働き方

エンジニアに転職・就職して後悔する理由9選【未経験者必見】

「エンジニアになって後悔する理由にはどんなものがある?」
「後悔しないエンジニア転職・就職を実現するにはどうすればいい?」

これからエンジニアになろうと思っている人のほぼすべての人が、「エンジニアになったことを後悔したくない」と思っているはずです。
プログラミングスキルの習得は大変ですから、苦労した後に後悔するようなことは誰もが避けたいでしょう。

しかし、中にはエンジニアになったことを後悔してしまう方もいらっしゃいます。

そこでこの記事では、エンジニアになったことを後悔する理由や、その対策法について詳しく解説していきます。

未経験からエンジニアに転職・就職して後悔する理由9選

未経験からエンジニアに転職・就職して後悔する理由9選

未経験からエンジニアに転職や就職した際に後悔する理由としては、主に以下のようなものがあります。

  • イメージだけで転職した
  • ブラック企業だった
  • 勉強することが多い
  • プライベートがない
  • 残業ばかりでつらい
  • 周囲とのスキルの差を感じる
  • 仕事がつまらない
  • 教育制度が整っていない
  • キャリアアップが期待できない

イメージだけで転職した

「IT業界ってなんだかカッコいい」
「エンジニアは稼げる感じがする」

こういったイメージだけでエンジニアという職業を選び、エンジニアとして働くことの本質を理解しないまま就職してしまうと、後悔してしまう可能性が高いです。

本来、エンジニアとして採用されるためには確かなスキルを証明する必要がありますが、「未経験であろうととにかく人手が欲しい」と考えているSES企業であれば、比較的簡単に採用されることもあります。

そういった企業に採用された場合には、「思っていた姿と違う」と失望し、エンジニアになったことを後悔してしまうこともあるでしょう。

どのような会社に就職するかというのは、人生においてとても大きなイベントなので、イメージだけで決めないようにすべきです。

ブラック企業だった

どんな業界にも、労働者のことを考えないブラック企業というものは一定数存在します。
それはもちろん、IT業界でも同じです。

企業研究を怠り、どういう社風かわからないまま入社してしまうと、過酷な残業や休日出勤、入社前に聞いていた額とはかけ離れた薄給、ハラスメントの横行などが常態化しているようなブラック企業で苦しむことになってしまうかもしれません。

このような問題に遭遇すると、苦労してエンジニアになったことを後悔することになるでしょう。

勉強することが多い

どのような職業に就こうとも、仕事で成果を出そうと思えば勉強が必要になりますが、エンジニアの場合は特に日々の勉強が重要となります。

IT業界は技術の移り変わりが速いため、その流れについていくためには、自己研鑽を怠ってはいけないのです。

こういった点についていけず、「エンジニアになるんじゃなかった」と後悔する方もいるようです。

エンジニアならば、スキルを維持・向上させるための勉強は必須となりますので、「社会人になってまで勉強したくない」という方は、残念ながらエンジニアには向いていないでしょう。

プライベートがない

エンジニア全般に当てはまることではないですが、人によっては、プライベートな時間を確保しづらいということもあり得ます。

前述の通り、エンジニアはスキルアップのために定期的な学習が必要となるのですが、うまく学習時間を管理できない方ですと、仕事とプライベートをよい塩梅で区別できず、結果的に日々仕事漬け・勉強漬けになってしまうというケースもあるのです。

プライベートな時間をしっかりと確保してリフレッシュを図ることも大事ですので、仕事とプライベートの切り分けをうまくできないと、後悔することになってしまうかもしれません。

なお、エンジニアのプライベート管理については以下の記事にて詳しく解説しています。

エンジニアにプライベートはない?休日も勉強漬け?その実態を紹介「エンジニアにはプライベートがない」という話が真実かどうかについて解説しつつ、エンジニアがプライベートで勉強するメリットや、勉強しないエンジニアの末路などについて詳しく紹介していきます。プライベートで勉強することに対するエンジニアの意見についても掲載していますので、是非参考にしてください。...

残業ばかりでつらい

「エンジニア = 残業」というイメージがある人も少なくないでしょう。
しかし、実態としては少し違います。

確かに、残業が多い状況にいるエンジニアも存在しますが、それは「どういった企業に就職したか」によって変わります。

代表的な例としては、多重請負の下の階層にいる受託開発企業や、SES契約を遵守しない企業に勤めた場合です。

多重請負の下の階層にいる受託開発企業のエンジニアは、日々クライアントから設定された納期に追われ、残業を繰り返すケースも多いです。

また、SES契約を遵守しない企業に派遣されている場合も、クライアント企業からの命令によって、違法な残業を強要されることもあります。
SES契約ではクライアント側に指揮命令権がないので、クライアントからSESエンジニアへの残業を指示するということは、本来ならば許されないのです。

このようなケースでは、残業ばかりに陥ることもあり得ます。

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周囲とのスキルの差を感じる

周囲と比べて、自分のスキルが劣っていると感じることが多いような場合も、エンジニアになったことを後悔してしまうかもしれません。

一口にエンジニアといっても、当然ながら各々のスキルにはバラつきがあります。

スキルに差が生まれる要因としては、才能の差も多少はありますが、基本的には「努力しているかいないか」の差です。

就業後や土日を使って自己研鑽に励んでいるエンジニアと、就業時間以外は常に遊んでいるエンジニアとでは、差がつくのは当たり前です。

周囲から技術レベル的に置いて行かれてしまうことでさらにやる気を失い、「今更勉強しても遅い」という思考に囚われてしまうと、ただただエンジニアになったことを後悔することしかできなくなってしまうでしょう。

仕事がつまらない

いざエンジニアとして働き始めたものの、予想と違って仕事に面白さを見いだせない、というのも後悔しやすいケースです。

どれだけスキルアップしようと、成果を出そうと、それでもやりがいを感じられないのならば、単純に向いていなかったということになります。

こうした事態を迎えないよう、事前にエンジニアの仕事内容について充分に下調べをしてから、目指すかどうかを決めるという工程が大事になってきます。

教育制度が整っていない

転職・就職した企業によりますが、企業規模によってはあまり教育制度が整っておらず、未経験エンジニアであっても自走力が求められることがあります。

大企業ですと、教育コストをかけてじっくりと人材を育てる体制が用意されていることも多いですが、まだ成熟していないスタートアップ企業の場合はそのような資金的余裕がなく、自分で成長するしかないという状況になることも珍しくありません。

しかし逆に言えば、それだけ短期間で成長できる環境にあるとも言えます。

こういった環境を前向きに捉えられず、「きつい」「つらい」という気持ちが先行してしまう人にとっては、後悔に繋がってしまうかもしれません。

キャリアアップが期待できない

エンジニアとしてのキャリアアップが期待できないような業務に長々と従事しているようなケースも、エンジニアになったことを後悔する代表的な例です。

特にSES企業の場合、「案件ガチャ」の問題があるため、望まない「テスター」や「単純な保守運用」といった業務の担当となり、スキルが育たない環境で長年過ごす可能性もあります。

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優良なSES企業も多いですが、エンジニアのキャリアをあまり考慮しないSESも少なくありませんので、この点については注意が必要です。

もし、この記事を読んでいる方の中でこれからエンジニアを目指す場合は、なるべく開発案件を担当できるエンジニア職につくことをお勧めします。

安易に簡単に入社できるからと、SES企業への入社を目指すのはやめましょう。

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エンジニアになって後悔しないための対策法

エンジニアになって後悔しないための対策法

せっかくエンジニアになれたのですから、後悔するようなことは誰もが避けたいでしょう。

そこでこの項目では、エンジニアになったことを後悔しないための対策法について解説していきます。

主な対策法としては以下の通りです。

  • 業界の構造を知る
  • 企業研究を徹底してブラック企業を避ける
  • 新人教育制度を事前に把握する
  • 学習を怠らない
  • すぐにフリーランスの道を選ばない
  • エンジニアを辞めた後のことを考える

業界の構造を知る

エンジニアとして就職する際には、IT業界の構造について理解しておくべきです。

まず、エンジニアとして就職する場合は、主に以下の4種類の企業から選ぶことになります。

  • 自社開発企業
  • SIer
  • 受託開発企業
  • SES企業

ここで注意すべきなのが、「多重下請け構造」の問題です。

SIerや受託開発企業の場合、元請けや2次請けに留まらず、3次請けや4次請け、場合によっては5次請け以降もの多重請負が発生することがあります。

当然、下請けが多重になるほどマージンが必要となるため、下層に位置する下請け会社に入ってくるお金はその分少なくなります。
したがって、下層のSIer・受託開発企業で働くエンジニアや、下層の下請け企業へ派遣されるSESエンジニアの待遇も悪くなってしまいがちなのです。

IT業界で働くのならば、こうした構造的な問題についてもしっかり把握しておきましょう。

なお自社開発企業の場合は、自社でサービスを開発しているため多重下請け構造とは無縁です。

企業研究を徹底してブラック企業を避ける

徹底した企業研究を行うことで、ブラック企業を避けられる確率は大幅に上がります。
なんとなくのイメージや、多少見聞きした程度の情報を信じて安易に会社を選ぶことは絶対に避けましょう。

今では、社員や元社員たちが会社についての評価を書き込めるサイトも多く存在しますし、SNSでも会社の評判を調べることは可能です。
Googleマップの口コミも参考になるでしょう。

会社の公式HPの情報を見るだけでは不十分ですので、客観的な情報についても収集するようにしてください。

新人教育制度を事前に把握する

新人に対する教育制度がどうなっているのかについて、事前に把握しておくことも意識しましょう。

「未経験エンジニアなのだから、最初は手厚く教えてくれるはずだ」と思っていたのに、いざ入社してみたらそんなことはなかった、となると、その時点でいきなり後悔することになるかもしれません。

傾向としては、大企業ほど新人教育制度が整っています。
研修期間があったり、OJTがあったりと、時間をかけて一人前のエンジニアに育てていく体制が用意されている企業が多いです。

スタートアップの場合は、企業規模によって変わってきます。
ある程度成熟したスタートアップであれば、人材育成にコストをかける余裕もありますが、まだその段階まで到達していないスタートアップの場合、即戦力を求めていることが多く、自走力が求められることが多いです。

前述の通り、自走力が必要な環境の方が成長しやすいため、ある意味メリットでもあるのですが、手取り足取り教えてもらいたいという人には合わないかもしれません。

どちらの環境を選ぶかは個人の価値観次第でしょう。

ただし、研修制度が充実している大企業の場合、新卒限定ということも多いので、他業種からエンジニアへ転職しようとしている際には基本的に研修を受けられる機会は少ないと考えておいた方が無難です。

学習を怠らない

エンジニア転職が成功した後も、そこで慢心せず、学習を継続することが大事です。

採用はゴールではなく、スタートに過ぎないので、そこからいかに努力してスキルを高め、エンジニアとしての人材価値を上げていくかにこだわらなければなりません。

就業後や土日は勉強漬け、というところまでやる必要はありませんが、ある程度の学習時間を確保すべきです。
また、学習モチベーションを高めるため、セミナーやエンジニアの勉強会に参加するのもおすすめです。

すぐにフリーランスの道を選ばない

一部では、エンジニアとして採用された後、数か月から1年程度働いてすぐにフリーランスになる、という方もいらっしゃいます。

もちろん、働き方の価値観は人それぞれ自由なので、何が正解で何が間違っている、ということはありませんが、中途半端に経験を積んですぐにフリーランスに転向することはあまりお勧めできません。

フリーランスという働き方にもメリットは多くありますが、同じくらい多くのデメリットがあります。
特に大きなデメリットとしては、「よほどの成果やポートフォリオがない限り、キャリアとして認められにくい」という点です。

そのため、一度フリーランスになってしばらく活動してしまうと、途中でサラリーマンエンジニアに戻ろうと思っても、なかなかうまくいかないことが多いのです。

フリーランスとして長年安定して稼ぎ続けるのは至難の業です。
多くの場合、50代や60代になった際に仕事を取りづらくなって後悔する、ということも大いに考えられます。

フリーランスへ転向する際は、将来のことを真剣に考えて、本当にフリーランスになってもいいのかどうか慎重に検討するようにしてください。

エンジニアを辞めた後のことを考える

エンジニアになって後悔している方は、「もし辞めたらどうなるか」を考えてみてください。
そうすることで、後悔の念が薄まるか、場合によっては消えることもあるでしょう。

エンジニアは、他の職種と比べて年収が高い傾向にある上、将来的にもなくなる可能性の低い仕事です。

AIの台頭によってエンジニアが不要になるという意見もありますが、あまり現実的ではありません。
もしそんなことが起こるとしても、遥か未来のことでしょう。

「時間をかけてプログラミングスキルを身に付け、やっとエンジニアになれたのに、あっさり辞めてしまっていいのだろうか」

「年収的にも将来的にも有望な職を捨てて、次にどんな仕事をやればいい?」

こう考えると、エンジニアになったことへの後悔が薄れ、「やっぱりこの道で頑張っていこう」と奮起できるのではないでしょうか。

未経験から「後悔しないエンジニア転職」を成功させるコツ

未経験から「後悔しないエンジニア転職」を成功させるコツ

未経験からのエンジニア転職で後悔しないためには、以下のようなことを意識してください。

  • プログラミングスキルを高めておく
  • 転職エージェントを利用する
  • プログラミングスクールを利用する

プログラミングスキルを高めておく

「スキル不足のせいで周囲との差を感じて虚しくなる」
「仕事についていけずにつらい」

こういった理由からエンジニアになったことを後悔する方もいらっしゃいます。

そうならないためには、ひたすら己のプログラミングスキルを磨き、現場で活躍できるエンジニアを目指すべきです。

高いスキルを活かして成果を出し、周囲から一目置かれるような存在になれば、自然と仕事も楽しくなるでしょう。

エンジニアになる前の学習段階はもちろん、エンジニアになった後も学習を継続するようにしてください。

転職エージェントを利用する

エンジニア転職で後悔しないためには、転職エージェントを利用することも一つの方法です。

転職に詳しいエージェントに相談することで、自分の希望に適した会社を紹介してくれることから、会社選びに失敗しづらくなります。

また、転職活動におけるアドバイスをもらえたり、IT業界に関する情報について教えてくれたりと、いろいろとメリットがありますので、独学でプログラミングを習得し、あとは就職先を探すだけという場合は、是非積極的に転職エージェントの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

プログラミングスクールを利用する

もっともおすすめな方法としては、プログラミングスクールを利用するという方法です。
スクールならば、プログラミングスキルの習得から転職活動支援まで、一気通貫で実施してくれます。

プログラミングスクールは、プログラミングについて学習するだけの場所だと思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。
未経験からのエンジニア転職専門のキャリアカウンセラーがいるスクールも多いため、転職エージェントの役割も兼ねています。

これからエンジニアを目指して勉強を始めるという場合は、プログラミングスクールの利用を選択肢の一つとして検討することをおすすめします。

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まとめ

まとめ

以上、エンジニアになって後悔してしまう理由や、後悔しないための方法などについて詳しく解説してきました。

後悔することになる理由は様々ですが、対策法を知ることで未然に防ぐことも可能です。

エンジニアになる前の学習段階から、後悔しないための対策法について是非意識しておくようにしてください。

今回の記事のまとめ
  • 「イメージだけで会社を選んでしまった」「周囲との差を感じる」「キャリアアップに期待できない」などの理由から、エンジニアになったことを後悔する人もいる
  • エンジニアになったことを後悔しないための対策法はいくつもあるので、事前に把握・実践しておくべき
  • 転職エージェントやプログラミングスクールの利用によって、後悔しない転職を実現できる可能性が高まる

なお、弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ(ランテック)」は、未経験からのエンジニア転職に強いスクールで、特にWebエンジニアの育成に力を入れています。
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今でも需要の高いWebエンジニアですが、今後はさらに需要が高まっていくと言われていますので、これからWebエンジニアを目指したいという方は、是非一度無料キャリア相談会へお越しください。

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