「プログラミングスクール卒業生が使えないって本当?」
「失敗しないプログラミングスクールの選び方を教えて欲しい!」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
未経験からWebエンジニアに転職しようと思ったときに、プログラミングスクールが選択肢に上がる方もいるでしょう。しかし調べてみると「スクール卒業生だと現場で使えない」といった記事がヒットして不安になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、下記の内容を解説していきます。
- プログラミングスクール卒業生は使えないは本当か?
- プログラミングスクールではなく独学をすべきなのか?
- 失敗しないプログラミングスクールの選び方
今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつもWeb系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールを運営している弊社が、プログラミングスクール卒業生の人が使えないと言われる理由やその対策を解説していきます。
この記事を最後まで読めば「スクール卒が現場で使えない」とレッテルを貼られてしまう理由がわかります。未経験でも失敗しないようなスクールの選び方なども解説していくため、ぜひ最後まで読んでみてください。
プログラミングスクール卒業生が使えないと言われる4つの理由
1.プログラミングスキルが低い
プログラミングスクール卒業生が使えないと言われる理由の1つとして、プログラミングスキルが低いことが挙げられます。
理由としてはプログラミングスクールの学習レベルが、実務レベルとかけ離れているからです。
スクールによっては、最短3ヶ月でエンジニアを目指すような短期集中のところもあり、プログミング言語やフレームワークを理解して使いこなせるレベルに到達していない人もいます。
以上の理由から、プログラミングスクール卒業生の人は実務レベルまでスキル育っていないため、現場では使えないと思われてしまう可能性があるのです。
2.即戦力になれる応用力がない
先ほども軽くお伝えしましたが、プログラミングスクールスではフレームワークやプログラミング言語の基本を集中的に学ぶところが多いです。
そのため、就職したとしても現場ですぐに活躍できるような即戦力になれるとは限りません。スクール内の課題としても、現場で必要とされているものを作るわけではなく、学んだフレームワークを使いながらクリアする課題が多いです。
現場で臨機応変に対応するような応用力は磨かれていないため、即戦力としての期待は難しくなります。
短期間で就職を目指すスクールの性質上、仕方がないことではありますが、使えないと言われてしまう理由の1つとして、即戦力になれる応用力がないことも挙げられるでしょう。
3.「3ヶ月でプロのエンジニアになれる」のような誇大広告に騙されている人も一定数いる。
3つ目の理由としては、プログラミングスクールの誇大広告に騙されている人が一定数いるということです。これはスクール側の問題になりますが、誇大広告でエンジニアに憧れてしまう人が一定数いるため「楽して儲けられる」と考えて就職することがあります。
しかしエンジニアは、常にIT技術を学習し続けたり、専門知識を深めるために日々スキルアップする人もいるほど勉強の毎日のため、楽に稼げるといった理想と現実のギャップに耐えきれず、辞めてしまう人もあとを立たないです。
誇大広告で勘違いしてしまう人の場合、会社に入社してから挫折する確率も高いため、結果的にスクール卒業生は使えないと思われてしまうのでしょう。
プログラミングスクール卒業生は書類選考が通らないのか?
プログラミングスクール卒業生は書類選考が通らないのかという疑問ですが、結論から言うと一部のスクール名でフィルタリングしている企業もあります。
実際に某大手のプログラミングスクールに入学したことを履歴書やwantedlyに書いたところ、書類選考の時点で弾いてしまう企業さんも存在します。
その理由としては、以下の2つです。
- 独自性のないポートフォリオの提出
- スクールによってはネガティブな印象を持たれる
1つずつ理由を解説していきます。
独自性のないポートフォリオの提出
エンジニア転職をするときに面接で重要視されるのがポートフォリオです。ポートフォリオとはエンジニアが自ら作ったアプリやサービスなどの作品集のことを言います。
ここで起きる1つの問題点は、同じスクールから卒業した人のポートフォリオが似通って、個性が無くなってしまうことでしょう。
他の人と比べても大差ないポートフォリオは独自性がないという評価になり、むしろ悪いイメージを持つ企業さんも多くいます。
スクールの名前を見ただけで同じポートフォリオを作っているところだと判断されてしまえば、書類選考を通過するのは難しくなるでしょう。
ポートフォリオ作成は重要ですが、どのような視点で作り、どういうこだわりがあるのかを伝えられるオリジナリティーがある魅力的なものでなければ意味がありません。
独自性のないポートフォリオの提出は、書類選考で悪い評価になるため注意してください。
スクールによってはネガティブな印象を持たれる
プログラミングスクールを卒業していることにより、ネガティブな印象を持たれることもあります。
一部のスクールではありますが、カリキュラムが最低限のものだったり、Webエンジニアとしての能力が足りていないと判断されるところもあるからです。
そもそも未経験でWebエンジニア転職をするとしても、現場でかなりのレベルが必要となります。たくさんの応募者がいるなかで、スクールによっては名前が書いてあるだけで印象が悪くなってしまう場合もあります。
評判の悪いスクールに通うぐらいであれば、独学でプログラミングを学びながら自走力をアピールした方が選考に通過しやすい可能性さえあります。
すべての企業さんがそうとは言えませんが、一部の企業ではプログラミングスクール卒業の応募者に対して、ネガティブなイメージがあることも事実です。
プログラミングスクールではなく独学をすべきなのか?
結論から言うと、独学よりもプログラミングスクールの方がおすすめです。
プログラミングスクールに通うことで、独学では得られないたくさんの情報を知れることが大きなメリットになるでしょう。
- 就職・転職相談
- 現役エンジニアへの質問
- 業界や現場の旬な情報を知れる
- ポートフォリオ作成のサポート
その通りです!むしろスクールの価値は、現役エンジニアの方と関われる機会があったり、ネット上の情報や書籍では得られないようなIT業界や現場で求められるレベルなど、リアルな情報を聞けることにあるでしょう。
情報過多の今の時代では、ネットの情報や書籍など情報はたくさん溢れています。しかし初心者の場合は、なにが正しい情報なのかの見極めができない状態です。
未経験から就職・転職を成功させるためには、正しい情報を吸収できるプログラミングスクールがおすすめです。
失敗しないプログラミングスクールの選び方
プログラミングスクール選びで失敗しないためには以下の6つをチェックしましょう。
- 目的とあっているか?
- 講師が現役エンジニアか?
- 十分な受講期間はあるか?
- コミュニティの有無
- ポートフォリオサポートがあるか?
- 転職支援はあるか?
1つずつ解説していきます。
1.目的とあっているか?
エンジニアといってもIT業界では役割によって、学ぶべき言語は変わります。Web系エンジニアに転職するのと、SESでは全く必要なスキルが異なります。
- Web系エンジニア:RubyやPHP
- SI業界:Javaなど
どのようなエンジニアとして活躍したいのか?どういった働き方が理想なのか?を逆算しつつ、学ぶべき言語を習得できるかカリキュラムをチェックしましょう。
2.講師が現役エンジニアか?
スクールの講師が現役のエンジニアであるかも確認しときましょう。なぜなら学生がアルバイトで講師をやっているケースもあるからです。
うちの受講生がオリジナルポートフォリオでLINEのLIFF使って詰まっていたのですが、こちらも知見がなかったので講師がささっとサンプルを作ってキャッチアップして教えていました。
やっぱりメンターが素人のスクールってオリジナルポートフォリオのサポートも出来ないので価値ないですよ。
— ひさじゅ@Web系転職に強いプログラミングスクールRUNTEQ (@hisaju01) February 3, 2021
上記のTwitterを見るとわかりやすいですが、受講生がポートフォリオについて悩んでいるときに、すぐにアドバイスできる知見がある講師でなければスクールで教えてもらう意味がなくなってしまいます。
とくにWeb系エンジニアであれば、実務経験が豊富なプロの現役エンジニアから指導を受けることが大事でしょう。
3.十分な受講期間はあるか?
プログラミングスクールのなかには、短期間でエンジニアになれるといった謳い文句がありますが、実務経験レベルのスキルを身に付けるためには十分な時効期間が必要です。
目安として未経験からエンジニアになるには、1000時間ほどの学習時間が必要でしょう。
1,000時間と聞くと大変な印象を持つ方もいますが、専門職として働くためには最低限でもこのぐらいの学習時間がなければ、選考に通過することも難しいです。
実務経験レベルのプログラミングスキルを身につけたいのであれば、カリキュラムが豊富で十分な受講期間であるかはチェックしましょう。
4.コミュニティの有無
スクール内に受講生同士が触れ合えるようなコミュニティーが存在しているかも大事です。
なぜなら独学と比べて同じ志を持つメンバーでの意識共有や相談ができることにより、モチベーション管理がしやすくなるからです。
またスクールの卒業生で現役エンジニアになった方と関われる機会があるコミュニティもあります。その場合は、未経験からエンジニアになるまでに悩むことを相談できたりと、より身近な存在として有益な話を聞けるでしょう。
コミュニティがあることでモチベーション管理が進んだり、エンジニアになるための道筋がイメージしやすくなります。
5.ポートフォリオサポートがあるか?
エンジニア転職ではポートフォリオの質が重視される傾向にあります。そのためポートフォリオに対してのサポートがあるスクールがいいです。
オリジナリティーのあるポートフォリオを作成すれば、ほかの応募者と差別化ができて選考が有利に働く場合もあります。
独自性のあるポートフォリオ作成のサポートがあるかどうかをスクール選びの判断基準にしてみましょう。
6.転職支援はあるか?
スクール内で転職支援を受けられるかは非常に大事です。スキルだけなら参考書を買っても最低限は身に付きますが、就職までのサポートまで対応してくれるのはスクールだけです。
転職支援として受けられるものは以下のようなものになります。
- 自己分析
- 企業分析
- 面接対策
プログラミングスキルが身についても、最終的には企業に入るための就活準備が必要になります。自分の強みやアピールポイントはどこなのか、どういう企業を選ぶべきなのかも転職支援でサポートしてくれるスクールがいいでしょう。
失敗しないプログラミングスクールの選び方については、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
おわりに
今回の記事では「プログラミングスクール卒業生だと現場で使えない」と言われる理由について解説しました。
- スクールによっては実務経験もなく印象が悪く思われることもある
- スクールに通えばスキル以外に学べることがたくさんある
- 自分に合ったスクールを選び有利に就職・転職を進めていこう
「スクール卒業生が使えない」と言われてしまう原因は、実務経験レベルに達していないカリキュラムや一部評判の悪いスクールであることでした。
大切なのは豊富なカリキュラムが用意されていて、即戦力レベルでプログラミングスキルを身につけられるようなスクールを選ぶことでしょう。自分に合うスクールを正しく選び、適切なサポートを受けながら転職活動を成功させていきましょう。
弊社では、開発現場が求めるエンジニアになるためのプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営しております。この記事を読んで少しでもWebエンジニアに興味を持った方は、ぜひ無料のキャリア相談会へ足を運んでくださいね。