30代未経験から建設系の自社開発企業にWebエンジニアとして転職した中川さん。月100時間の学習を仕事とどう両立させたのか、面接でも話題となった趣味を生かしたWebアプリ開発、技術力とカルチャーマッチが評価された就職活動、入社後の柔軟なリモートワークの様子など、RUNTEQ受講期間中から就職後のことまで詳しくお話をお聞きしました。
【プログラミングスクールRUNTEQ卒業生インタビュー vol.63】※RUNTEQ学習期間は2021年8月-2022年4月
仕事と趣味を通じ、プログラミングに興味を抱き始めた
Q.Webエンジニアを目指したきっかけを教えてください。
大学卒業後はドラッグストアと量販店で販売員を経験し、その後コールセンターに転職しました。
コールセンターではスーパーバイザーというメンバーの取りまとめ役を担当していましたが、多くの業務が紙で管理されており、手間も時間もかかることに日々疑問を感じていました。
そんな中、自分の業務だけでも効率化しようと、Excel VBA(Visual Basic for Applications)を使ってタスク管理表を作ったんです。色々調べながら実装したのですが、その過程がすごく楽しく、「パソコンで自動化する」ということに興味が湧きました。
また趣味でバンド活動をしており、ホームページを作ったところかなり面白くて。「Webエンジニアとして働いてみたい」と思い、独学でプログラミング学習を始めました。
まずはProgateでHTMLやCSS、jQuery、Ruby、Railsを触ってみました。Railsは、労力を割かなくても「それっぽい」のを作れることに感動しましたね。
仕事と趣味でパソコンをいじったことで、もっと知識を深めたいと考え、スクールで本格的に学ぶことを決意しました。
仕事との両立のポイントは「月100時間」の捉え方
Q.数あるスクールの中、なぜRUNTEQを選んだのですか?
コミュニティが活発であることが大きな理由です。自分と同じ目標を持つ受講生と交流を持ち、切磋琢磨したいと考えていました。
また説明会でRUNTEQの担当者が「プログラミングの勉強は簡単ではない」と厳しめな話をしてくれたことも決め手です。多くのスクールが「誰でもエンジニアになれるよ」というスタンスだっただけに、地に足がついた話はかなり心に沁みました。
また、スクールの検討段階で32歳だったので、年齢的にも前職を辞めるのはリスクが高いと考え、働きながら学ぶことを選びました。
Q.入学後、ギャップはありましたか?
ほとんどなかったです。ただDiscordやMattermostといったコミュニケーションツールはそれまで使ったことがなかったので、慣れるまでは2週間くらいかかりましたね。
Q.コミュニティーは活用できましたか?
RUNTEQを選んだ理由でもあるだけに、コミュニティには積極的に参加していました!
もともと人見知りな性格だったのですが、自分としてはかなり頑張った方かと思います。懇親会では受講生と音楽の話で盛り上がり、すぐ打ち解けられました。
受講期間中はイベントにも積極的に参加しました。
特に印象的だったのは、Vimの勉強会です。「ターミナル上で多くのことが完結する」という学びは本当に貴重でした。大きな武器を得られた時間でしたね。
Q.学習はスムーズに進められましたか?
最初は詰まってばかりで、相当しんどかったです。ですが、「わかると嬉しい」という気持ちが「辛い」よりも上回っていたので続けられました。
また70〜80%くらい理解できたら次に進む…というスタイルで、完璧を求めずに学習していたことが良かったのかもしれません。
Q.働きながら学習したポイントを教えてください。
シフト制で、早番遅番がある仕事だったので、遅番の日は朝多めに、早番の時は夜多めに勉強していました。
また、会社の休憩室にマッサージチェアがあるので、昼休みにはそこで寝転がりながらパソコンを開いていましたね。
勉強時間を「月100時間」と設定していたこともポイントです。
これだと仮に1日1時間しかできなかったとしても「他の日に勉強すればいい!」と割り切れるので、気楽な気持ちでいられました。
趣味のバンドをWebアプリにして就活で成功
Q.就活で活用したWebアプリについて教えてください。
“デスボイス”をテーマとしたアプリを作成しました。ブラウザで自分の声を吹き込んでデスボイスを作り、楽曲に合わせて楽しむという内容です。
面談で講師から、Webアプリのテーマは「自分がずっと続けてきたことを活かすのが良い」とアドバイスしてもらえたことがきっかけです。趣味であるバンドをテーマとすれば僕らしさが出るかなと思い、選びました。
Q.アプリ制作で苦労した点を教えてください。
音声の録音をする際、楽曲と合体させて1つのデータにまとめるのが大変でした。
JavaScriptで実装したのですが本当に難しかったです。RUNTEQ卒業生である先輩が手がけた「すいませんチェッカー」をかなり参考にしましたね。
リリース後1か月で、PVは約1000、ユーザー数は約120となりました。
Q.就活でアプリは話題になりましたか?
面接では必ず「バンドをやっていたの?」とか「何でこれ作ろうと思ったの?」と必ず聞かれましたね。
最終面接という緊張するシーンでも、アプリが話題になったことで和やかな雰囲気に一変したのも印象的でした。
好きなものをテーマにしたことで、どこの面接でも盛り上がったので大正解だったと思います。
Webアプリとカルチャーマッチが評価され内定獲得!
Q.就活の軸を教えてください。
「働く人をより働きやすくするサービスを手がける会社」を軸に進めました。業界は絞らなかった一方、ほとんどがtoB向けのサービスでしたね。
60社くらいに応募し、そのうちの3割くらいに面接に進み、2社から内定をもらいました。
Q.就職した企業について教えてください。
建設テック領域の自社開発企業です。図面管理や帳票作成などをIT化することで、建設現場での業務を効率化するシステムを開発しています。
Q.就職した決め手は?
自分の軸に合致していたこと、また選考中きちんと自分に向き合ってもらえたことが大きな理由です。
最終面接では本社のオフィスツアーも実施され、大変丁寧な対応をしてもらえたうえ、開放的な雰囲気を感じたのも決め手となりました。
Q.内定が決まった理由はズバリ何だと思いますか?
オファー面談の時に「音声系アプリという複雑なロジックをキャッチアップしていたことが評価の対象となった」と話していただけました。
あと自分で言うのもなんですが、私の人間性についても褒めてもらいました。上手くカルチャーマッチしていたのだと思います。
RUNTEQのおかげで入社後の環境にもギャップなし
Q.入社されて、どのような印象ですか?
まだ2週間なので全てを把握できていませんが、想像以上に自由な社風という印象を受けます。自走力は間違いなく求められると思いますね。
社内のコミュニケーションは主にSlackやTimesを活用しています。環境構築で悩んだ時などは、Timesで「ここで詰まっています」と書けば、すぐに誰かが返信してくれますね。
RUNTEQでTimesに慣れていただけに、エンジニアカルチャーにすんなり入れたと感じます。
Q.就職されて、生活スタイルに変化はありましたか?
リモートワークが中心になったのが大きな変化です。昼休みに家の中でご飯を食べられるのでとても楽です。あと洗濯物を取り込んだり、ちょっとした家事ができるのがもはや感動レベルでした。
リモートワークは人によっては「孤独感を感じる」という人もいるようですが、僕はもともと籠りがちなタイプなので、上手くフィットしていますね。
Q.現在どのような業務を行っていますか?できる範囲で大丈夫なのでぜひ教えてください!
現行プロダクトのリニューアルアプリの開発に取り組んでいます。
RailsやLaravelを使用したバックエンド開発がメインの業務ですが、Nuxt.jsによるフロントエンドの開発なども任せてもらっています。
Q.RUNTEQで学んだことで活かせていることはありますか?
Ruby on Railsを主に業務で使用しているので、カリキュラムで学んだことは存分に活用できているなと実感しています。
カリキュラムの中には既存のRailsアプリのバグ修正や機能追加、RSpecを使ったテストの追加など現場を想定した課題もあり大変役に立ちました。
現場に入ってからも大きなギャップを感じずに日々のタスクに取り組むことができています。
学習で苦しい時は、最初の自分に立ち返ることが大事
Q.これからRUNTEQでエンジニアを目指す人にアドバイスをお願いします。
勉強を続ける中では躓いたり、苦しんだり、別のことに興味が湧き出てしまったり、困難は色々あるでしょう。
そんな時は「RUNTEQに入学しよう」と決めた時の自分に立ち返ることが1番の解決策だと思います。
「なぜエンジニアに転職したいのか?」「何のためにプログラミングを学ぶのか?」という過去の自分を振り返れば、自ずと道は開けると考えます。ぜひ前向きに頑張ってください!
編集後記
いかがでしたでしょうか?
中川さんは、30代かつ業界未経験でありながら、仕事と勉強をしっかり両立させ、見事Webエンジニア転職を成功させました!
その裏には、RUNTEQでのコミュニティ活動や、個性豊かなWebアプリの開発が欠かせませんでしたね。
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