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Webデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴は?やめとけと言われる理由も解説!

Webデザイナー 向いている人

「Webデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴を知りたい」
「Webデザイナーになるのはやめた方がいいの?」

デザインの仕事に興味があり、Webデザイナーを目指そうと考えている人の中には、このような疑問を抱えている人も少なくないはずです。

そして、どんな職種にも「適性」というものがあります。

適性のない仕事に就くと、「ストレスが溜まりやすい」「長続きしにくい」「出世しにくい」といったデメリットがあるため、自分がWebデザイナーに向いているかどうか知りたいと考えるのは当然のことだと言えるでしょう。

そこでこの記事では、以下のようなことについて詳しく解説していきます。

Webデザイナーに向いている人・適性がある人の特徴

まるばつWebデザイナーに向いている人・適性がある人の特徴としては、主に以下のようなものがあります。

  1. 細かい作業が苦痛ではない
  2. ゼロから何かを生み出すのが好き
  3. 最新のトレンドに敏感
  4. 考えを汲み取る力がある
  5. 人とコミュニケーションを取るのが好き

一つずつ詳しく解説していきます。

細かい作業が苦痛ではない

Webデザインは、地味で細かい作業の繰り返しです

  • ほんのわずかにズレている枠や線の微修正
  • デザインにマッチする色を探すための試行錯誤
  • フォントの種類やサイズの調整 …など

配色や文字の大きさ、フォントなどの少しの変化で見る人の印象は大きく変わります。

小さな変化や違和感を感じ、細かい部分が自然と気になってしまう方は、Webデザイナーに向いているでしょう。

ゼロから何かを生み出すのが好き

クライアントが求めるイメージをもとに、何もないところからデザインを生み出すという作業に魅力を感じている人も、Webデザイナーの適性があると言えるでしょう。

Webデザインの仕事は、ある程度の縛りはあるものの、その縛りの中で自らの創造性を活かしてゼロからデザインしていかなければなりません。

クライアントが望む世界観を汲み取りつつ、全体的な配色や素材の配置、フォントなどなど、あらゆることに気を配ってデザインしていきます。

生みの苦しみは大きいですが、それをやりがいと感じられるタイプに向いている仕事です。

最新のトレンドに敏感

ファッション同様、デザインも非常に流行の移り変わりが激しいため、日々新しいトレンドを追いかけていかなければいけません

少し前まで「クール」「カッコいい」とされていたデザインでも、たった数年で「古い」「ダサい」と言われてしまうことがあるのです。

流行りものが好きな人や自然と最新のトレンドをおさえているような人は、Webデザイナー向いていると言えます。

考えを汲み取る力がある

Webデザイナーは、自分で作りたいものを作ればいいのではなく、クライアントから「このようなイメージで作ってほしい」などと伝えられた要望を正しく理解し、形にしなくてはなりません。

そのため、相手の話をしっかり聞き、クライアントの頭の中にある言語化できない部分までをも汲み取れる力が非常に重要です。

相手が伝えきれなかった部分まで想像力を働かせて、デザインに落とし込むことができる人は重宝されるでしょう。

人とコミュニケーションを取るのが好き

Webデザイナーは、パソコンに向かってただ黙々と作業しているだけでいい、と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、実際はそうではありません。

チームでデザイン作業をすることもありますし、Web開発に関わるWebデザイナーならば、フロントエンドエンジニアとの連携も必要です。

また、時にはクライアントと直接やりとりする場面もあるでしょう。

このように、Webデザイナーにもコミュニケーション能力が求められるシーンが多く存在しますので、コミュニケーションに問題がないかどうかも「適性の有る無し」の指標の一つとなります。

Webデザイナーに向いていない人・適性がない人の特徴

パズル残念ながら、以下のようなタイプの人は、Webデザイナーに向いていない可能性があります。

  1. こだわりが強すぎる
  2. 発想力や創造力が乏しい
  3. 細部を気にすることができない
  4. スケジュール管理が苦手

一つずつ詳しく解説していきます。

こだわりが強すぎる

Webデザインは一種のアートなので、美しいデザインを作るためのこだわりを強く持つことも大事ではあります。

しかし、あまりにもこだわりが強すぎるがゆえに、クライアントの要望に対して「こんなデザインは作りたくない」「絶対こちらの方がいい」と自分の我を通してしまうほどの職人気質となると問題です。

自分一人で創作しているわけではなく、あくまでクライアントありきの仕事のため、自分のこだわりを優先すべきではありません。

自らのこだわりを最優先したいというタイプの方は、フリーランスとして活動し、自分の価値観を理解してくれるクライアントを探すし方が良いでしょう。

発想力や創造力が乏しい

クリエイティブなデザインを生み出すには、発想力や創造力が必須となります。

クライアントの依頼に基づき、どうすればクライアントがイメージするデザインに近づけるかを実現するため、枠組みや配色、素材配置などを考えなければなりません。

発想力や創造力がなく、ただネット探しただけのWebデザインを模倣したり、先輩や同僚にアドバイスされるまま作成したりしているようでは、Webデザイナーとして生き残っていくことはできないでしょう。

さまざまな分野に興味を持つことで、発想力が豊かになりますので、発想や創造が苦手という場合は、鍛えていく必要がありそうです。

細部を気にすることができない

Webデザインは非常に繊細であり、ほんのわずかな線や素材のズレでもユーザーにとっては違和感として捉えられてしまう可能性があります。

したがって、細かい部分にも気を配り、それを直さないと気が済まないくらいの性格でなければWebデザイナーは務まりません。

「この程度のズレなら放置してもいいだろう」といった大雑把な性格の方には、逆にストレスに感じ向かない仕事です。

スケジュール管理が苦手

Webデザイナーにとって、スケジュール管理も需要なスキルの一つです。

クライアントから依頼された締切日から逆算して日々の作業を遂行しなくてはならず、スケジュールを適切に把握する必要があります。

Webデザイナーのイメージとして、リモートワークで自由に時間を費やして制作していると想像される方も多いかと思いますが、限られた時間の中で質を落とさずに納品日までに完成させる必要があります。

そのため、スケジュールに合わせて制作に取り組むことが苦手な方には、不向きと言えます。

「Webデザイナーになるのはやめとけ」と言われる理由

stopここまでWebデザイナーの向き不向きについて解説しましたが、Googleで「Webデザイナー」と検索すると、予測検索ワードとして上位に「やめとけ」という言葉が表示されます。

それだけ、「Webデザイナー やめとけ」と検索されることが多いわけですが、なぜこのように言われてしまうのでしょうか?

その理由としては、以下のようなものが考えられます。

  • 年収が低い傾向がある
  • 競争率が高い
  • Webデザインが誰でも作れるようになってきた

一つずつ詳しく解説していきます。

年収が低い傾向がある

Webデザイナーの平均年収については、調査媒体ごとに多少ばらつきがありますが、概ね300万円台中盤となっています。

求人サイト「doda」によると、Webデザイナーの平均年収は「360万円」です。
平均年収参照:Webデザイナー平均年収

dodaでは、全職種の平均年収が414万円となっているため、他の職種と比べてやや年収的に低めとなります。

以上のようなデータから、Webデザイナーの年収は低い傾向にあると言われているのでしょう。

競争率が高い

Webサービスの普及によってWebデザイナーの需要が高まっている一方で、リモートワークや副業ができるといった魅力によりWebデザイナーを目指す人も年々増えています

競争率が高い中で、Webデザイナーとしての市場価値を高めるには、優れたポートフォリオや独自性など、その人に依頼したいと思わせるスキルを持っている必要があります。

そのため、未経験からwebデザイナーに転職しても、競争が激しくなる中でスキル面で未熟な未経験者が勝ち残るのは難しい可能性があります。

Webデザインが誰でも作れるようになってきた

近年ではAIの普及により、Webサイトやデザイン画像を簡単に作成ができるようなツールも増えてきており、プロのwebデザイナーでなくても手軽に作りたいものを作成できるようになっています。

さらにWebデザインの簡単なスキルであれば、誰でも比較的短期間で習得しやすいですが、その分、Webデザイナー志望者に対して求人数や案件が少ない傾向にあります。
また、副業でも個人が案件を獲得することが非常に難しいのが現状です。

このような点もやめとけと言われる理由の一つになります。

ここまでWebデザイナーを目指すことへの懸念点を解説してきましたが、Webデザイナーとして活躍いる人も多くいらっしゃいます。

そのような人は、デザイン面のスキルだけではなく、UX/UIやマーケティング、コーディングなど幅広いスキルを習得し、日々スキルアップをしています。

デザインに興味があり、どうしてもWebデザイナーを目指したい方は、経験豊富な講師の元で実践的なスキルを身につけ、スキルを磨いていく必要があります。

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仕事Webデザインは、Web開発における「フロントエンド」の一部です。

どうしてもデザインがやりたいというわけではない場合は、Web開発の関わるフロントエンドエンジニアを目指してみるのもよいでしょう。

フロントエンドエンジニアとは?

Webエンジニアは、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に分かれます。

フロントエンドとは、WebサイトやWebアプリでの「ユーザーの目に触れる部分」を指し、ユーザーが快適にアプリを使えるような仕組みづくりをするのがフロントエンドエンジニアの仕事になっています

フロントエンドエンジニアとWebデザイナーは、どちらもブラウザの画面設計に関する仕事ですが、具体的な違いとしては以下の通りです。

  • Webデザイナー:アプリの見た目のデザインを担当する。
  • フロントエンドエンジニア:ユーザー体験のシステムを設計・構築する。

このようにフロントエンドエンジニアの場合は、デザインだけにとどまらず、サービスのユーザー体験設計などにも関わっていくことができますのでよりやりがいを感じられるでしょう。

ただし、本格的なプログラミングスキルが必要になるため、Webデザインよりも学習コストは高くなりますが、将来性・年収ともに期待できますので、目指す価値はあると言えるでしょう。

フロントエンドエンジニアについては、下記でさらに詳しく解説していますので参考にしてください。

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まとめ

point以上、Webデザイナーに向いている人と向いていない人の特徴や、Webデザイーに興味のある方におすすめの職種などについて解説してきました。

職種としてはやや年収が低めではありますが、デザインに強い興味があり、仕事にやりがいを感じられそうであれば、Webデザイナーの道を目指すのもよいでしょう。

今回の記事のまとめ
  • 「細かい作業が苦痛ではない」「創造するのが好き」「流行に敏感」といった人はWebデザイナーに向いている
  • 「細部まで気に掛けることができない」「こだわりが強すぎる」といった人はWebデザイナーに向いていない
  • Webデザイナーの競争率が高く平均年収は低い傾向なので、フロントエンドに興味がある方はWebエンジニアもおすすめ

なお前述の通り、弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ(ランテック)」は、未経験からのエンジニア転職に強いスクールで、特にWebエンジニアの育成に力を入れています。

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