プログラミングスクール

プログラミングスクールでカモにされた話…失敗しないためのチェックポイント7選

昨今、エンジニアを目指してプログラミングスキルを学ぶために、プログラミングスクールに通う人が増えています。

そんな時、インターネットでプログラミングスクールについて検索する方も多いでしょう。
すると…

プログラミングスクールと検索した時のGoogle検索画面のサジェストキーワード

上記のように、「プログラミングスクール やめとけ」「プログラミングスクール カモ」「プログラミングスクール 必要ない」といった検索ワードが表示され、不安になって調べた方もいるのではないでしょうか。

プログラミングスクールへの入学は、高額な自己投資であるため、失敗は避けたいですよね。
しかし、スクールの甘い言葉に乗せられて高額な入学金を支払ったものの、結果的に以前より状況が悪化してしまった方も少なくありません。

実は、この記事を書いている私も、以前大手のプログラミングスクールに通いましたが、まんまとプログラミングスクールのカモになってしまい、入学金の一部が無駄になりました

現在は、エンジニアではない別の職種についていますが、その時あの某大手プログラミングスクールに通っていなければ、どんな人生になっていただろうかと後悔することがあります。

このような経験を経て、縁あってプログラミングスクールRUNTEQのサイトで記事を執筆することとなりました。
本記事を通じて、少しでも多くの方がプログラミングスクール選びで失敗しないことを願っています

Contents

私がプログラミングスクールにカモにされた話

売り上げが下がって焦っている男

私が某大手プログラミングスクールに通っていたのは、2020年のことでした。
当時、自営業を営んでいましたが、コロナの影響で売り上げが徐々に減少していき、「何とかしなければ」と焦りを感じていました。

特に2020年5月頃から売り上げの低下が顕著になり、このままでは事業の継続が難しくなるという強い危機感に襲われました。別の事業に挑戦しても思うような成果は得られず、毎日が不安と焦燥感に包まれた日々でした。

エンジニア転職を決意するも…

エンジニアになることを決意

そんな中、SNSや広告で目にする「未経験からエンジニアに!」「短期間でIT業界へ転職!」という謳い文句に心を惹かれました。

「手に職をつければ、安定した収入が得られるかもしれない」
「今の状況を打破するには、エンジニアになるしかない」

そう考えた私は、藁にもすがる思いでプログラミングスクールに入学しました。

売り上げが減少していく中での決断だったため、できるだけ早くスキルを身につけ、転職を成功させなければならない。そんな思いから、スクールの「フルコミットで10週間」という言葉を信じ、自営業をほぼ放棄して学習に没頭する道を選びました。

10週間の学習、しかし実務レベルには程遠い現実

エラーが出てプログラミングに挫折している男性のイラスト

スクールのカリキュラムに沿って学習を進めましたが、現実は甘くありませんでした。
10週間が経過しても、実務で求められるレベルには到底達しておらず、スキルの不安を抱えたまま転職活動を始めることになりました。

転職を成功させるには、オリジナルのWebアプリを作成する必要がありましたが、開発が思うように進まず、焦燥感ばかりが募っていきました。

「時間がない」
「もう後戻りできない」

そんなプレッシャーの中、私はただ目の前の課題をこなすことに精一杯で、本来必要なスキルを自分のものにする余裕すらありませんでした。

転職保証の実態を知る

転職保証というものに絶望する

そして迎えた転職活動。
スクールの「転職保証」を頼りにしていましたが、その実態は想像とは大きく異なっていました。

転職保証の実態は、「会社を選ばなければ転職可能」という制度でした。

つまり、どんな企業でもいいなら転職先を紹介するというものであり、開発経験を積める環境かどうかは保証されていなかったのです。
実際、私の周囲でも、エンジニア職ではなくヘルプデスクやITサポートといった別職種に就いた人が多く、本来の目的である「エンジニアになる」という夢とは大きくかけ離れていました。

自営業の売り上げは下がり…後戻りできない現実

売り上げがどんどん下がって絶望する男のイラスト

プログラミングスクールにフルコミットしたことで、私は自営業の仕事を完全にストップしていました。その結果、収入はゼロになり、もう後戻りできない状態になっていました。
「もう、どんな仕事でもいいから転職しなければならない」
そんな状況に追い込まれ、結局、私はWeb業界の別職種へ転職することを決断しました。

おそらく、私もスクールの「転職成功者」としてデータにカウントされているのでしょう。
しかし、私はエンジニアにはなれませんでした。

「10週間でエンジニアになれる」という幻想

当時の私は、「フルコミットで10週間でエンジニアに」というキャッチコピーを信じ、スクールにすべてを賭けました。
しかし、現実は違いました。短期間の学習でエンジニアになれるほど甘い世界ではなかったのです。

現在、私は別の職種で働いていますが、振り返ると後悔ばかりが残ります。
もし当時の自分にアドバイスできるなら、こう言いたいです。

「プログラミングスクールにフルコミットするのではなく、自営業を続けながら徐々に学ぶべきだった」と。

この経験を通じて、私はプログラミングスクールの実態や、カモにされる人の特徴を痛感しました。

プログラミングスクールに通う人はカモと言われる理由

「プログラミングスクールに通う人はカモだ」と言われる理由は大きく分けて2つです。

  1. 現役エンジニア
  2. 元プログラミングスクール受講生で後悔している人

なぜ、プログラミングスクールに通う人はカモだと言われるのかを解説していきます。

1.警鐘を鳴らしている現役エンジニア

現役エンジニアのなかには、「プログラミングスクール」なんかに行ってエンジニアを目指すのは「カモ」だと

①「独学でも十分なスキルを学べるのに、スクールに通うのは無駄」と思っているケース

現役エンジニアでベテランの人ほど、プログラミングスクールを否定的に考える人が多いです。
昔ほど、プログラミングスクールは存在しておらず、自力でエンジニアになった人が多いです。

そのため、わざわざ高い費用を払う必要はないと考える人が多く、スクールに通う人を「知識不足のカモ」とみなす傾向があります。
「独学でエンジニアになれない人は、そもそもエンジニアに向いていない」とまでいう人さえいます。

ただし、近年はWebエンジニアになるハードルが過去と比べて大きく上がっており、「昔は独学でなれたから、今も同じようにできる」とは言い切れません。

以前はエンジニアを目指す人が少なく、比較的容易に就職できる環境でした。しかし、現在では他業界からの転職希望者も増え、競争が激化し、エンジニアになるためのハードルはますます高くなっています。

昔エンジニアに独学でなれた人も、今知識0から独学でエンジニアになれるかというと微妙です

②「学べる内容が基礎的すぎて、実務で役立たない」と思っているケース

多くのスクールは初心者向けにカリキュラムを設計していますが、実際の現場では応用力や実務経験が求められます。
そのため、「スクールで学んだことだけでは仕事にならない」と指摘する人も多いです。

この指摘には、一理ある場合とそうでない場合があります
確かに、実務レベルに合わないカリキュラムを提供しているスクールでは、卒業しても全く仕事に就けない人が多いのも事実です。

しかし、企業が業務未経験のエンジニアを採用する際、最初から高い技術力を求めることはほとんどありません。
そのため、実践的なスキルが身についていないと採用されないわけではありません

このように、一部の現役エンジニアがプログラミングスクールの存在を否定することがあります。
現役エンジニアはプログラミングのプロではあっても、未経験者のエンジニア転職を支援するプロではありません。
そのため、必ずしも発信内容が正しいとは限りません。

2.プログラミングスクールに通って後悔している人

「プログラミングスクールに通う人はカモだ」と否定的な意見を言う人の中には、実際にスクール選びを誤ったり、期待しすぎたりした人々の失敗談が反映されていることもあります。

①高額な費用を払ったが結果が出なかったケース

プログラミングスクールの中には、数十万円から100万円近くの費用がかかるものもあります。高額な投資をしたものの、受講中に「想像していた内容と違う」「思ったより難しい」と挫折してしまうケースもあります。

特に、事前に自分の適性やスクールの内容をよく調べずに申し込むと、後悔してしまう可能性が高くなります。

結局、卒業後にエンジニアになれず、後悔した経験をSNSで発信しているケースもよくあります。

②エンジニア転職に失敗してしまって前職の方が良かったと考えるケース

プログラミングスクールを卒業し、念願のエンジニアとして転職を果たしたものの、「思っていた仕事と違った」「前職の方が良かった」と後悔してしまうケースがあります。

エンジニアの職種や転職先の業務内容を十分に理解せずに転職してしまうと、ギャップを感じやすくなります。
例えば、「コードを書く仕事がしたかったのに、テスト業務ばかりだった」「思った以上に忙しく、残業が多い」といった理由で不満を抱える人も少なくありません。

また、スクールで学んだ内容が実務では通用せず、「新しい技術をキャッチアップするのが大変」「独学で学び続けるのが苦しい」と感じることもあります。
結果として、前職と比較して「安定していた」「給料が良かった」と思い、転職を後悔してしまうケースもあります。

このような失敗を防ぐためには、スクールがどのエンジニア職への転職に強いのかを事前に把握することが重要です
例えば、ユーザー向けの開発に携わりたいのであれば、Web業界の方が適しているでしょう。
一方で、SI業界は大規模なシステム開発が中心のため、システムを利用するユーザーとの距離が遠くなりがちです。

また、リモートワークを希望する場合は注意が必要です SI業界では客先常駐の案件が多く、リモートワークが難しい環境に置かれることもあります。

さらに、最近では「エンジニア転職」を謳いながらも、実際にはインフラエンジニアへの斡旋がメインとなっている悪質なスクールも存在します。
スクール選びの際には、カリキュラムの内容や卒業生の進路をしっかり確認し、自分の目指すキャリアに合った学習環境を選ぶことが大切です。

「プログラミングスクールに通う人はカモ」と言われる背景には、ネット上の否定的な意見や、実際にスクールをうまく活用できなかった人の経験が影響しています。

しかし、すべてのスクールが無駄であるわけではなく、しっかりと目的を持ち、自分に合ったスクールを選ぶことで、成功へとつなげることが可能です。スクール選びの際には、コストやカリキュラムの内容だけでなく、自身の学習スタイルや目標に合致しているかを見極めることが大切です。

プログラミングスクールにカモにされる人の特徴7選

ここまで、悪意を持ってカモにしてくるプログラミングスクールの特徴を話してきました。
しかし、カモにされる側の人にも特徴があります。

1.とにかく転職に焦っている

転職を急ぐ人は、プログラミングスクールのカモになりやすいです。
たとえば、かつての私のように自営業の収入が減少し、焦りから次の仕事を何とか見つけようとしている人が該当します

金銭的な余裕がなく、気持ちが焦っている場合には、早く次の仕事を見つけなければならないと焦りが生まれてしまいます。
すると、冷静になると引っかからないような「短期間で簡単にエンジニアになれる」といった甘い言葉に惑わされやすくなります。

現職がある人は、仕事を辞めずに働きながらプログラミングを学ぶ方が安全です。
また、学習時間を確保したい人は、フルタイムの正社員は辞めてもアルバイトで収入を維持することをおすすめします

2.スクールに入学すればどうにかなると思っている

プログラミングスクールに入学さえすればエンジニアになれると考える人は、責任を他人に委ねがちで、スクールにとって都合の良いターゲットになりやすいものです。

スキルを身につけるためには、スクールのカリキュラムに取り組む姿勢が重要です。
カリキュラムを進めるだけでなく、自ら学び、課題を解決し、実際に手を動かして経験を積むことが不可欠です。

また、学習には失敗と試行錯誤がつきものです。エンジニアとして成長するには、課題に直面しても諦めずに取り組み続ける姿勢が求められます。

「スクールに入ったから大丈夫」という他責的な考えを捨て、自分の力でキャリアを切り開く覚悟が重要です

3.転職保証や返金保証のような「保証」に飛びつく

転職保証や返金保証といった「保証」に飛びつく人は、プログラミングスクールのカモになりやすいです。

「保証」があると安心感を覚えるかもしれませんが、実態は「会社を選ばなければ転職できる」になっていることがほとんど。つまり、誰でも入社できるような企業への斡旋が中心であり、希望する職種や実務経験を積める環境を得られるとは限りません

例えば、「転職保証付き」と謳っているスクールでは、受講生が希望するエンジニア職ではなく、IT関連の別職種(テクニカルサポートやヘルプデスクなど)への就職を促されるケースがあります。また、保証の適用条件として、「特定の企業群の中から就職先を選ぶこと」が前提になっていることも多く、自分で自由にキャリアを選択できない可能性があります。

「保証」という言葉に惑わされず、その実態をしっかりと確認することが重要です。
スクールを選ぶ際は、保証の詳細条件をよく読み、自分のキャリアにとって本当に価値のある環境かどうかを見極めましょう。
プログラミングスクールを選ぶ際には、転職保証の有無で判断するのはやめた方が良いでしょう

4.学習の負荷を甘く見ている

プログラミングスクールに入れば、簡単にエンジニアになれると考えている人は、カモになりやすいです。
プログラミングは短期間でマスターできるものではなく、継続的な学習と実践が求められます。しかし、「3ヶ月でエンジニア転職可能!」「未経験でも最短1ヶ月でプロになれる!」といったキャッチコピーを鵜呑みにし、スクールに入れば自然とスキルが身につくと考えてしまう人が多くいます。

現実には、スクールのカリキュラムをただこなすだけでは不十分で、自ら学習を深めたり、個人で開発経験を積んだりすることが必要です。

スクールを選ぶ際には、「学習の負荷がどの程度あるのか」「自主学習の時間を確保できるか」もしっかり考えましょう。

例えば、RUNTEQでは一切甘い言葉は使わずに「1000時間」というカリキュラムを用意しています。
さらに、学習期間を9ヶ月に設定しています。
なぜなら、未経験からエンジニアに転職することは甘くないからです。

実践的に1,000時間学ぶから身につく

このように、本当にエンジニア転職を実現できるプログラミングスクールは、学習負荷が大きいため、多くの人には受け入れられにくい傾向があります。
しかし、本当に受講生の人生を変える力があるスクールは、あえて厳しいカリキュラムを提供し、実務で通用するスキルを身につけさせることを重視しています

5.プログラミングを学ぶ目的が曖昧

「とりあえずプログラミングを学べば仕事に困らないだろう」と漠然とした理由でスクールに入る人も、カモにされやすいです。

プログラミングは手段であって、それ自体が目的ではありません。Webアプリを作りたいのか、データ分析をしたいのか、フリーランスになりたいのか、それとも企業に就職したいのか――目的によって学ぶべき言語やスキルセットが大きく変わります。

しかし、「なんとなく将来に役立ちそうだから」という理由でスクールに申し込むと、自分のキャリアビジョンと合わないカリキュラムを受講することになり、結果として後悔してしまいます。

例えば、エンジニア転職を目的としているのに、趣味向けのプログラミングスクールに入ってしまったり、実務で使われる技術を学べないスクールを選んでしまったりするケースもあります。

「なぜプログラミングを学ぶのか?」を明確にし、目的に合ったスクールを選ぶことが重要です。

6.卒業後のキャリアプランを考えていない

プログラミングスクールを卒業することがゴールだと考えている人は、カモになりやすいです。
スクールはあくまで学習のサポートをしてくれる場であり、その後のキャリアをどう築くかは自分次第です。しかし、「スクールを卒業すれば、あとはなんとかなる」と考えてしまうと、思うように転職が決まらず、結果的に後悔することになります。

特に注意が必要なのは、スクールを卒業しても実務レベルに達していないケースです。
エンジニアは、卒業後も継続してスキルアップしなければいけません。しかし、スクールのカリキュラムを終えた段階で満足してしまい、ポートフォリオを作らなかったり、企業の採用基準を満たすスキルを磨かなかったりすると、転職活動で苦戦することになります。

スクール卒業後にどのようなスキルを強化すべきか、どの企業に応募するか、どのようなポートフォリオを作るべきかなど、キャリアプランを具体的に考えておくことが大切です。

7.口コミや評判を鵜呑みにする

スクールの口コミや評判を過信しすぎる人も、カモにされやすいです。

多くのプログラミングスクールは、受講生の体験談や成功事例を強調し、「卒業生の○%がエンジニア転職に成功!」といったデータを前面に押し出します。しかし、こうした数字や口コミの裏には、転職成功の定義が曖昧であったり、スクールにとって都合の良い情報だけが選ばれていたりすることが少なくありません。

また、ネット上の口コミサイトや比較サイトには、アフィリエイト報酬目的の誇張された評価も多く含まれています。
良い口コミが多いからといって、実際に自分に合うスクールとは限らないのです。

スクール選びの際は、公式サイトの情報や口コミだけでなく、以下の点を必ずチェックしましょう。

  • 無料体験や説明会に参加し、カリキュラム内容を実際に確認する
  • 卒業生のリアルな体験談を探し、実際の就職先や業務内容をリサーチする
  • 転職実績の「定義」を確認し、希望する職種への転職が可能かを見極める

冷静な視点で情報を精査し、自分に合ったスクールかどうかを慎重に判断することが大切です。

本当にプログラミングスクールに通う人はカモなのか?

結論として、プログラミングスクールに通うことは決して「カモ」ではありません。
むしろ、適切なスクールを選び、正しく活用すれば、未経験からエンジニアとしてのキャリアを築くための有効な手段となります。その理由を詳しく解説します。

1.昔より未経験からのエンジニア転職の難易度が上がっている

かつては、Webエンジニアになるためのハードルが今よりも低くかったため、独学でもエンジニアになれました。

チュートリアルサイトレベルのポートフォリオでも十分エンジニア転職が可能でした。

しかし現在は、エンジニアを目指す人が増え、企業側もより実務的なスキルを求めるようになっています。そのため、独学だけでどの程度勉強すればよいのかが未経験の人では見積もれなくなってきています。
また、独学だけで到達できないレベルの難易度になっています。

プログラミングスクールの利点は、必要な学習量やスキルセットを明確にし、最短ルートで転職を成功させるための道筋を示してくれること にあります。

らんてくん
らんてくん
企業に採用してもらえるレベルのスキルレベルを知るためにも

2.最新のエンジニア転職情報をもとにカリキュラムをアップデートしているスクールがある

エンジニア業界は日々変化しており、求められるスキルや技術も年々変わっています。

そのため、過去の成功事例に基づいた学習方法だけでは、現在の転職市場では通用しない可能性があります。

未経験からエンジニアへ転職する場合、「エンジニア転職で求められるレベル」がどの程度なのかを正しく把握することが重要です。
独学で勉強をしていると、「一体どこまで勉強すればいいんだろう……」と悩むこともあるでしょう。

一方で、プログラミングスクールのなかには、企業の採用ニーズにあわせて次々にカリキュラムをアップデートしているところもあります。
たとえば、RUNTEQではフロントエンドのニーズにあわせて、最近「TypeScriptで学ぶReactカリキュラム」をリリースしています。

TypeScriptで学ぶReactカリキュラム

一部のプログラミングスクールでは、企業の採用ニーズを定期的に調査し、転職市場に適したスキルセットを提供できるよう、カリキュラムを随時アップデートしています

このような市場の変化に独学で対応するのは難しく、プログラミングスクールを活用したほうが効果的でしょう

3.政策によりプログラミングスクールの受講費用負担が軽くなっている

プログラミングスクールが「カモ」と言われる理由の一つに、「高額な費用がかかる」という点があります。
「プログラミング学習なんて独学の参考書で十分で、スクールに高額な料金を払う人は馬鹿だ」と批判するひともいます。

しかし現在は、「教育訓練給付金」や「リスキリング支援」など、政府が提供する補助制度が充実しており、受講費用の負担を軽減できる仕組み があります。

例えば、教育訓練給付金を活用すれば、受講費用の最大80%がキャッシュバックされる制度もあり、50万円のスクールであれば実質10万円で受講可能 です。
以下は、プログラミングスクールのRUNTEQで給付金を利用した際の実質負担額です。

専門実践教育訓練給付制度利用で最大80%給付
出典:給付金制度 | RUNTEQ(ランテック)

独学でも数万円ですし、参考書をどれだけ勉強したら

結論:プログラミングスクールを適切に活用すれば「カモ」にはならない

プログラミングスクールがすべて無駄というわけではなく、転職市場の変化に適応したスクールを正しく選び、自ら学習する意欲があれば、未経験からエンジニアとしてのキャリアを切り開く有効な手段となります。

ただし、スクール選びを誤ると「カモ」にされる可能性もあるため、次にカモにならないためのプログラミングスクールの選び方を解説します

カモにならないためのプログラミングスクールの選び方

プログラミングスクールを選ぶ際、適当に決めてしまうと、結果的に「カモ」にされてしまう可能性があります。

では、どのようにスクールを選べば失敗を避けられるのでしょうか?
ここでは、プログラミングスクール選びで押さえておくべきポイントを解説します。

1.大手だからと安心しない

大手のプログラミングスクールだからといって、必ずしも質の高い教育が提供されているとは限りません。
多くの人が「大手なら安心だろう」と考えがちですが、実際には以下のようなデメリットがあります。

  • 生徒数が多いため、教育が画一的になりやすい
  • 受講生のサポートに十分なリソースを割けない
  • 現役エンジニアではなく、実務経験のない講師が指導している場合がある

私自身、大手のプログラミングスクールに通いましたが、個別の指導が不足し、学習サポートの質に物足りなさを感じました。

大手だからといって安易に選ばず、カリキュラムの内容や講師の質、サポート体制をしっかり確認することが重要です。

2.転職保証をあてにしない

「転職保証付き」と謳っているスクールは多いですが、すべての人が希望する企業に転職できるわけではありません。
転職保証には以下のような注意点があります。

  • 年齢制限がある(例:30歳以下のみ適用)
  • 転職先の企業はスクールが指定する範囲内で選ばなければならない
  • 保証の条件として、特定の課題の提出や一定期間内の転職活動が求められる

転職保証があるからといって安心せず、転職支援の具体的な内容や紹介先の企業の質を事前に確認することが重要です。
また、転職保証に頼らず、自ら転職市場をリサーチし、求人を探す姿勢を持つことも大切です。

3.学習時間が短いスクールを選ばない

「3ヶ月でエンジニア転職」「未経験から最短1ヶ月でプロに」などのキャッチコピーに惹かれるかもしれませんが、プログラミングは短期間で身につくものではありません。

最低でも1,000時間以上の学習時間を確保できるスクールを選ぶことが理想です。
最近は、未経験者に求められるスキルの基準が高くなっており、短期間の学習では現場で通用するレベルに達しない可能性が高いです。

エンジニア転職を本気で考えているなら、長期的な学習計画を立て、基礎からしっかり身につけられるスクールを選ぶことが成功の鍵 となります。

4.カリキュラムのアップデートがないスクールを選ばない

プログラミングの世界は日々進化しており、新しい技術やツールが次々と登場しています。
そのため、カリキュラムの更新がされていないスクールでは、実務で求められる最新スキルを学べず、転職後に苦労する可能性が高くなります。

チェックすべきポイント:

  • 最新の言語やフレームワークがカリキュラムに含まれているか
  • 卒業生がどのようなスキルを身につけ、どの企業に就職しているか
  • 業界のニーズに合わせたアップデートが定期的に行われているか

スクールの公式サイトやプレスリリースを確認し、カリキュラムの最新性をチェックするのがおすすめです。

5.講師が現役エンジニアのスクールを選ぶ

スクールの講師が現役エンジニアであるかどうかは、学習の質に大きく影響します。
現役エンジニアであれば、最新の業界トレンドや実務でのノウハウを学べるため、転職後の即戦力としてのスキルを身につけやすくなります。

しかし、中には現役エンジニアではなく、実務経験のない講師が指導しているスクールも存在します。

スクールを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。

  • 講師の経歴や実績を公式サイトで確認する
  • マンツーマンサポートがあるかをチェックする
  • 質問への対応スピードやサポート体制を比較する

現場のノウハウを学べるスクールを選ぶことで、より実践的なスキルを習得できます。

6.形だけのポートフォリオサポートを避ける

最近では、多くのプログラミングスクールがポートフォリオ作成のサポートを提供していますが、形だけのサポートでは実務に通用するポートフォリオは作れません。

本当に効果的なポートフォリオサポートがあるかどうかを確認するには、以下のポイントをチェックしましょう。

  • テンプレートではなく、オリジナルの開発ができるか
  • 実際に就職活動で使えるレベルの作品が作れるか
  • 企業のフィードバックをもとにブラッシュアップできるか

無料体験や説明会で、ポートフォリオのサポート体制について詳しく質問してみるのがおすすめです。

7.いきなり仕事を辞めることを勧めるスクールを選ばない

「仕事を辞めて短期集中で学習すれば転職できる」と勧めるスクールには注意が必要です。

「仕事を辞めて学習にフルコミットすること」と「転職保証」は、非常に相性が良い仕組みです。
しかし、短期間でスキルが身につかず、転職がうまくいかなかった場合、経済的に追い込まれ、本来希望していなかったブラック企業や劣悪な環境の会社に就職せざるを得なくなる ケースも少なくありません

特に、まだ本格的にプログラミング学習を始めていない人は、仕事を辞める前に慎重に計画を立てることが重要です。
学習期間は思った以上に長くかかるため、まずは現職を続けながら学習を進め、ある程度のスキルが身についてから転職を考えるのが安全な選択となります。

本当に実力がつくプログラミングスクールRUNTEQ

僕がプログラミングスクールRUNTEQの記事を書いている理由は、プログラミングスクールで辛い経験をした僕自身が、「RUNTEQに通ってさえいれば…」と思ったからです。

RUNTEQは、一般的なプログラミングスクールと比べて受講期間が長く、カリキュラムも実践的かつ難易度が高いのが特徴です。
さらに、単に答えを教える形式ではなく、現場と同じようにプルリクエストを送り、自力で正しいコードに辿り着く力を養う仕組みになっています。

そのため、RUNTEQで学んだ人は、オリジナルアプリ(ポートフォリオ)開発の際に、他のスクールの受講生とは一線を画す、圧倒的なクオリティの作品を作っていることが多いのです。

RUNTEQ卒業生のポートフォリオ集はこちら

1,000時間の学習をやり遂げ、本当の実力を身につければ、Webエンジニアへの転職は高い再現性をもって実現できます。

本気で転職を目指す方は、ぜひRUNTEQを検討してみてください。

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