場を意識したカリキュラムと活発なコミュニティで多くを学ぶ
Q. RUNTEQのカリキュラムはいかでしたか?
なぜこのgemを使うのか?なぜこの技術を使うのか?そこをちゃんと理解しながらカリキュラムに取り組んでいくというところが独学とは違いました。
独学のときはそのようなことは考えずに、とりあえず動けばいいという感じで組み合わせて作っていました。
しかし、実際の実際の業務を意識した時に、もっと中身の部分を理解しないといけないのだと気づき、そこをカリキュラムで補えたのが良かったです。
中でも応用編のコードリーディングについては一番勉強になりました。
Q. RUNTEQのコミュニティはいかがでしたか?
コミュニティはすごく良かったです。コミュニティが活発だというところがRUNTEQを選んだ理由の1つでもあります。
転職後のことも考えると、どこかに属せるコミュニティがあったほうが良いと考えていました。
独学もスクールも両方体験したので、スクールに入っていなければそもそも続いていなかったのではないかと思います。
一人で取り組むのと、頼れるコミュニティがあるのとではメンタル的にもだいぶ違うはずです。
好きで取り組んでいるうちはいいのですが、うまくいかなかったり調子が悪くなった時はコミュニティがあるかないかでだいぶ違いが出てくると思います。
Q. 他にRUNTEQで印象に残ったことはありますか?
editch(ポートフォリオコンテスト)に出させてもらったのが大きかったです。
LT会の主催の方が、僕のQiitaを見たきっかけでLT会に誘っていただき、その中の流れでeditchまで繋いで頂けました。
もともと作っていたポートフォリオは以前の就活時に役立てられなかったので捨てようと思っていたところ、LT会でたくさんアドバイスを頂け助かりました。
定量的な数字部分もアピール材料であったり、どこを強みとしてアピールしていけばいいのかを、LT会やeditchで色々と気づかせて頂いたのが印象に残った経験の1つです。
夢中で取り組んだことは諦めなければつながる
Q. 就職活動期間と卒業後の進路を教えてください
ゲームメディア企業に内定をいただきました。
業務内容としては、ライターさんの管理画面のシステム開発や、攻略情報に使われるツールの開発、簡単なバグ修正などから入り、のちのち業務の幅を広げていく感じをイメージしています。
活動期間は5〜6ヶ月ほどかかり就活には苦労しました。
20社くらい書類を送り4社面接を受け、2社内定を頂いたのですが、提示された条件などですごく迷っていました。
ちょうどそのタイミングにgreen経由で今回内定をいただいた会社からアクションがあり、面談の機会を頂きました。
こちらの会社は以前の就活の時に書類を送っていたのですが書類選考で通らず、諦めきれなくてCTOにDMを送ったりもしていた会社でした。
憧れの会社からのアクションで面談の機会をいただけたのですが、正直自分の今の実力では即戦力として貢献できないかもしれないと思い、面接の時にも正直に「2~3年どこかで経験を積んで自信を持てるようになってから再挑戦をしようと考えています」とお伝えしました。
すると面接官の方から、「見た感じすぐにでも働けそうですよ」と言って頂けました。
偶然にも以前DMを送っていたCTOに面談していただけたので、そのことを伝え1年越しにDMを見て頂くことができ、自分の熱意を伝えることもできました。
CTOの方からの「1年前からうちに興味を持ってくれていたんだね。なおさら1回受けてみてよ」という後押しも嬉しかったです。
当初募集していたのは海外事業でしたが「国内の開発ポジションを開けたから受けてみて」と言われ一次面接、その後の最終面接も通過し9月末に内定をいただきました。
学生の頃から憧れていて純粋にかっこいいと思っていた企業に、一番理想的な形で入社することができ、苦労が報われたと感じましたし、今回の転職は本当に嬉しいです。
Q. 選考ではご自身のどの点が評価されたと感じますか?
まずは個人が独学で、ユーザーがつくようなサービスを作っていたことを評価していただきました。
その後、就活がうまく行かなかった時に課題解決のためにスクールに通い、卒業をして再度就活に挑むその過程も評価していただけました。
さらに趣味で続けていたゲーム攻略ブログの運営も評価していただけたんです。
ライターさんの気持ちを理解してシステムに落とし込める人材が望ましいと、自身のブログ運営の経験も評価していただき嬉しかったです。
いろいろとうまく行って、後になって思ったのが、その時その時で夢中になってやっていた事というのは諦めなければ最終的に繋がってくるものなのだと身に染みて思いました。
Q. RUNTEQの就活サポートはいかがでしたか?
一番良かったのは模擬面接でした。改善点をきちんと正直に言っていただけたのが良かった。あとRUNTEQの事業部長直々に模擬面接していただいたのもありがたかったです。
業界に詳しい方が就活においての正しい知識を教えてくださったおかげで、サービス志向をもって正しく就活することができて良かったです。
他に印象的だったのが、志望動機や目指すエンジニア像が抽象的すぎると言われたことです。
「もっと具体的に相手に刺さるように!」とアドバイスいただきました。初歩的な部分ですがそこをきちんと言って頂けて良かったです。
ゲーム業界全体をしくみやサービスで支えるエンジニアへ
Q. 今後どのようなエンジニアを目指したいですか?
ゲーム業界を下から支えて盛り上げて行きたいです。
今までの経験を活かして、ゲームを楽しく遊べる人が増えるような、そんな世の中を作るために貢献したいです。
そのためにもゲームそのものを開発する側に立つのではなく、ゲームを遊ぶしくみや関連サービスなどを、外側から支えて盛り上げて行きたいと思います。
Q. プログラミング学習に挫折してしまいそうな方に一言アドバイスをお願いします!
僕自身、希望が無くなって挫折しそうになったこともあります。
でも結果を見ると理想的な形で着地することができたので、辛いときがあっても頑張ったことを思い出してその時の経験を自信にして、諦めずに進んで欲しいと思います。
頑張って夢中になって取り組んでいた時の行動や経験や実績は、最終的にどこかに繋がってくると思います。僕は今回のことで実感しました。
今頑張っている最中の人もいると思うけれど、諦めずに進んで行ってほしい。僕が経験したように、続けていたらいつか繋がる日がくるでしょう。
ですので、それまでは諦めずに続けてほしいし、その努力はいつか報われると思います。
編集後記
いかがでしたでしょうか?
笠井さんはRUNTEQご入学前から独学でプログラミング学習をするだけでなく、個人開発したサービスを運営していました。
運営陣もびっくりの積極性でしたが、それでも面接官にはエンジニアになるのは厳しいと言われてしまいます。
未経験からのエンジニア転職に必要なのはプログラミングの知識や技術だけではありません。
ポテンシャル枠の採用になるため、サービス志向・自走力・論理的思考力・学び続ける姿勢・コミュニケーション能力などなど総力戦です。
独学で学べない部分をプログラミングスクールであるRUNTEQなら補えます!
笠井さんのように自信を持って就活に望むために、私たちと学びませんか?
RUNTEQにご興味がある方、本気でWebエンジニアを目指していらっしゃる方は、まずはぜひ無料キャリア相談会にお越しください!
ご予約はこちらから可能です。ぜひお待ちしております。https://runteq.jp/
本記事を読んだあなたにおすすめ!卒業生インタビュー