エンジニア転職をする際によく聞く「ポートフォリオ」ですが、みなさんはイメージできますか?
- 聞いたことはあるけど具体的にはわからない
- ポートフォリオを作るメリットはあるの?
- そもそもどうやって作ればいいの?
など「エンジニアのポートフォリオについてよくわからない…」と悩む方も多いはず。
そこで今回の記事では、未経験からWebエンジニアを目指す方に向けて「ポートフォリオ」の概要から、作るべきメリットや作らない場合に起きるデメリットなど幅広くお伝えしていきます。
この記事を読めば、ポートフォリオの重要性を理解することができ、他の方よりも有利に転職活動を進められるでしょう。
ぜひ、最後まで読み進めてみてくださいね!
エンジニアにとってのポートフォリオとは
ポートフォリオとは、一言で表すと自分のスキルや実績を伝えるための作品集のことです。
デザイナーが過去に作成したデザイン集や、カメラマンが撮った写真集などがポートフォリオと言えます。
これをエンジニアの場合で考えると、個人で作成したWebサービスやソースコードなどが対象になりますね。
エンジニア転職時でのポートフォリオの役割は、0からどれくらいのレベルのものを作れるかをアピールするために作られることが多いです。
このポートフォリオがあれば、あなたの実力は一目でわかるようになります。なぜなら、作成したサービスをもとに、技術力を証明できるからです。
また、ポートフォリオは作成者それぞれの魅力が伝わりやすく、作品自体にも大きな差が出ます。どのようなものを作るかによって「作品に対する思い」を知ってもらうこともできるでしょう。
わかりやすい例として、あなたがポートフォリオで音楽系のアプリを作成したとしましょう。
その場合、ポートフォリオを提示すれば「音楽が好きな人なんだな」と作品を通じてあなたの想いが直感的に伝わりますよね。
また、作品自体に統一感を持たせてポートフォリオを完成させれば「最後まで仕事をきっちりこなす人なんだな」といった良い印象を与えられる可能性も高いでしょう。
このように、未経験でもポートフォリオがあれば、あなたのスキルや実績が一目でわかるようになり、企業の採用担当者にもしっかりアピールできますよ!
エンジニアにとってのポートフォリオとは
・個人で作成したWebサービスやアプリなどの作品集のこと
・作成したサービスをもとに技術力を証明できる
エンジニアがポートフォリオを作成するメリット
エンジニアが作成するポートフォリオについてイメージは膨らみましたか?
ここでは、具体的にポートフォリオを作成するメリットについて説明させていただきます。
ポートフォリオを作成するメリットとしては、以下の3点になります。
- 就職活動時に技術力や想いをサービスを通して語れる
- 面接時に会話が弾みやすい
- 自分が何を作れるのかをすぐにPRできる
共通して言える部分としては、面接を突破する可能性が高いことでしょう。
ポートフォリオがあれば、サービスを通してあなたの技術力や想いを伝えられます。
経歴やスキルを口頭で説明するより、作品を見せながら説明した方が説得力も高いですよね。特に未経験者の場合、作品を評価してもらえれば技術力のアピールにもなります。
採用担当者の目線でも、数ある応募者の中でポートフォリオがあることは強みになります。
職務履歴書だけで書類選考を通過する人よりも、ポートフォリオを作成している人の方が目立ちやすいからです。
作品を通して、こだわった部分やスキルを証明すれば面接官との会話も弾みやすいでしょう。結果的に、面接の通過率が上がる可能性があります。
そして、何よりも一番のメリットは、自分がどんな制作物を作れるかを具体的にPRできること。
技術力を求めている企業に対して「自分は○○のスキルがあり××が作れます!」といったPRができます。
- 作成したアプリやツールをWebページにまとめる
- スキルが身につくまでの過程をQiitaに投稿する
- GitHubにソースコードを載せる
エンジニアのポートフォリオは、作成したアプリだけでなく、その過程やソースコードも技術力として伝えられます。だからこそ、未経験者の方は上記を意識してポートフォリオを作成すれば、企業側に強い印象を残せますよ!
ポートフォリオがない場合のデメリット
ここまでは、ポートフォリオを作成するメリットをお伝えさせていただきました。反対に、ポートフォリオがない場合のデメリットは以下の2点になります。
- 企業側があなたのスキルを正しく評価できない
- 未経験だと就職で非常に不利になる
まず1つ目に、あなたがどのくらいのスキルを持っているかを正しく伝えることが難しくなるでしょう。
ポートフォリオがない場合、スキルを証明するには「何ができて何が作れるのか」を口頭で説明しなければいけません。
そうなると、企業側も具体的なイメージを掴むのが難しくなるため、あなたのスキルが正しく評価されないケースも出てきてしまうのです。
企業側としても、面接時に提示されるポートフォリオは重要な判断材料の1つです。そのため、スキルを正しく評価されない可能性があると面接突破の機会を逃してしまうでしょう。
また、未経験の場合だと過去の経歴をアピールポイントにするのが難しくなります。ポートフォリオがないと、実力が伝わりづらいため就職が不利になってしまうんですね。
そうなんです。実際、実務経験を積んだエンジニア経験者とポートフォリオがない未経験者を比較すると、どうしても未経験者は目立ちづらくなってしまいますよね。
企業側でも、実力がわからない人は書類選考の時点で落としてしまうケースもあると言われています。
だからこそ、未経験者の方は「採用する価値のある人材だ」と採用担当者に感じてもらうためにも、ポートフォリオは作成しておくといいでしょう。
ポートフォリオの作成方法について
ここまで読み進めてきた方は「ポートフォリオはどうやって作ればいいんだろう?」と悩んでいる方もいると思います。
ポートフォリオを作成する具体的な方法としては、以下の4ステップにまとめられます。
- サービスの説明書である「README」を作成する
- 必要な設計や機能を洗い出して画面の構成図を作成する
- 各ページに保存する情報を簡単に図式化する
- GitHub Issueに登録して開発を開始する
ザックリとした流れとして、まずはどんなサービスなのかを説明する部分を作成します。
サービスの概要からユーザーが持つ課題の解決方法など、ユーザー目線で書いていきましょう。その後に、ポートフォリオ全体の設計図を作成していきます。
これらの準備が完了したら、GitHub Issueに登録して開発を始めていきましょう。
- 「マーケットイン」でユーザー目線に立ったサービスを作るように意識する
- 運用後はユーザーの声を反映させて、改善・運用を繰り返す
そのほかにも、上記の点などを気をつければ、質の高いポートフォリオが作成できますよ。
詳しくは、未経験Webエンジニア向けポートフォリオの作り方【転職で役立つ】で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後
今回の記事では、エンジニアが作成するポートフォリオについての解説やメリット・デメリットについて解説させていただきました。
質の高いポートフォリオを作成しておけば、転職活動時に企業に対してスキルや実績を伝えられるため、しっかり準備しておきましょう。
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未経験からWeb系エンジニアへ転職したい人むけにロードマップを作成しました。以下の記事を参考にしてみてください。