「ITエンジニアって、男性ばかりで大変そう…」
「未経験の私でも、本当に活躍できるの?」
「結婚や出産を考えると、キャリアを諦めないといけないかも…」
こんな不安から、ITエンジニアへの一歩を踏み出せずにいませんか?
確かにIT業界はまだ男性の割合が多いですが、働き方の多様化が急速に進み、今まさに女性が輝けるフィールドへと変化しています。事実、多くの女性が未経験からITエンジニアへ転身し、リモートワークやフレックスタイムを活用して、キャリアとライフプランを両立しているのです。
この記事では、開発現場が求めるエンジニアを育成するプログラミングスクール「RUNTEQ」が、多くの女性卒業生を輩出してきた実績をもとに、以下の点を徹底的に解説します。
- 今、女性にこそITエンジニアが選ばれる3つの理由
- 年収や働き方のリアルな実情
- 未経験から目指すための具体的な学習ロードマップ
- 結婚・出産後も安心なキャリアパス
【結論】今、女性にこそITエンジニアが選ばれる3つの理由
「エンジニアは男性の仕事」そんなイメージはもう過去のものです。今、キャリアやライフプランを真剣に考える多くの女性が、ITエンジニアという選択肢に注目しています。
その理由は、以下の3つの大きなメリットがあるからです。
- 市場価値が上がり続ける「圧倒的な将来性」
- 結婚・出産後もキャリアが途切れない「柔軟な働き方」
- スキルが正当に評価される「公平な環境」
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
IT業界は深刻な人材不足にあり、経済産業省の調査では2030年に最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。この高い需要を背景に、ITエンジニアは性別を問わず活躍できる将来性の高い職業です。
特に、リモートワークやフレックス制度が浸透しているWeb業界では、育児や介護と両立しながら専門職としてキャリアを継続しやすく、女性にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
市場価値が上がり続ける「圧倒的な将来性」
IT業界は深刻な人材不足にあり、経済産業省の調査では2030年に最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。この高い需要を背景に、ITエンジニアは性別を問わず活躍できる将来性の高い職業です。
これはつまり、一度スキルを身につければ、年齢やライフステージに左右されずに「求められる人材」として長く活躍し続けられることを意味します。将来にわたって仕事に困らない専門スキルは、女性が経済的に自立し、キャリアを築いていく上で非常に大きな安心材料となります。
結婚・出産後もキャリアが途切れない「柔軟な働き方」
女性がキャリアを考える上で、結婚や出産といったライフイベントとの両立は大きなテーマです。IT業界、特にWeb業界では、この課題を解決する働き方が当たり前になりつつあります。
①リモートワーク・フレックス制度が基本
かつての「3K(きつい・帰れない・給料が安い)」といった過酷な労働環境は大きく改善されました。現在ではリモートワークや、出退勤時間を調整できるフレックスタイム制度の導入が進んでおり、場所や時間に縛られずに働くことが可能です。これにより、育児や介護など、家庭の状況に合わせた働き方が実現できます。
②産休・育休からの「復職しやすさ」
ITスキルは、会社が変わっても通用する「ポータブルスキル」です。そのため、出産などを機に一度現場を離れても、スキルを元に復職しやすいのが大きな特徴です。
Web業界では、サイボウズ社やメルカリ社のように経営層が率先して育休を取得するなど、子育てと仕事の両立を支援する文化が根付いています。需要の高さと柔軟な働き方が可能な企業が多いことから、復職後の勤務時間や出勤日数を調整しやすいのも魅力です。
スキルが正当に評価される「公平な環境」
IT業界は、年功序列や学歴よりも「何が作れるか」「どんな課題を解決できるか」という個人のスキルや実績が重視される実力主義の世界です。
これは、性別によって評価が左右されることがなく、スキルさえあれば誰でも平等にチャンスがあることを意味します。
実際に、男女間の賃金格差が他の業界に比べて小さいというデータもあり、自分の頑張りが正当に評価・報酬として返ってくる環境は、大きなやりがいにつながります。
女性エンジニアの年収や働き方のリアルな実情

キャリアチェンジを考える上で、そんなリアルな実情が一番気になりますよね。
ここでは、女性ITエンジニアを取り巻く「年収」「働き方」「働く環境」の3つのリアルを、具体的なデータと共に解説します。
- 【年収】スキルが収入に直結!男女間の給与格差はほぼゼロ
- 【働き方】リモート&フレックスが主流!プライベートと両立しやすい
- 【働く環境】女性比率が高いのはWeb業界!フラットな文化で馴染みやすい
【年収】スキルが収入に直結!男女間の給与格差はほぼゼロ
IT業界の大きな特徴として、他の業界に比べて男女間の賃金格差が少ない点が挙げられます。
厚生労働省が発表した統計によると、女性ITエンジニアの平均年収は30代前半で約568万円に達します。これは、同年代の女性の平均年収を大きく上回る水準です。
(出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」より、職種「ソフトウェア作成者」、女性、年齢階級30~34歳の値を基に算出。
参照URL:
【働き方】リモート&フレックスが主流!プライベートと両立しやすい
Tエンジニア、特にWeb系の職種では、柔軟な働き方が急速に普及しています。
- リモートワーク: 自宅や好きな場所で働ける。通勤時間ゼロは大きなメリット。
- フレックスタイム制度: 自分の裁量で始業・終業時間を決められる。子どもの送り迎えや通院などにも対応しやすい。
- 服装・髪型が自由: スーツを着る必要がなく、自分らしいスタイルでリラックスして働ける企業がほとんど。
パソコン一つで仕事が完結するエンジニアは、こうした柔軟な働き方と非常に相性が良いのです。
【働く環境】女性比率が高いのはWeb業界!フラットな文化で馴染みやすい
IT業界は大きく「SI業界」と「Web業界」に分けられますが、女性が働きやすい環境を求めるなら、断然Web業界がおすすめです。
- SI(System Integration)業界: 主に官公庁や大企業からシステム開発を受託する。顧客先に常駐することも多く、服装や働き方のルールが厳しい傾向にある。
- Web業界: 自社でWebサイトやアプリなどのサービスを開発・運営する。自由でフラットな企業文化が多く、働き方の柔軟性も高い。
一般的に、SI業界よりもWeb業界の方が女性エンジニアの比率が高いと言われています。Web業界には、ユーザー目線を大切にするサービス開発や、チームでのコミュニケーションを重視する文化があり、女性の持つ共感力やきめ細やかな視点が活かされやすいことも理由の一つです。
Webエンジニアに向いているか分からない方はこちらをご参照ください。
女性エンジニアのキャリアパス
女性にとって、結婚や出産といったライフイベントとキャリアをどう両立させるかは非常に重要な問題です。ITエンジニアは、その専門性を活かして多様なキャリアパスを描けるのが最大の強み。
ここでは代表的な3つの道筋をご紹介します。
- 出産後に職場復帰
- フリーランスとして働く
- マネジメント職へのキャリアアップ
①会社員として復職・キャリアアップする
確かに、技術の進化が速い業界なので多少のキャッチアップは必要です。しかし、3年程度の実務経験があれば、プログラミングの基礎や開発の勘所が身についているため、スムーズな復帰が十分に可能です。
経験が1年未満だと知識が定着していないため、復帰のハードルは少し上がる傾向にあります。
- 情報収集を続ける: 育休中も技術ブログやニュースサイトに目を通し、業界の動向を把握しておく。
- 個人開発に触れる: 簡単なアプリを作るなど、コードに触れる時間を持つと感覚が鈍らない。
- 復帰支援制度を確認: 時短勤務やリモートワーク制度が充実しているか、事前に会社に確認しておく。
②フリーランスとして働く
育児などを機に、より柔軟な働き方を求めてフリーランスになる女性エンジニアも増えています。
出産後は、まず週2〜3日稼働の案件からスタートし、生活リズムに合わせて徐々に仕事量を増やしていくのが一般的です。子どもが小さいうちは体調不良などで急に休む可能性もあるため、時間や場所に縛られないフリーランスの働き方は非常に合理的です。
フリーランスとして安定して活躍するには、3〜5年以上の実務経験と、一人でサービス開発を完遂できるレベルのスキルが目安となります。最近では、フリーランス専門のエージェントやクラウドソーシングサイトも充実しており、案件を探すハードルは下がっています。
- メリット: 働く時間や場所を自由に決められる。高単価な案件も狙える。
- デメリット: 収入が不安定。営業や契約、経理なども自分で行う必要がある。
③マネジメント職へのキャリアアップ
開発経験を積んだ後は、プロジェクトマネージャー(PM)やエンジニアリングマネージャー(EM)としてチームを率いる道もあります。
要件定義や進捗管理、メンバーの育成などを担うこれらの職種では、エンジニアとしての技術的知見はもちろん、高いコミュニケーション能力が求められます。
チーム全体の状況を俯瞰し、円滑なコミュニケーションでプロジェクトを成功に導く役割は、女性の持つ共感力や調整能力を大いに活かせるキャリアです。
【リアルな体験談】女性エンジニアの転職事例
「文系出身だし、PCも得意じゃない…」 「今の仕事を続けながら、勉強なんてできるかな…」
そんな不安を抱えながらも、勇気を出して一歩を踏み出し、今ではITエンジニアとして輝いている女性たちがRUNTEQにはたくさんいます。
ここでは、あなたと同じ悩みを持っていたかもしれない、3人の卒業生のリアルな転職ストーリーをご紹介します。
Case 1:元金融機関営業 Aさん「”作られたもの”を売るのではなく、”作る側”になりたい」
- 前職: 金融機関 営業職
- 学習期間: 約9ヶ月
- 転職先:自社開発SaaS企業(エンジニア)
金融機関で営業として4年間勤務したRさん。安定した環境ではあるものの、会社のサービスや商品に直接関われないことへのもどかしさや、業界の将来性に疑問を感じていました。「自分たちの手でサービスを改善していける環境で働きたい」という強い思いから、ITエンジニアへの転身を決意しました。
学習中は、特に後半の課題の難易度に苦しんだと言います。それでも、RUNTEQのコミュニティ(Discord)で同じ目標を持つ仲間と毎日励まし合い、1000時間の学習をやり遂げました。
面接では、未経験であることを率直に伝えた上で、「ユーザーの課題を解決するサービスを作りたい」という熱意と、金融業界で培った顧客折衝の経験をアピール。その結果、急成長中のSaaS企業から見事内定を勝ち取りました。
Aさんの詳しい転職体験談はこちら

Case2:元公務員 Bさん「安定よりも、”自分の手で創る”やりがいを」
- 前職: 公務員
- 学習期間: 約9ヶ月
- 転職先: 自社開発企業(バックエンドエンジニア)
公務員として4年間、安定した環境でキャリアを積んできたなかじさん。しかし、決められた業務をこなす日々に、「もっと自分の手で何かを創り出し、改善していきたい」という思いが募っていきました。自身の成長と市場価値を高められる環境を求め、プログラミングの世界へ飛び込むことを決意します。
学習中は、周りの進捗に焦りを感じたり、「このままで大丈夫だろうか」と不安になったりすることも。そんな時は、RUNTEQの活発なコミュニティで仲間と交流し、資格取得という短期目標を立てることでモチベーションを維持したそうです。
面接では、公務員からのキャリアチェンジという自身の経験を強みとして伝え、「課題解決のために粘り強く取り組める継続力」をアピール。その熱意とポテンシャルが評価され、見事エンジニア向けのツールを開発する企業への転職を果たしました。
Bさんの詳しい転職体験談はこちら

Case3:元客室乗務員 Cさん「自己実現できる仕事に出会うまで」
- 前職: 客室乗務員(CA)
- 学習期間: 約9ヶ月
- 転職先: システム開発企業
客室乗務員として世界中を飛び回っていた佐藤さん。しかし、コロナ禍でフライトが激減し、働き方が大きく変わったことをきっかけに、「どこでも通用する専門スキルを身につけたい」と強く思うようになりました。「スキルを活かして人に喜んでもらう」という自身のやりがいの軸と、プログラミングの面白さが合致し、ITエンジニアへの転身を決意しました。
学習中は、独学の限界を感じながらも、RUNTEQのチーム開発やハッカソンイベントに積極的に参加。多様な仲間とコミュニケーションを取りながら開発を進める経験が、大きな自信につながったと言います。
その積極的な姿勢と、CAとして培った高いコミュニケーション能力、そして何より「伸びしろ」を評価され、システム開発からインフラまで幅広く手がける企業への転職を成功させました。
Cさんの詳しい転職体験談はこちら

この記事でご紹介したのは、RUNTEQを卒業した女性たちの、ほんの一例です。 元アパレル販売員、元公務員、元客室乗務員…。私たちのスクールには、様々な経歴からエンジニアへの夢を叶え、自分らしいキャリアを歩んでいる女性が、他にもたくさんいます。
そんな一人ひとりの不安や疑問に、プロのカウンセラーが寄り添います。RUNTEQの無料カウンセリングへお越しください。
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よくある質問(Q&A)女性エンジニアの懸念点
とくに心配に感じられる点でもあると思うので、解決策も交えて解説します。
Q1. 男性社会での差別はない?
T業界、特にWeb業界は、論理と成果を重視するフラットな文化が根付いています。性別や年齢で評価が変わることはほとんどなく、ハラスメントへの意識も高い企業が多いです。
それでも不安な方は、女性エンジニア向けのコミュニティに参加してみるのがおすすめです。同じ境遇の仲間と繋がったり、先輩ロールモデルを見つけたりすることで、悩みや不安を共有・解消できます。
有名なコミュニティとして以下の2つが挙げられます。
- Tech Play女子
- Rails Girls
女性特有の悩みをライトニングトークで発表するイベントなどを行っているため、積極的に参加すると良いでしょう。
Q2. 育児をしながらエンジニアを目指すことは可能?
未経験エンジニアでも働き方の自由度は高いため、子育てしながらプログラミング勉強するのも不可能ではありません。
未経験からの転職を目指す場合、一定期間は学習にフルコミットする必要があります。
例えば、「平日は朝活で1時間、子供が寝た後に2時間」「休日は家族に協力してもらい半日集中する」など、具体的な学習計画を立て、生活に組み込むことが重要です。プログラミングスクールなどを活用し、効率的に学習を進めるのも有効な手段です。
未経験からWeb系エンジニアを目指したい方はこちらにまとめてありますので、参考にしてみてください。
Web業界は20代〜30代の方が多いことから、子育てに対する支援を積極的に行っている企業もあります。
- 育児手当
- 家族手当
- 社内託児所
- フレックス制度
育休や産休を始めとし、手当金や託児所などがある企業を選べぶことで、安心して仕事と家庭を両立できるでしょう。
Q3. 次々と新しい技術が出てくるので、ついていけるか不安です…
この不安は、ベテランも含め全てのエンジニアが持っているものです。大切なのは「全てを完璧に追いかける」ことではなく、「自分の専門領域に関わる技術を継続的に学び続ける」姿勢です。
X(旧Twitter)で情報収集をしたり、勉強会に参加したり、アウトプットを習慣化することで、楽しみながらスキルアップを続けることができます。一人で抱え込まず、仲間と一緒に学ぶ環境を見つけることが、継続の秘訣です。
Q4. IT業界は服装が自由って本当ですか?
勤務時の服装に決まりがないのもエンジニアの人気の理由の一つです。
服装にこだわりがある人は自分の好きな服装で仕事をすることでモチベーションUPにつながる人もいることでしょう。
逆にこだわりがない人でも、ラフな格好で仕事ができたら快適ですよね。
まとめ
以上、女性エンジニアの働き方について解説しました。
- ITエンジニアは将来性が高く、男女間の収入格差も少ない魅力的な職業。
- リモートやフレックスなど柔軟な働き方が浸透しており、ライフイベントとの両立がしやすい。
- 3年程度の実務経験を積めば、産休・育休後の復帰やフリーランス転向も視野に入る。
- 未経験からの挑戦は可能だが、質の高いポートフォリオ制作が成功のカギ。
IT業界は男性しか働いていないイメージがありますが、働き方や労働環境の変化により育休や産休が取りやすく、女性エンジニアの数も増えています。
ぜひご自分のライフスタイルに合った働き方を選んでみてください。
弊社では、開発現場が求めるエンジニアになるためのプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営しております。この記事を読んで少しでもプログラミングに興味を持った方は、ぜひ一度、無料キャリア相談会へお越しください。あなたの不安や疑問に、プロのカウンセラーが丁寧にお答えします。
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