SI業界の多重下請け構造を経験したインフラエンジニアの田中さんは、Web系スタートアップの業務内容に憧れフリーランスから転身。RUNTEQ(ランテック)の決め手は卒業生も在籍するコミュニティで、他の受講生と技術的な知識の共有や就職活動の悩みを相談することも。内定4社という結果の裏側には採用担当者も驚くレベルの高いポートフォリオの作成がありました。【卒業生インタビューvol.18】※RUNTEQ学習期間は20年10月-2021年3月の5ヶ月間
インフラエンジニアが技術領域を広げるためにRUNTEQへ
Q. 経歴とエンジニアを目指すきっかけを教えてください。
僕は小学生の時からパソコンを触るのが好きで、エンジニアになりたいなと思っていました。
オンラインゲームで遊んでいたら、自然とタイピングも早くなって(笑)
ずっと機械を触ることが好きな気持ちは変わらなかったのですが、大学は文系の学部に入学したため、卒業後にIT系の企業に就職しようと決めていました。
そのまま就活ではIT系企業しか受けませんでした。
大学卒業後、新卒でSl企業に入社しインフラエンジニアをしていました。
就職したSIerでは設計から開発まで携わることができ、とても楽しくいい経験ができました。
その後フリーランスになり、引き続きインフラエンジニアをやっていました。
Q. フリーランスのインフラエンジニアから、なぜWebエンジニアを目指そうと考えたのでしょうか?
フリーランスで多重下請け構造を経験し、このままエンジニア人生を終わらせたくないなと思っていました。
さらに、好きなインフラをやりながらバックエンドにも携わりたいという思いがずっとありました。
少人数のスタートアップ企業で幅広い業務の経験や、サービスをグロースさせる経験をしてみたいと思いました。
Q. 田中さんは会社員とフリーランスどちらもご経験されていますが、よければそれぞれの印象をお聞かせください。
会社員とフリーランスの大きな違いは裁量権だと思います。
フリーランスはあくまで業務委託で、業務の中で必要な技術提供をしているわけです。
つまり他の業務に関しては裁量権がありません。サービス全体のことに関わりたい場合は、やはり会社員の方をお勧めします。
技術だけを極めたいのであればフリーランスになることも一つの選択肢かもしれませんね。
ただ10年後のキャリアのこともしっかり考えて決めた方が良いと思います。
Q. プログラミングスクールに通おうと思った理由は何ですか?
モチベーション管理のためですね。
一人で勉強をしても、飽きずに続けられる自信がなかったのでスクールに通おうと思いました。
Q. RUNTEQを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
プログラミングスクールは8校ほど見ました。
カリキュラムの難易度が高いスクールに入学したかったので、RUNTEQが候補に挙がりました。
僕は将来起業したいと考えているので、スタートアップ企業に入社してサービスを徐々に大きく育てる経験をしてみたかったんです。
RUNTEQは自社開発のスタートアップ企業に就職する方が多いと聞いて入学を決めました。
また、長年起業をしたいという思いはあったものの、自分には一緒に起業できるような仲間がいないことが悩みでした。
プログラミングスクールで将来長く付き合える仲間も作りたいという気持ちもありました。
受講生も主体的に参加できる活発なコミュニティ
Q. 受講期間中はどのように学習しましたか?
カリキュラムは少し難しく時々苦労しましたが、楽しく勉強出来ました。
最終的にどれぐらいの時間勉強したのかあまり覚えていないのですが、1日12時間、週5で勉強していました。
カリキュラム以外ですと、応用編前にチェリー本にも取り組みました。
また、ポートフォリオのサービス(VIMATE)は3週間ぐらいで実装したのですが、その時は1日平均15~16時間ぐらい、長い時で20時間集中して取り組んでいましたね。
完成後にすぐ就活を行ったので、今ようやく落ち着いた休みを取れています。
Q. 受講中一番印象に残っていることはありますか?
コミュニティですかね。
RUNTEQではDiscordなどを使った他の受講生との交流がすごく盛んで、何人か知り合えるどころか、何十人と知り合えるような雰囲気があります。
気が付いたら本当に色々な方と仲良くなっていましたね。
Q. 実際にコミュニティでどのようなことをしましたか?
Discordでは他の受講生の方とくだらないプライベートの話から、ポートフォリオの相談まで本当に色々な話をしました。
息抜きでDiscordに行くと、他の受講生の方からインフラのことについて質問を受けることもありました。
そうして質問を受けているうちに、他の受講生の方にとってインフラのイメージは湧きづらいものだと気づきました。
そこでRaspberry Piを持ち寄ってインフラについて教え合う会を主催しました。
仲良くなった方が8人ほど集まってくれて、中には滋賀からわざわざこのために来てくれた方もいて嬉しかったですね。
Q. 田中さんをそこまで引き付ける、インフラの魅力とはなんでしょうか?
インフラはアーキテクチャが大切で、すべての構成が上手く動くことで動作していると思っています。
一つずつ試しながら、組み立てていくことが面白いと思っています。
つくりこんだポートフォリオで内定4社
Q. 内定先と就職活動期間を教えてください。
就職期間は書類作成から最終の内定受諾まで1カ月と1週間程度です。
Wantedlyメインで23社ほど応募して、選考に進んだのが9社、そのうち4社から内定を頂きました。
内定を頂いた企業はフード関係の企業で、バックエンドとインフラ周りの仕事に携われる予定です。
社内のエンジニアは4人程度と聞いています。
Q. 企業選びはどのように行いましたか?
僕は業界や事業内容に特にこだわりがありませんでした。自分の直感で「面白そう」だと思った企業をとにかくリストアップしていきました。
特に、企業理念や事業が自分と重なるところが多いか、事業が伸びそうか、事業が伸びなくても自分が面白く感じられる企業であるか、などを考えながら整理しました。
Q. 選考中はご自身のどのようなところが評価されたと思いますか?
まずはやはりインフラに携わってきたところが評価されたと思います。
もちろん自分もインフラには死ぬ気で取り組んできたので、しっかり評価していただけて良かったです。
そしてポートフォリオとして作成した「VIMATE」に関しては、面接で毎回話題にして頂きました。
面接官の方もよく見てくださっていて、そこも評価して頂けたと思います。
Q. RUNTEQの就職サポートの内容はどうでしたか?
就活中はキャリアアドバイザーの方に本当によくサポートして頂きました。
就活に関する小さな悩みから添削など幅広くご教示頂き、大変助かりました。
また最終的にどの企業に行くかを迷っている時に、校長の菊本さんに直接相談できたのが良かったです。
校長の菊本さんはCTOも起業も経験されていて、将来自分が目指す立場に近く、本当に参考になるお話を聞くことができました。
RUNTEQのコミュニティには卒業生の方も残っているので、すでにWebエンジニアとしてのキャリアをスタートさせている先輩にも話が聞けて良かったです。
先輩方が僕が何をやりたいのかという話を親身に聞いてくださったおかげで、スタートアップ企業でやっていきたいという気持ちを再度自覚することができ、本当に感謝しています。
Q. 今後エンジニアを目指す、特にインフラを行っている方々へアドバイスをお願いします。
1から積み上げていくことは遠回りの様に感じるかもしれませんが、案外近道だったりすると思います。
億劫にならずに一つずつ問題を解消していくことが大事だと思います。四則演算を飛ばして、積分を解くのは難しすぎると思います。
編集後記
今回も貴重な卒業生のインタビューをお届けしました。いかがでしたでしょうか?
田中さんはインフラエンジニア経験者ではありましたが、さらなるスキルアップのためRUNTEQに通うことを決め、見事ご自身の希望を叶えてスタートアップへ転職を成功させました。
インフラだけでなく、プログラミングそのものを心から楽しむ田中さんの様子が伝わっていると嬉しいです。
また田中さんはyoutubeでもインタビューを受けて頂いています!
生の声を聞きたいという方はぜひ、こちらも合わせてご覧くださいね。
RUNTEQでは受講生の間でも田中さんのようなギブ&テイクの精神が広がりつつあります。
受講生・卒業生・現役エンジニアの垣根を越えて活性化し続けるコミュニティで、あなたもWebエンジニアを本気で目指してみませんか?
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