「KENスクールの料金は高い?割引はある?」
「評判が悪いと出てくるけど実際どうなの?」
このように、これからプログラミングスクールを利用しようとしている人でKENスクールの料金体系や評判が気になっている人も多いのではないでしょうか?
最近では、プログラミングスクールのWeb広告や看板を良く目にするようになりましたが、実際のところどこが自分に合っているのか選ぶ際に迷ってしまいますよね。
結論からお話すると、KENスクールは言語別や学習内容一つひとつにコースがあるので、料金は比較的安い傾向にあります。
また、個別指導や講師についての良い意見が多くあるので、評判は悪くないと言えるでしょう。
料金体系や評判に加え、サポート体制や講師の質などの細かな情報も把握しておくことで他のスクールとも比較しやすくなり、自分に最適なスクールが見つかります。
そこで今回は、以下の内容について解説します。
- KENスクールの特徴
- KENスクールのコース別料金体系
- KENスクールの評判と口コミ
- KENスクールとRUNTEQの違い
本記事を読み終えれば、KENスクールについて深く知ることができ、プログラミングスクール選びで悩むことがなくなるでしょう。
開発会社兼Webエンジニア向けのプログラミングスクールを運営する弊社が、KENスクールの料金や評判について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
KENスクールの特徴
KENスクールは、開校34年の実績を誇る大手プログラミングスクールで、個別指導や現場指導の生みの親とも言われています。
ここでは、KENスクールの8つの特徴について解説していきます。
- 安心できる個別指導
- 実機環境に触れて学ぶ
- フリータイム制で複数の校舎を併用可能
- 各種模擬試験あり
- 合格サポート制度つきの資格取得講座
- 受講生管理システムで進捗状況を記録
- 作品カウンセリングがある
- 3種類のお得な割引サポート
安心できる個別指導
KENスクールの授業は1対1の個別指導になっているのが特徴です。
プログラミング学習を進めるなかで良くあるのが「分からないところが分からない」「どこが間違えているのか分からない」といった疑問点や不明点が多く出てしまうことです。
- 人によってプログラミングを学ぶ目的が違う
- 人によって持ちわせているスキルやペースが違う
- 都合の良い時間や場所も人それぞれ
このように、一人ひとり状況は異なるのでKENスクールは個別指導にこだわりをもっています。
個別指導であれば、受講生の「なぜ?」「どうして?」の無言のサインも、見逃すことがありません。
実機演習も多く取り入れていますが、演習中も講師が教室内を巡回しているので、その場で疑問点や不明点を解決できます。
実機環境に触れて学ぶ
KENスクールでは、現場さながらの実機環境に触れることで多くの経験を積んでいきます。
実機環境に触れることで得られるメリットは以下の通りです。
- 習得度と自分の苦手部分がはっきりする
- 実務を想定した練習が可能
- 就転職先で納得のパフォーマンスを出せるようになる
- 自己解決能力が身につく
百聞は一見にしかずで、聞くだけより実際に触ったほうが多くの情報が得られます。
講師の人に習いながら操作すればスムーズに進めることができますが、自主制作を行い失敗を重ねることで成功体験に繋がります。
失敗をすることで気分やモチベーションが下がってしまうこともありますが、KENスクールは個別指導なので、すぐに講師の人に相談すれば問題が解決されることでしょう。
フリータイム制で複数の校舎を併用可能
KENスクールは、フリータイム制で複数の校舎が併用可能なので、好きな時間帯・好きな場所で学習できます。
また、校舎にはパソコンが無料開放されているので、自宅にパソコンやソフトがない人でも問題ありません。
校舎一覧は以下の通りです。
- 新宿本校
- 池袋校
- 横浜校
- 北千住校
- 名古屋校
- 梅田校
- 札幌校
- 福岡校
とくに、関東・東海・関西・北海道・九州方面の人が利用しやすいでしょう。
また、卒業後も3ヶ月間は自由に使えるのが魅力的です。
各種模擬試験あり
KENスクールには、資格試験前に自分のスキルが確認できる模擬試験があります。
各種模擬試験の特徴は以下の通りです。
- 実際の試験と同様のシステムを使用
- インストラクターと資格試験のポイント確認
- インストラクターと苦手分野の強化
資格は就転職の際にアドバンテージとなるので、余裕がある人は挑戦するのがおすすめです。
しかし、難しい試験や初めての試験はなにかと不安になるものですよね。
そこで、試験前にインストラクターの人と最終チェックを行うことで、万全の状態で試験にのぞむことができます。
合格サポート制度つきの資格取得講座
KENスクールの資格取得講座は、すべて合格サポート制度つきなので、不合格になっても合格するまでサポートが受けられます。
不合格となった場合、次の試験までに講師と弱点を分析し、スケジュールを立てることで一緒に合格を目指します。
また、追加受講料はかからないので、不合格になった際の心配をしなくて良いのもメリットです。
受講生管理システムで進捗状況を記録
KENスクールは、受講生管理システムで毎回一人ひとりの進捗状況を記録しています。
管理システムの内容は以下の通りです。
- 出席状況・進歩状況・資格試験合否の管理
- 現状持っている知識や弱点ポイントの把握
- 今後の目標・スケジュールを詳細に管理
KENスクールは個別指導なので、担当講師が事前に状況を把握し、一人ひとりに合った指導方法で授業を行います。
講師と受講生で食い違いがない状態で進められるので、ストレスなく取り組めるでしょう。
作品カウンセリング
KENスクールには、制作した作品に関してWeb/DTP部門を担当するプロの講師よりアドバイスがもらえる作品カウンセリングがあります。
- コンセプト立案
- 色合い
- レイアウト
上記のようなテクニカルな部分を詳細部分までチェックしてもらえるので、就職活動用の作品を提出する前にも利用可能です。
3種類のお得な割引サポート
KENスクールでは、3種類のお得な割引サポートが受けられます。
- スクール提携企業特別割引
- 学割プラン
- 給付金制度
スクール提携起業特別割引は、提携起業に所属している人または登録している人限定で、「受講料最大15%OFF」「入学金無料」が利用できます。
提携企業一覧は以下の通りです。
NTTソルコ・NTTヒューマンソリューションズ株式会社・NTTデータマネジメントサービス・NTTデータ グループ・アデコ株式会社・パーソルグループ(グループ各社)・日総ブレイン・富士通エフサス/クリエ・ジェイコム株式会社・SCSKサービスウェア株式会社・ベネフィット/ステーション・株式会社千趣会・みどり会・株式会社シグマスタッフ・株式会社ジェイエスキューブ東京CPA会計学院・NOCテクノソリューションズ株式会社・株式会社ビッグアビリティ・エルコムウォーク株式会社・株式会社マイナビワークス・横浜信用金庫・グローバルコムサービス株式会社・セゾン自動車火災保険株式会社・日伸セフティ株式会社
また、学割プランでは割引特典として全講座料金が20%OFFとなるので、費用を抑えたい学生の人におすすめです。
給付金制度は、条件を満たす人に対して受講料の20%相当額(上限10万円)が支給される制度で、支給対象者は以下の通りとなります。
- 初めて利用する人:雇用保険加入期間が満1年以上
- 2回目以降利用する人:雇用保険加入期間が前回利用時の開始日より3年以上
支給申請手続きは受講修了日より1ヶ月以内に行うものなので、前もってやる心配はありません。
割引サポートが利用できるかどうかだけ、事前に各条件を確認しておきましょう。
KENスクールのコース別料金体系
KENスクールのコースは、以下の5種類に分けられます。
- Web・DTPデザインコース
- プログラミングコース
- ネットワークコース
- CADコース
- オフィスコース
一つのコースで受けられる講座が多くあるので、それぞれ詳しく解説していきます。
Web・DTPデザインコース
Web・DTPコースは、PhotoshopやIllustratorなどWeb制作に必要なことが学べるコースです。
単科講座からセットコースまで数十種類もの講座があるので、自由に好きなものが選べます。
例えば、単科講座の場合は以下のようになります。
- Photoshop:59,400円(学習時間13時間)
- Illustrator:59,400円(学習時間13時間)
- HTML/CSS:46,200円(学習時間10時間)
各講座が組み合わさったセットコースの場合は、以下のようになります。
- Web Basicマスターコース:155,100円(学習時間38時間)
- Web実践就転職総合コース:377,300円(学習時間111時間)
- PHP×Web実践キャリア就転職総合コース:536,800円(学習時間132時間)
身につけられるスキルは以下の通りです。
- Photoshop
- Illustrator
- HTML/CSS
- DreamWeaver
- Javascript Ajax jQuery
- InDesign
- スマートフォン対応
- PHP
- SEO
Web業界での就職や転職を目指す人は、とくにHTML/CSS・Photoshop・Illustrator・PHPの習得がおすすめです。
プログラミングコース
プログラミングコースは、スマホアプリ開発やWebサービス、商用システム開発に必要な言語が学べるコースです。
こちらにはセットコースはないですが、「Java・C言語/C++・組込み・スマートフォンアプリ・Webプログラミング・VBA・VB (Visual Basic)・データベース」の8つの項目で数十種類もの講座があるので、自由に好きなものが選べます。
具体的には以下の通りです。
- Javaベーシック講座:136,400円(学習時間30時間)
- C言語プログラミング講座(基礎):170,500円(学習時間30間)
- 組込みC言語開発講座:163,900円(学習時間36時間)
- Androidアプリ開発講座:1101,200円(学習時間24時間)
- JavaScriptコーディング講座:68,200円(学習時間15時間)
- VBA基礎:41,800円(学習時間12時間)
- Visual Basic講座:136,400円(学習時間30時間)
- SQL講座(MySQL):68,200円(学習時間15時間)
また、身につけられるスキルは以下の通りです。
- Java
- C言語/C++
- 組込み
- スマートフォンアプリ
- VB (Visual Basic)
- PHP/WordPress/LAMP
- VBA
- データベース
- Unity
ECサイトやSNSを開発したい人はJava、スマホアプリを開発したい人はAndroid講座を受講するのがおすすめです。
ネットワークコース
ネットワークコースは、ネットワークエンジニアとして活躍するために必要なスキルが身につくコースです。
こちらも「CCNA・Linux・Windows・実務研修 雲講座」など数十種類の講座がありますが、最もおすすめなのは「就業支援付きCCNAコース」です。
特徴は以下の通り。
就業支援付きCCNAコース | |
---|---|
受講形式 | E-ラーニングによるオンライン学習+スクール通学(毎月2回、希望の土曜・日曜・祝日) |
受講料金 | 217,000円(税抜) 紹介企業へ就業された場合のみ 全額キャッシュバック |
受講期間 | 3ヶ月(現在未就業の場合は20日) |
年齢 | 35歳未満 |
就職支援内容 | 履歴書 職務経歴書の作成 面接の練習 自己PR方法 面接の日程調整 |
通信インフラを支えるネットワークエンジニアの需要は高く、近年ますますニーズが伸びています。
コンピューターをつなげるためのネットワークシステムの構築や運用を行いたい人は、受講料がキャッシュバックされる就業支援付きCCNAコースがお得です。
CADコース
CADコースは、CADを仕事にするために必須な製図の読解力を習得できるコースです。
こちらも数種類の単科講座がありますが、最もおすすめなのは「就業支援付き機械設計エンジニアコース」です。
特徴は以下の通り。
就業支援付き機械設計エンジニアコース | |
---|---|
受講形式 | 自由通学型(一部日程固定) |
受講料金 | 200,000円 紹介企業へ就業された場合のみ 全額キャッシュバック |
受講場所 | KENスクール関東各校・梅田校・名古屋校 |
受講期間 | 6週間(受講時間目安 72時間) |
年齢 | 30歳未満 |
就職支援内容 | 履歴書 職務経歴書の作成 面接の練習 自己PR方法 面接の日程調整 |
機械設計エンジニアは、機械が動く仕組みやメカニズムを設計する仕事で、CADという製図ソフトを用いて基本設計を行います。
実際に、ものづくりを行う業界で幅広く使用されているので、自分が興味ある業界を選びやすいのが魅力的です。
オフィスコース
オフィスコースは、オフィスソフトの基礎〜応用が学べるコースです。
こちらもセットコースはないですが、「キータッチ・Excel・Word・PowerPoint・Access・VBA(Excel/Access)」の6つの項目で数十種類もの講座があるので、自由に好きなものが選べます。
例えば、単科講座の場合は以下のようになります。
- キータッチトレーニング:8,030円(学習時間7時間)
- Excel基礎:25,300円(学習時間8時間)
- Word基礎:25,300円(学習時間8時間)
- PowerPoint基礎:25,300円(学習時間8時間)
- Access基礎:49,500円(学習時間15時間)
- VBA 基礎(Excel):41,800円(学習時間12時間)
身につけられるスキルは以下の通りです。
- Excel
- Word
- PowerPoint
- Access
- VBA(Excel/Access)
今後、学校や仕事でオフィスソフトを使用する人は、Excel・Word・PowerPointの3つを抑えておくのが良いでしょう。
KENスクールの評判と口コミ
KENスクールと検索すると、「評判悪い」と出てきますが、実際のところはどうなのか評判や口コミをまとめてみました。
良い意見と悪い意見についてまとめたので参考にしてみてください。
- 講師の方が常に理解度を気にしてくれた
- 独学でのおすすめの学習方法を教えてくれた
- 教室に講師の方が二人いて、なんでも質問できた
- 内容が充実しており、基本的なWebサイト構築の方法が学べて満足
- 全くITに関する知識がなかったが、最後まで理解できた
- スクールから遠かったため退職後から通学を始めた
- 希望エリアの転職サポートが受けられなかった
- テキストの難易度が高めで、ある程度知識がないと理解は難しいと感じた
- エンジニア転職するには圧倒的に時間が足りない印象
- 講師の方は、説明が上手な人もいれば自分に合わない人もいた
良い意見を見てみると、「講師の親切さ・内容の充実度」に関する意見が多いので、対応やカリキュラム内容の評判は悪くない印象です。
一方、悪い意見では「スクールからの距離・転職の可否」に関する意見があるので、遠方の人やエンジニア転職希望の人には向いていないかもしれません。
総合的に見て、「ITエンジニアとして転職を目指すというより基礎をしっかり理解して仕事を始められるレベルになる」という方向性のスクールなので、手取り足取り基礎から教えてもらいたい人に合っているでしょう。
KENスクールとRUNTEQの違いを比較
ここでは、KENスクールと弊社RUNTEQの違いについてまとめました。
どこのプログラミングスクールにしようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
KENスクール | RUNTEQ | |
---|---|---|
料金 | コースによる | 550,000円 (分割月々26,400円〜) |
コース | Web・DTPデザインコース プログラミングコース ネットワークコース CADコース オフィスコース |
Webマスターコース |
学習内容 | コースによる | HTML・CSS・Ruby・Rails・JavaScript |
受講期間 | 1〜9ヶ月(コースによる) | 36週間(約9ヶ月) |
コミュニティ | なし | あり |
質問回数 | 無制限 | 無制限 |
オンライン学習 | 可能 | 可能 |
講師 | 研修をしたエンジニア | 現役エンジニア |
ポートフォリオ作成 | サポートあり | サポートあり |
就労支援 | キャリアカウンセリング 履歴書・職務経歴書の作成 面接練習 自己PR法 面接日程調整 (CCNAコース・機械設計エンジニアコース・半導体エンジニアコースのみ) |
自己分析 面接練習 書類作成のサポート 会社探しのサポート |
KENスクールとRUNTEQの違いは、「料金・コース・学習内容・受講期間・コミュニティ・講師・就労支援」の7つです。
KENスクールはコース数が多いので、言語やソフトごとに細かく学習できる点がメリットです。
一方、RUNTEQのコースは1つですが、現役エンジニアによるサポートと内定率98%の就労支援が受けられます。
以下に、RUNTEQの特徴をまとめてみました。
- 2022年プログラミングスクールランキングNo.1
- 1,000時間を越える圧倒的な学習量
- Web系開発企業の内定率98%
- Webエンジニアの育成に特化
- 課題解決型のカリキュラム
RUNTEQは、業界内トップクラスの圧倒的な学習量に加え、充実した就職サポートにより、高い内定率を誇ります。
プログラミングを言語ごとに細かく学びたい人はKENスクール、がっつり学んでWebエンジニアとして転職したい人はRUNTEQという認識を持っていただけると良いでしょう。
RUNTEQの詳細が知りたい人は、以下にまとめてありますので参考にしてみてください。
まとめ
今回は、KENスクールの料金体系や評判について解説しました。
- KENスクールは、個別授業で一人ひとりを徹底的にサポートするスタイルのプログラミングスクールである
- 料金はコースや講座によるが、安いもので数千円から受けられる
- 「距離が遠くて通えない」「転職できない」などの悪い意見があるが、「講師が親切」「カリキュラムが充実している」などの良い意見が多いので、手取り足取り教えてもらいたい人におすすめ
KENスクールは、長年の実績から初心者向けのカリキュラムが充実しており、個別指導により一人ひとりを徹底的にサポートしているのが特徴です。
評判や口コミにもあるように、転職よりもプログラミングの理解や習得に重きを置いているので、1から基礎を教えてもらいたい初心者の人におすすめです。
初心者におすすめのプログラミングスクールをまとめて比較したい人は、以下にまとめてありますので、ぜひあわせてご覧ください。