働き方

【経営者が書いた本】自伝やベストセラーなどおすすめ15選

「経営者自身が執筆した本を読んで、いろいろと学びたい」
「様々な経営者の自伝を知りたい」

仕事への意識が高い人は、このような願望をお持ちの場合も多いでしょう。
実際に経営者として大きな功績を残している方々が自ら執筆した本というのは非常に貴重で、その方が歩んできた道を追体験することで刺激をもらうことができます。

そこでこの記事では、経営者の方が書いた本を15冊厳選し、紹介していきます。
仕事に対してのモチベーションや意識をもう一段階上げたいという方は、是非ここで紹介する本を活かしてください。

スキルを身につけて稼ぎながら起業したい人におすすめの書籍

元フリーターからエンジニアとしてスキルを身につけて、スタートアップ企業を起業した著者 菊本久寿の「スキルを使った働き方」について解説した書籍です。

「起業したいけど、リスクが大きすぎて怖い…」

「起業に失敗した後にキャリアが詰んでしまうのではないか…」

という不安を抱えている人におすすめです。スキルを身につけた上で、起業する選択肢も今の時代ではあります。

まずエンジニアとしてのスキルを身につけ、スタートアップ企業での働き方を解説した書籍です。


日本の経営者たちが書いたおすすめの本15選

それでは早速、日本の経営者たちによって執筆されたおすすめの書籍を15冊厳選して紹介していきます。

これから起業しようと考えている方や、起業直後の方は、特に以下のような本に目を通しておくことをおすすめします。
もちろん、サラリーマンの方にとっても学びは多いでしょう。

道をひらく – 松下幸之助

経営者が書いた本(松下幸之助)
著者

松下 幸之助

言わずと知れた「経営の神様」こと、松下電器(現・パナソニック)創業者の松下幸之助氏による著作です。
経営者が書いた本の中でも大ベストセラーとなっており、すでに550万部を突破しています。

この「道を開く」は、松下幸之助氏自身の体験や、人生に対する洞察をもとに綴られている短編随想集となっています。
内容としては、仕事や経営の心得から人生訓、政治への提言など、非常に幅広いものとなっています。

発行されたのが昭和43年のため、古典として扱われても不思議ではない本ですが、今でも通用する普遍的なことが多く書かれているため、「古くさい」「今となっては役に立たない」というようなことはありません。

起業だけでなく、人生にも役立つ名著ですので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

経営者になるためのノート – 柳井正

経営者になるためのノート
著者

柳井 正

誰もが知るアパレルショップ「ユニクロ」を創った柳井正氏による書籍で、柳井氏が思う「仕事に必要だと感じている4つの力」について詳しく解説されています。

この本は、タイトル通りノート形式になっており、各ページの欄外に、読み手一人一人が思うがまま自由に書き込んでいくことで、世界に一冊しかないオリジナル経営者ノートが完成する、という仕組みになっています。

このノート形式の本を踏み台にして、「柳井正」を超える経営者が出てくること、それが柳井氏の願いです。

自らの「アイデア」や「改善点」などを記していくことで、企業を成功させるためのバイブル的な本に仕上がっていくことでしょう。

生き方 – 稲盛和夫

生き方
著者

稲盛 和夫

2004年に発売され、150万部を超えるベストセラーとなっている名著で、「京セラ」「KDDI」という世界的な大企業の創業者である稲盛和夫氏が自ら執筆しています。
稲盛氏といえば、一度経営破綻に陥ったJALを再建したことでも有名で、まさにプロ経営者という言葉がぴったりな人物です。

この本には、上記のような偉業を成し遂げるに至った人生哲学があますことなく語られています。
「人間として正しいことを貫き続ける」ということがいかに大事かが伝わるでしょう。

起業家としての姿勢についてはもちろん、人生とはどういうものか、といった概念的なことまで学べる良書となっていますので、こちらも必読の一冊です。

 

志高く – 孫正義

志高く
著者

井上 篤夫

著者は孫正義氏ではありませんが、本人が初めて公認した孫氏の自伝となっています。
何も持っていなかった孫氏が、いかにして立身出世を果たし、今日の大成功を収めたのかということがよくわかる本です。

  • 孫氏の少年時代
  • アメリカで過ごした青春時代
  • ソフトバンク創業
  • インターネット事業や携帯電話事業への参入

このあたりの経緯について知りたい方には垂涎の一冊です。
また、その後のアリババの上場やロボット事業などについてもしっかり触れられています。

孫氏を四半世紀に渡って密着取材してきた井上氏だからこそ書ける、濃密な内容となっています。

渋谷ではたらく社長の告白 – 藤田晋

渋谷ではたらく社長の告白
著者

藤田 晋

現在では大手IT企業となっているサイバーエージェントを立ち上げ、今も社長を務める藤田氏による著書です。

本の中身は、藤田氏が起業するまでの道のりや、その後の苦難・成功を描いたものとなっています。

今やサイバーエージェントは大企業ですから、順風満帆なイメージをお持ちの方も多いと思われますが、そんなことはありません。

人材会社「インテリジェンス」での働きぶりが認められ、インテリジェンスから出資を受けて起業し、時代に乗って一気に業績を伸ばして26歳という若さで東証マザーズへの上場を果たします。
しかし、その後のネットバブル崩壊によって社内は混乱し、一時は会社を売却することも考えたようです。

そういった波乱万丈な様子が生々しく記されている本ですので、起業に伴う苦労やリスクについて充分に知っておきたい方は、是非読んでおくべき書籍でしょう。

やりたいことをやれ – 本田宗一郎

やりたいことをやれ
著者

本田 宗一郎

本田技研工業、通称「ホンダ」の創業者である本田宗一郎氏の書籍です。

本田氏と言えば、「飛びぬけた洞察力」や「魅力的な人間性」に定評のある人物であり、そんな本田氏による珠玉の言葉やストーリーが多数掲載されています。

例えば、以下のようなものです。

  • 外国人の客が汲み取り式のトイレに落とした入れ歯を拾った話から、人情の機微を説く
  • 歌舞伎町での遊び方がわからなかったことから、老害の本質を説く
  • 「発明は恋愛と同じだ」と言い切る

また、「成功とは99%の失敗に支えられた1%」という信条を持っているにも関わらず、他人の失敗についてつい厳しく怒鳴りつけてしまう、といった人間くさい一面も包み隠さず載っているところも本書の魅力です。

ユダヤの商法 – 藤田田

ユダヤの商法
著者

藤田 田

日本マクドナルドを創業した藤田田(ふじたでん)氏が執筆した書籍で、多くの経営者に影響を与えた一冊です。

この本は、どうすれば金儲けができるのか?という問いに対して、「ユダヤ商法の定石に従えばよい」という理念のもと構成されています。
実際にユダヤ人は、巨万の富を手にしています。
そんな彼らの商法を知り、定石に従うことで、ビジネスは成功するはずなのです。

では、ユダヤ商法の定石とは何か?
この本には、「銀座のユダヤ人」と呼ばれた藤田氏が得た、金持ちになるための原理原則についてじっくりと解説されていますので、起業に成功したい人は読んでおくべきでしょう。

経営はロマンだ! – 小倉昌男

経営はロマンだ!
著者

小倉 昌男

「クロネコヤマトの宅急便」で知られるヤマト運輸(現・ヤマトホールディングス)の二代目社長、小倉昌男氏の著書です。
内容的には小倉氏の自伝となっており、目次には「はにかみ屋だった子供時代」「テニスコートと恋」「闘病の日々」といったビジネス以外のことも記されています。

小倉氏は、東大卒業後に父の会社である「大和運輸」に入社し、その後社長の座に就きますが、宅急便を生み出したことで経営危機に陥っていました。
しかしその後、見事に会社を立て直します。

そんな一流経営者である小倉氏の生き様を見ることができる本書も、見逃せない一冊でしょう。

起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男 – 江副浩正

起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男
著者

大西 康之

株式会社リクルートの創業者である江副浩正氏がどんな人間だったか、どんなことを成し遂げてきたのか、ということがわかる本です。
執筆者は本人ではありませんが、江副氏の自伝的な内容となっているため、紹介させていただきました。

江副氏は、東大在学中にリクルートを創業し、そこから誰もが知る大企業にまで成長させた類を見ないほどのベンチャー起業家ですが、世に有名な贈賄事件である「リクルート事件」を起こしてしまいます。

数々のドラマチックなストーリーに引き込まれて一気読みしてしまう、という人も多いようで、単純に読み物としても楽しめます。
もちろん、単なる読み物では終わらず、起業に関するヒントも散りばめられているので、読んでおいて損はない書籍です。


ニトリ成功の5原則 – 似鳥昭雄

ニトリ成功の5原則
著者

似鳥 昭雄

「お、ねだん以上。ニトリ」のCMで有名な、日本最大の家具量販店をたった一代で築いた似鳥昭雄氏の著書です。

自他ともに認める落ちこぼれだった似鳥氏ですが、札幌で始めた小さな家具店を、時価総額1兆8千億を超えるほどの大企業にまで成長させました。

似鳥氏の成功の秘訣は、「ロマン」「ビジョン」「意欲」「執念」「好奇心」という
5つの原則にあります。
これだけではどういうことなのかわからないという方も多いと思われますが、それは本書の中でたっぷりと語られています。

周囲から「のろまな亀」だと思われながらも、最終的に大きな成功を収めた似鳥氏が起業家へ贈る成功指南書となっていますので、その指南を受けてみてはいかがでしょうか。


突き抜けろ 三木谷浩史と楽天、25年の軌跡 – 三木谷浩史

突き抜けろ 三木谷浩史と楽天、25年の軌跡
著者

三木谷 浩史

売上高1兆7千億円という巨大な経済圏を築き上げた「楽天グループ」の創業者である三木谷 浩史氏をはじめ、楽天の幹部たちを含めた15名以上にインタビューをし、その内容をもとに執筆された本です。

初月の売り上げが数万円というところからスタートした楽天が、いかにしてメガベンチャー企業へと成長したのかがわかる内容となっています。

様々なことに挑戦し、挫折し、それでもここまで大きな企業へと成長させてきた軌跡は、起業を目指す人にとって参考になることばかりでしょう。

そして、現在社運を懸けて臨んでいる携帯電話事業の全貌についても語られています。

楽天の各種サービスの利益をすべて食いつくし、それでも足りずに巨額の赤字を出している楽天の携帯事業の動向は何かと話題になりますが、そのあたりについて興味があるという人にもおすすめの一冊です。

鈴木敏文のCX(顧客体験)入門 – 鈴木敏文

鈴木敏文のCX(顧客体験)入門
著者

鈴木 敏文

セブン&アイ・ホールディングスの元会長兼CEOで、現在は名誉顧問となっている鈴木敏文氏の著書となります。

現在、日本ではDX(デジタルトランスフォーメーション)がしきりに叫ばれていますが、CX(カスタマー・エクスペリエンス)という概念にも注目が集まっています。
CXとは、「商品やサービス購入における顧客としての体験」や、「購入体験を通じて得られる価値」のことを指します。

このCXに関する入門書となっているのが本書です。

セブンイレブンを創業した偉大な経営者が語る、「顧客に価値を感じてもらうためのサービス提供」について学びたい方におすすめの書籍です。


楽しんだ人だけが成功する – 斉藤一人

楽しんだ人だけが成功する
著者

斉藤 一人

「銀座まるかん」創業者の斎藤一人氏による、「好きなことを楽しんだ人ほど成功する」という仕組みについて解説された本です。

斎藤氏は、好きなことを楽しむ人ほど人生から難題が消えて、何があろうと成功できると説きます。
逆に、この仕組みを知らない人は苦労の連続になってしまうので、まずは「人生を楽しむ」ことを重視すべき、とのことです。

人生は苦労するのが当たり前、と考えている方に対して、「そうではない」と真正面から伝えてくれる良書ですので、起業についての苦悩がある方だけでなく、起業に無関係な社会人の方にもタメになる本となっています。


逸翁自叙伝 阪急創業者・小林一三の回想 – 小林一三

逸翁自叙伝 阪急創業者・小林一三の回想
著者

小林 一三

阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者である小林一三氏が記した本です。

鉄道を中心とした都市開発や、百貨店・スーパーといった流通産業、観光事業などを一体的に進めて相乗効果を得るという「私鉄経営モデル」の原型は、小林氏が独自で作り上げたものです。
その経営手法は高く評価されており、のちにJRや全国の大手私鉄が小林氏のビジネスモデルを採用したほどです。

経営者であると同時に、政治家でもあり、小説や脚本を書いたりもするほど多才であった小林氏の自叙伝的な本ともなっているので、その生き様に興味があるという人にもおすすめできる書籍です。

「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである – 菊本久寿

「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである
著者

菊本 久寿

プログラミングスクール「RUNTEQ(ランテック)」を運営する弊社の代表、菊本による著作です。

Webエンジニア歴は20年以上で、フリーターとして過ごしたり、企業のCTO(最高技術責任者)を務めたりしつつ、スタートアップとしてプログラミングスクールを立ち上げました。
特に、エンジニアの方で起業を考えている場合には、大いに役立つ一冊となることでしょう。

本の内容としては、主に以下のようなものとなっています。

  • どん底フリーターを救った、「エンジニア×スタートアップ」のかけ算
  • 自由に楽しく働きたいなら、エンジニアになろう
  • スタートアップこそ、自分の可能性を最大化する
  • 未経験からスタートアップのエンジニアになる方法
  • プログラミングスクールから、世界を変える

起業に関することだけでなく、スタートアップの魅力や、エンジニアとして働くことの魅力などについても知ることができるので、エンジニアとしてスタートアップで働きたいという方にも大変おすすめな一冊となっています。


まとめ

まとめ

以上、経営者が自ら執筆したり、経営者へのインタビューをもとに執筆された本を15冊厳選して紹介しました。

起業を考えている方はもちろん、企業に勤めている方にとっても、経営者が考えていることを知るのは重要です。
是非上記のような本を手に取り、経営側の視点も理解して、働くことへのリテラシーを高めてみてはいかがでしょうか。

今回の記事のまとめ
  • 経営者自らが執筆した本を読んで追体験することは、社会人として大いに役立つ
  • 自叙伝は、読み物としても面白い
  • エンジニアとしてのキャリア形成に興味がある方は、弊社代表の著作「エンジニア×スタートアップこそ、最高のキャリアである」がおすすめ

 

スキルを身につけて稼ぎながら起業したい人におすすめの書籍

元フリーターからエンジニアとしてスキルを身につけて、スタートアップ企業を起業した著者 菊本久寿の「スキルを使った働き方」について解説した書籍です。

「起業したいけど、リスクが大きすぎて怖い…」

「起業に失敗した後にキャリアが詰んでしまうのではないか…」

という不安を抱えている人におすすめです。スキルを身につけた上で、起業する選択肢も今の時代ではあります。

まずエンジニアとしてのスキルを身につけ、スタートアップ企業での働き方を解説した書籍です。


 

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